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第61話 クエスト失敗
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フレデリクの街に到着したのは、夕焼けが見えるような時間帯であった。この時間帯は、冒険者が多く帰ってくる。暗くなると門が閉まってしまうため、日帰りで受けられるクエストの場合は、門が閉まる前に帰ってこれるように調整して動いているのだ。
朝はクエストを受けるだけなので処理は簡単だが、この時間の場合はクエストの成否や報酬の計算・買取で時間がかかるので、朝の込み具合とは違い時間がかかる。
四つ開けている受付が全部埋まり各列三組ほど並んでいる状態だ。受付にミリーがいたのでその列に並ぶことにした。
さすがに全員の二十五人で並ぶわけにもいかないので、俺とカエデとピーチで並ぶことにして、他のメンバーは屋敷へ帰ってゆっくりしているように声をかけた。レイリーは護衛役という感じだな。おそらくシルキーたちは夕食の支度を喜々として始めるだろうから、娘たちは手伝いをすることだろう。
四十分程待ったところで自分たちの順番が回ってきた。
「あれ? シュウ君じゃないですか、獣道の森の調査もう終わったんですか?」
「いえ、ちょっと問題が発生したのでクエストを中断して報告しに来ました」
「え? どういうことですか? 急遽の指名依頼を故意にクエスト中断するのであれば、多額の違約金が発生しますよ?」
「それは覚悟の上です。みんなを危険な目にあわせてまでクエストを遂行するくらいなら、違約金を払います」
「そうですか……一先ず、報告してもらっていいですか?」
この三日間で狩った魔物の数は七〇〇匹を超えたことを話すと、ミリーさんの顔が青くなっている様子が見れた。
そのうちの三割以上がランクBの魔物だと知り、さらに顔色が悪くなっていたが、最後にランクAの魔物のヘビーグリズリーが現れたことと、ギルドの情報では、普段の生息域より一〇〇キロメートル程手前に位置するであろうことを話すと、ミリーさんは慌ててギルドマスターを呼びに行った。
ギルドマスターを連れて戻ってくると、個室へを誘導される。
「シュウ君すまないね、もう一度確認のためにミリー君に話した内容を聞かせてもらうね」
「わかりました」
「まず、今回のクエストを受けて三日間で魔物の討伐数が七〇〇匹を超えたというのは事実かね?」
肯定の意味で頷く。
「疑っているわけじゃないんだが、三つともBランクパーティー並みの実力があるとはいっても、三日間で七〇〇匹は多すぎる。討伐部位やドロップ品は持ち帰ってきているかな?」
「もちろんです。全部持って帰ってきたかはわかりませんが、可能な限り回収してきています」
「持って帰ってきているなら、疑いようもないな。それで、七〇〇匹のうちの約三割二〇〇匹以上がランクBの魔物っていうのは本当かい?」
「事実です。もちろん討伐部位もきちんと持ち帰っています」
「なんていう事だ……今回の緊急クエストはAランクパーティーでも荷が重いクエストだったのか。シュウ君たちには本当に申し訳ない。結果的にはクエスト失敗になってしまうが、ギルド側のクエストのランク査定が間違っていたために起きた、クエスト破棄なので評価に影響を与えることはない。
よく情報を持ち帰ってくれた。この情報はギルドの本部に伝えます。ちかく、シングル以上の冒険者が数名とAランクのパーティーが数チームで調査に当たると思われます。Bランク相当のパーティー三チームで、Bランクの魔物二〇〇匹以上とAランクの魔物をよく倒せましたね」
「え? Bランク冒険者って一対一でBランクの魔物を倒せるんじゃないんですか? それなら二〇〇匹が同時に襲ってこなければ、それなりに倒せると思うんですが?」
「ミリー君、シュウ君にきちんとその辺レクチャーしてなかったのかね?」
「はい……Cランクに上がった時間も早かったですし、Bランクになっていないので、まだ説明していませんでした。すいません」
「シュウ君、その辺の話もしておこうと思うのだが、先に討伐した魔物の査定をしようと思うが、いいだろうか? ランクの高い魔物が出てきて危険が高いことが確認されました。
クエスト自体は失敗扱いになりますが、行く前に約束していた一〇〇〇万フランは報酬として払わせていただきます。予想外の魔物の数ですので、討伐した魔物の査定も少し上乗せさせていただきます」
「えっと、クエスト放棄したのに報酬が出るんですか? 対外的には成功扱いみたいな言い方をされているんですがいいんですか?」
「問題ないというより、こちらが謝罪する側なのです。『危険なクエストを依頼してすいません』と許しを請わないといけないのです。申し訳なかった。今回の場合は、クエストのランクに無理があったので放棄というよりは、遂行困難なクエストでありギルド側の不備なので放棄しても問題はないんです」
「良かった。違約金覚悟での報告だったので得した感じですね。討伐部位は倉庫の方で出しにいきます」
「よろしく頼む」
買取カウンターの奥にある倉庫に収納の腕輪の中に入れていた七〇〇匹オーバーの魔物の討伐部位とドロップアイテムの一部(食材以外のモノ)を提出して元の部屋へと戻っていく。
部屋に戻ったシュウたちは、ギルドマスターからランクについての説明を受ける事になった。要約すると
冒険者のランクCまでは、魔物の同ランクを一対一で倒せることが最低条件。
冒険者のランクB以上は、戦闘力も必要だが冒険者としての品位が求められるようになってくる。
魔物のランクB以上は、冒険者個人のランクではなく同ランクパーティーで倒せることが条件。なので一対一で倒せる場合、戦闘能力的にはAランクは見込める範囲だとのこと。
Aランクの冒険者が八人集まっても、Aランクの魔物との連戦は良くても五匹が限度だろうとのこと。Aランクのパーティーで連携が取れていても十匹がいいところではないかとのこと。
シングル以上の冒険者なら一人で、Aランクの魔物を複数相手にしても圧勝することができる。本当の意味で人外。
Aランク冒険者とシングル以上は、想像している以上に戦闘能力に差があるようだ。もちろん魔物との相性もあるだろうが、それすらも覆して圧勝できるってことだよな。
Sランク以上の魔物だとシングル以上の相性のいい冒険者を集めてパーティーを組んで討伐するらしい。ちなみに、冒険者はシングル・ダブル・トリプルと呼ばれるが、魔物はS・SS・SSSと表記され区別して呼ばれている。
「何となく理解できました。俺が苦労して倒した変異種のホモークは例外としても、Aランクの魔物は本来Cランクの俺たちは、相手にするべきではなかったんですね。だれも大きな怪我をしなくてよかった」
「将来有望な冒険者が無事でよかったです。ご迷惑をおかけしました。今後もよろしくお願いします」
朝はクエストを受けるだけなので処理は簡単だが、この時間の場合はクエストの成否や報酬の計算・買取で時間がかかるので、朝の込み具合とは違い時間がかかる。
四つ開けている受付が全部埋まり各列三組ほど並んでいる状態だ。受付にミリーがいたのでその列に並ぶことにした。
さすがに全員の二十五人で並ぶわけにもいかないので、俺とカエデとピーチで並ぶことにして、他のメンバーは屋敷へ帰ってゆっくりしているように声をかけた。レイリーは護衛役という感じだな。おそらくシルキーたちは夕食の支度を喜々として始めるだろうから、娘たちは手伝いをすることだろう。
四十分程待ったところで自分たちの順番が回ってきた。
「あれ? シュウ君じゃないですか、獣道の森の調査もう終わったんですか?」
「いえ、ちょっと問題が発生したのでクエストを中断して報告しに来ました」
「え? どういうことですか? 急遽の指名依頼を故意にクエスト中断するのであれば、多額の違約金が発生しますよ?」
「それは覚悟の上です。みんなを危険な目にあわせてまでクエストを遂行するくらいなら、違約金を払います」
「そうですか……一先ず、報告してもらっていいですか?」
この三日間で狩った魔物の数は七〇〇匹を超えたことを話すと、ミリーさんの顔が青くなっている様子が見れた。
そのうちの三割以上がランクBの魔物だと知り、さらに顔色が悪くなっていたが、最後にランクAの魔物のヘビーグリズリーが現れたことと、ギルドの情報では、普段の生息域より一〇〇キロメートル程手前に位置するであろうことを話すと、ミリーさんは慌ててギルドマスターを呼びに行った。
ギルドマスターを連れて戻ってくると、個室へを誘導される。
「シュウ君すまないね、もう一度確認のためにミリー君に話した内容を聞かせてもらうね」
「わかりました」
「まず、今回のクエストを受けて三日間で魔物の討伐数が七〇〇匹を超えたというのは事実かね?」
肯定の意味で頷く。
「疑っているわけじゃないんだが、三つともBランクパーティー並みの実力があるとはいっても、三日間で七〇〇匹は多すぎる。討伐部位やドロップ品は持ち帰ってきているかな?」
「もちろんです。全部持って帰ってきたかはわかりませんが、可能な限り回収してきています」
「持って帰ってきているなら、疑いようもないな。それで、七〇〇匹のうちの約三割二〇〇匹以上がランクBの魔物っていうのは本当かい?」
「事実です。もちろん討伐部位もきちんと持ち帰っています」
「なんていう事だ……今回の緊急クエストはAランクパーティーでも荷が重いクエストだったのか。シュウ君たちには本当に申し訳ない。結果的にはクエスト失敗になってしまうが、ギルド側のクエストのランク査定が間違っていたために起きた、クエスト破棄なので評価に影響を与えることはない。
よく情報を持ち帰ってくれた。この情報はギルドの本部に伝えます。ちかく、シングル以上の冒険者が数名とAランクのパーティーが数チームで調査に当たると思われます。Bランク相当のパーティー三チームで、Bランクの魔物二〇〇匹以上とAランクの魔物をよく倒せましたね」
「え? Bランク冒険者って一対一でBランクの魔物を倒せるんじゃないんですか? それなら二〇〇匹が同時に襲ってこなければ、それなりに倒せると思うんですが?」
「ミリー君、シュウ君にきちんとその辺レクチャーしてなかったのかね?」
「はい……Cランクに上がった時間も早かったですし、Bランクになっていないので、まだ説明していませんでした。すいません」
「シュウ君、その辺の話もしておこうと思うのだが、先に討伐した魔物の査定をしようと思うが、いいだろうか? ランクの高い魔物が出てきて危険が高いことが確認されました。
クエスト自体は失敗扱いになりますが、行く前に約束していた一〇〇〇万フランは報酬として払わせていただきます。予想外の魔物の数ですので、討伐した魔物の査定も少し上乗せさせていただきます」
「えっと、クエスト放棄したのに報酬が出るんですか? 対外的には成功扱いみたいな言い方をされているんですがいいんですか?」
「問題ないというより、こちらが謝罪する側なのです。『危険なクエストを依頼してすいません』と許しを請わないといけないのです。申し訳なかった。今回の場合は、クエストのランクに無理があったので放棄というよりは、遂行困難なクエストでありギルド側の不備なので放棄しても問題はないんです」
「良かった。違約金覚悟での報告だったので得した感じですね。討伐部位は倉庫の方で出しにいきます」
「よろしく頼む」
買取カウンターの奥にある倉庫に収納の腕輪の中に入れていた七〇〇匹オーバーの魔物の討伐部位とドロップアイテムの一部(食材以外のモノ)を提出して元の部屋へと戻っていく。
部屋に戻ったシュウたちは、ギルドマスターからランクについての説明を受ける事になった。要約すると
冒険者のランクCまでは、魔物の同ランクを一対一で倒せることが最低条件。
冒険者のランクB以上は、戦闘力も必要だが冒険者としての品位が求められるようになってくる。
魔物のランクB以上は、冒険者個人のランクではなく同ランクパーティーで倒せることが条件。なので一対一で倒せる場合、戦闘能力的にはAランクは見込める範囲だとのこと。
Aランクの冒険者が八人集まっても、Aランクの魔物との連戦は良くても五匹が限度だろうとのこと。Aランクのパーティーで連携が取れていても十匹がいいところではないかとのこと。
シングル以上の冒険者なら一人で、Aランクの魔物を複数相手にしても圧勝することができる。本当の意味で人外。
Aランク冒険者とシングル以上は、想像している以上に戦闘能力に差があるようだ。もちろん魔物との相性もあるだろうが、それすらも覆して圧勝できるってことだよな。
Sランク以上の魔物だとシングル以上の相性のいい冒険者を集めてパーティーを組んで討伐するらしい。ちなみに、冒険者はシングル・ダブル・トリプルと呼ばれるが、魔物はS・SS・SSSと表記され区別して呼ばれている。
「何となく理解できました。俺が苦労して倒した変異種のホモークは例外としても、Aランクの魔物は本来Cランクの俺たちは、相手にするべきではなかったんですね。だれも大きな怪我をしなくてよかった」
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