30 / 2,518
第30話 娘たちの勉強のターン
しおりを挟む
「今から勉強を始めるけど、机を並べ替えよう。こっち側が前になるようにして三列にしようか。前列から小さい娘に座ってもらって年長者は後ろ側ね」
シュウが声をかけるとみんなが一斉に動き出して、年長者は机を運んで小さい娘たちは椅子を運んでいる。声掛けしなくても役割分担してるんだな。関心関心。
みんなが席に着くと、いつの間にか、みんなに頼られている様子のピーチが少しオドオドしながら、
「ご主人様、準備できました」
今の様子見ている限りでは、ピーチにこの娘たちのリーダーをさせても問題ないのではないだろうか?
「ありがとう。ピーチ、今からこの娘たちのリーダーとして任命するから、無理のない程度に頑張ってほしい」
「ひゃい!」
急に名指しで声をかけられたことにビックリしているのだろうか? 声が裏返って、噛んでしまっている。
「そんなにかたくならないでもいいから、できる範囲でやってくれればいいよ」
みんなの様子を見る。
「じゃぁ、勉強にしていこうかな。初めにパーティーの中で個人の役割について説明するね。パーティー戦において、タンク・ヒーラー・斥候・アタッカー・バッファー・デバッファーが主な役割になると俺は考えている。細かく分けると他にもあるけど、今言ったものを覚えてもらう予定だ。
タンクとは、敵の注意をひき攻撃を受け止める役割だ。敵の注意を引き付けることをヘイトを稼ぐという。タンクはそのヘイト管理が重要になって、パーティーの盾役になるために体を張らないといけないんだ。パーティー戦の命綱になる役割なんだ。
次に、ヒーラーは回復職だ。傷を負ってしまった味方を治療したりするのが主な仕事になる。ヒーラーはバッファーもしてもらう。バッファーとは、味方の能力を向上させるスキルを使って支援する役割だ。二つの役割を兼任してもらうから覚えることは増えるけど、ヒーラーも重要な役割だからね。
斥候、って言ってるけど要は、シーフのような立ち位置かな。敵の偵察・道の安全確保・罠の発見・宝箱や扉の仕掛けの解除など、パーティーの目になる役割だ。斥候がしっかりと目の役割を果たさないと、罠や敵の不意打ちで全滅することもありえる。
アタッカーは、文字のごとく攻撃担当の役割だ。アタッカーにも物理アタッカーと魔法アタッカーっていうのがあって、魔法に強い敵には物理が有効でその逆も一緒だ。遠距離と近距離の攻撃特徴の違いもあるから注意が必要かな。飛んでる敵に武器振り回しても当たらないよね?」
一呼吸おき、
「後、固い皮膚をしてる魔物には弓は刺さりにくいよね。魔法アタッカーには属性に注意しないといけない。水に強い魔物に水で攻撃してもダメージが出なかったり、反対に体力が回復することがあったり、するからみんな覚えておくように。物理アタッカーだから相性を覚える必要が無いとか思わない様にね。
最後にデバッファーについて。バッファーは味方の能力を上げて戦闘を有利に進ませるための役割に対して、デバッファーは敵の能力を下げて戦闘を有利に進める役割だな。
今更だけど、能力を上げる効果をバフ、能力を下げることをデバフという。デバフには大きく分けて3つ、物理的に起こるもの、魔法で起こるもの、精神的に起こるものに分けれる。
物理的というのは目潰しもそうだし、足や腕を傷付けて動きを鈍らせるのもそうだ。普通の攻撃でも起こるけど、意図的に狙うのが物理的なデバフかな。
魔法で起こるデバフは、物理的に起こるものと同じ理由と魔法で直接能力を下げる方法がある。精神的に起こるものは、魔法も含まれますが圧倒的強者の咆哮で恐怖に支配されて動けなくなることがあったりする」
娘たちの様子を見て、
「一気に話しましたけど、気になるところはあるかな?」
「はい、ご主人様!」
「お? メルフィなんだ?」
「えっと、タンクはパーティーの盾でみんなを守るのは解りました。でも、敵の注意をひく? ヘイトを稼ぐ? っていうのはどうしたらいいんでしょうか?」
「簡単に言うと、敵を攻撃するかスキルでヘイトを稼ぐんだよ。ただの挑発では魔物に効かないけど、スキルで挑発を行うと魔物にも効果があるんだよ。今は役割を覚えるだけでいいよ。
一通り勉強が終わったら戦闘訓練を受けてもらって、ある程度武器の使い方を覚えたり体の動かし方を覚えてもらう。専門的な役割は分かれて訓練をしようと思う。役割を覚えるだけと言いましたが、気になることがあったらどんどん聞きてくれ。分かる範囲で答えます」
「はいは~い、ご主人様!」
「ん? シェリルも聞きたいことあるのかい、何かな?」
「えっと、シェリルはご主人様の役に立ちたいの! どの役割がいいのか教えてほしいの!」
「そうだな~、どんな役割でも俺の役には立てるんだよ。問題なのは自分にあった役割が重要なんだ。でも、シェリルはまだ7歳だから戦闘は難しいかもしれないね」
「え~シェリルはご主人様と一緒に戦えないの?」
「そうは言ってないけど、体がまだ成長していないシェリルは、みんなより頑張らないといけないかもしれないね。
よく覚えておくんだよ、俺は無理や無茶をする娘とは一緒に戦いたくない。一人の無茶によってパーティーが危険になるからね。自分のできることをしっかり見極めて、できることを堅実に行える娘がいいな」
「わかった! シェリルは自分のできる事しっかり探すの! それでご主人様の役に立つの!」
「体がちっちゃいから無理しちゃだめだよ。他には聞いておきたいことあるかな?」
「はぃ! ご主人様」
「今度はイリアか、なんだい?」
「エルフが得意とする精霊魔法は、分類するとどの役割に入るんですか?」
「確か精霊魔法は契約する精霊によって得意な部類が違うから、きちんと特性を把握して使役できるようになることが大切だって、四大精霊の誰かが言ってた気がするな。貧乏器用になるかオールマイティーになるかは努力次第かな?」
「え? 四大精霊と話したことあるんですか?」
「あぁ~、イリアもきっとそのうち話せるようになるよ」
「イリアも話せるようになるといいな! 頑張る」
「頑張るのはいいけど、無茶や無理はいけないからね」
娘たちから色々な質問を受け、答えていく。一人ひとりがしっかり考えているようで、予想外のところをついてくる質問もあった。
特にマリーがしてきた質問に、攻撃の弱さを手数以外で補う方法が無いのかということだ。戦闘訓練が終わったら話そうかと思ってた内容の一つであった内容だ。自分でそこへたどり着けたのは正直関心するしかなかった。
マリーへの答えとしては、付与魔法と魔法剣があることを教えた。付与魔法はバフと属性攻撃をできるもので、魔法剣は一撃を重たくして弱点をつけば普通の攻撃の何倍もの威力になることを話した。
それを聞いたマリーは一撃の重くなる魔法剣を使おうとしていたが、カエデが俺が付与魔法を使ってることをぽろっというと、付与魔法に一気に傾いていた。というか、全員が付与魔法の事をもっと教えてほしいと言わんばかりの顔で俺の方を見ていた。
「付与魔法についての話は、戦闘訓練が一通り済んでからにする予定だからな。それまでに文字を覚えられれば、もっと理解できるようになると思うから、文字の読み書きができる娘はできない娘に教えてあげるようにね。
覚えられなくても説明できるようにするつもりではいるから、無理はしないようにね。とりあえず、今日はこの辺で勉強は終わりにします」
一呼吸おき、
「範囲は狭いですが、この家の中のプライベートエリア以外であれば、夕食まで自由してかまわないよ。またお風呂に入るのもよし、シルキーたちに色々教わるのもよし、部屋で寝るのもよし、食事の時間になったら呼ぶから家の中にいるように!」
「「「「「はい」」」」」
年少組は、さすがに眠い様子だったのでお部屋まで連れて行くようにピーチにお願いする。みんなを見送った後にレイリーを呼んで明日からの戦闘訓練について相談する。
シュウが声をかけるとみんなが一斉に動き出して、年長者は机を運んで小さい娘たちは椅子を運んでいる。声掛けしなくても役割分担してるんだな。関心関心。
みんなが席に着くと、いつの間にか、みんなに頼られている様子のピーチが少しオドオドしながら、
「ご主人様、準備できました」
今の様子見ている限りでは、ピーチにこの娘たちのリーダーをさせても問題ないのではないだろうか?
「ありがとう。ピーチ、今からこの娘たちのリーダーとして任命するから、無理のない程度に頑張ってほしい」
「ひゃい!」
急に名指しで声をかけられたことにビックリしているのだろうか? 声が裏返って、噛んでしまっている。
「そんなにかたくならないでもいいから、できる範囲でやってくれればいいよ」
みんなの様子を見る。
「じゃぁ、勉強にしていこうかな。初めにパーティーの中で個人の役割について説明するね。パーティー戦において、タンク・ヒーラー・斥候・アタッカー・バッファー・デバッファーが主な役割になると俺は考えている。細かく分けると他にもあるけど、今言ったものを覚えてもらう予定だ。
タンクとは、敵の注意をひき攻撃を受け止める役割だ。敵の注意を引き付けることをヘイトを稼ぐという。タンクはそのヘイト管理が重要になって、パーティーの盾役になるために体を張らないといけないんだ。パーティー戦の命綱になる役割なんだ。
次に、ヒーラーは回復職だ。傷を負ってしまった味方を治療したりするのが主な仕事になる。ヒーラーはバッファーもしてもらう。バッファーとは、味方の能力を向上させるスキルを使って支援する役割だ。二つの役割を兼任してもらうから覚えることは増えるけど、ヒーラーも重要な役割だからね。
斥候、って言ってるけど要は、シーフのような立ち位置かな。敵の偵察・道の安全確保・罠の発見・宝箱や扉の仕掛けの解除など、パーティーの目になる役割だ。斥候がしっかりと目の役割を果たさないと、罠や敵の不意打ちで全滅することもありえる。
アタッカーは、文字のごとく攻撃担当の役割だ。アタッカーにも物理アタッカーと魔法アタッカーっていうのがあって、魔法に強い敵には物理が有効でその逆も一緒だ。遠距離と近距離の攻撃特徴の違いもあるから注意が必要かな。飛んでる敵に武器振り回しても当たらないよね?」
一呼吸おき、
「後、固い皮膚をしてる魔物には弓は刺さりにくいよね。魔法アタッカーには属性に注意しないといけない。水に強い魔物に水で攻撃してもダメージが出なかったり、反対に体力が回復することがあったり、するからみんな覚えておくように。物理アタッカーだから相性を覚える必要が無いとか思わない様にね。
最後にデバッファーについて。バッファーは味方の能力を上げて戦闘を有利に進ませるための役割に対して、デバッファーは敵の能力を下げて戦闘を有利に進める役割だな。
今更だけど、能力を上げる効果をバフ、能力を下げることをデバフという。デバフには大きく分けて3つ、物理的に起こるもの、魔法で起こるもの、精神的に起こるものに分けれる。
物理的というのは目潰しもそうだし、足や腕を傷付けて動きを鈍らせるのもそうだ。普通の攻撃でも起こるけど、意図的に狙うのが物理的なデバフかな。
魔法で起こるデバフは、物理的に起こるものと同じ理由と魔法で直接能力を下げる方法がある。精神的に起こるものは、魔法も含まれますが圧倒的強者の咆哮で恐怖に支配されて動けなくなることがあったりする」
娘たちの様子を見て、
「一気に話しましたけど、気になるところはあるかな?」
「はい、ご主人様!」
「お? メルフィなんだ?」
「えっと、タンクはパーティーの盾でみんなを守るのは解りました。でも、敵の注意をひく? ヘイトを稼ぐ? っていうのはどうしたらいいんでしょうか?」
「簡単に言うと、敵を攻撃するかスキルでヘイトを稼ぐんだよ。ただの挑発では魔物に効かないけど、スキルで挑発を行うと魔物にも効果があるんだよ。今は役割を覚えるだけでいいよ。
一通り勉強が終わったら戦闘訓練を受けてもらって、ある程度武器の使い方を覚えたり体の動かし方を覚えてもらう。専門的な役割は分かれて訓練をしようと思う。役割を覚えるだけと言いましたが、気になることがあったらどんどん聞きてくれ。分かる範囲で答えます」
「はいは~い、ご主人様!」
「ん? シェリルも聞きたいことあるのかい、何かな?」
「えっと、シェリルはご主人様の役に立ちたいの! どの役割がいいのか教えてほしいの!」
「そうだな~、どんな役割でも俺の役には立てるんだよ。問題なのは自分にあった役割が重要なんだ。でも、シェリルはまだ7歳だから戦闘は難しいかもしれないね」
「え~シェリルはご主人様と一緒に戦えないの?」
「そうは言ってないけど、体がまだ成長していないシェリルは、みんなより頑張らないといけないかもしれないね。
よく覚えておくんだよ、俺は無理や無茶をする娘とは一緒に戦いたくない。一人の無茶によってパーティーが危険になるからね。自分のできることをしっかり見極めて、できることを堅実に行える娘がいいな」
「わかった! シェリルは自分のできる事しっかり探すの! それでご主人様の役に立つの!」
「体がちっちゃいから無理しちゃだめだよ。他には聞いておきたいことあるかな?」
「はぃ! ご主人様」
「今度はイリアか、なんだい?」
「エルフが得意とする精霊魔法は、分類するとどの役割に入るんですか?」
「確か精霊魔法は契約する精霊によって得意な部類が違うから、きちんと特性を把握して使役できるようになることが大切だって、四大精霊の誰かが言ってた気がするな。貧乏器用になるかオールマイティーになるかは努力次第かな?」
「え? 四大精霊と話したことあるんですか?」
「あぁ~、イリアもきっとそのうち話せるようになるよ」
「イリアも話せるようになるといいな! 頑張る」
「頑張るのはいいけど、無茶や無理はいけないからね」
娘たちから色々な質問を受け、答えていく。一人ひとりがしっかり考えているようで、予想外のところをついてくる質問もあった。
特にマリーがしてきた質問に、攻撃の弱さを手数以外で補う方法が無いのかということだ。戦闘訓練が終わったら話そうかと思ってた内容の一つであった内容だ。自分でそこへたどり着けたのは正直関心するしかなかった。
マリーへの答えとしては、付与魔法と魔法剣があることを教えた。付与魔法はバフと属性攻撃をできるもので、魔法剣は一撃を重たくして弱点をつけば普通の攻撃の何倍もの威力になることを話した。
それを聞いたマリーは一撃の重くなる魔法剣を使おうとしていたが、カエデが俺が付与魔法を使ってることをぽろっというと、付与魔法に一気に傾いていた。というか、全員が付与魔法の事をもっと教えてほしいと言わんばかりの顔で俺の方を見ていた。
「付与魔法についての話は、戦闘訓練が一通り済んでからにする予定だからな。それまでに文字を覚えられれば、もっと理解できるようになると思うから、文字の読み書きができる娘はできない娘に教えてあげるようにね。
覚えられなくても説明できるようにするつもりではいるから、無理はしないようにね。とりあえず、今日はこの辺で勉強は終わりにします」
一呼吸おき、
「範囲は狭いですが、この家の中のプライベートエリア以外であれば、夕食まで自由してかまわないよ。またお風呂に入るのもよし、シルキーたちに色々教わるのもよし、部屋で寝るのもよし、食事の時間になったら呼ぶから家の中にいるように!」
「「「「「はい」」」」」
年少組は、さすがに眠い様子だったのでお部屋まで連れて行くようにピーチにお願いする。みんなを見送った後にレイリーを呼んで明日からの戦闘訓練について相談する。
0
お気に入りに追加
449
あなたにおすすめの小説
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
平凡すぎる、と追放された俺。実は大量スキル獲得可のチート能力『無限変化』の使い手でした。俺が抜けてパーティが瓦解したから今更戻れ?お断りです
たかたちひろ【令嬢節約ごはん23日発売】
ファンタジー
★ファンタジーカップ参加作品です。
応援していただけたら執筆の励みになります。
《俺、貸します!》
これはパーティーを追放された男が、その実力で上り詰め、唯一無二の『レンタル冒険者』として無双を極める話である。(新形式のざまぁもあるよ)
ここから、直接ざまぁに入ります。スカッとしたい方は是非!
「君みたいな平均的な冒険者は不要だ」
この一言で、パーティーリーダーに追放を言い渡されたヨシュア。
しかしその実、彼は平均を装っていただけだった。
レベル35と見せかけているが、本当は350。
水属性魔法しか使えないと見せかけ、全属性魔法使い。
あまりに圧倒的な実力があったため、パーティーの中での力量バランスを考え、あえて影からのサポートに徹していたのだ。
それどころか攻撃力・防御力、メンバー関係の調整まで全て、彼が一手に担っていた。
リーダーのあまりに不足している実力を、ヨシュアのサポートにより埋めてきたのである。
その事実を伝えるも、リーダーには取り合ってもらえず。
あえなく、追放されてしまう。
しかし、それにより制限の消えたヨシュア。
一人で無双をしていたところ、その実力を美少女魔導士に見抜かれ、『レンタル冒険者』としてスカウトされる。
その内容は、パーティーや個人などに借りられていき、場面に応じた役割を果たすというものだった。
まさに、ヨシュアにとっての天職であった。
自分を正当に認めてくれ、力を発揮できる環境だ。
生まれつき与えられていたギフト【無限変化】による全武器、全スキルへの適性を活かして、様々な場所や状況に完璧な適応を見せるヨシュア。
目立ちたくないという思いとは裏腹に、引っ張りだこ。
元パーティーメンバーも彼のもとに帰ってきたいと言うなど、美少女たちに溺愛される。
そうしつつ、かつて前例のない、『レンタル』無双を開始するのであった。
一方、ヨシュアを追放したパーティーリーダーはと言えば、クエストの失敗、メンバーの離脱など、どんどん破滅へと追い込まれていく。
ヨシュアのスーパーサポートに頼りきっていたこと、その真の強さに気づき、戻ってこいと声をかけるが……。
そのときには、もう遅いのであった。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる