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第203話 ダンマスの秘密
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「シュウ、大切な話があるんだ!」
カエデが苦笑いして、リンドとダリアが真剣な顔をしてそういってきた。
「カエデから聞いたんだが、ダンジョンマスターってのは自分で作ったダンジョンじゃなくても支配できるって本当か?」
「一応そういう風に聞いている。自分以外が作ったダンジョンは敵性ダンジョンっていうんだったっけな? そのダンジョンのコアの制御を奪えば俺の制御下になるとかだった気がするけど?」
「ってことは、例えばシュウ以外のダンジョンマスターがいて、ヴローツマインのダンジョンのコアにたどり着いたら制御を奪われるってこと?」
「制御を奪うだけのDPがあれば、そういう事になると思うね」
「シュウには他のダンジョンマスターがわかるの?」
「俺には判らないな、俺に判るのは勇者っていう存在だけらしい。視界に入るとお互いが認識するみたいなことを聞いた覚えがある。マップ先生の検索でも今のところダンジョンマスターを発見したことはないな。検索に引っかからないのか単純にいないのかはわからないけどね」
「ダンジョンマスターにも、よくわからないものがあるんだろうな。それにしてもまさかダンジョンが違う誰かに支配される事があるなんてな。リンドと相談して、ヴローツマインのダンジョンを制御してくれないかな? 誰とも知らない人間に支配されるのは絶対に嫌なんだ。ユキムラの同郷の君に何とかしてもらえたらと思っているんだ」
「何事かと思えば、そういう事か。といっても俺は、自分の作った以外のダンジョンに入った事ないんだよな。ダンジョンを踏破してボスがいたら倒して。コアの制御を奪取しなきゃいけないんだよ。ちなみに一番奥に行った人ってどこまで行ったの? 何階まであるか知ってる?」
「ユキムラが言っていた話では一〇〇階まであるって聞いている。で一番下まで行った人で七十三階だったはずだ。そうだよなリンドさん?」
「そうだな、報告があった中では七十三階だ。といっても私なんだがな。行って帰ってくるのに一ヶ月はかかったからな。食料が尽きて危うく死ぬとこだったよ。食料を大量に持ち込む道具がなかったから大変だったんだよ」
「それで、そんな大変なところに俺たちに行って来いってことか? 一〇〇階もあるならわざわざ俺が制御する必要なくねえか?」
「制御が盗まれるってわかった以上、信用のあるシュウ殿に握っておいてほしいのです。リンドさんを完封した君の力と娘たちの力をもってすれば問題ないはずなので」
リンドとダリアは、制御を奪われていろいろされることを危惧しているようだ。まぁ俺が制御を奪えば、俺の掌握エリアと直結させてしまえば、他の人間にダンジョンを奪取される可能性が激減する。今俺のコアは俺の家の秘密の地下室に収められている。
コアを置く条件として、出入り口がない場所以外に置くことが可能なのだ。単純な話、溶岩の中でも海の底でも可能なのだ。半液体のマグマまでは問題ないようだが、固まってしまうとコアが機能不全になるのだ。
そこを踏まえてダンジョンコアを収めている部屋は、アダマンタイトの部屋にアダマンタイトの扉で固められている。そのうえアダマンタイトの金庫まで準備したのだ。機能不全にならないレベルを何とか探して準備した品だ。
まぁ和紙の方も一段落着いたので、ダンジョンアタックするのも悪くないか? そういえばダンジョンを責めたり勇者を倒したりしたら何かいいことあんのか? ただただリスクだけしかないのはやめてほしいな。そこらへんどうなんだチビ神!
『そんなの教えるわけないじゃん! 私のいう事何も聞かないくせにこういうときばっか色々聞くとか失礼しちゃうわね!」
やっぱり見てたかチビ神。失礼しちゃうとか、俺の同意もなしにこの世界に引きずり込んだくせによく言うぜ。お前のいう事聞いてほしかったらそういうルールで縛れって何度も言ってるだろ? 情報が手に入っただけ良しとしよう。ダンジョンコアの制御を奪ったり勇者を倒したりすれば何かしらあるっぽいな。
『なんでその事を!』
自分で教えるわけないって言ってる時点で、何かがあるのを隠してるってことだろ? よくこんな単純な奴が神をやってられるもんだな。
『うっさいわよ! あんたなんか知らないんだからね!』
「よし、試したいこともあるからダンジョンに行ってみるか。ただ、必ず制御の奪取ができると思わないでくれよ。俺だって確実にコアまでたどり着けるとは限らないからな」
「それは無いと思う。それに君たちが本当にたどり着けないのであれば、それはそれで安心できるってものだしね」
「ん? それが本音か。リンドが実際に七十三階まではイケてるから心配って部分もあるんだろうな。それに俺みたいなダンマスもいるわけだからな。準備できたら出発するわ」
さてやることも決まったし、準備をするか。今回はフルメンバーで行くべきだな。出し惜しみは無しで行こう。まずはピーチに伝えておかないとな。この時間はどこにいるんだろうな。そろそろ食事時だし食堂にでも行くか。
「お! ピーチいてよかった。夕食後でいいんだけど、全員に戦闘準備させて。ちょっとヴローツマインのダンジョンの攻略することになったからよろしく。今回はカエデもミリーも従魔もリンドも一定以上の戦力は連れてく予定だ。精霊たちは残ってもらうけどな。
とりあえず三ヶ月分くらい食料準備してくれ。そこまでかかる事はないだろうけど念のためにな」
ピーチは了解を告げて、始められる準備をしに行くようだ。ミリーとカエデには俺から伝えておこう。カエデは予想通り鍛冶場に居たし、ミリーは与えられた部屋で従魔たちの毛繕いをしていたので伝言をしておいた。
さて俺はダンジョンアタックのための準備を整えておかないとな。娘たちに地面で食事を食べさせるわけにはいかないから、机といすは必須だし、何日もお風呂に入れないのはあり得ないだろう。味気ない食事をさせるわけにもいかないので、キッチン馬車のようなのも欲しいな。
プレハブみたいなのにキッチンが備え付けられているのがほしいな。っとこれで良し。寝るところもある程度いい物を準備したいな。収納の鞄に入るいいサイズのマットレスとすのこを準備しておこう。日本でキャンプする時より明らかに住環境がよすぎる。下手なキャンピングカーよりいいものがそろっている。
キッチンに寄って温かい料理を可能な限り用意してもらう事にした。スープ系は作るのに時間と手間もかかるので、準備してもらったものを時間経過の無い収納アイテムで運べば問題ないしな。充実っぷりが半端ない! 温かいシチューにパンってだけでも違うからな。
夕食が始まる前に、再度みんなへ周知のためにダンジョンアタックすることを告げて、今回のアタックに対する趣旨も一緒に話しておく。
カエデが苦笑いして、リンドとダリアが真剣な顔をしてそういってきた。
「カエデから聞いたんだが、ダンジョンマスターってのは自分で作ったダンジョンじゃなくても支配できるって本当か?」
「一応そういう風に聞いている。自分以外が作ったダンジョンは敵性ダンジョンっていうんだったっけな? そのダンジョンのコアの制御を奪えば俺の制御下になるとかだった気がするけど?」
「ってことは、例えばシュウ以外のダンジョンマスターがいて、ヴローツマインのダンジョンのコアにたどり着いたら制御を奪われるってこと?」
「制御を奪うだけのDPがあれば、そういう事になると思うね」
「シュウには他のダンジョンマスターがわかるの?」
「俺には判らないな、俺に判るのは勇者っていう存在だけらしい。視界に入るとお互いが認識するみたいなことを聞いた覚えがある。マップ先生の検索でも今のところダンジョンマスターを発見したことはないな。検索に引っかからないのか単純にいないのかはわからないけどね」
「ダンジョンマスターにも、よくわからないものがあるんだろうな。それにしてもまさかダンジョンが違う誰かに支配される事があるなんてな。リンドと相談して、ヴローツマインのダンジョンを制御してくれないかな? 誰とも知らない人間に支配されるのは絶対に嫌なんだ。ユキムラの同郷の君に何とかしてもらえたらと思っているんだ」
「何事かと思えば、そういう事か。といっても俺は、自分の作った以外のダンジョンに入った事ないんだよな。ダンジョンを踏破してボスがいたら倒して。コアの制御を奪取しなきゃいけないんだよ。ちなみに一番奥に行った人ってどこまで行ったの? 何階まであるか知ってる?」
「ユキムラが言っていた話では一〇〇階まであるって聞いている。で一番下まで行った人で七十三階だったはずだ。そうだよなリンドさん?」
「そうだな、報告があった中では七十三階だ。といっても私なんだがな。行って帰ってくるのに一ヶ月はかかったからな。食料が尽きて危うく死ぬとこだったよ。食料を大量に持ち込む道具がなかったから大変だったんだよ」
「それで、そんな大変なところに俺たちに行って来いってことか? 一〇〇階もあるならわざわざ俺が制御する必要なくねえか?」
「制御が盗まれるってわかった以上、信用のあるシュウ殿に握っておいてほしいのです。リンドさんを完封した君の力と娘たちの力をもってすれば問題ないはずなので」
リンドとダリアは、制御を奪われていろいろされることを危惧しているようだ。まぁ俺が制御を奪えば、俺の掌握エリアと直結させてしまえば、他の人間にダンジョンを奪取される可能性が激減する。今俺のコアは俺の家の秘密の地下室に収められている。
コアを置く条件として、出入り口がない場所以外に置くことが可能なのだ。単純な話、溶岩の中でも海の底でも可能なのだ。半液体のマグマまでは問題ないようだが、固まってしまうとコアが機能不全になるのだ。
そこを踏まえてダンジョンコアを収めている部屋は、アダマンタイトの部屋にアダマンタイトの扉で固められている。そのうえアダマンタイトの金庫まで準備したのだ。機能不全にならないレベルを何とか探して準備した品だ。
まぁ和紙の方も一段落着いたので、ダンジョンアタックするのも悪くないか? そういえばダンジョンを責めたり勇者を倒したりしたら何かいいことあんのか? ただただリスクだけしかないのはやめてほしいな。そこらへんどうなんだチビ神!
『そんなの教えるわけないじゃん! 私のいう事何も聞かないくせにこういうときばっか色々聞くとか失礼しちゃうわね!」
やっぱり見てたかチビ神。失礼しちゃうとか、俺の同意もなしにこの世界に引きずり込んだくせによく言うぜ。お前のいう事聞いてほしかったらそういうルールで縛れって何度も言ってるだろ? 情報が手に入っただけ良しとしよう。ダンジョンコアの制御を奪ったり勇者を倒したりすれば何かしらあるっぽいな。
『なんでその事を!』
自分で教えるわけないって言ってる時点で、何かがあるのを隠してるってことだろ? よくこんな単純な奴が神をやってられるもんだな。
『うっさいわよ! あんたなんか知らないんだからね!』
「よし、試したいこともあるからダンジョンに行ってみるか。ただ、必ず制御の奪取ができると思わないでくれよ。俺だって確実にコアまでたどり着けるとは限らないからな」
「それは無いと思う。それに君たちが本当にたどり着けないのであれば、それはそれで安心できるってものだしね」
「ん? それが本音か。リンドが実際に七十三階まではイケてるから心配って部分もあるんだろうな。それに俺みたいなダンマスもいるわけだからな。準備できたら出発するわ」
さてやることも決まったし、準備をするか。今回はフルメンバーで行くべきだな。出し惜しみは無しで行こう。まずはピーチに伝えておかないとな。この時間はどこにいるんだろうな。そろそろ食事時だし食堂にでも行くか。
「お! ピーチいてよかった。夕食後でいいんだけど、全員に戦闘準備させて。ちょっとヴローツマインのダンジョンの攻略することになったからよろしく。今回はカエデもミリーも従魔もリンドも一定以上の戦力は連れてく予定だ。精霊たちは残ってもらうけどな。
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ピーチは了解を告げて、始められる準備をしに行くようだ。ミリーとカエデには俺から伝えておこう。カエデは予想通り鍛冶場に居たし、ミリーは与えられた部屋で従魔たちの毛繕いをしていたので伝言をしておいた。
さて俺はダンジョンアタックのための準備を整えておかないとな。娘たちに地面で食事を食べさせるわけにはいかないから、机といすは必須だし、何日もお風呂に入れないのはあり得ないだろう。味気ない食事をさせるわけにもいかないので、キッチン馬車のようなのも欲しいな。
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キッチンに寄って温かい料理を可能な限り用意してもらう事にした。スープ系は作るのに時間と手間もかかるので、準備してもらったものを時間経過の無い収納アイテムで運べば問題ないしな。充実っぷりが半端ない! 温かいシチューにパンってだけでも違うからな。
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