374 / 2,518
第374話 勇者たちダンジョンに放り込まれる
しおりを挟む
ただ今の時刻、この世界の人であれば、すでに眠りについている時間帯、ニ十ニ時位だ。
三十分ほど前に目を覚まし、食事をとった。食事の最中にリンドから、神様からもらった神具のグレイプニルの事を聞かれ、ニヶ月前のことでもらっていたの忘れていたのに気付く。
これを使えば圧倒的有利になると思うんだけど、せっかく妻たちが作ってくれた罠ダンジョンの試運転もさせたいし、せっかく作った人造ゴーレムたちも使ってやりたいので、こいつらが不利にならない限りは、介入するのは無しという話になった。
「やっぱり、この世界の人間じゃないから、この三人の勇者は寝るのが遅いね」
「ご主人様もそういう意味では人の事言えないですよ、特に一緒に寝る日は」
「そういう発言や頬を染めるな! 下の娘たちに悪影響でしょうが!」
何とも言えない空気が流れた、咳払いをして空気を頑張って散らしてみる。
「んっん゛!! こいつらって何時に寝るんだろうな? ステータスを考えると起きている時に落としても、対処される可能性が高いからな。そうさせないために色々作戦は練っているけど、逃げられる可能性は可能な限り避けたいから、のんびり待とうか」
少し暇になったので、ハクを胡坐の中においてブラッシングを始めると、クロとギンがしれっと俺の両側を陣取っていて、その上にはコウとソウが当たり前の顔をして乗っていた。
これはハクの後に俺たちもブラッシングをしろってことだろうな。言われなくてもするつもりだったけど、こうやって催促されると気持ちが萎えるぞ。
ニ時間ほどかけて五匹のブッシングが終わった。俺の後ろでは、ミリーも同じように従魔たちのブッシングを行っていた。
ブラッシングが終わり、〇時を過ぎ日付が変わった頃、やっと三人の勇者たちが動きを止めて、ベッドがあると思われる場所に戻って行った。まずは奴らの下までダンマスの能力で穴を掘って、ウォータースライダーのために呼んでおいた水精霊に準備をしてもらう。一人ずつ送り出す予定なので俺も準備を開始する。
まずは部屋の下まで掘ったダンジョンを破棄してクリエイトゴーレムで部屋に干渉していくピーチには防音結界を部屋にかけてもらい、一人目の勇者をダンジョンへ案内する。
水精霊に水を流してもらってから、クリエイトゴーレムでウォータースライダーの中に放り込む。動かされた時に目が覚めたようだが、何もできないままダンジョンへ招待されている。他の勇者たちも抵抗されることなくダンジョンへ招待した。
ここからはダンジョンの中を監視して、どういう風に動くかを観察しよう。
『お前たちも来たのか? これって女神が言ってたダンジョンマスターとやらの襲撃って事か? あのクソガキ暗殺に失敗しやがったのか! せっかく即効性の高い致死毒のナイフを持たせてやったのに、つかえん』
『本当だな、せっかく俺たちが面倒見てやったっていうのに恩知らずなガキだ。直接襲って来たなら俺たちが倒してやれば、この世界で英雄になれるんだから手柄が転がってきたと思おうぜ。女神たちも俺たちなら負ける事は無いって言ってたしな』
『向こうでも強かった俺たちが、この世界に来てステータスとスキルの恩恵を受けたんだから、負けるわけないだろ。それにこの国に武器防具まで準備してもらってるんだから、余裕っしょ』
三人の勇者、顔の作りからして韓国系の人間だろうか? 勝手に魔法かけて、俺を暗殺させようとしていたのになんて言いぐさだ。三人は話しながらも収納の腕輪と思われるものから、装備を取り出して身につけている。
それにしても元の世界でも強かった? って事は武芸者だったりするのか? ステータスでも勝ててないのに戦闘経験も負けてるなら、前にでなくてよかったわ。
『準備終わったな。帝国にあるダンジョンには何回か入ったけど、あそことはだいぶ感じが違うんだな。ダンジョンには罠などが仕掛けられていて、魔物も多いんだったよな? 魔物に対しては俺たちが負けるわけがないから、注意するのは罠ってことだな。俺はそこらへん苦手だから任せていいか?』
『わかったよ、俺が斥候務めてやるから他の警戒とか頼むぜ』
三人は役割分担をしてダンジョンを進み始めた。装備を見ると、シーフ・タンク・ヒーラー兼アタッカーみたいな感じだな。バランスはよさそうだけど、今回は普通のダンジョンじゃないから、タンクは人造ゴーレムまで出番無いけどな。
斥候の能力とヒーラーの能力が、このダンジョンを生き抜くための重要な部分だろう、せいぜい頑張ってダンジョンの性能評価に付き合ってもらおう。
今回のダンジョンは全五階層で構成されている。
一層目は、個別に発動する通常の罠が散りばめられている。
ニ層目は、一層目の罠に追加で範囲に毒をまき散らす罠が増える。
三層目は、一層目の通常の罠とフロア全体に効果の低い毒が散布されている。
四層目は、三層目に範囲に毒をまき散らす罠が増える。
五層目は、ボスフロアで毒散布の罠がたくさん仕掛けられていて、かなり短い時間で罠が復活する、極悪のフロアになっている。ボスはもちろん、人造ゴーレム六体だ。
人造ゴーレムが壊されるなら介入する可能性があるので、地球製の防毒マスクを人数分召喚している。効果がないと困るので実験して効果があったので量産している。
今回散布しているのは呼吸することによって、肺で吸収するタイプの毒という事だろう。皮膚から吸収するタイプの毒はダンジョンでは、液体系の物に限るらしい。
勇者のシーフは優秀なようで、的確に罠を回避したり、事前に発動させて安全に回避している。
「こいつ、何でこんなに的確に罠を発見して回避や発動させられるんだ? 少なくとも俺より遅く召喚されているはずなのに」
『しょうがないわね、私が教えt『ちょっと出てこないでくれますか?』……相変わらずね! でも私はめげない! 馬鹿女神たちが召喚した際に付与したユニークスキルのせいなのよ。
シーフには斥候特化のユニークスキル、タンクには盾特化のユニークスキル、後衛には魔法特化のユニークスキルが付与されているわ。
本来なら教えちゃいけないんだけど、向こうが違反してるから禁止事項に引っかからないから特別よ。あ、どんなにダンマスのスキルで調べても、【????】としか出ないから探るだけ無駄よ』
もしかして、勇者を殺したメンバーに【????】がついてるのって、勇者から奪ったってことか? ダンマスに関係してるからか?
『別にダンマスは関係ないわよ。以前召喚されたすぐの時にカエデと話してる中に、ダンジョンを壊しすぎる勇者はシングル以上の冒険者が、派遣されてってくだりあったでしょ? あの冒険者たちもスキル継承してるわよ!』
へ~そうなんだ……ってちょっと待て! カエデとの話を覚えているってことは、あの時からちょくちょく盗み見とか盗み聞きしてたんか!
『ギクッ! そ、そんなこと、ないわよ?』
まぁいい、今は勇者共に集中しよう。後は、改めて勇者たちのスキルを誰に引き継がせるか考えるか?
三十分ほど前に目を覚まし、食事をとった。食事の最中にリンドから、神様からもらった神具のグレイプニルの事を聞かれ、ニヶ月前のことでもらっていたの忘れていたのに気付く。
これを使えば圧倒的有利になると思うんだけど、せっかく妻たちが作ってくれた罠ダンジョンの試運転もさせたいし、せっかく作った人造ゴーレムたちも使ってやりたいので、こいつらが不利にならない限りは、介入するのは無しという話になった。
「やっぱり、この世界の人間じゃないから、この三人の勇者は寝るのが遅いね」
「ご主人様もそういう意味では人の事言えないですよ、特に一緒に寝る日は」
「そういう発言や頬を染めるな! 下の娘たちに悪影響でしょうが!」
何とも言えない空気が流れた、咳払いをして空気を頑張って散らしてみる。
「んっん゛!! こいつらって何時に寝るんだろうな? ステータスを考えると起きている時に落としても、対処される可能性が高いからな。そうさせないために色々作戦は練っているけど、逃げられる可能性は可能な限り避けたいから、のんびり待とうか」
少し暇になったので、ハクを胡坐の中においてブラッシングを始めると、クロとギンがしれっと俺の両側を陣取っていて、その上にはコウとソウが当たり前の顔をして乗っていた。
これはハクの後に俺たちもブラッシングをしろってことだろうな。言われなくてもするつもりだったけど、こうやって催促されると気持ちが萎えるぞ。
ニ時間ほどかけて五匹のブッシングが終わった。俺の後ろでは、ミリーも同じように従魔たちのブッシングを行っていた。
ブラッシングが終わり、〇時を過ぎ日付が変わった頃、やっと三人の勇者たちが動きを止めて、ベッドがあると思われる場所に戻って行った。まずは奴らの下までダンマスの能力で穴を掘って、ウォータースライダーのために呼んでおいた水精霊に準備をしてもらう。一人ずつ送り出す予定なので俺も準備を開始する。
まずは部屋の下まで掘ったダンジョンを破棄してクリエイトゴーレムで部屋に干渉していくピーチには防音結界を部屋にかけてもらい、一人目の勇者をダンジョンへ案内する。
水精霊に水を流してもらってから、クリエイトゴーレムでウォータースライダーの中に放り込む。動かされた時に目が覚めたようだが、何もできないままダンジョンへ招待されている。他の勇者たちも抵抗されることなくダンジョンへ招待した。
ここからはダンジョンの中を監視して、どういう風に動くかを観察しよう。
『お前たちも来たのか? これって女神が言ってたダンジョンマスターとやらの襲撃って事か? あのクソガキ暗殺に失敗しやがったのか! せっかく即効性の高い致死毒のナイフを持たせてやったのに、つかえん』
『本当だな、せっかく俺たちが面倒見てやったっていうのに恩知らずなガキだ。直接襲って来たなら俺たちが倒してやれば、この世界で英雄になれるんだから手柄が転がってきたと思おうぜ。女神たちも俺たちなら負ける事は無いって言ってたしな』
『向こうでも強かった俺たちが、この世界に来てステータスとスキルの恩恵を受けたんだから、負けるわけないだろ。それにこの国に武器防具まで準備してもらってるんだから、余裕っしょ』
三人の勇者、顔の作りからして韓国系の人間だろうか? 勝手に魔法かけて、俺を暗殺させようとしていたのになんて言いぐさだ。三人は話しながらも収納の腕輪と思われるものから、装備を取り出して身につけている。
それにしても元の世界でも強かった? って事は武芸者だったりするのか? ステータスでも勝ててないのに戦闘経験も負けてるなら、前にでなくてよかったわ。
『準備終わったな。帝国にあるダンジョンには何回か入ったけど、あそことはだいぶ感じが違うんだな。ダンジョンには罠などが仕掛けられていて、魔物も多いんだったよな? 魔物に対しては俺たちが負けるわけがないから、注意するのは罠ってことだな。俺はそこらへん苦手だから任せていいか?』
『わかったよ、俺が斥候務めてやるから他の警戒とか頼むぜ』
三人は役割分担をしてダンジョンを進み始めた。装備を見ると、シーフ・タンク・ヒーラー兼アタッカーみたいな感じだな。バランスはよさそうだけど、今回は普通のダンジョンじゃないから、タンクは人造ゴーレムまで出番無いけどな。
斥候の能力とヒーラーの能力が、このダンジョンを生き抜くための重要な部分だろう、せいぜい頑張ってダンジョンの性能評価に付き合ってもらおう。
今回のダンジョンは全五階層で構成されている。
一層目は、個別に発動する通常の罠が散りばめられている。
ニ層目は、一層目の罠に追加で範囲に毒をまき散らす罠が増える。
三層目は、一層目の通常の罠とフロア全体に効果の低い毒が散布されている。
四層目は、三層目に範囲に毒をまき散らす罠が増える。
五層目は、ボスフロアで毒散布の罠がたくさん仕掛けられていて、かなり短い時間で罠が復活する、極悪のフロアになっている。ボスはもちろん、人造ゴーレム六体だ。
人造ゴーレムが壊されるなら介入する可能性があるので、地球製の防毒マスクを人数分召喚している。効果がないと困るので実験して効果があったので量産している。
今回散布しているのは呼吸することによって、肺で吸収するタイプの毒という事だろう。皮膚から吸収するタイプの毒はダンジョンでは、液体系の物に限るらしい。
勇者のシーフは優秀なようで、的確に罠を回避したり、事前に発動させて安全に回避している。
「こいつ、何でこんなに的確に罠を発見して回避や発動させられるんだ? 少なくとも俺より遅く召喚されているはずなのに」
『しょうがないわね、私が教えt『ちょっと出てこないでくれますか?』……相変わらずね! でも私はめげない! 馬鹿女神たちが召喚した際に付与したユニークスキルのせいなのよ。
シーフには斥候特化のユニークスキル、タンクには盾特化のユニークスキル、後衛には魔法特化のユニークスキルが付与されているわ。
本来なら教えちゃいけないんだけど、向こうが違反してるから禁止事項に引っかからないから特別よ。あ、どんなにダンマスのスキルで調べても、【????】としか出ないから探るだけ無駄よ』
もしかして、勇者を殺したメンバーに【????】がついてるのって、勇者から奪ったってことか? ダンマスに関係してるからか?
『別にダンマスは関係ないわよ。以前召喚されたすぐの時にカエデと話してる中に、ダンジョンを壊しすぎる勇者はシングル以上の冒険者が、派遣されてってくだりあったでしょ? あの冒険者たちもスキル継承してるわよ!』
へ~そうなんだ……ってちょっと待て! カエデとの話を覚えているってことは、あの時からちょくちょく盗み見とか盗み聞きしてたんか!
『ギクッ! そ、そんなこと、ないわよ?』
まぁいい、今は勇者共に集中しよう。後は、改めて勇者たちのスキルを誰に引き継がせるか考えるか?
0
お気に入りに追加
449
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
冤罪をかけられ、彼女まで寝取られた俺。潔白が証明され、皆は後悔しても戻れない事を知ったらしい
一本橋
恋愛
痴漢という犯罪者のレッテルを張られた鈴木正俊は、周りの信用を失った。
しかし、その実態は私人逮捕による冤罪だった。
家族をはじめ、友人やクラスメイトまでもが見限り、ひとり孤独へとなってしまう。
そんな正俊を慰めようと現れた彼女だったが、そこへ私人逮捕の首謀者である“山本”の姿が。
そこで、唯一の頼みだった彼女にさえも裏切られていたことを知ることになる。
……絶望し、身を投げようとする正俊だったが、そこに学校一の美少女と呼ばれている幼馴染みが現れて──
勇者に幼馴染で婚約者の彼女を寝取られたら、勇者のパーティーが仲間になった。~ただの村人だった青年は、魔術師、聖女、剣聖を仲間にして旅に出る~
霜月雹花
ファンタジー
田舎で住む少年ロイドには、幼馴染で婚約者のルネが居た。しかし、いつもの様に農作業をしていると、ルネから呼び出しを受けて付いて行くとルネの両親と勇者が居て、ルネは勇者と一緒になると告げられた。村人達もルネが勇者と一緒になれば村が有名になると思い上がり、ロイドを村から追い出した。。
ロイドはそんなルネや村人達の行動に心が折れ、村から近い湖で一人泣いていると、勇者の仲間である3人の女性がロイドの所へとやって来て、ロイドに向かって「一緒に旅に出ないか」と持ち掛けられた。
これは、勇者に幼馴染で婚約者を寝取られた少年が、勇者の仲間から誘われ、時に人助けをしたり、時に冒険をする。そんなお話である
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる