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第160話 交渉開始からの決定?
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昼前から行われていた宴会は終わることを知らず。ただいま朝日が見えてきたところだ。後三時間もしたらこの宴会丸一日続けてることになりそうだ。宴会中に色々わかったことがあった。
リンドのいた部屋は基本的に交渉の場所として使われない事。あの部屋は完璧なリンドの趣味部屋だったらしい。
さらにあの部屋には、撹乱領域(ディスラプトフィールド)の魔導具が気付かれないレベルの低出力で発信されていたらしい。俺がどういう人間か簡単に見極めるために、簡単な挑発をしていたそうだ。本命は、実力を見るために挑発して戦闘に持ち込むのがリンドの目的だったらしい。
リンドはこの都市ヴローツマインで一番の戦闘民族らしい。戦いたいがために用意した部屋で俺が挑発されキレてしまった、というのが今回の流れだったらしい。奴隷云々は本当に済まなかったと土下座をされた。とりあえず悪い人ではないようだ。
他にも、紹介してくれた飛竜隊の人は、本当にリンドの弟だったらしい。古典的なドワーフの弟にロリというには見た目がずれるが古典的な髭無しのドワーフじゃなく、人から見ても美人さんだもんな。それにしても似てない姉弟だな、まるで別の種族だよ!
俺の用意したお酒五樽と追加で持ってきてもらった五樽、合わせて十樽はきれいに無くなっていた。一番人気があったのは、意外にも酒精が四十パーセント程の泡盛だった。てっきりブランデーあたりが一番の人気になるかと思ってたのにな。
まぁ一番早く終わっただけで、他の酒も基本飲んだことない味だからガバガバ飲んでたな。特にリンドなんかは自分の体の体積より、明らかに多い量を飲んでいたはずなのに、見た目は全く変わっていない。トイレで出すにしても肝臓の機能が高すぎじゃねえか?
まぁ酒以上に人気があったのは、娘たちの料理だった。お酒にあうおつまみシリーズを実験もかねて作らせたのだ。フライドポテトや腸詰はもとからあったので、もつ鍋や焼き鳥を出したら飛ぶように無くなったのだ。
特にもつ鍋と焼き鳥の皮とハツの人気はすごかった。他の料理が半分程無くなる頃には準備した食材が無くなったため、真夜中なのに精肉店の店主を起こして解体させるほどの騒ぎになったのだ。
ドワーフってただの宴会好きなおっさん集団に見えてきた。
二十四時間続いた宴会も終わり、いったん家に帰って寝ようと考えていたらリンドに捕まり、紹介状の件で話が聞きたいと昨日とは別の部屋に通された。あんた今さっきまでデロデロに酔っていたはずなのに、なんでそんなにシャキッとしているんだい?
「昨日は本当に済まなかった。弟がリブロフという街を二個中隊規模の人数で、半日かからずに落としたと聞いてな、どれほどの実力があるか試してみたかったのだ。許してくれ。それで弟の手紙によると、大工とかを探しているって聞いているんだが、詳しく聞かせてもらってもいいか?」
しれっとついてきたカエデの方を見て様子をうかがうと、小さな声で「正直に話しても問題ないと思うよ」と言われたので、包み隠さず話すことにした。
「えっと簡単に言えば、俺は自分の街を作っています。そこに招きたいと思っていて誰か移住しそうな人を探しているんです」
「どの程度できているんだ?」
「住人の数は今のところ一〇〇人超えるくらいですが、水や衛生面、城壁や畑などの整備は整っています。近くに三つのダンジョンがあり、それぞれの特色が『肉』『植物』『鉱石』の三種類があります。ライチェル王国を追われてから、樹海に逃げて彷徨ってた時に発見して、拠点にできたらと思い色々と魔法を使い街を作っています」
「一つの街を二個中隊で落とせる戦力があるのだから、魔法の得意な人間が複数いてもおかしくないか。特に昨日一緒にここへきたエルフのお嬢さんは魔力が高く感じた。
それにしても樹海に街……ダンジョンが近くに三つもあるとは、人が生きるためには後は塩が必要じゃな。そこらへんはどう考えているんだ? 貿易か? 樹海の中ではなかなかハードルが高いな。ところでお主らが強いのは分かるがどうやって移動してるんだ?」
「塩は貿易も考えていますが、実は近くに海水と思われる大きな湖があるんですよ。そこの水を精製して塩にしようと思っています。移動に関してですが、地下に魔法で通路を掘って移動してるだけですよ」
「肉・植物・畑・鉱石・塩。人が生活するうえで必要なものがほとんど揃っているのだな。樹海だから木はそこら中にあるし、樹海の木は切って一年もすれば同じ大きさまで成長するから木材の心配もない。
それにしても地下に通路か、どれだけの魔力があればそれが可能になるのか知らないが、戦争で使われたら恐ろしい事だな。その通路もこの街の近くに出口があるのか?」
樹海の木って切ってもニョキニョキはえてくるのか? わざわざゴーレム達にきらせなくてもよかったか? まぁ俺の家の地下ダンジョンに、いくらでも置いておけるからないよりはいいだろう。
「一応ありますが、すぐに崩落できるようにしてありますね。もしそれを使って攻め込まれたら身もふたもないので」
「よく考えているんだな。今後はどうしたいと考えている?」
「そうですね、ここの戦力を考えれば他の国から攻められることは無いと思うので、この街までの地下通路をひける許可がもらえれば交易ができるかなと考えています」
「許可する。あの酒を作れる街と取引できるのは大きい! 何処に出入り口を作る? このギルドだと関係ない部署もあるから難しいな。旧鍛冶ギルドなんかは使いやすくていいかもな」
「え? 勝手に決めていいんですか? それに、その建物なら改装してもう俺たちの家になってますが」
「っ!? せっかくいい所だと思ったのに。そういえば話してなかったが、この街のトップは私だ。私が是といえばすべてが是……になるといいな。だけど貿易と通路に関しては、一括管理をすれば何の問題もないさ。あの建物どういう風に改装したんだい?」
「二階より上を住宅にして、一階は商売でもできるようにキッチンを設置した以外は手を付けてないですね」
「よし、その一階借り切った! 一部を食堂として扱うからよろしく。税金や通行料は後日検討しよう。とりあえず、作ってる街を見せてほしい。そしたら派遣する規模や税金の話もできると思う」
「じゃぁ、向こうにいる代官とも話してもらっていいか? 俺も立ち会うけど、きちんとした知識がある人間を代役にしたい。一階はこれ以上手を付けないから意見を聞きながら改装するよ」
よくわからないうちに商談が進んでいった。俺の手だけじゃなくて、この街の権力者が手を貸してくれるなら問題も少なくなりそうだ。
もし何かあった時は通路を埋めればいいわけだしな。リンドを連れていく前に湖を作っておかないとな。無線でゴーレム達をダンジョンに引き上げておいてもらわないとな。
リンドのいた部屋は基本的に交渉の場所として使われない事。あの部屋は完璧なリンドの趣味部屋だったらしい。
さらにあの部屋には、撹乱領域(ディスラプトフィールド)の魔導具が気付かれないレベルの低出力で発信されていたらしい。俺がどういう人間か簡単に見極めるために、簡単な挑発をしていたそうだ。本命は、実力を見るために挑発して戦闘に持ち込むのがリンドの目的だったらしい。
リンドはこの都市ヴローツマインで一番の戦闘民族らしい。戦いたいがために用意した部屋で俺が挑発されキレてしまった、というのが今回の流れだったらしい。奴隷云々は本当に済まなかったと土下座をされた。とりあえず悪い人ではないようだ。
他にも、紹介してくれた飛竜隊の人は、本当にリンドの弟だったらしい。古典的なドワーフの弟にロリというには見た目がずれるが古典的な髭無しのドワーフじゃなく、人から見ても美人さんだもんな。それにしても似てない姉弟だな、まるで別の種族だよ!
俺の用意したお酒五樽と追加で持ってきてもらった五樽、合わせて十樽はきれいに無くなっていた。一番人気があったのは、意外にも酒精が四十パーセント程の泡盛だった。てっきりブランデーあたりが一番の人気になるかと思ってたのにな。
まぁ一番早く終わっただけで、他の酒も基本飲んだことない味だからガバガバ飲んでたな。特にリンドなんかは自分の体の体積より、明らかに多い量を飲んでいたはずなのに、見た目は全く変わっていない。トイレで出すにしても肝臓の機能が高すぎじゃねえか?
まぁ酒以上に人気があったのは、娘たちの料理だった。お酒にあうおつまみシリーズを実験もかねて作らせたのだ。フライドポテトや腸詰はもとからあったので、もつ鍋や焼き鳥を出したら飛ぶように無くなったのだ。
特にもつ鍋と焼き鳥の皮とハツの人気はすごかった。他の料理が半分程無くなる頃には準備した食材が無くなったため、真夜中なのに精肉店の店主を起こして解体させるほどの騒ぎになったのだ。
ドワーフってただの宴会好きなおっさん集団に見えてきた。
二十四時間続いた宴会も終わり、いったん家に帰って寝ようと考えていたらリンドに捕まり、紹介状の件で話が聞きたいと昨日とは別の部屋に通された。あんた今さっきまでデロデロに酔っていたはずなのに、なんでそんなにシャキッとしているんだい?
「昨日は本当に済まなかった。弟がリブロフという街を二個中隊規模の人数で、半日かからずに落としたと聞いてな、どれほどの実力があるか試してみたかったのだ。許してくれ。それで弟の手紙によると、大工とかを探しているって聞いているんだが、詳しく聞かせてもらってもいいか?」
しれっとついてきたカエデの方を見て様子をうかがうと、小さな声で「正直に話しても問題ないと思うよ」と言われたので、包み隠さず話すことにした。
「えっと簡単に言えば、俺は自分の街を作っています。そこに招きたいと思っていて誰か移住しそうな人を探しているんです」
「どの程度できているんだ?」
「住人の数は今のところ一〇〇人超えるくらいですが、水や衛生面、城壁や畑などの整備は整っています。近くに三つのダンジョンがあり、それぞれの特色が『肉』『植物』『鉱石』の三種類があります。ライチェル王国を追われてから、樹海に逃げて彷徨ってた時に発見して、拠点にできたらと思い色々と魔法を使い街を作っています」
「一つの街を二個中隊で落とせる戦力があるのだから、魔法の得意な人間が複数いてもおかしくないか。特に昨日一緒にここへきたエルフのお嬢さんは魔力が高く感じた。
それにしても樹海に街……ダンジョンが近くに三つもあるとは、人が生きるためには後は塩が必要じゃな。そこらへんはどう考えているんだ? 貿易か? 樹海の中ではなかなかハードルが高いな。ところでお主らが強いのは分かるがどうやって移動してるんだ?」
「塩は貿易も考えていますが、実は近くに海水と思われる大きな湖があるんですよ。そこの水を精製して塩にしようと思っています。移動に関してですが、地下に魔法で通路を掘って移動してるだけですよ」
「肉・植物・畑・鉱石・塩。人が生活するうえで必要なものがほとんど揃っているのだな。樹海だから木はそこら中にあるし、樹海の木は切って一年もすれば同じ大きさまで成長するから木材の心配もない。
それにしても地下に通路か、どれだけの魔力があればそれが可能になるのか知らないが、戦争で使われたら恐ろしい事だな。その通路もこの街の近くに出口があるのか?」
樹海の木って切ってもニョキニョキはえてくるのか? わざわざゴーレム達にきらせなくてもよかったか? まぁ俺の家の地下ダンジョンに、いくらでも置いておけるからないよりはいいだろう。
「一応ありますが、すぐに崩落できるようにしてありますね。もしそれを使って攻め込まれたら身もふたもないので」
「よく考えているんだな。今後はどうしたいと考えている?」
「そうですね、ここの戦力を考えれば他の国から攻められることは無いと思うので、この街までの地下通路をひける許可がもらえれば交易ができるかなと考えています」
「許可する。あの酒を作れる街と取引できるのは大きい! 何処に出入り口を作る? このギルドだと関係ない部署もあるから難しいな。旧鍛冶ギルドなんかは使いやすくていいかもな」
「え? 勝手に決めていいんですか? それに、その建物なら改装してもう俺たちの家になってますが」
「っ!? せっかくいい所だと思ったのに。そういえば話してなかったが、この街のトップは私だ。私が是といえばすべてが是……になるといいな。だけど貿易と通路に関しては、一括管理をすれば何の問題もないさ。あの建物どういう風に改装したんだい?」
「二階より上を住宅にして、一階は商売でもできるようにキッチンを設置した以外は手を付けてないですね」
「よし、その一階借り切った! 一部を食堂として扱うからよろしく。税金や通行料は後日検討しよう。とりあえず、作ってる街を見せてほしい。そしたら派遣する規模や税金の話もできると思う」
「じゃぁ、向こうにいる代官とも話してもらっていいか? 俺も立ち会うけど、きちんとした知識がある人間を代役にしたい。一階はこれ以上手を付けないから意見を聞きながら改装するよ」
よくわからないうちに商談が進んでいった。俺の手だけじゃなくて、この街の権力者が手を貸してくれるなら問題も少なくなりそうだ。
もし何かあった時は通路を埋めればいいわけだしな。リンドを連れていく前に湖を作っておかないとな。無線でゴーレム達をダンジョンに引き上げておいてもらわないとな。
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