299 / 2,518
第299話 新しいスキルの習得
しおりを挟む
スキー場でスカーレットに怒られてから食堂へ連行された俺は、妻たちに質問攻めにあっていた。食事中なのに食事をそっちのけに質問しだした妻たちに、スカーレットがさらに怒り出してしまった。
うちは食事中におしゃべりする事はタブーではないが、食事をないがしろして会話を始めればシルキーに怒られてもおかしくない。こうしてみると、家事全般やってくれてこういうことで怒るから、何かお母さんっぽいな。見た目はチンマイから違和感が半端ないけどな。
俺がやっていたスノボーの質問は食事後にするように念を押されたので、みんなは俺のスノボーしていた姿の話をしながら食事をしていた。
ただ聞こえてくる内容はかっこよかったっていうのもあるが、大半があんな板でどうしてあれほど動けるのかが分かっておらずに興味を示していたようだったのだ。
元の世界で雪が降る国では当たり前にみんなが知っている、スキースノボーで雪の上をすべるスポーツだ。でもこの世界で雪といえば、寒いうえに馬車を走れなくしたり、畑で作物を育てられなくなったりする悪魔の如き代物だ。それを使った移動方法というか遊びがあること自体が驚きなのだろう。
食事も終わりシルキーたちが食後のお茶を準備してくれた。それが到着すると次々に質問が飛んできた。
「この世界ではないと思うけど、あれは冬にやるスポーツでスノボーって俺たちが呼んでいる。遊びだな。ただ滑って遊んだりもするけど、競技で飛んだり回転したりいろんな技を決めて点数を競い合ったりもするんだよね」
やはり妻たちは雪を使ったスポーツなんてものがあることに驚いていた。ただそれがスポーツや遊びと知るとやはり自分たちもやりたくなるのであろう。やり方を教えてほしいとねだられるが今は夜なので初心者には、夜の滑走は危ないということにして明日教えることにした。
いくら身体能力が高くなったり色々な耐性が高くなっていたりしたとしても、六時間近く雪と戯れていれば体の芯まで冷えてくるのは、普通の肉体と変わらないんだな。その事を実感した。
フレデリクで奴隷兵に使ったDPで強化したスタングレネード型のサーモリック爆弾を使った際に三〇〇〇度を超える熱には耐えたのに、普通に雪と戯れて体の芯まで冷えるんだから本当にこの世界は不思議なことが多いな。
一晩明けて朝食が終わると嫁に連行されてスキー場? ゲレンデに来ていた。あれ? 嫁だけにしては数が多いな、四十人はいる。全員がスノボーウェアに着替えていて帽子もかぶってゴーグルもしていたため、年少組のメンバーしかわからないのだ。
「なんか人数が多い気がするんだけど、どういうことだ?」
「ご主人様、最近新人組のこと忘れていませんか?」
新人組? あっ! リーファスを派遣してたメンバーたちか、すっかり存在を忘れていたな。今までどんな仕事してたんだ? 顔もあまり思い出せないから、会ってても認識できてない可能性があるな。
「その顔は、忘れていましたね。彼女たちはディストピアのためにいつも頑張ってくれてるんですよ、それなのに蔑ろにして、いつも頑張ってくれている彼女たちにご褒美とはいわないけど、遊んでもらおうと思って呼びました。
ちなみに彼女たちは私たたやグリエル、ダリア、老ドワーフ達の指示で街に尽くしてくれているのにダメとはいいませんよね?」
そんな言われ方したらダメとは言えないよな、ダメというつもりはないけどさ。
「もちろん遊んでもらって構わないよ。リーファスの時から頑張ってもらってるのに忘れててごめんな、しばらくはディストピアも落ち着いているから、ゆっくり休暇を取ってもらってもいいと思うけどピーチどうだ?」
「そうですね、ドワーフのおじいちゃんたちも落ち着いたといって工房に入り浸ってるらしいので、しばらくは彼女たちの仕事はないと思います。後、食事の質を上げてあげたいのですがいいですか?」
「え? それって俺の許可いるのか?」
「ずっと頑張ってくれている彼女たちだから、ブラウニー達の食事にしてあげたいんですよね」
「そんな事も俺の許可必要か?」
「一応ご主人様の配下なので許可なしに派遣することは良くないと思ったので」
「そういう扱いなんだ。俺の妻なんだからブラウニーたちが嫌がる事をさせないなら自由にしていいよ。ってか頑張ってくれているみたいだから、俺たちと同じ食堂でもいいんじゃねえか? 改装してから食堂広くしたしシルキーたちの料理も基本的に余るから一緒に食べてもらってもよくね?」
「ご主人様がいいのなら、なんの問題もありませんね」
「じゃぁ決定、四大精霊の誰かに言って家も近くに準備してもらってくれ。さてこの話はここまで、せっかく遊ぶんだからとことん遊びつくそう。スキー場といえばお昼はカレーライスだから、シルキーたちに色々準備してもらおう。ついでに宿泊施設とレストランも作っておこう! もちろん温泉付きでな!」
たいして上手でもなかった俺が、みんなにスノボーのやり方を教えていく。始めは基本となるスケーティングをみんなに練習してもらう。ステーティングとは、前足をボードに固定してから後ろ足は固定しないでけって進む方法だ。これでまずは雪の上をすべる感覚を養ってもらう。
しばらく練習していると全員問題なくできるようになったので、ステップアップしていく。両足を固定してまずは踵側のエッジをたてながら、ゆっくりと滑る練習と減速する方法を体に覚えさせる。
次に後ろを向いてつま先側のエッジをたてながらさっきと同じことをしてもらう。身体能力が高いせいか全員が問題なくできるようになっていた。
今度は本格的に滑っていく事になる。ドリフトターンの仕方を簡単に説明してから、エッジをたてながらゆっくりスタートを切らせてから徐々にスピードを上げてドリフトターンを実演する。
体重移動が大切だという事を伝えてはいたが、やっぱりというか八割くらいの娘たちが尻もちをついたり前に倒れてしまったりしていた。
転んでも楽しいようでかなり喜んでいる様子だ。ニ十分も練習すればコツをつかんで滑れるようになっていたので、次にカービングターンを教えていく。ドリフトターンができるようになっていたので問題なく習得していた。
ここまでかかった時間は約一時間、はやくね? 運動神経いい人はすぐ覚える人もいるっているって聞いたけど、全員俺が初めてスノボーした時より早く滑れるようになっていた。
一部はそれだけじゃなくて、ちょっとしたコブを利用してエアを決めていたりしていた。その中でシュリはプレスをしてボードの戻る力の反動を使ってジャンプしていた。あれ? あの方法であんなにジャンプできたっけ?
練習からニ時間で初級者コースを抜けて中級者コースへ向かった。やっぱり身体能力が高いとはいえ上達が早すぎないか?
何かを感じたのでステータスの確認をしてみると全員に『雪中行軍』というスキルがはえていた。なるほどな、これの効果でスノボーの上達が早かったのだろう。
中級者コースを抜けて、すぐに俺が昨日滑っていたコースに全員が向かおうとするが、今から行くと昼食が遅くなってしまうので、レストランに行って食事をとる事にした。
シルキーたちは俺の希望にこたえて、いつもの手の込んだカレーではなく、ちょっとチープなカレーを作ってくれた。だがチープなのは見た目だけで、味は絶品だった。トッピングに唐揚げやカツなども用意してくれていた。さすがだ!
食事を食べ終わって少し休憩したら、みんなが思い思いにリフトに乗ってゲレンデに散って行った。それに続いて俺も滑りに行った。
うちは食事中におしゃべりする事はタブーではないが、食事をないがしろして会話を始めればシルキーに怒られてもおかしくない。こうしてみると、家事全般やってくれてこういうことで怒るから、何かお母さんっぽいな。見た目はチンマイから違和感が半端ないけどな。
俺がやっていたスノボーの質問は食事後にするように念を押されたので、みんなは俺のスノボーしていた姿の話をしながら食事をしていた。
ただ聞こえてくる内容はかっこよかったっていうのもあるが、大半があんな板でどうしてあれほど動けるのかが分かっておらずに興味を示していたようだったのだ。
元の世界で雪が降る国では当たり前にみんなが知っている、スキースノボーで雪の上をすべるスポーツだ。でもこの世界で雪といえば、寒いうえに馬車を走れなくしたり、畑で作物を育てられなくなったりする悪魔の如き代物だ。それを使った移動方法というか遊びがあること自体が驚きなのだろう。
食事も終わりシルキーたちが食後のお茶を準備してくれた。それが到着すると次々に質問が飛んできた。
「この世界ではないと思うけど、あれは冬にやるスポーツでスノボーって俺たちが呼んでいる。遊びだな。ただ滑って遊んだりもするけど、競技で飛んだり回転したりいろんな技を決めて点数を競い合ったりもするんだよね」
やはり妻たちは雪を使ったスポーツなんてものがあることに驚いていた。ただそれがスポーツや遊びと知るとやはり自分たちもやりたくなるのであろう。やり方を教えてほしいとねだられるが今は夜なので初心者には、夜の滑走は危ないということにして明日教えることにした。
いくら身体能力が高くなったり色々な耐性が高くなっていたりしたとしても、六時間近く雪と戯れていれば体の芯まで冷えてくるのは、普通の肉体と変わらないんだな。その事を実感した。
フレデリクで奴隷兵に使ったDPで強化したスタングレネード型のサーモリック爆弾を使った際に三〇〇〇度を超える熱には耐えたのに、普通に雪と戯れて体の芯まで冷えるんだから本当にこの世界は不思議なことが多いな。
一晩明けて朝食が終わると嫁に連行されてスキー場? ゲレンデに来ていた。あれ? 嫁だけにしては数が多いな、四十人はいる。全員がスノボーウェアに着替えていて帽子もかぶってゴーグルもしていたため、年少組のメンバーしかわからないのだ。
「なんか人数が多い気がするんだけど、どういうことだ?」
「ご主人様、最近新人組のこと忘れていませんか?」
新人組? あっ! リーファスを派遣してたメンバーたちか、すっかり存在を忘れていたな。今までどんな仕事してたんだ? 顔もあまり思い出せないから、会ってても認識できてない可能性があるな。
「その顔は、忘れていましたね。彼女たちはディストピアのためにいつも頑張ってくれてるんですよ、それなのに蔑ろにして、いつも頑張ってくれている彼女たちにご褒美とはいわないけど、遊んでもらおうと思って呼びました。
ちなみに彼女たちは私たたやグリエル、ダリア、老ドワーフ達の指示で街に尽くしてくれているのにダメとはいいませんよね?」
そんな言われ方したらダメとは言えないよな、ダメというつもりはないけどさ。
「もちろん遊んでもらって構わないよ。リーファスの時から頑張ってもらってるのに忘れててごめんな、しばらくはディストピアも落ち着いているから、ゆっくり休暇を取ってもらってもいいと思うけどピーチどうだ?」
「そうですね、ドワーフのおじいちゃんたちも落ち着いたといって工房に入り浸ってるらしいので、しばらくは彼女たちの仕事はないと思います。後、食事の質を上げてあげたいのですがいいですか?」
「え? それって俺の許可いるのか?」
「ずっと頑張ってくれている彼女たちだから、ブラウニー達の食事にしてあげたいんですよね」
「そんな事も俺の許可必要か?」
「一応ご主人様の配下なので許可なしに派遣することは良くないと思ったので」
「そういう扱いなんだ。俺の妻なんだからブラウニーたちが嫌がる事をさせないなら自由にしていいよ。ってか頑張ってくれているみたいだから、俺たちと同じ食堂でもいいんじゃねえか? 改装してから食堂広くしたしシルキーたちの料理も基本的に余るから一緒に食べてもらってもよくね?」
「ご主人様がいいのなら、なんの問題もありませんね」
「じゃぁ決定、四大精霊の誰かに言って家も近くに準備してもらってくれ。さてこの話はここまで、せっかく遊ぶんだからとことん遊びつくそう。スキー場といえばお昼はカレーライスだから、シルキーたちに色々準備してもらおう。ついでに宿泊施設とレストランも作っておこう! もちろん温泉付きでな!」
たいして上手でもなかった俺が、みんなにスノボーのやり方を教えていく。始めは基本となるスケーティングをみんなに練習してもらう。ステーティングとは、前足をボードに固定してから後ろ足は固定しないでけって進む方法だ。これでまずは雪の上をすべる感覚を養ってもらう。
しばらく練習していると全員問題なくできるようになったので、ステップアップしていく。両足を固定してまずは踵側のエッジをたてながら、ゆっくりと滑る練習と減速する方法を体に覚えさせる。
次に後ろを向いてつま先側のエッジをたてながらさっきと同じことをしてもらう。身体能力が高いせいか全員が問題なくできるようになっていた。
今度は本格的に滑っていく事になる。ドリフトターンの仕方を簡単に説明してから、エッジをたてながらゆっくりスタートを切らせてから徐々にスピードを上げてドリフトターンを実演する。
体重移動が大切だという事を伝えてはいたが、やっぱりというか八割くらいの娘たちが尻もちをついたり前に倒れてしまったりしていた。
転んでも楽しいようでかなり喜んでいる様子だ。ニ十分も練習すればコツをつかんで滑れるようになっていたので、次にカービングターンを教えていく。ドリフトターンができるようになっていたので問題なく習得していた。
ここまでかかった時間は約一時間、はやくね? 運動神経いい人はすぐ覚える人もいるっているって聞いたけど、全員俺が初めてスノボーした時より早く滑れるようになっていた。
一部はそれだけじゃなくて、ちょっとしたコブを利用してエアを決めていたりしていた。その中でシュリはプレスをしてボードの戻る力の反動を使ってジャンプしていた。あれ? あの方法であんなにジャンプできたっけ?
練習からニ時間で初級者コースを抜けて中級者コースへ向かった。やっぱり身体能力が高いとはいえ上達が早すぎないか?
何かを感じたのでステータスの確認をしてみると全員に『雪中行軍』というスキルがはえていた。なるほどな、これの効果でスノボーの上達が早かったのだろう。
中級者コースを抜けて、すぐに俺が昨日滑っていたコースに全員が向かおうとするが、今から行くと昼食が遅くなってしまうので、レストランに行って食事をとる事にした。
シルキーたちは俺の希望にこたえて、いつもの手の込んだカレーではなく、ちょっとチープなカレーを作ってくれた。だがチープなのは見た目だけで、味は絶品だった。トッピングに唐揚げやカツなども用意してくれていた。さすがだ!
食事を食べ終わって少し休憩したら、みんなが思い思いにリフトに乗ってゲレンデに散って行った。それに続いて俺も滑りに行った。
1
お気に入りに追加
449
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
冤罪をかけられ、彼女まで寝取られた俺。潔白が証明され、皆は後悔しても戻れない事を知ったらしい
一本橋
恋愛
痴漢という犯罪者のレッテルを張られた鈴木正俊は、周りの信用を失った。
しかし、その実態は私人逮捕による冤罪だった。
家族をはじめ、友人やクラスメイトまでもが見限り、ひとり孤独へとなってしまう。
そんな正俊を慰めようと現れた彼女だったが、そこへ私人逮捕の首謀者である“山本”の姿が。
そこで、唯一の頼みだった彼女にさえも裏切られていたことを知ることになる。
……絶望し、身を投げようとする正俊だったが、そこに学校一の美少女と呼ばれている幼馴染みが現れて──
勇者に幼馴染で婚約者の彼女を寝取られたら、勇者のパーティーが仲間になった。~ただの村人だった青年は、魔術師、聖女、剣聖を仲間にして旅に出る~
霜月雹花
ファンタジー
田舎で住む少年ロイドには、幼馴染で婚約者のルネが居た。しかし、いつもの様に農作業をしていると、ルネから呼び出しを受けて付いて行くとルネの両親と勇者が居て、ルネは勇者と一緒になると告げられた。村人達もルネが勇者と一緒になれば村が有名になると思い上がり、ロイドを村から追い出した。。
ロイドはそんなルネや村人達の行動に心が折れ、村から近い湖で一人泣いていると、勇者の仲間である3人の女性がロイドの所へとやって来て、ロイドに向かって「一緒に旅に出ないか」と持ち掛けられた。
これは、勇者に幼馴染で婚約者を寝取られた少年が、勇者の仲間から誘われ、時に人助けをしたり、時に冒険をする。そんなお話である
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる