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第446話 会談開始
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エレベーターを設置して一時間後、いきなり呼び出しがかかった。
「シュウ様、エレベーターでしたか? 荷物を積んだら、それが動かなくなったのですが、壊れてしまったのでしょうか?」
「一時間経ったから、止まっただけじゃないか? 簡単に壊れないと思うから、ちょっと調子を見てみるわ」
何故エレベーターが止まったのだろうか? 時間以外なら、ボタンを押すように言ったのだが……荷物を積んでもらい昇降試運転をしてもらう予定だったな、上で荷物を積んで降ろしたまでは良かったけど、上がらなかった……あっ! そういう事か。
「みんなエレベーターの中の荷物を、半分くらいにしてもらっていいかな?」
使用人たちが頭の上にハテナを浮かべながら、荷物を降ろし始めた。半分荷物を降ろしおえたら、
「よっし、もう一度あげてみよっか」
ボタンを押して動く様子を見てみる。
「お、やっぱり上がったな。何も入ってない時に比べて遅いってことは、力が純粋に足りないってことだな。安全面を考えるなら。箱の天井の四隅に滑車をつけて同時に巻き上げるか?
そうすれば一つが不調になっても、あげる事は可能だしな。四隅に滑車をつけてっと、四個のモーターも連動させて、同じ速度で引き上げれるように同期させておけば問題ないだろ」
俺がブツブツ独り言を知っているのを、使用人たちは何も理解できていないため、激しく混乱している様子だ。
妻たちはしっかりと勉強しているため、今回何故動かなかったかよくわかっているようだ。
簡単な話だ、重すぎて持ち上がらなかっただけなのだ。この世界の人間は、それがよくわかっていないようだ。それもそのはず、そもそもの何でエレベーターが動いているのかも、よくわかっていないのだから、なぜ止まったかまで考えが回っていないのだ。
後は、積み込みすぎると、バランスを取っている重りの効果があっても意味がないんだな。
「なんだ、そのうち勉強する機会を設けるから、その時にしっかり学んでくれ」
動力を四倍にしたので、エレベーターの中に荷物を満載しても、問題なく動いてくれた。もしこれでもダメになるなら、モーターに使った魔核を増設したり、滑車を倍にしてもいいかもな。ワイヤーは長くなるけど必要な力が減るから、遅くても持ち上げられるしな。
することは終わった! 片付けをしようとしたら、使用人たちに仕事をとらないでくれ! と泣き付かれてしまったので、何もせずに片付けを任せる事にした。
上にあがっていくと食事の時間のようで、この家専属のブラウニーの一人が呼びに来ている。スカーレット達の教育のたまものだろうか、ディストピアにいるメンバーと変わりなく対応してくれている。
ご飯の味は何か気持ち落ちる気がする。場所のせいなのか、作っているメンバーの影響なのか? 疑問は絶えないが、普通にうまいので誤差の範囲だろう。
食事が終わる頃に帝国の特使が到着したようだ。今日中に来ることが分かっていたので、宿を一軒借り切っている。一応失礼のないように、宿で対応する人間はこちらで準備した。厨房はさすがに勝手にすることはできないので任せているが、食材や調味料、レシピ等は提供している。
レシピに関しては藪蛇かなとも思いつつ提供したのだが、新しい調味料を使用しているレシピなので反対に喜ばれた。料理人だけあって、香辛料をなめてレシピでどんなものができるか、イメージができる様で感謝された。
ちなみに借り切ったのは、高級ではなかった宿だがコックの腕がいいとの事でそこを選んでいる。一週間ほどの準備期間で、外観は変わっていないが、内装は全く別物になっている。この費用は全部俺持ちで、今後は品格のある宿として頑張ってもらう手はずになっている。
宿の従業員にはブラウニーたちの研修を受けてもらう予定だ。その間の給金はもちろん俺持ち! 有象無象から刈り取ったお金なので、出来るだけ使って市場に流さないとな。意識して使わないと金が増えるから困ったもんだ。
飯も食ったし、お風呂も入った、後は寝るだけだな。
この家ももちろんディストピアに合わせて作っているので、お風呂は完備されている。
使用人たちの中には住み込みの人間も多かったので、寮みたいなものを建てているが、そっちにはお風呂は無い。使用人たちのお風呂の時間は、十八時から二十四時以外の時間で入れるようにした。十六時から十八時は、浴室清掃の時間なので入れないけどな。
これでいいのかとも思わなくもないが、入れるだけでもすごい事なので、気にする必要はないと言われた。
俺はそんなもんなんだと、使用人から聞いて納得してみた。心の中では二ヵ所もお風呂があったら、洗うのがめんどくさいからじゃない?とか思ったりもした。
使用人たちの裏の事情で、お風呂=お金がかかるものと考えられていて、お風呂を二つも維持するお金で、自分たちの給金が減らないようにと考えているらしい。
高いか……魔道具や魔術師で維持しようとすれば高いのだが、俺のクリエイトゴーレムで作られた風呂だと、魔石が三つもあればできてしまうのだ。日本の一般的なサイズのお風呂であれば、Fランクの魔石三つで問題ないのだ。
広いお風呂になれば、それなりに良い魔石を使うか魔石をたくさん使わないと、入れるのに時間がかかる。今回は、Cランクの魔石を使っている。一定の温度に保つために、四つ目の魔石を使い、湯船の中に入っているお湯を、一定の温度に保つという情報を書き込んで魔核にしている。
どうでもいい事を考えながら眠りにつく。
今日はなぜか自分で目が覚めなかったので、妻に起こされた。キスで起こしてもらうなどという、甘い起こし方ではなく、俺の寝起きが悪かったため強制的に体を起こされ、着替えさせられて両脇を抱えられて食堂へ向かう。
「みんな、おはよう。ではいただきます」
と、俺の挨拶をするとみんなが食事を始める。
食事が終わるとアンソニに呼ばれて、アンソニの執務室に向かう。
「呼ばれたから来たけど、何かあったのか?」
「いえ、今日の予定を確認しておこうと思いまして、あれは読んでもらえましたか?」
「あ~読んだよ、簡単に言えば、お前たちが全部決めるから、意見を求められても相談したいからと言って、一旦休憩という名の作戦会議に持ち込めってやつだろ?」
「大まかはそうですが、どういう風に話を進めていくか内容は?」
「確か、今までの不法行為に対する他の街への損害賠償は帝国持ち、領土は出来るだけ広く切り取り領土には壁を設置する。帝国民が許可なく壁の中に入ったら奴隷落ち、許可があっても不法行為があった場合は奴隷落ち。後は……肉の手に入る森は中立地帯とするくらいだったか?」
「そうですね、だいたいあっています。基本は私たちが進めますので、よろしくお願いします。ただ許せないことがあったら、怒ってくださってかまいませんので、よろしくお願いします」
「怒っていいのか?」
「もちろんです。帝国を潰せる人物が怒っているというのは、最強の切り札になりますので」
「そういうものなんか?」
「そうなんですよ、そろそろ特使の方が来ますので、先に行って対応してきます。準備が出来たら呼びます。よろしくお願いします。後、服は着替えてくださいね」
そういうとアンソニは特使を迎えるために、玄関へ向かっていった。俺は一応正装に着替える。といっても、冒険者風で金がかかっているように見える装備を身に着けている。
着替えてしばらくすると、使用人が呼びに来たので会談の行われる部屋へ向かって歩いていく。
扉をあけてもらい中へ入ると、部屋の中の人間が全員頭を下げていた。どういうこと?
「シュウ様、エレベーターでしたか? 荷物を積んだら、それが動かなくなったのですが、壊れてしまったのでしょうか?」
「一時間経ったから、止まっただけじゃないか? 簡単に壊れないと思うから、ちょっと調子を見てみるわ」
何故エレベーターが止まったのだろうか? 時間以外なら、ボタンを押すように言ったのだが……荷物を積んでもらい昇降試運転をしてもらう予定だったな、上で荷物を積んで降ろしたまでは良かったけど、上がらなかった……あっ! そういう事か。
「みんなエレベーターの中の荷物を、半分くらいにしてもらっていいかな?」
使用人たちが頭の上にハテナを浮かべながら、荷物を降ろし始めた。半分荷物を降ろしおえたら、
「よっし、もう一度あげてみよっか」
ボタンを押して動く様子を見てみる。
「お、やっぱり上がったな。何も入ってない時に比べて遅いってことは、力が純粋に足りないってことだな。安全面を考えるなら。箱の天井の四隅に滑車をつけて同時に巻き上げるか?
そうすれば一つが不調になっても、あげる事は可能だしな。四隅に滑車をつけてっと、四個のモーターも連動させて、同じ速度で引き上げれるように同期させておけば問題ないだろ」
俺がブツブツ独り言を知っているのを、使用人たちは何も理解できていないため、激しく混乱している様子だ。
妻たちはしっかりと勉強しているため、今回何故動かなかったかよくわかっているようだ。
簡単な話だ、重すぎて持ち上がらなかっただけなのだ。この世界の人間は、それがよくわかっていないようだ。それもそのはず、そもそもの何でエレベーターが動いているのかも、よくわかっていないのだから、なぜ止まったかまで考えが回っていないのだ。
後は、積み込みすぎると、バランスを取っている重りの効果があっても意味がないんだな。
「なんだ、そのうち勉強する機会を設けるから、その時にしっかり学んでくれ」
動力を四倍にしたので、エレベーターの中に荷物を満載しても、問題なく動いてくれた。もしこれでもダメになるなら、モーターに使った魔核を増設したり、滑車を倍にしてもいいかもな。ワイヤーは長くなるけど必要な力が減るから、遅くても持ち上げられるしな。
することは終わった! 片付けをしようとしたら、使用人たちに仕事をとらないでくれ! と泣き付かれてしまったので、何もせずに片付けを任せる事にした。
上にあがっていくと食事の時間のようで、この家専属のブラウニーの一人が呼びに来ている。スカーレット達の教育のたまものだろうか、ディストピアにいるメンバーと変わりなく対応してくれている。
ご飯の味は何か気持ち落ちる気がする。場所のせいなのか、作っているメンバーの影響なのか? 疑問は絶えないが、普通にうまいので誤差の範囲だろう。
食事が終わる頃に帝国の特使が到着したようだ。今日中に来ることが分かっていたので、宿を一軒借り切っている。一応失礼のないように、宿で対応する人間はこちらで準備した。厨房はさすがに勝手にすることはできないので任せているが、食材や調味料、レシピ等は提供している。
レシピに関しては藪蛇かなとも思いつつ提供したのだが、新しい調味料を使用しているレシピなので反対に喜ばれた。料理人だけあって、香辛料をなめてレシピでどんなものができるか、イメージができる様で感謝された。
ちなみに借り切ったのは、高級ではなかった宿だがコックの腕がいいとの事でそこを選んでいる。一週間ほどの準備期間で、外観は変わっていないが、内装は全く別物になっている。この費用は全部俺持ちで、今後は品格のある宿として頑張ってもらう手はずになっている。
宿の従業員にはブラウニーたちの研修を受けてもらう予定だ。その間の給金はもちろん俺持ち! 有象無象から刈り取ったお金なので、出来るだけ使って市場に流さないとな。意識して使わないと金が増えるから困ったもんだ。
飯も食ったし、お風呂も入った、後は寝るだけだな。
この家ももちろんディストピアに合わせて作っているので、お風呂は完備されている。
使用人たちの中には住み込みの人間も多かったので、寮みたいなものを建てているが、そっちにはお風呂は無い。使用人たちのお風呂の時間は、十八時から二十四時以外の時間で入れるようにした。十六時から十八時は、浴室清掃の時間なので入れないけどな。
これでいいのかとも思わなくもないが、入れるだけでもすごい事なので、気にする必要はないと言われた。
俺はそんなもんなんだと、使用人から聞いて納得してみた。心の中では二ヵ所もお風呂があったら、洗うのがめんどくさいからじゃない?とか思ったりもした。
使用人たちの裏の事情で、お風呂=お金がかかるものと考えられていて、お風呂を二つも維持するお金で、自分たちの給金が減らないようにと考えているらしい。
高いか……魔道具や魔術師で維持しようとすれば高いのだが、俺のクリエイトゴーレムで作られた風呂だと、魔石が三つもあればできてしまうのだ。日本の一般的なサイズのお風呂であれば、Fランクの魔石三つで問題ないのだ。
広いお風呂になれば、それなりに良い魔石を使うか魔石をたくさん使わないと、入れるのに時間がかかる。今回は、Cランクの魔石を使っている。一定の温度に保つために、四つ目の魔石を使い、湯船の中に入っているお湯を、一定の温度に保つという情報を書き込んで魔核にしている。
どうでもいい事を考えながら眠りにつく。
今日はなぜか自分で目が覚めなかったので、妻に起こされた。キスで起こしてもらうなどという、甘い起こし方ではなく、俺の寝起きが悪かったため強制的に体を起こされ、着替えさせられて両脇を抱えられて食堂へ向かう。
「みんな、おはよう。ではいただきます」
と、俺の挨拶をするとみんなが食事を始める。
食事が終わるとアンソニに呼ばれて、アンソニの執務室に向かう。
「呼ばれたから来たけど、何かあったのか?」
「いえ、今日の予定を確認しておこうと思いまして、あれは読んでもらえましたか?」
「あ~読んだよ、簡単に言えば、お前たちが全部決めるから、意見を求められても相談したいからと言って、一旦休憩という名の作戦会議に持ち込めってやつだろ?」
「大まかはそうですが、どういう風に話を進めていくか内容は?」
「確か、今までの不法行為に対する他の街への損害賠償は帝国持ち、領土は出来るだけ広く切り取り領土には壁を設置する。帝国民が許可なく壁の中に入ったら奴隷落ち、許可があっても不法行為があった場合は奴隷落ち。後は……肉の手に入る森は中立地帯とするくらいだったか?」
「そうですね、だいたいあっています。基本は私たちが進めますので、よろしくお願いします。ただ許せないことがあったら、怒ってくださってかまいませんので、よろしくお願いします」
「怒っていいのか?」
「もちろんです。帝国を潰せる人物が怒っているというのは、最強の切り札になりますので」
「そういうものなんか?」
「そうなんですよ、そろそろ特使の方が来ますので、先に行って対応してきます。準備が出来たら呼びます。よろしくお願いします。後、服は着替えてくださいね」
そういうとアンソニは特使を迎えるために、玄関へ向かっていった。俺は一応正装に着替える。といっても、冒険者風で金がかかっているように見える装備を身に着けている。
着替えてしばらくすると、使用人が呼びに来たので会談の行われる部屋へ向かって歩いていく。
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