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第146話 事後処理
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シビルに連れられて今回運んだ荷物を下ろしに、フェピーの管理している倉庫へ向かう。結構広い倉庫だったが、荷物が所狭しと並ぶことになった。商隊から慰謝料として頂戴した塩も一緒に置いておいた。有効に使ってくれることを祈るよ。
荷物を渡した後、自分の家に帰ってくる。帰ってくる途中にシビルにばれない様に、ダンマスのスキルを使って、家の裏に倉庫を作っておいた。地上二階建て地下二階の倉庫だ。シビルには、今日からしばらくここで働いてもらう事になるだろう。
給金を決めていなかったので、少し多めに食事をつけてやろうと考えている。うちのシルキーの食事を覚えてしまったらな、胃袋をつかんでここで働いてもらう事にしよう。
「シュウさん、今朝こんな倉庫ありましたっけ?」
お? 予想以上にするどいな。何とかポーカーフェイスを保ち答えた。
「え? シビルさん、疲れてるんじゃないですか? 朝見えなかっただけじゃないですか? ここ最近新しくしたばかりですから、気付かなかっただけだと思いますよ」
俺は嘘は言っていないぞ。朝(は作って無かったから)見えなかっただけで、言葉をあえて言わなかっただけだよ!
「そうかしら? リブロフにいた時は気が休まらなかったし、疲れてたのかしら?」
「そうですよ、ここで仕事を始めるのはしばらく休んだ後でもいいですよ? お昼にはちょっと早いので、軽い食事と飲み物用意しますよ。リリー、ミドリに言ってミルクティーとちょっとしたお菓子を準備してもらってくれ。シビルさん、飲み物とつまめるものを準備しますので一緒に来てもらっていいですか?」
「この言い方ですと、拒否しにくいですよね? 行かせていただきます」
「意地悪かったですね、一応この倉庫は事務所としても使えるようにしてあります。入口に事務所として使える部屋を準備してます。荷物は一階二階だけじゃなく、ワインとかの飲み物を管理しやすいように地下もあります。
お願いしたいのは、お金に換えにくい物やとっておいた方が良さそうなものと、売ってもいいものを選別してもらいたいですね。お金に換えにくい物などは、俺が適正価格で引き取る予定です。給金は、相場が分からないので歩合制というのはどうでしょう?
全部売り払えば相当な額になるはずですので、その〇.一パーセント程でどうかな? 一ヶ月で白金貨二〇〇枚分売り払えれば、金貨二十枚の出来高報酬になる予定です。後、希望があれば三食おやつ付きでどうですか?」
「慰謝料として持ってきた物の話を聞いたところ、結構な額になるけどいいのかしら?」
「必要経費として、売ったもののお金から給金を支払うから問題ないですね。稼ぎ時だと思ってくれればいいですよ。お? お茶が来たのでちょっとお話を中断しましょう。俺のお気に入りのお茶ですよ、どうぞ」
「ご主人様、ミドリさんより伝言です。ミルクティーよりストレートでお出しした方がいいのでは? との事でしたので、付け合わせとしてクッキーの他にクラッカーにチーズや数種類のジャムを準備してきました。問題があるようでしたらお取替えしますが、どうなさいますか?」
ミルクティーよりストレートの方がいいのか? ってクッキーやクラッカーにジャムをつけるのなら、ストレートの方が美味しいか? よくわからんけどミドリが言うんだから間違いないよな。
「ミドリがそういったなら、そっちの方がいいってことだから気にしないでいいよ。俺が好きだからミルクティー頼んだだけだしね」
「ご主人様の分はもちろんミルクティーで準備してますよ。では置いておきますね」
リリーが紅茶の説明をして、クッキーやクラッカーの食べ方を説明している。そういえばロシアの方では、ジャムを口に入れながら紅茶を飲むみたいなことがあるって言ってたっけ? 昔の話か? シビルは初めて飲む飲み物だったみたいで、恐る恐る手を伸ばし一口飲むと香りと味によいしれた。
クラッカーにチーズとジャムを乗せ食べてみたり、その後に紅茶を飲んでみたり、とろけるような顔をしていた。特に甘味のジャムには驚きを隠せないようだった。なる程、ミドリはこれを見越してストレートにしたのだろう。
甘いものはストレートティーと合わせると最強の組み合わせと言ってもいいんじゃないか? 特に女性は甘いものが好きという傾向が強く、シビルもその枠の中に納まっているので今回のティータイムは成功と言えるだろう。
「シュウさん、これって毎日出てくるんですか?」
「さすがに毎日は出てきませんが、紅茶は出しますよ。それよりも、うちは食事に力を入れていますのでそっちの方を期待した方がいいかもしれないですね」
「これ以上のものが出て来るんですか……」
シビルの喉がゴクリと鳴る。その気持ち分かるよ、美味しい物がここにあるんだからそういう反応になっちゃうよね!
「まぁお菓子と食事では大分違いますが、美味しい物は出てきますよ。気になるのでしたら、今日のお昼はなんだったっけな?」
そばに控えていたシュリから、天ぷらを中心とした和食だと耳打ちされた。
「ん~天ぷらか……好き嫌いがあるからな。シビルさん明日の朝食とかどうですか? 朝食のメニューであれば好き嫌いあっても種類を用意してるから、食べられないものが無いって事は無いと思うから、どうかな?」
「明日の朝ですね。八時では遅いですか?」
「その位で大丈夫ですよ。準備して待ってますので楽しみに来てください」
この後少し倉庫の案内をして、順次荷物を置いていくので仕分けして売り出してほしい事を伝える。商人はこの家に呼んでも問題ないけど、裏取引をしようとした商人がいたら報告してもらう予定だ。フェピーに通報して地獄を見てもらう予定だ。
天ぷらもガッツリ食べて満足したので午後の作業にうつる。倉庫に荷物をきちんと整理して並べる作業だ。収めきれない荷物は一旦出して、収納のカバンに詰め替えていく。
複数人で持ってるのめんどくさいもんね。俺も片付けを手伝おうとしたら『ご主人様の仕事ではありません』と言われてすることが無くなってしまった。
暇だったので、ニコを呼び寄せて丸くなってもらって、ハクとポンポンとバレーみたいに打ち上げて遊んでいた。それで時間が潰せるわけもなく暇を持て余したので、フェピーの所に行ってあの周辺の家や土地に空きが無いかもしくは売りたいと思ってる人がいないか聞いてみる事にした。
後日調査した内容を俺に伝えてくれると約束してくれた。フェピーは苦労人だな。
次の日の朝、朝食を食べに来たシビルは出されたメニューを見てたっぷり五分程放心してから、涙ながらに食事をしていた。シビルは贅沢とは言えないがそれでもそこそこ裕福な家なはずだが、やはり俺たちの家レベルの飯は食べた事がなかったのだろう。
朝食が終わった後は、食べ過ぎで打ち上げられたトドのようになっていた。さすがに放置するわけにもいかなかったので、暖炉の前に置いてあるソファーへ毛布を掛けて寝かせておく。
二時間ほどしてやっと復帰できたシビルさんを倉庫へ連れていき、荷物の置き方のアドバイスなどをしてもらう。残りの荷物を管理しているのは、イリアとシェリルであることを伝え荷物を出したりしまったりしてほしい時は声をかけるようにお願いする。
シビルはお腹がこなれたところで家に帰るとの事だった。帰り際に明日から真面目に働きます! と意気込んで帰って行ったので色々頑張ってもらおう。
荷物を渡した後、自分の家に帰ってくる。帰ってくる途中にシビルにばれない様に、ダンマスのスキルを使って、家の裏に倉庫を作っておいた。地上二階建て地下二階の倉庫だ。シビルには、今日からしばらくここで働いてもらう事になるだろう。
給金を決めていなかったので、少し多めに食事をつけてやろうと考えている。うちのシルキーの食事を覚えてしまったらな、胃袋をつかんでここで働いてもらう事にしよう。
「シュウさん、今朝こんな倉庫ありましたっけ?」
お? 予想以上にするどいな。何とかポーカーフェイスを保ち答えた。
「え? シビルさん、疲れてるんじゃないですか? 朝見えなかっただけじゃないですか? ここ最近新しくしたばかりですから、気付かなかっただけだと思いますよ」
俺は嘘は言っていないぞ。朝(は作って無かったから)見えなかっただけで、言葉をあえて言わなかっただけだよ!
「そうかしら? リブロフにいた時は気が休まらなかったし、疲れてたのかしら?」
「そうですよ、ここで仕事を始めるのはしばらく休んだ後でもいいですよ? お昼にはちょっと早いので、軽い食事と飲み物用意しますよ。リリー、ミドリに言ってミルクティーとちょっとしたお菓子を準備してもらってくれ。シビルさん、飲み物とつまめるものを準備しますので一緒に来てもらっていいですか?」
「この言い方ですと、拒否しにくいですよね? 行かせていただきます」
「意地悪かったですね、一応この倉庫は事務所としても使えるようにしてあります。入口に事務所として使える部屋を準備してます。荷物は一階二階だけじゃなく、ワインとかの飲み物を管理しやすいように地下もあります。
お願いしたいのは、お金に換えにくい物やとっておいた方が良さそうなものと、売ってもいいものを選別してもらいたいですね。お金に換えにくい物などは、俺が適正価格で引き取る予定です。給金は、相場が分からないので歩合制というのはどうでしょう?
全部売り払えば相当な額になるはずですので、その〇.一パーセント程でどうかな? 一ヶ月で白金貨二〇〇枚分売り払えれば、金貨二十枚の出来高報酬になる予定です。後、希望があれば三食おやつ付きでどうですか?」
「慰謝料として持ってきた物の話を聞いたところ、結構な額になるけどいいのかしら?」
「必要経費として、売ったもののお金から給金を支払うから問題ないですね。稼ぎ時だと思ってくれればいいですよ。お? お茶が来たのでちょっとお話を中断しましょう。俺のお気に入りのお茶ですよ、どうぞ」
「ご主人様、ミドリさんより伝言です。ミルクティーよりストレートでお出しした方がいいのでは? との事でしたので、付け合わせとしてクッキーの他にクラッカーにチーズや数種類のジャムを準備してきました。問題があるようでしたらお取替えしますが、どうなさいますか?」
ミルクティーよりストレートの方がいいのか? ってクッキーやクラッカーにジャムをつけるのなら、ストレートの方が美味しいか? よくわからんけどミドリが言うんだから間違いないよな。
「ミドリがそういったなら、そっちの方がいいってことだから気にしないでいいよ。俺が好きだからミルクティー頼んだだけだしね」
「ご主人様の分はもちろんミルクティーで準備してますよ。では置いておきますね」
リリーが紅茶の説明をして、クッキーやクラッカーの食べ方を説明している。そういえばロシアの方では、ジャムを口に入れながら紅茶を飲むみたいなことがあるって言ってたっけ? 昔の話か? シビルは初めて飲む飲み物だったみたいで、恐る恐る手を伸ばし一口飲むと香りと味によいしれた。
クラッカーにチーズとジャムを乗せ食べてみたり、その後に紅茶を飲んでみたり、とろけるような顔をしていた。特に甘味のジャムには驚きを隠せないようだった。なる程、ミドリはこれを見越してストレートにしたのだろう。
甘いものはストレートティーと合わせると最強の組み合わせと言ってもいいんじゃないか? 特に女性は甘いものが好きという傾向が強く、シビルもその枠の中に納まっているので今回のティータイムは成功と言えるだろう。
「シュウさん、これって毎日出てくるんですか?」
「さすがに毎日は出てきませんが、紅茶は出しますよ。それよりも、うちは食事に力を入れていますのでそっちの方を期待した方がいいかもしれないですね」
「これ以上のものが出て来るんですか……」
シビルの喉がゴクリと鳴る。その気持ち分かるよ、美味しい物がここにあるんだからそういう反応になっちゃうよね!
「まぁお菓子と食事では大分違いますが、美味しい物は出てきますよ。気になるのでしたら、今日のお昼はなんだったっけな?」
そばに控えていたシュリから、天ぷらを中心とした和食だと耳打ちされた。
「ん~天ぷらか……好き嫌いがあるからな。シビルさん明日の朝食とかどうですか? 朝食のメニューであれば好き嫌いあっても種類を用意してるから、食べられないものが無いって事は無いと思うから、どうかな?」
「明日の朝ですね。八時では遅いですか?」
「その位で大丈夫ですよ。準備して待ってますので楽しみに来てください」
この後少し倉庫の案内をして、順次荷物を置いていくので仕分けして売り出してほしい事を伝える。商人はこの家に呼んでも問題ないけど、裏取引をしようとした商人がいたら報告してもらう予定だ。フェピーに通報して地獄を見てもらう予定だ。
天ぷらもガッツリ食べて満足したので午後の作業にうつる。倉庫に荷物をきちんと整理して並べる作業だ。収めきれない荷物は一旦出して、収納のカバンに詰め替えていく。
複数人で持ってるのめんどくさいもんね。俺も片付けを手伝おうとしたら『ご主人様の仕事ではありません』と言われてすることが無くなってしまった。
暇だったので、ニコを呼び寄せて丸くなってもらって、ハクとポンポンとバレーみたいに打ち上げて遊んでいた。それで時間が潰せるわけもなく暇を持て余したので、フェピーの所に行ってあの周辺の家や土地に空きが無いかもしくは売りたいと思ってる人がいないか聞いてみる事にした。
後日調査した内容を俺に伝えてくれると約束してくれた。フェピーは苦労人だな。
次の日の朝、朝食を食べに来たシビルは出されたメニューを見てたっぷり五分程放心してから、涙ながらに食事をしていた。シビルは贅沢とは言えないがそれでもそこそこ裕福な家なはずだが、やはり俺たちの家レベルの飯は食べた事がなかったのだろう。
朝食が終わった後は、食べ過ぎで打ち上げられたトドのようになっていた。さすがに放置するわけにもいかなかったので、暖炉の前に置いてあるソファーへ毛布を掛けて寝かせておく。
二時間ほどしてやっと復帰できたシビルさんを倉庫へ連れていき、荷物の置き方のアドバイスなどをしてもらう。残りの荷物を管理しているのは、イリアとシェリルであることを伝え荷物を出したりしまったりしてほしい時は声をかけるようにお願いする。
シビルはお腹がこなれたところで家に帰るとの事だった。帰り際に明日から真面目に働きます! と意気込んで帰って行ったので色々頑張ってもらおう。
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