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第313話 八日目!
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森に突入してから八日目。
昨日のゲテモノ食は意外にも美味かったな!
「昨日宣言したとおり、昆虫系の魔物がいたら捕まえようと思います! 殲滅しないように注意してね!」
俺がそういうとみんなが揃って『はーい』と答えてくれる。
今日の初戦は、植物系の魔物だった。エントをデカくして木の幹に若干紫色が入っている、植物とは思えない色合いの魔物だ。ただ予想より手ごわかった。
森の中では弱点である炎系の魔法を使うわけにはいかなかったので、妻の何人かが武器で切り付けていたのだが、植物とは思えないほど皮が硬質だったのだ。それにシュリが切り付ける攻撃以外はニ十センチメートル程食い込めばいい方だった。シュリでも四十センチメートル程が限界だったのだ。
何度切り付けても恐るべき速さで傷が回復しているので、なかなか倒せないのだ。傷口が早送りしたかの如く治ってしまうのだから困ったもんだ。だが、攻撃力に関してはDランク下位のエントに少し毛が生えた程度しかなかったため、こっちがやられることは無いがなかなか倒せないので困りものだ。
今の俺たちの攻撃力を考えると、タフネスだけで言えば今までの魔物の中で一番強いだろう。回復力を加味すれば、ビックオリハルコンゴーレムやビックミスリルゴーレムよりタフかもしれない。
このエントは総合的に見ておそらくAランク中位程ではないかと予想している。Sランク以上のタフネスがあっても、攻撃力が無ければ所詮雑魚である。一般的には決して雑魚じゃないんだけどね。
この逆でタフネスはDランク程度でも攻撃力がSランク以上であれば、Aランク上位にいけるだろう。攻撃力が高い方が圧倒的に危険度が高いからだ。
ちなみにこのエントは、イビルエントだった。ドロップ品がイビルエントの枝って出たから間違いないよね。鑑定するのわすれてたよ。
昼前に待望の昆虫型の魔物があらわれた。登場したのはイビルスパイダーだ。この森はイビルってつく魔物がまだまだいるかもしれないな。
目的の魔物に遭遇したので、早々に隷属魔法を使ってみたがはじかれてしまった。
「あれ? はじかれたっぽい、うそーん。レベル差があれば成功するんじゃなかったっけ? 四倍近くあるはずなのに足りないのかな? さてどうすんべ?」
「ご主人様~半殺しにすればいいんじゃないですか~」
何かぽわーんとした気の抜ける声でエレノアが、物騒な助言してきた。
「そういえば、瀕死に追い込めば相手のレベルが高くても問題なかったんだっけ? じゃあ、武器だと傷つけちゃうから、三幼女たちよ! 行ってくるのだ!」
そろって『はーい』と返事をしてイビルスパイダーに近付いていく。イリアが先制して精霊魔法でソーンバインドでイビルスパイダーを拘束する。イリア、棘で拘束したら傷付いちゃうよ!
身動きの取れなくなった哀れな蜘蛛に、シェリルとネルのニ人が近付いていき、ボコボコと殴り始める。この絵面よくないよな、幼女たちに戦闘させたうえに、巨大蜘蛛をボコボコに殴らせてるのを見ている大人たち。やばいな。
力の無い鳴き声がキュウキュウとイビルスパイダーから聞こえてくると、攻撃の手を止めた。蜘蛛って鳴くのか? まぁいいや、せっかく瀕死にしてくれたのだから隷属魔法を使用する。今回は抵抗できずにはじくことができなかったようで、俺の支配下に入った。
体が傷だらけなので、久しぶりに俺自身が回復魔法を使ってみた。スキルとして覚えていたので問題なく発動することができたが、ヒーラーに比べると効果が低い印象だ。
対象が魔物なので判断しにくいところだが……傷を治すとめっちゃ喜んでお礼をしようと近付いてきたが、さすがにキショかったのでひきつった顔をしていたら、シュリが足をつかんで引きずって行ってくれた。感謝する!
落ちた気分を取り戻すように昼食を開始する! 今日は肉まん祭りじゃ! 肉まんとは言ってるけど、ピザまんや角煮まん等いろいろな変わり種も準備している。準備したのは俺じゃないけどね。
アツアツのハフハフで食べる、ほにゃららまんはやはりうまいな! コンビニの肉まんも美味しいんだけど、個人的にはふわふわよりもっちりした肉まんの皮の方が好きなのだ。なので生地は手作りに限る! 妻たちよ、いい仕事をしてくれている!
匂いにつられて、ではないだろうが、またこっそりと近付いてきたマザースネークを俺は感知しできたので、速攻でどつきまわして隷属魔法をかけて支配下においた。
せっかく気分をあげようと昼食にしてたのに邪魔をされたので、怒りに任せてボコってたので、途中でリンドの声が聞こえなかったら勢い余って殺してたかもしれないな。
それからは邪魔されることなく昼食を楽しい雰囲気のまま食べ終わり、さらに森を進んでいく。
陽が落ちてきて野営の準備が始まるまでに、イビルスパイダーが四匹、ポイズンセンチピートが八匹、マザースネークが三匹が俺の支配下に入っている。
数がまとまってからキャスリングでディストピアに飛ばそうとしていたので、俺たちの後ろをついてきていたのだ。そしたら、他の魔物に襲われて数を減らしてしまう。ポイズンセンチピートの数が多いのは、殻が固くて倒す前に反撃をして生き延びたのだ。
野営の準備も終わりいつも通り夕食を食べ終えた。順番でお風呂に入るという事もなく、従魔も含めてみんなでお風呂に入る。野営なのにここまで大きなお風呂を作るあたり、気合の入れ過ぎではないだろうか?
年少組の髪の毛を洗ってあげたり、従魔たちの体を洗ってあげたりと忙しかったが、日中は基本歩いているだけが多かったので、ここらへんは頑張らないといけないだろう。
みんなでくつろぎながら寝る準備を始める。今日の夜番は俺から開始なので俺は寝る準備はしていない。お風呂の時から張っていた探知結界の範囲をさらに広げて夜番の任務につく。
これまでの一週間は全くと言っていいほど野営地に近付く魔物はいなかったが、魔物のランクが上がってきたせいか、昨日あたりからちらほら近づいてくるものがいたのだ。警戒を密にして従魔たちにもすぐに動けるように指示しておく。
それからの三時間で、合計三十七匹の魔物が襲ってきた。内訳はクレイジーモンキー三十五匹、インビジブルレオンニ匹だった。
クレイジーモンキーは名前の通りクレイジーなサルで、夜行性の集団で行動する奴らだった。集団で気の強くなっているサルは、実力差があっても関係なく攻めてくるのだ。ランクとしてはBランク下位か中位といったところだろうか? だけど集団でいる事によって、危険度はAランク上位ほどの厄介な相手だった。
まずは妻たちに気付かれる前に、野営地全体に遮音結界を張って外にでて戦うために、物理遮断結界を広範囲で展開する。結界って思ったより燃費の悪いスキルだな。一人で張り続けるのって効率が悪のだ。便利な分使いにくいのかもしれないな。
そんなことを考えているが戦うために移動を開始している。単体で言えば所詮Bランクなので、先制攻撃でスライムたちをサルに向かって全力投球して仕留めて来てもらい、戻ってきたらまた投げるを基本戦術に戦った。
インビジブルレオンは、気配や臭い、見た目を透明にするカメレオンだった。この隠密性はマザースネークの比ではなかった。奇襲が基本戦術のためか、攻撃以外の基本能力が低く存在がばれた事が分かると、撤退しようとしていたくらい臆病だったが、殺気を叩きつけると動かなくなったので、ついでに隷属魔法を使って支配下に入ってもらった。
この夜はこれが最後の魔物の襲撃だった。妻たちの時に来なくてよかった。
昨日のゲテモノ食は意外にも美味かったな!
「昨日宣言したとおり、昆虫系の魔物がいたら捕まえようと思います! 殲滅しないように注意してね!」
俺がそういうとみんなが揃って『はーい』と答えてくれる。
今日の初戦は、植物系の魔物だった。エントをデカくして木の幹に若干紫色が入っている、植物とは思えない色合いの魔物だ。ただ予想より手ごわかった。
森の中では弱点である炎系の魔法を使うわけにはいかなかったので、妻の何人かが武器で切り付けていたのだが、植物とは思えないほど皮が硬質だったのだ。それにシュリが切り付ける攻撃以外はニ十センチメートル程食い込めばいい方だった。シュリでも四十センチメートル程が限界だったのだ。
何度切り付けても恐るべき速さで傷が回復しているので、なかなか倒せないのだ。傷口が早送りしたかの如く治ってしまうのだから困ったもんだ。だが、攻撃力に関してはDランク下位のエントに少し毛が生えた程度しかなかったため、こっちがやられることは無いがなかなか倒せないので困りものだ。
今の俺たちの攻撃力を考えると、タフネスだけで言えば今までの魔物の中で一番強いだろう。回復力を加味すれば、ビックオリハルコンゴーレムやビックミスリルゴーレムよりタフかもしれない。
このエントは総合的に見ておそらくAランク中位程ではないかと予想している。Sランク以上のタフネスがあっても、攻撃力が無ければ所詮雑魚である。一般的には決して雑魚じゃないんだけどね。
この逆でタフネスはDランク程度でも攻撃力がSランク以上であれば、Aランク上位にいけるだろう。攻撃力が高い方が圧倒的に危険度が高いからだ。
ちなみにこのエントは、イビルエントだった。ドロップ品がイビルエントの枝って出たから間違いないよね。鑑定するのわすれてたよ。
昼前に待望の昆虫型の魔物があらわれた。登場したのはイビルスパイダーだ。この森はイビルってつく魔物がまだまだいるかもしれないな。
目的の魔物に遭遇したので、早々に隷属魔法を使ってみたがはじかれてしまった。
「あれ? はじかれたっぽい、うそーん。レベル差があれば成功するんじゃなかったっけ? 四倍近くあるはずなのに足りないのかな? さてどうすんべ?」
「ご主人様~半殺しにすればいいんじゃないですか~」
何かぽわーんとした気の抜ける声でエレノアが、物騒な助言してきた。
「そういえば、瀕死に追い込めば相手のレベルが高くても問題なかったんだっけ? じゃあ、武器だと傷つけちゃうから、三幼女たちよ! 行ってくるのだ!」
そろって『はーい』と返事をしてイビルスパイダーに近付いていく。イリアが先制して精霊魔法でソーンバインドでイビルスパイダーを拘束する。イリア、棘で拘束したら傷付いちゃうよ!
身動きの取れなくなった哀れな蜘蛛に、シェリルとネルのニ人が近付いていき、ボコボコと殴り始める。この絵面よくないよな、幼女たちに戦闘させたうえに、巨大蜘蛛をボコボコに殴らせてるのを見ている大人たち。やばいな。
力の無い鳴き声がキュウキュウとイビルスパイダーから聞こえてくると、攻撃の手を止めた。蜘蛛って鳴くのか? まぁいいや、せっかく瀕死にしてくれたのだから隷属魔法を使用する。今回は抵抗できずにはじくことができなかったようで、俺の支配下に入った。
体が傷だらけなので、久しぶりに俺自身が回復魔法を使ってみた。スキルとして覚えていたので問題なく発動することができたが、ヒーラーに比べると効果が低い印象だ。
対象が魔物なので判断しにくいところだが……傷を治すとめっちゃ喜んでお礼をしようと近付いてきたが、さすがにキショかったのでひきつった顔をしていたら、シュリが足をつかんで引きずって行ってくれた。感謝する!
落ちた気分を取り戻すように昼食を開始する! 今日は肉まん祭りじゃ! 肉まんとは言ってるけど、ピザまんや角煮まん等いろいろな変わり種も準備している。準備したのは俺じゃないけどね。
アツアツのハフハフで食べる、ほにゃららまんはやはりうまいな! コンビニの肉まんも美味しいんだけど、個人的にはふわふわよりもっちりした肉まんの皮の方が好きなのだ。なので生地は手作りに限る! 妻たちよ、いい仕事をしてくれている!
匂いにつられて、ではないだろうが、またこっそりと近付いてきたマザースネークを俺は感知しできたので、速攻でどつきまわして隷属魔法をかけて支配下においた。
せっかく気分をあげようと昼食にしてたのに邪魔をされたので、怒りに任せてボコってたので、途中でリンドの声が聞こえなかったら勢い余って殺してたかもしれないな。
それからは邪魔されることなく昼食を楽しい雰囲気のまま食べ終わり、さらに森を進んでいく。
陽が落ちてきて野営の準備が始まるまでに、イビルスパイダーが四匹、ポイズンセンチピートが八匹、マザースネークが三匹が俺の支配下に入っている。
数がまとまってからキャスリングでディストピアに飛ばそうとしていたので、俺たちの後ろをついてきていたのだ。そしたら、他の魔物に襲われて数を減らしてしまう。ポイズンセンチピートの数が多いのは、殻が固くて倒す前に反撃をして生き延びたのだ。
野営の準備も終わりいつも通り夕食を食べ終えた。順番でお風呂に入るという事もなく、従魔も含めてみんなでお風呂に入る。野営なのにここまで大きなお風呂を作るあたり、気合の入れ過ぎではないだろうか?
年少組の髪の毛を洗ってあげたり、従魔たちの体を洗ってあげたりと忙しかったが、日中は基本歩いているだけが多かったので、ここらへんは頑張らないといけないだろう。
みんなでくつろぎながら寝る準備を始める。今日の夜番は俺から開始なので俺は寝る準備はしていない。お風呂の時から張っていた探知結界の範囲をさらに広げて夜番の任務につく。
これまでの一週間は全くと言っていいほど野営地に近付く魔物はいなかったが、魔物のランクが上がってきたせいか、昨日あたりからちらほら近づいてくるものがいたのだ。警戒を密にして従魔たちにもすぐに動けるように指示しておく。
それからの三時間で、合計三十七匹の魔物が襲ってきた。内訳はクレイジーモンキー三十五匹、インビジブルレオンニ匹だった。
クレイジーモンキーは名前の通りクレイジーなサルで、夜行性の集団で行動する奴らだった。集団で気の強くなっているサルは、実力差があっても関係なく攻めてくるのだ。ランクとしてはBランク下位か中位といったところだろうか? だけど集団でいる事によって、危険度はAランク上位ほどの厄介な相手だった。
まずは妻たちに気付かれる前に、野営地全体に遮音結界を張って外にでて戦うために、物理遮断結界を広範囲で展開する。結界って思ったより燃費の悪いスキルだな。一人で張り続けるのって効率が悪のだ。便利な分使いにくいのかもしれないな。
そんなことを考えているが戦うために移動を開始している。単体で言えば所詮Bランクなので、先制攻撃でスライムたちをサルに向かって全力投球して仕留めて来てもらい、戻ってきたらまた投げるを基本戦術に戦った。
インビジブルレオンは、気配や臭い、見た目を透明にするカメレオンだった。この隠密性はマザースネークの比ではなかった。奇襲が基本戦術のためか、攻撃以外の基本能力が低く存在がばれた事が分かると、撤退しようとしていたくらい臆病だったが、殺気を叩きつけると動かなくなったので、ついでに隷属魔法を使って支配下に入ってもらった。
この夜はこれが最後の魔物の襲撃だった。妻たちの時に来なくてよかった。
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