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第419話 隠し通路の先
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闇魔法を解いてからリーダーに要済みだと伝えると、早く殺せ! と喚き散らした。一度洗脳したからか、自分の状況を見ても意外に冷静にそんなことを言っている。いや、こんな状況だから殺せって言ってるのか?
「さて、状況はわかったが、お前らをそのまま地上に連れて行くわけにはいかなくなったな。おそらくお前らをギルドの職員や衛兵に突き出しても、俺たちが犯罪者として扱われる可能性が高いからな。さてどうしたものか?」
「あと腐れなく、殺しておいた方が良いのではないかな?」
レイリーからの助言があり、それらを聞いた迷賊たちは慌てて何かわめきだした。俺たちにそんなことを聞く必要は、全くないから放置だ。
「あれを奪取した後なら、問題なく外に出られるんだけど……こいつらを外に連れてって、どうするかって問題もあるよな。どうやっても使い物にならなそうだし、殺したほうが楽か?」
また迷賊が騒ぎ出したので、スカルズたちに合図を送ると腹部に蹴りを入れていった。多少静かになったので話を続ける。
「みんなはどう思う?」
「人のこなそうな部屋に放り込んで、入り口に蓋をして閉じ込めておけば、よくないですか? あれがある所までたどり着ければ、なんとでもなると思いますので、動けないようにだけしておけば問題ないと思います」
他にもいくつか意見は出たが、キリエから出た意見が一番良さそうだったので採用した。ギルドで買った地図を見てどん詰まりの部屋へ向かう事にした。スカルズたちやレイリーに、引きずられている迷賊たちが騒いでいる。
到着すると、いきなりあたりをひいてしまったようだ。巧妙に隠しているようだが、明らかに地図に書かれていないエリアがある、隠し通路を発見する。副リーダーを連れてきて、
「これが、お前の言っていた地図に書かれていないエリアに続く道か?」
「そうだ……」
こいつもしかして、俺たちがここに連れてくることを、予想していたんじゃないか? それで俺らがいなくなってから、逃げようとしてた?
「スカルズたち、ちょっと偵察いってきてくれないか? この先にこいつらの仲間がいると思うから、幹部みたいな人間以外は、殺していいからたのむ。レイリーも指揮官としてついていってもらっていいか?」
「かしこまりました。スカルズの皆さんよろしくお願いします。基本は私が前でガードしながら進みますので、罠などの対処をお願いします」
レイリーがスカルズたちに指示を出して隠し通路を進んでいく。
残った俺たちは昼食の準備を始める。なんやかんやで十三時三十分を過ぎていたので、食事をいつでも食べれるようにするのだ。ブラウニーたちがいるので、夜の仕込みも同時進行だけどな。
三十分ほど経つと、レイリーとスカルズたちが戻ってきて、三人引きずって連れてきた。
「シュウ様、この三人が幹部だと思われるので、連れてきました。他に二十人位いましたので、全員始末してきています」
二十人以上の人間を拘束するのは、面倒くさかったのだろうか、指示通り幹部っぽい人間を連れてきてくれたので問題ない。
「もう一つ報告があるのですが、隠し通路の先に地上に出る階段がありました。こいつらは、そこで指揮というのもおこがましいのですが、率いていたので捕えてきました」
「なるほど、ここから物を外に運び出せるわけか。入り口は荷物のチェックがないだけで、そこから人を連れだしてるとは言っていない。冒険者からはぎ取った装備あたりのチェックがないだけ……だったってことか。あの副リーダーっぽい奴もなかなか曲者だな」
「今すぐ処理しますか?」
キリエ、いきなり物騒だな。
「まだ利用できるから、殺すのはなしな」
さて、こいつらの目的って何だろうな? ただの金稼ぎってわけじゃなさそうだけど、ん? 隠し通路の先が地上につながってた?
「あ~この組織? って言えばいいのかな、大本を作ったのはおそらくダンマスだな。そうでもなければ、こんなうまい具合に通路なんてないからな。ダンジョンに冒険者を呼んで、その裏で荒くれものを雇って冒険者を奴隷か何かにしてたんじゃないか?
ろくでもない奴だったことは間違いないな。ダンマスならダンジョン内の監視ができるわけだし、人間を駒として使えるなら、かなり自由がきくからな」
俺が独り言を言っていると、それを聞いていた幹部として連れてこられた、二人の表情が一瞬変わった。俺だけではなく、レイリーもキリエもスカルズたちも、全員が気付いていたようだ。
今は知らないふりをして、食事をすることにした。ダンジョンの隅にクリエイトゴーレムで、牢屋っぽい物を作って迷賊全員を放り込んでおく。色々うるさかったので、遮音結界をはっておいた。
俺もこの世界にきてから、図太くなったよな。人や魔物を殺した、グロテスクな現場を見たすぐ直後にでも、問題なく食事ができるようになったんだもんな。
この世界の人間、奴隷に落ちたことある者や、劣悪な環境で生活を強いられた者や、冒険者など戦闘を生業としている者たちは平気なようだ。
ちなみに調理はキッチン馬車を利用している。ブラウニーたちの覚えているメイドの嗜みという、大容量の収納スキルに入れて持ち運んでいる。
時間の経過してほしくない調理済みの食材何かは、収納の腕輪に入れているようだ。使い方が似ているスキルとアイテムだから、混乱しないのだろうか?
食事中に時々イリアが風魔法を発動させていたようだが、何かと思えば迷賊たちの牢屋の方へ、匂いを流していたようだ。レイリーの判断でそういう風に、していたようだがどうしてだろうか?
香辛料のいい香りの強い風を嗅いでいる迷賊たちは、かなりきついだろうな。若干名それどころじゃない奴もいるだろうけど、あ~リーダーがボコボコに蹴られてる。うるさかったのかな?
遮音結界でこっちには、聞こえていなかったから分からないけどな。手の拘束は解いてないが、足の拘束は解いておいたのでめっちゃ蹴られてるな。可哀想に。
「領主がかかわっているのは、あいつらの情報で確定だから、俺らに手を出したことの報復をしないといけないよな。その前に、このダンジョンを掌握してからだな。でも、こいつらを置いていくわけにもいかない。スカルズたち、悪いけどこいつらの監視頼んでいいか? 領主に報復する時は、出番を用意するから」
「「「「了解しました」」」」
いい返事が返ってきた。
さてさて、ダンジョン攻略の予定を組みなおしますか。
「さて、状況はわかったが、お前らをそのまま地上に連れて行くわけにはいかなくなったな。おそらくお前らをギルドの職員や衛兵に突き出しても、俺たちが犯罪者として扱われる可能性が高いからな。さてどうしたものか?」
「あと腐れなく、殺しておいた方が良いのではないかな?」
レイリーからの助言があり、それらを聞いた迷賊たちは慌てて何かわめきだした。俺たちにそんなことを聞く必要は、全くないから放置だ。
「あれを奪取した後なら、問題なく外に出られるんだけど……こいつらを外に連れてって、どうするかって問題もあるよな。どうやっても使い物にならなそうだし、殺したほうが楽か?」
また迷賊が騒ぎ出したので、スカルズたちに合図を送ると腹部に蹴りを入れていった。多少静かになったので話を続ける。
「みんなはどう思う?」
「人のこなそうな部屋に放り込んで、入り口に蓋をして閉じ込めておけば、よくないですか? あれがある所までたどり着ければ、なんとでもなると思いますので、動けないようにだけしておけば問題ないと思います」
他にもいくつか意見は出たが、キリエから出た意見が一番良さそうだったので採用した。ギルドで買った地図を見てどん詰まりの部屋へ向かう事にした。スカルズたちやレイリーに、引きずられている迷賊たちが騒いでいる。
到着すると、いきなりあたりをひいてしまったようだ。巧妙に隠しているようだが、明らかに地図に書かれていないエリアがある、隠し通路を発見する。副リーダーを連れてきて、
「これが、お前の言っていた地図に書かれていないエリアに続く道か?」
「そうだ……」
こいつもしかして、俺たちがここに連れてくることを、予想していたんじゃないか? それで俺らがいなくなってから、逃げようとしてた?
「スカルズたち、ちょっと偵察いってきてくれないか? この先にこいつらの仲間がいると思うから、幹部みたいな人間以外は、殺していいからたのむ。レイリーも指揮官としてついていってもらっていいか?」
「かしこまりました。スカルズの皆さんよろしくお願いします。基本は私が前でガードしながら進みますので、罠などの対処をお願いします」
レイリーがスカルズたちに指示を出して隠し通路を進んでいく。
残った俺たちは昼食の準備を始める。なんやかんやで十三時三十分を過ぎていたので、食事をいつでも食べれるようにするのだ。ブラウニーたちがいるので、夜の仕込みも同時進行だけどな。
三十分ほど経つと、レイリーとスカルズたちが戻ってきて、三人引きずって連れてきた。
「シュウ様、この三人が幹部だと思われるので、連れてきました。他に二十人位いましたので、全員始末してきています」
二十人以上の人間を拘束するのは、面倒くさかったのだろうか、指示通り幹部っぽい人間を連れてきてくれたので問題ない。
「もう一つ報告があるのですが、隠し通路の先に地上に出る階段がありました。こいつらは、そこで指揮というのもおこがましいのですが、率いていたので捕えてきました」
「なるほど、ここから物を外に運び出せるわけか。入り口は荷物のチェックがないだけで、そこから人を連れだしてるとは言っていない。冒険者からはぎ取った装備あたりのチェックがないだけ……だったってことか。あの副リーダーっぽい奴もなかなか曲者だな」
「今すぐ処理しますか?」
キリエ、いきなり物騒だな。
「まだ利用できるから、殺すのはなしな」
さて、こいつらの目的って何だろうな? ただの金稼ぎってわけじゃなさそうだけど、ん? 隠し通路の先が地上につながってた?
「あ~この組織? って言えばいいのかな、大本を作ったのはおそらくダンマスだな。そうでもなければ、こんなうまい具合に通路なんてないからな。ダンジョンに冒険者を呼んで、その裏で荒くれものを雇って冒険者を奴隷か何かにしてたんじゃないか?
ろくでもない奴だったことは間違いないな。ダンマスならダンジョン内の監視ができるわけだし、人間を駒として使えるなら、かなり自由がきくからな」
俺が独り言を言っていると、それを聞いていた幹部として連れてこられた、二人の表情が一瞬変わった。俺だけではなく、レイリーもキリエもスカルズたちも、全員が気付いていたようだ。
今は知らないふりをして、食事をすることにした。ダンジョンの隅にクリエイトゴーレムで、牢屋っぽい物を作って迷賊全員を放り込んでおく。色々うるさかったので、遮音結界をはっておいた。
俺もこの世界にきてから、図太くなったよな。人や魔物を殺した、グロテスクな現場を見たすぐ直後にでも、問題なく食事ができるようになったんだもんな。
この世界の人間、奴隷に落ちたことある者や、劣悪な環境で生活を強いられた者や、冒険者など戦闘を生業としている者たちは平気なようだ。
ちなみに調理はキッチン馬車を利用している。ブラウニーたちの覚えているメイドの嗜みという、大容量の収納スキルに入れて持ち運んでいる。
時間の経過してほしくない調理済みの食材何かは、収納の腕輪に入れているようだ。使い方が似ているスキルとアイテムだから、混乱しないのだろうか?
食事中に時々イリアが風魔法を発動させていたようだが、何かと思えば迷賊たちの牢屋の方へ、匂いを流していたようだ。レイリーの判断でそういう風に、していたようだがどうしてだろうか?
香辛料のいい香りの強い風を嗅いでいる迷賊たちは、かなりきついだろうな。若干名それどころじゃない奴もいるだろうけど、あ~リーダーがボコボコに蹴られてる。うるさかったのかな?
遮音結界でこっちには、聞こえていなかったから分からないけどな。手の拘束は解いてないが、足の拘束は解いておいたのでめっちゃ蹴られてるな。可哀想に。
「領主がかかわっているのは、あいつらの情報で確定だから、俺らに手を出したことの報復をしないといけないよな。その前に、このダンジョンを掌握してからだな。でも、こいつらを置いていくわけにもいかない。スカルズたち、悪いけどこいつらの監視頼んでいいか? 領主に報復する時は、出番を用意するから」
「「「「了解しました」」」」
いい返事が返ってきた。
さてさて、ダンジョン攻略の予定を組みなおしますか。
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