155 / 2,518
第155話 鉱山都市ヴローツマインへ出発
しおりを挟む
ジャルジャンの居残りは、新人組のパーティーを交互に待機させることにして、俺たちは一旦ディストピアに戻ってきている。ヴローツマインにも同じように地下通路を作るなら、新しく戦闘要員も補充しないといけないかな。
戻ってきたその日に街の名前を決めた事を居残りしていた奴隷一家の人達にこの街の名前が『死海都市ディストピア』に決まったことを伝えると、不満もなく……むしろ誇らしそうな顔をみんなでしていた。何が誇らしいのかよくわからないが、嫌がっていないようでよかった。
帰ってきて次にすることは決まっていた。ネルちゃんとの約束を果たすことだ。両親とネルちゃんを応接間に呼んでもらい、今後の話をすることにした。
「ネルちゃん、いらっしゃい。とっても頑張ってるみたいだね、ピーチたちに話は聞いたよ」
「ご主人様、ネルはね、シェリルちゃんやイリアちゃんとずっと一緒にいたいから頑張って修行してるんだよ! 早く二人や他の人とも冒険したいから……でも、先輩のだれにも勝てないの。もっともっと強くなりたいの」
おぉ、素手の格闘ならピーチとも互角以上に戦えるのに、まだまだ先を見ているのか。この世界の戦闘能力ってシュリみたいな特別を除けば、才能とか関係なしにやる気が一番有効なのか? 才能だって宝珠でスキルという形で発現させられるし、やはりやる気というのは大切なファクターなのだろう。
「ネルちゃん、お姉ちゃんたちはネルちゃんより、長い期間修行しているんだよ。そんなに簡単に追いつけるわけないよ。でもね、ネルちゃんの歳でそこまで強くなれたのは、まぎれもなくネルちゃんのヤル気のおかげだよ。
俺はその結果にすごく満足してる。だからネルちゃんを正式に、年少組のメンバーに加入してもいいと考えている。後はご両親とネルちゃん次第かな? 俺たちと行動を共にすると、お父さんやお母さんと会える時間が減るけど、本当にそれでも大丈夫かな?」
「私たちは、前にお伝えした通り、ネルの意見を尊重しようと思っています。奴隷になった身で自分の娘が自分で道を選べる機会なんてまずありません。だから私たちはご主人様に感謝しています。
この娘に冒険者の様な危険な職業とはいえ自分で選べる道を示してくれたことを、娘の成長をここで見ていける事を、ありがとうございます。ネル、君は自分で自分の道をつかみ取るんだよ、思ったように行動しなさい」
ネルちゃんは、両親の顔と俺の顔に視線を何度も往復させている。
「パパとママと離れ離れになるのはさみしいけど、一緒にいられる時間が減るだけであえなくなるわけじゃないから。私は、シェリルちゃんやイリアちゃんと一緒にいたい、傷を負っても治してあげたいの! 私の大切なお友達だから、だからご主人様、一緒に行かせて下さい!」
ん~ほんとにこの娘は八歳なのだろうか? 俺が八歳の頃って何してた? 親に隠れてこそこそゲームしてた気がする。長い時間やってると怒られるから隠れながら、それを考えるとこの世界の八歳ってすげえな、こういう環境のせいか思考が大人びている所があるしな。
それに比べ貴族の子供はただのわがままの塊だよな。中国の一人っ子政策でわがままな子供が増えた、みたいなこと昔新聞で見た記憶があるけど、あれって本当なのかな?甘やかされて育てばそういう事もありえるか。
「わかったよ、今から年少組の一員だ。最後に伝えておく。ネルちゃん、君には両親が近くにいるんだから適度に甘えてあげるんだよ。ディストピアにいる時はきちんと顔を出してあげるんだよ。シェリルたちとお話ししてた魔導具をご両親に渡してあげれば、離れている時でも声は届けられるから元気な声を聴かせてあげるんだよ」
はい! と大きな声で返事をして、荷物の準備を始めた。初めは両親と一緒でもいいかと思っていたが、ピーチや両親の話からそれは止める事にした。
これからは集団生活になるし、メイドの修行も本格化するため自立した方がいいと言われたのだ。八歳で自立か、もしネルが奴隷でなく俺が雇っていれば、戦闘能力を考えると各街の騎士団長と同じくらいの給金を出すべきなんだよな。
どのくらい払っているかしらないけどな。その戦闘能力を与えたのが俺という事を考えれば、そんなに払う必要はないかもしれないが、結局奴隷でなければ給料のいい方へ行くのは当たり前か。
「準備してる所悪いけど、明日から早速外出予定なんだ。鉱山都市ヴローツマインに行くから一緒に外出しよう。もちろんシェリルとイリアも一緒だよ。年少組に入ったお祝いということでよろしく」
ネルに明日からの事を報告し、俺は自分の屋敷に戻った。
屋敷の食堂では、次に誰が行くかの娘達会議が始まっていた。おぃおぃ、いくら会議しても連れて行くのは俺が決めるんだけど、これ従わないと色々問題が起こりそうだな。しょうがない、シェリルとイリアが入ってなかったら追加でねじ込めばいいか。
お? シルキーが用意してくれたクッキーがいつもと違うな。バタークッキーの様な感じがする。そんなに詳しいわけじゃないけど、今日は珈琲牛乳を頼んだのでいい感じに美味しく感じれた。
ほのぼのとしている中、娘たちの会議はヒートアップしていた。途中から全員が呼び出されたとはいえ、初めから行っていた娘達はやはりうらやましがられていた。
そんな様子を眺めていると足元に何かがふれた……ニコか、俺の足を上って膝の上に収まった。ハクがいないのでこのポジションにきたのだろう。嬉しい時の七光りを放っている。ぷにぷにとつついて遊んでいたら、娘たちの話し合いが終わったようだ。ピーチが報告に来た。
「ご主人様、今回の同伴は、私、シャルロット、サーシャ、ライラ、エレノア、マリア、ライムを考えていますが、どうでしょうか?」
あ、一応俺の意見聞いてくれるんだね。
「シェリルとイリアは連れていきたい。ネルが本格的に年少組に入るので、お祝いをかねて連れ出す予定だ。シュリがメンバーに入っていなかったから、アリスを連れてきたい。後、カエデも付いて行くからよろしく」
「カエデ様ですね、ドワーフの多い都市で鍛冶も盛んみたいですので行きたいのでしょう。了解いたしました。そのメンバーで行かせてもらいます。残ったメンバーはどうしますか?」
「特に何かをしろって事は無いかな。あえて言うなら今まで通りでいいかな。ガルドに素材を出してもらって生産系のスキルもあげておいてほしいかな。これはあまり強制したくないけど装備がよくなって損することは無いからね」
準備も終わり、次の日が来た。今回同行するシルキーは、スカーレットだ。娘たちが若干ピリピリしている気がする。スカーレットって怖いのか? 鬼教官でもしてたのだろうか?
まずは、ヴローツマインの位置を把握するために、あるといわれている周辺を掌握する。おろ? 掌握できないエリアが二ヵ所あるな。デカい建物……の下と東側の城門付近にあるな。まぁいいや、怪しまれない位置辺りまで地下道を掘っておこう。
「じゃあ出発しようか」
戻ってきたその日に街の名前を決めた事を居残りしていた奴隷一家の人達にこの街の名前が『死海都市ディストピア』に決まったことを伝えると、不満もなく……むしろ誇らしそうな顔をみんなでしていた。何が誇らしいのかよくわからないが、嫌がっていないようでよかった。
帰ってきて次にすることは決まっていた。ネルちゃんとの約束を果たすことだ。両親とネルちゃんを応接間に呼んでもらい、今後の話をすることにした。
「ネルちゃん、いらっしゃい。とっても頑張ってるみたいだね、ピーチたちに話は聞いたよ」
「ご主人様、ネルはね、シェリルちゃんやイリアちゃんとずっと一緒にいたいから頑張って修行してるんだよ! 早く二人や他の人とも冒険したいから……でも、先輩のだれにも勝てないの。もっともっと強くなりたいの」
おぉ、素手の格闘ならピーチとも互角以上に戦えるのに、まだまだ先を見ているのか。この世界の戦闘能力ってシュリみたいな特別を除けば、才能とか関係なしにやる気が一番有効なのか? 才能だって宝珠でスキルという形で発現させられるし、やはりやる気というのは大切なファクターなのだろう。
「ネルちゃん、お姉ちゃんたちはネルちゃんより、長い期間修行しているんだよ。そんなに簡単に追いつけるわけないよ。でもね、ネルちゃんの歳でそこまで強くなれたのは、まぎれもなくネルちゃんのヤル気のおかげだよ。
俺はその結果にすごく満足してる。だからネルちゃんを正式に、年少組のメンバーに加入してもいいと考えている。後はご両親とネルちゃん次第かな? 俺たちと行動を共にすると、お父さんやお母さんと会える時間が減るけど、本当にそれでも大丈夫かな?」
「私たちは、前にお伝えした通り、ネルの意見を尊重しようと思っています。奴隷になった身で自分の娘が自分で道を選べる機会なんてまずありません。だから私たちはご主人様に感謝しています。
この娘に冒険者の様な危険な職業とはいえ自分で選べる道を示してくれたことを、娘の成長をここで見ていける事を、ありがとうございます。ネル、君は自分で自分の道をつかみ取るんだよ、思ったように行動しなさい」
ネルちゃんは、両親の顔と俺の顔に視線を何度も往復させている。
「パパとママと離れ離れになるのはさみしいけど、一緒にいられる時間が減るだけであえなくなるわけじゃないから。私は、シェリルちゃんやイリアちゃんと一緒にいたい、傷を負っても治してあげたいの! 私の大切なお友達だから、だからご主人様、一緒に行かせて下さい!」
ん~ほんとにこの娘は八歳なのだろうか? 俺が八歳の頃って何してた? 親に隠れてこそこそゲームしてた気がする。長い時間やってると怒られるから隠れながら、それを考えるとこの世界の八歳ってすげえな、こういう環境のせいか思考が大人びている所があるしな。
それに比べ貴族の子供はただのわがままの塊だよな。中国の一人っ子政策でわがままな子供が増えた、みたいなこと昔新聞で見た記憶があるけど、あれって本当なのかな?甘やかされて育てばそういう事もありえるか。
「わかったよ、今から年少組の一員だ。最後に伝えておく。ネルちゃん、君には両親が近くにいるんだから適度に甘えてあげるんだよ。ディストピアにいる時はきちんと顔を出してあげるんだよ。シェリルたちとお話ししてた魔導具をご両親に渡してあげれば、離れている時でも声は届けられるから元気な声を聴かせてあげるんだよ」
はい! と大きな声で返事をして、荷物の準備を始めた。初めは両親と一緒でもいいかと思っていたが、ピーチや両親の話からそれは止める事にした。
これからは集団生活になるし、メイドの修行も本格化するため自立した方がいいと言われたのだ。八歳で自立か、もしネルが奴隷でなく俺が雇っていれば、戦闘能力を考えると各街の騎士団長と同じくらいの給金を出すべきなんだよな。
どのくらい払っているかしらないけどな。その戦闘能力を与えたのが俺という事を考えれば、そんなに払う必要はないかもしれないが、結局奴隷でなければ給料のいい方へ行くのは当たり前か。
「準備してる所悪いけど、明日から早速外出予定なんだ。鉱山都市ヴローツマインに行くから一緒に外出しよう。もちろんシェリルとイリアも一緒だよ。年少組に入ったお祝いということでよろしく」
ネルに明日からの事を報告し、俺は自分の屋敷に戻った。
屋敷の食堂では、次に誰が行くかの娘達会議が始まっていた。おぃおぃ、いくら会議しても連れて行くのは俺が決めるんだけど、これ従わないと色々問題が起こりそうだな。しょうがない、シェリルとイリアが入ってなかったら追加でねじ込めばいいか。
お? シルキーが用意してくれたクッキーがいつもと違うな。バタークッキーの様な感じがする。そんなに詳しいわけじゃないけど、今日は珈琲牛乳を頼んだのでいい感じに美味しく感じれた。
ほのぼのとしている中、娘たちの会議はヒートアップしていた。途中から全員が呼び出されたとはいえ、初めから行っていた娘達はやはりうらやましがられていた。
そんな様子を眺めていると足元に何かがふれた……ニコか、俺の足を上って膝の上に収まった。ハクがいないのでこのポジションにきたのだろう。嬉しい時の七光りを放っている。ぷにぷにとつついて遊んでいたら、娘たちの話し合いが終わったようだ。ピーチが報告に来た。
「ご主人様、今回の同伴は、私、シャルロット、サーシャ、ライラ、エレノア、マリア、ライムを考えていますが、どうでしょうか?」
あ、一応俺の意見聞いてくれるんだね。
「シェリルとイリアは連れていきたい。ネルが本格的に年少組に入るので、お祝いをかねて連れ出す予定だ。シュリがメンバーに入っていなかったから、アリスを連れてきたい。後、カエデも付いて行くからよろしく」
「カエデ様ですね、ドワーフの多い都市で鍛冶も盛んみたいですので行きたいのでしょう。了解いたしました。そのメンバーで行かせてもらいます。残ったメンバーはどうしますか?」
「特に何かをしろって事は無いかな。あえて言うなら今まで通りでいいかな。ガルドに素材を出してもらって生産系のスキルもあげておいてほしいかな。これはあまり強制したくないけど装備がよくなって損することは無いからね」
準備も終わり、次の日が来た。今回同行するシルキーは、スカーレットだ。娘たちが若干ピリピリしている気がする。スカーレットって怖いのか? 鬼教官でもしてたのだろうか?
まずは、ヴローツマインの位置を把握するために、あるといわれている周辺を掌握する。おろ? 掌握できないエリアが二ヵ所あるな。デカい建物……の下と東側の城門付近にあるな。まぁいいや、怪しまれない位置辺りまで地下道を掘っておこう。
「じゃあ出発しようか」
0
お気に入りに追加
449
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
冤罪をかけられ、彼女まで寝取られた俺。潔白が証明され、皆は後悔しても戻れない事を知ったらしい
一本橋
恋愛
痴漢という犯罪者のレッテルを張られた鈴木正俊は、周りの信用を失った。
しかし、その実態は私人逮捕による冤罪だった。
家族をはじめ、友人やクラスメイトまでもが見限り、ひとり孤独へとなってしまう。
そんな正俊を慰めようと現れた彼女だったが、そこへ私人逮捕の首謀者である“山本”の姿が。
そこで、唯一の頼みだった彼女にさえも裏切られていたことを知ることになる。
……絶望し、身を投げようとする正俊だったが、そこに学校一の美少女と呼ばれている幼馴染みが現れて──
勇者に幼馴染で婚約者の彼女を寝取られたら、勇者のパーティーが仲間になった。~ただの村人だった青年は、魔術師、聖女、剣聖を仲間にして旅に出る~
霜月雹花
ファンタジー
田舎で住む少年ロイドには、幼馴染で婚約者のルネが居た。しかし、いつもの様に農作業をしていると、ルネから呼び出しを受けて付いて行くとルネの両親と勇者が居て、ルネは勇者と一緒になると告げられた。村人達もルネが勇者と一緒になれば村が有名になると思い上がり、ロイドを村から追い出した。。
ロイドはそんなルネや村人達の行動に心が折れ、村から近い湖で一人泣いていると、勇者の仲間である3人の女性がロイドの所へとやって来て、ロイドに向かって「一緒に旅に出ないか」と持ち掛けられた。
これは、勇者に幼馴染で婚約者を寝取られた少年が、勇者の仲間から誘われ、時に人助けをしたり、時に冒険をする。そんなお話である
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる