300 / 2,518
第300話 チビ神がまた来た
しおりを挟む
ゲレンデを作ってから一週間。作った宿泊施設に泊まり込んで、夜も遅くまで(この世界の基準でだが)スノボーをみんな楽しんでいた。今日の最後はみんながハーフパイプで華麗にエアをキメていて俺もビビるよ。
食事の時間なんかに世界大会の動画を見せていたら、それを真似てトリックにきれがでてくるのだからこの学習能力の高さには本当にびっくりするな。
ジャンプの動画も見せてしまったためにジャンプ台を作ってほしいと、妻たちにねだられてしまえば俺は断れないよね。ねだられた十秒後に作った位妻には甘い。
ジャンプとかハーフパイプとかも楽しいのだが、個人的には長い距離を滑るのが好きなので、リフトで上にあがっていろんなコースを通って降りてくるのが俺の好みである。
合宿みたいに楽しんでいた八日目の夜、お風呂に入っている時だ。
『なんか楽しそうな事やってるわね!』
チッ! せっかくみんなで楽しんでたのに余計な奴が来たな。自分があからさまに嫌な顔になったのが分かった。
『何よ! そんなに露骨に嫌な顔しなくてもいいじゃない! せっかくこの美しい女神様が声かけてあげてるのに! ムキーッ!』
おぃ、本当に顔が見えてるのか? もしそうなら盗撮や覗きで訴えるぞ。人様の裸見てチビ神様は何してんのやら。それにしても自分の事を美しいとか……ププッ。お前の事をそんな風に見てくれるのは変態紳士(ロリコン)だけだろ!
『覗いてなんていないわよ! 私は堂々と見てるんだからこうやって話しかけてるんじゃない! それに裸見たからって何とも思わないわよ。ふぅ、ちょっと落ち着かないといけないわね、あなたと口で勝負しても意味がないのよ。私落ち着け!』
なんかチビ神が一人でブツブツ言い始めた。
『さて、落ち着いたところで本題に入りましょうか。あなた王国で私たちが呼んだ勇者を殺したわよね、見てたわよ! 死にかけた所は減点だけどそこからの巻き返しは良かったわ。あなたを呼んだ神として鼻が高いわね!』
俺は殺してないぞ、妻たちが倒してくれたんだから俺の功績じゃねえし。むしろあいつのせいで何もできてない事に一番へこんでる俺にそれを言うとか、お前も相当鬼畜だな。
『貴方の妻だろうが眷属だろうが仲間だろうが部下だろうが何でもいいわよ。あなたの関係者が倒したことに意味があるんだから! 倒した娘のスキル欄見てるわよね? あれはある条件が満たされると解放されるから楽しみにしてなさい』
解放されるね。なんか危ない香りしかしねえな。それにそんな博打的なスキルなんかより、実用性のあるスキルの方がまだましだっただろうに。
『色々思うところはあると思うけど、悪い物じゃないからもらっておきなさい。貴方がこれからもこの世界で生活する限りきっと役に立つわ。敵対している勇者を相手のフィールドで倒したんだからそれなりに見返りがあるわよ』
敵対しているじゃなくて、敵対させられているの間違いだけどな。まぁ悪い物でないんだったら気にするだけ無駄か、もし変なもんだったら覚えておけよ? 地獄の果てまで追っかけてやるからな。
『神様を地獄の果てまで追っかけるとか、ユーモアにあふれてるわね! 神様がいるのは天国の方が近いんだからね!』
お前はどっちかというと邪神なんだから地獄にいろよ。悪魔みたいに俺をこんなとこに連れてきやがったんだから、閻魔様にでもさばかれとけ!
『まったく、邪神なんて失礼しちゃうわね。それにしても閻魔様ってなによ? なにかの魔物か何かかしら?』
わからんなら気にするな。俺のいた日本の地獄の番人だ! ってこの世界にも地獄や天国の概念があったんだな。なんだか今更な気がするけどな。っていう事は、悪魔型や天使型の魔物もいるってことか、サキュバスとかもいるのかな? イデッ!
元の世界では淫魔みたいな感じで男を誘惑して堕落させるエロい悪魔を想像してたら、隣の女湯から何かが俺の頭をめがけて飛んできてあたったのだ。
隙間が無いはずなのにどこから飛んできたのかと思ったら、女湯と男湯の間の壁に普通に穴が開いていた。それに頭に当たった物体を見てみると、固型石鹸だった。風呂の壁って一応石でできてるはずなのにどうやって貫通させたし!
「ご主人様、私たちがいるのにやましい気が届きましたが、何か変なこと考えてませんでしたか?」
声の主から考えると、どうやらシュリが投げた石鹸らしい。この世界はスキルの効果が乗ると簡単に物理法則を凌駕するから危険なんだよな。どんだけ早く打ち出したって石鹸サイズで石の壁貫通するなんて無理でしょ。それにしてもどうやってその「やましい気」を感じ取ったのだろうか?
「あ~すまん、チビ神がエロい悪魔を俺に想像させたからそんな気がしたのかもしれないな」
『ちょっと! 何で私のせいにするのよ! 今あなたの妻たちから負のオーラみたいなのが届いて怖いんですけど!』
俺を使って楽しんでるんだから、多少の冤罪は我慢しろ! どうせ死ぬわけじゃないんだからそのくらい必要経費だろ。
『冤罪をかぶせた上に負のオーラを浴びせるこの鬼畜!』
何とでも言え、俺を拉致してきた奴に慈悲はない! っていうか、お前今日は何しに出てきたんだよ。せっかく思い出さずに楽しめてたのに。
『はっ! いけないいけない、勇者殺しをねぎらうのが本命じゃなかったんだった! えっと確か新しいスキルの雪中行軍っていうのを手に入れたわよね? 初めてのスキルだからちょっと見せてもらおうと思ってね。ってことで勝手に覗くわよ、一応話を通さないと詳しく見る事ができないから今日あなたに声かけたのよ』
へーそういった縛りがあるんだ。って初めてのスキルにしては雪中行軍ってしょぼい気がするけどどうなんだろな?
『まぁ予想通りの能力だけど、王国の雪の季節にはかなりのアドバンテージになるスキルね。ただ雪の中を移動しやすくするスキルじゃなくて、雪のある場所でステータスにプラス補正がつく感じね。他の人間がマイナス補正がかかるのに対して、あなたたちは強くなるのだからいいスキルね。
環境でステータスに補正がかかるスキルは基本的に数が少ないからね。一フロアを雪の環境に変えてしまえば向かうとこ敵なしね。Sランクの魔物以外に対してはだけどね。あなたが覚えたってことは、あなたの配下は覚えれる可能性が高いからダンジョンが強くなるわね』
有利になるフィールドがあるのは悪くないけど、やっぱり基礎能力が高くなるスキルの方がよかったな。身体能力向上のようにステータスを直接強化するスキルがほしいな。
まぁわかったから、俺の裸見るのそろそろやめろ変態チビ神。話し終わったなら帰れよ、俺の裸見ていいのは妻たちだけなんだからな!
『誰も貴方の体に興味ないわよ、どうせ今日も妻たちといちゃこらするんでしょ、はやく出ちゃいなさいよ』
何で知ってるんだよ。まったく興味がないとか言ってみちゃうんだから、ムッツリスケベなチビ神だな。
『本当にいちゃこらしてたのね。なんか疲れてきたわ。勇者はそこら中にいるから退治しておいてね』
よくわからないけど帰った様だな。
食事の時間なんかに世界大会の動画を見せていたら、それを真似てトリックにきれがでてくるのだからこの学習能力の高さには本当にびっくりするな。
ジャンプの動画も見せてしまったためにジャンプ台を作ってほしいと、妻たちにねだられてしまえば俺は断れないよね。ねだられた十秒後に作った位妻には甘い。
ジャンプとかハーフパイプとかも楽しいのだが、個人的には長い距離を滑るのが好きなので、リフトで上にあがっていろんなコースを通って降りてくるのが俺の好みである。
合宿みたいに楽しんでいた八日目の夜、お風呂に入っている時だ。
『なんか楽しそうな事やってるわね!』
チッ! せっかくみんなで楽しんでたのに余計な奴が来たな。自分があからさまに嫌な顔になったのが分かった。
『何よ! そんなに露骨に嫌な顔しなくてもいいじゃない! せっかくこの美しい女神様が声かけてあげてるのに! ムキーッ!』
おぃ、本当に顔が見えてるのか? もしそうなら盗撮や覗きで訴えるぞ。人様の裸見てチビ神様は何してんのやら。それにしても自分の事を美しいとか……ププッ。お前の事をそんな風に見てくれるのは変態紳士(ロリコン)だけだろ!
『覗いてなんていないわよ! 私は堂々と見てるんだからこうやって話しかけてるんじゃない! それに裸見たからって何とも思わないわよ。ふぅ、ちょっと落ち着かないといけないわね、あなたと口で勝負しても意味がないのよ。私落ち着け!』
なんかチビ神が一人でブツブツ言い始めた。
『さて、落ち着いたところで本題に入りましょうか。あなた王国で私たちが呼んだ勇者を殺したわよね、見てたわよ! 死にかけた所は減点だけどそこからの巻き返しは良かったわ。あなたを呼んだ神として鼻が高いわね!』
俺は殺してないぞ、妻たちが倒してくれたんだから俺の功績じゃねえし。むしろあいつのせいで何もできてない事に一番へこんでる俺にそれを言うとか、お前も相当鬼畜だな。
『貴方の妻だろうが眷属だろうが仲間だろうが部下だろうが何でもいいわよ。あなたの関係者が倒したことに意味があるんだから! 倒した娘のスキル欄見てるわよね? あれはある条件が満たされると解放されるから楽しみにしてなさい』
解放されるね。なんか危ない香りしかしねえな。それにそんな博打的なスキルなんかより、実用性のあるスキルの方がまだましだっただろうに。
『色々思うところはあると思うけど、悪い物じゃないからもらっておきなさい。貴方がこれからもこの世界で生活する限りきっと役に立つわ。敵対している勇者を相手のフィールドで倒したんだからそれなりに見返りがあるわよ』
敵対しているじゃなくて、敵対させられているの間違いだけどな。まぁ悪い物でないんだったら気にするだけ無駄か、もし変なもんだったら覚えておけよ? 地獄の果てまで追っかけてやるからな。
『神様を地獄の果てまで追っかけるとか、ユーモアにあふれてるわね! 神様がいるのは天国の方が近いんだからね!』
お前はどっちかというと邪神なんだから地獄にいろよ。悪魔みたいに俺をこんなとこに連れてきやがったんだから、閻魔様にでもさばかれとけ!
『まったく、邪神なんて失礼しちゃうわね。それにしても閻魔様ってなによ? なにかの魔物か何かかしら?』
わからんなら気にするな。俺のいた日本の地獄の番人だ! ってこの世界にも地獄や天国の概念があったんだな。なんだか今更な気がするけどな。っていう事は、悪魔型や天使型の魔物もいるってことか、サキュバスとかもいるのかな? イデッ!
元の世界では淫魔みたいな感じで男を誘惑して堕落させるエロい悪魔を想像してたら、隣の女湯から何かが俺の頭をめがけて飛んできてあたったのだ。
隙間が無いはずなのにどこから飛んできたのかと思ったら、女湯と男湯の間の壁に普通に穴が開いていた。それに頭に当たった物体を見てみると、固型石鹸だった。風呂の壁って一応石でできてるはずなのにどうやって貫通させたし!
「ご主人様、私たちがいるのにやましい気が届きましたが、何か変なこと考えてませんでしたか?」
声の主から考えると、どうやらシュリが投げた石鹸らしい。この世界はスキルの効果が乗ると簡単に物理法則を凌駕するから危険なんだよな。どんだけ早く打ち出したって石鹸サイズで石の壁貫通するなんて無理でしょ。それにしてもどうやってその「やましい気」を感じ取ったのだろうか?
「あ~すまん、チビ神がエロい悪魔を俺に想像させたからそんな気がしたのかもしれないな」
『ちょっと! 何で私のせいにするのよ! 今あなたの妻たちから負のオーラみたいなのが届いて怖いんですけど!』
俺を使って楽しんでるんだから、多少の冤罪は我慢しろ! どうせ死ぬわけじゃないんだからそのくらい必要経費だろ。
『冤罪をかぶせた上に負のオーラを浴びせるこの鬼畜!』
何とでも言え、俺を拉致してきた奴に慈悲はない! っていうか、お前今日は何しに出てきたんだよ。せっかく思い出さずに楽しめてたのに。
『はっ! いけないいけない、勇者殺しをねぎらうのが本命じゃなかったんだった! えっと確か新しいスキルの雪中行軍っていうのを手に入れたわよね? 初めてのスキルだからちょっと見せてもらおうと思ってね。ってことで勝手に覗くわよ、一応話を通さないと詳しく見る事ができないから今日あなたに声かけたのよ』
へーそういった縛りがあるんだ。って初めてのスキルにしては雪中行軍ってしょぼい気がするけどどうなんだろな?
『まぁ予想通りの能力だけど、王国の雪の季節にはかなりのアドバンテージになるスキルね。ただ雪の中を移動しやすくするスキルじゃなくて、雪のある場所でステータスにプラス補正がつく感じね。他の人間がマイナス補正がかかるのに対して、あなたたちは強くなるのだからいいスキルね。
環境でステータスに補正がかかるスキルは基本的に数が少ないからね。一フロアを雪の環境に変えてしまえば向かうとこ敵なしね。Sランクの魔物以外に対してはだけどね。あなたが覚えたってことは、あなたの配下は覚えれる可能性が高いからダンジョンが強くなるわね』
有利になるフィールドがあるのは悪くないけど、やっぱり基礎能力が高くなるスキルの方がよかったな。身体能力向上のようにステータスを直接強化するスキルがほしいな。
まぁわかったから、俺の裸見るのそろそろやめろ変態チビ神。話し終わったなら帰れよ、俺の裸見ていいのは妻たちだけなんだからな!
『誰も貴方の体に興味ないわよ、どうせ今日も妻たちといちゃこらするんでしょ、はやく出ちゃいなさいよ』
何で知ってるんだよ。まったく興味がないとか言ってみちゃうんだから、ムッツリスケベなチビ神だな。
『本当にいちゃこらしてたのね。なんか疲れてきたわ。勇者はそこら中にいるから退治しておいてね』
よくわからないけど帰った様だな。
0
お気に入りに追加
449
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
冤罪をかけられ、彼女まで寝取られた俺。潔白が証明され、皆は後悔しても戻れない事を知ったらしい
一本橋
恋愛
痴漢という犯罪者のレッテルを張られた鈴木正俊は、周りの信用を失った。
しかし、その実態は私人逮捕による冤罪だった。
家族をはじめ、友人やクラスメイトまでもが見限り、ひとり孤独へとなってしまう。
そんな正俊を慰めようと現れた彼女だったが、そこへ私人逮捕の首謀者である“山本”の姿が。
そこで、唯一の頼みだった彼女にさえも裏切られていたことを知ることになる。
……絶望し、身を投げようとする正俊だったが、そこに学校一の美少女と呼ばれている幼馴染みが現れて──
勇者に幼馴染で婚約者の彼女を寝取られたら、勇者のパーティーが仲間になった。~ただの村人だった青年は、魔術師、聖女、剣聖を仲間にして旅に出る~
霜月雹花
ファンタジー
田舎で住む少年ロイドには、幼馴染で婚約者のルネが居た。しかし、いつもの様に農作業をしていると、ルネから呼び出しを受けて付いて行くとルネの両親と勇者が居て、ルネは勇者と一緒になると告げられた。村人達もルネが勇者と一緒になれば村が有名になると思い上がり、ロイドを村から追い出した。。
ロイドはそんなルネや村人達の行動に心が折れ、村から近い湖で一人泣いていると、勇者の仲間である3人の女性がロイドの所へとやって来て、ロイドに向かって「一緒に旅に出ないか」と持ち掛けられた。
これは、勇者に幼馴染で婚約者を寝取られた少年が、勇者の仲間から誘われ、時に人助けをしたり、時に冒険をする。そんなお話である
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
転生したら倉庫キャラ♀でした。
ともQ
ファンタジー
最高に楽しいオフ会をしよう。
ゲーム内いつものギルドメンバーとの会話中、そんな僕の一言からオフ会の開催が決定された。
どうしても気になってしまうのは中の人、出会う相手は男性?女性? ドキドキしながら迎えたオフ会の当日、そのささやかな夢は未曾有の大天災、隕石の落下により地球が消滅したため無念にも中止となる。
死んで目を覚ますと、僕はMMORPG "オンリー・テイル" の世界に転生していた。
「なんでメインキャラじゃなくて倉庫キャラなの?!」
鍛え上げたキャラクターとは《性別すらも正反対》完全な初期状態からのスタート。
加えて、オンリー・テイルでは不人気と名高い《ユニーク職》、パーティーには完全不向き最凶最悪ジョブ《触術師》であった。
ギルドメンバーも転生していることを祈り、倉庫に貯めまくったレアアイテムとお金、最強ゲーム知識をフルバーストしこの世界を旅することを決意する。
道中、同じプレイヤーの猫耳魔法少女を仲間に入れて冒険ライフ、その旅路はのちに《英雄の軌跡》と称される。
今、オフ会のリベンジを果たすため "オンリー・テイル" の攻略が始まった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる