5 / 2,518
第5話 故郷の味
しおりを挟む
状況に流された状態で1日が過ぎた。
体が痛てえな。ベッドはある程度固い方がいいけど、さすがにこれは固すぎたな。快適空間作るときは、大きなベッドもいいかな。寝返りし放題だし……いや、畳部屋ってのもありだな。さてと、DP確認っと。
お? まじか! 4000DP超えてるじゃん。って、昨日気付かなかったけどマップのところに時間が表示されてるし、この様子だと24時間って感じでいいっぽい? それに、1時間単位のDPっぽい表記があるな……413DP/hだってさ。
改めて見ると、昨日気付かなかったこともいっぱいあるな。これを目安にいろいろできそうだな。この街を制覇するためにどんどんエリアを掌握していくかな。
操作を終えると、街の四分の一程の範囲が掌握できたような気がする。マップには簡単な街並みが表示されていた。時間の下には621DP/hと表記されていた。
それにしても結構増えたな。この様子なら2日もあればこの街を全部掌握できそうだな。10日後には自分の家も夢じゃないかも?
奴隷もいるみたいだから、そのうち買ってなんか商売やってみるのもいいかな? まぁ10日分は宿のお金を払ってるし、それまでに考えてみるか。
これからの予定をざっくりと頭の中で立てていく。
俺の仮の姿は冒険者って事にしたから、冒険者としての知識もきちんと高めておかないとな。
昨日見た講習の内容を思い出し、1週間くらいで一通り受けられるみたいだからそれを受けながら、街の中を見学してみるのも悪くないかな。
ゲームやパソコンがないから若干手持ち無沙汰ではあるが、思ってたような禁断症状的なものはなさそうだ。しばらくすれば、ゲームもできるようになるはずだし問題ないだろう。
講習を受け、街を散策し一通り目についた見た目が美味しそうなものは食べてみた。当たり外れが激しかった。当たりの露店のおっちゃんには、少し金を落として調理の方法を聞いたりもした。
おいしかった物の多くが、地球で使われていた技法やそれによく似た技法で調理されていることが分かった。特にお肉は、血抜きをされていないのも多く地球の食べ物に慣れている俺には辛いものがあった。
こんな風にノンビリ過ごしていると6日が過ぎた。
この街の掌握は、この世界に来て3日目に終わり、残りの4日間はDPが溜まる一方だった。ちなみに今のDPは14万を超えており時給は1524DPである。ウハウハ過ぎてよだれが出そうだ。
家を買って快適空間を作る前に問題が発生した! 俺の事を知っている人は多くはないが、家を買ったお金がどこから来ているのかという話になった際にどうやって誤魔化すのがいいか思いつかないため、DPがあっても家が買えない状態である。
できればある程度広い敷地がほしいと考えている。他には、衛生的な面で外縁部から離れた場所にある家がほしいと思っている。
買うまでのいい方法が思いつかなかったので、体を動かすために戦闘訓練にでも行くことにした。講習も受けて一通りの知識はなんとなく覚えたので、戦闘訓練をしてクエストに出れる準備をしようかと考えた。
戦闘訓練は、午後からの開始なので午前中は時間があることに気付く。
ダンジョンのステータスを眺めて時間を潰そうと考えた。マップを眺め人口が何人なのか気になり検索をかけてみる。
へぇ~、人口4万人ちょいいるのか。この街がこの国のどのくらいの規模なのかわからないが、多い気がするな。お? 検索者の総レベルは、153442なのか。なんで表記されてるんだ?
なるほど、DP時給は総レベルの百分の一ってことか! でも倒したらDPどのくらいゲットできるんだろうな? 持続的に稼げるようになったから気にしなくてもいいっか。
この街の平均レベルが4位なのに最高レベルが124で、役職が騎士団長となっていた。ってマップよ、詳細までわかるのか、かなり便利だなこれ。
検索はできるけどレベル毎の色分けとかまではできないようだった。
勇者も検索できるから、道や他の街までの範囲を掌握してしまえば、早めに見つけられるかもしれないな。道を掌握してもたいしてDPが増えるわけじゃないのである程度溜まったら考えるか。
冒険者の平均レベルが20位なので、俺のレベルも15くらいまで上げてしまおう。消費DPは……合計で52500か、レベル1上がるごとに500ずつ必要DPが増えているようだ。
モンスターを狩ってあげるのも大変なんじゃないかな。まぁ余裕があればちょこちょこ上げてけばいいかな。
DPのアイテム召喚で出せるものを見ていると、スキル宝珠があった。剣・両手剣・斧・棍等々各種武器スキル、火・水・風・土等々の魔法系スキル、能力向上・魔力上昇・命中力上昇・標準等々の技能系と補助系スキル、他にも生産系や作成スキルなど幅広くあった。
ちょっと中二病をこじらせた俺は、槍スキルと雷魔法、付与術、能力向上のスキルを習得し、スキルのLvを3にして鉄の槍の高品質を召喚した。
「これで俺も槍術士! 薙刀も槍に含まれるみたいだから持っていても不思議じゃないくらいの状況になったらゲットしますかな。夢が広がる! 三国志の有名武将に槍や薙刀に近い武器持ってる印象が強いから若干あこがれもあったんだよな」
あまり広くない部屋で、槍を振り回してみる。今まで一度も振っていないのに、どうやって体を動かせばいいのか分かる。宝珠によって得た知識の塊なのだろうか、DPで魔法は地道に増やしていくのも悪くないだろうか? 楽しみが広がるな。
スキルLv3でこの動きだと10まで行くとどのくらい動けるんだろ? 異世界物やバトルものの小説だと、知識があっても経験が上回ることが多々あるから過信はできないだろうけど、男に生まれたらには一度は強くなってみたいとか考えるよね。決して厨二病をこじらせたわけではないのだ!
色々時間をかけたつもりだったがまだ11時だった。今日の昼ご飯を何にしようか迷って、久しぶりに地球の食べ物が食べたくなって色々探してみる。
目につくのは、ファーストフード・ジャンクフード・弁当ばかりだ。まぁ完成している食事って言うとファーストフード・ジャンクフード・弁当以外ほとんどないんだけどね。
お湯が準備できるならカップラーメンでもよかったんだけどね。やっぱりここは、モ○のリッチモ○バーガーは外せないな。それとマッ○のポテトにチキンナゲットとコ○・コーラで決まりだ!
地球でもそんなに食べているわけではないので、かなり久しぶりに食べた気がする。やはり、ハンバーガーはモ○に限るな! サイドメニューはマッ○が好きなんだよな。
地球にいたら贅沢でできない組み合わせだけど。DPに余裕のある今なら負けはない!
久しぶりに食べた地球の食べ物はやはり美味かった。異世界のここでここまでの味をだすことはできないだろう。DPで調味料を呼び出さない限りは、あの味を再現できないのだ。
だって調味料に塩と胡椒と砂糖と酢しかないのだ! 香辛料も多くなく地球がいかに食に対して貪欲だったかを思い知ることになった。
DPで種を召喚して、ダンジョン農園でも作って魔物に育てさせることでもできないか検討の余地があると考えていた。
体が痛てえな。ベッドはある程度固い方がいいけど、さすがにこれは固すぎたな。快適空間作るときは、大きなベッドもいいかな。寝返りし放題だし……いや、畳部屋ってのもありだな。さてと、DP確認っと。
お? まじか! 4000DP超えてるじゃん。って、昨日気付かなかったけどマップのところに時間が表示されてるし、この様子だと24時間って感じでいいっぽい? それに、1時間単位のDPっぽい表記があるな……413DP/hだってさ。
改めて見ると、昨日気付かなかったこともいっぱいあるな。これを目安にいろいろできそうだな。この街を制覇するためにどんどんエリアを掌握していくかな。
操作を終えると、街の四分の一程の範囲が掌握できたような気がする。マップには簡単な街並みが表示されていた。時間の下には621DP/hと表記されていた。
それにしても結構増えたな。この様子なら2日もあればこの街を全部掌握できそうだな。10日後には自分の家も夢じゃないかも?
奴隷もいるみたいだから、そのうち買ってなんか商売やってみるのもいいかな? まぁ10日分は宿のお金を払ってるし、それまでに考えてみるか。
これからの予定をざっくりと頭の中で立てていく。
俺の仮の姿は冒険者って事にしたから、冒険者としての知識もきちんと高めておかないとな。
昨日見た講習の内容を思い出し、1週間くらいで一通り受けられるみたいだからそれを受けながら、街の中を見学してみるのも悪くないかな。
ゲームやパソコンがないから若干手持ち無沙汰ではあるが、思ってたような禁断症状的なものはなさそうだ。しばらくすれば、ゲームもできるようになるはずだし問題ないだろう。
講習を受け、街を散策し一通り目についた見た目が美味しそうなものは食べてみた。当たり外れが激しかった。当たりの露店のおっちゃんには、少し金を落として調理の方法を聞いたりもした。
おいしかった物の多くが、地球で使われていた技法やそれによく似た技法で調理されていることが分かった。特にお肉は、血抜きをされていないのも多く地球の食べ物に慣れている俺には辛いものがあった。
こんな風にノンビリ過ごしていると6日が過ぎた。
この街の掌握は、この世界に来て3日目に終わり、残りの4日間はDPが溜まる一方だった。ちなみに今のDPは14万を超えており時給は1524DPである。ウハウハ過ぎてよだれが出そうだ。
家を買って快適空間を作る前に問題が発生した! 俺の事を知っている人は多くはないが、家を買ったお金がどこから来ているのかという話になった際にどうやって誤魔化すのがいいか思いつかないため、DPがあっても家が買えない状態である。
できればある程度広い敷地がほしいと考えている。他には、衛生的な面で外縁部から離れた場所にある家がほしいと思っている。
買うまでのいい方法が思いつかなかったので、体を動かすために戦闘訓練にでも行くことにした。講習も受けて一通りの知識はなんとなく覚えたので、戦闘訓練をしてクエストに出れる準備をしようかと考えた。
戦闘訓練は、午後からの開始なので午前中は時間があることに気付く。
ダンジョンのステータスを眺めて時間を潰そうと考えた。マップを眺め人口が何人なのか気になり検索をかけてみる。
へぇ~、人口4万人ちょいいるのか。この街がこの国のどのくらいの規模なのかわからないが、多い気がするな。お? 検索者の総レベルは、153442なのか。なんで表記されてるんだ?
なるほど、DP時給は総レベルの百分の一ってことか! でも倒したらDPどのくらいゲットできるんだろうな? 持続的に稼げるようになったから気にしなくてもいいっか。
この街の平均レベルが4位なのに最高レベルが124で、役職が騎士団長となっていた。ってマップよ、詳細までわかるのか、かなり便利だなこれ。
検索はできるけどレベル毎の色分けとかまではできないようだった。
勇者も検索できるから、道や他の街までの範囲を掌握してしまえば、早めに見つけられるかもしれないな。道を掌握してもたいしてDPが増えるわけじゃないのである程度溜まったら考えるか。
冒険者の平均レベルが20位なので、俺のレベルも15くらいまで上げてしまおう。消費DPは……合計で52500か、レベル1上がるごとに500ずつ必要DPが増えているようだ。
モンスターを狩ってあげるのも大変なんじゃないかな。まぁ余裕があればちょこちょこ上げてけばいいかな。
DPのアイテム召喚で出せるものを見ていると、スキル宝珠があった。剣・両手剣・斧・棍等々各種武器スキル、火・水・風・土等々の魔法系スキル、能力向上・魔力上昇・命中力上昇・標準等々の技能系と補助系スキル、他にも生産系や作成スキルなど幅広くあった。
ちょっと中二病をこじらせた俺は、槍スキルと雷魔法、付与術、能力向上のスキルを習得し、スキルのLvを3にして鉄の槍の高品質を召喚した。
「これで俺も槍術士! 薙刀も槍に含まれるみたいだから持っていても不思議じゃないくらいの状況になったらゲットしますかな。夢が広がる! 三国志の有名武将に槍や薙刀に近い武器持ってる印象が強いから若干あこがれもあったんだよな」
あまり広くない部屋で、槍を振り回してみる。今まで一度も振っていないのに、どうやって体を動かせばいいのか分かる。宝珠によって得た知識の塊なのだろうか、DPで魔法は地道に増やしていくのも悪くないだろうか? 楽しみが広がるな。
スキルLv3でこの動きだと10まで行くとどのくらい動けるんだろ? 異世界物やバトルものの小説だと、知識があっても経験が上回ることが多々あるから過信はできないだろうけど、男に生まれたらには一度は強くなってみたいとか考えるよね。決して厨二病をこじらせたわけではないのだ!
色々時間をかけたつもりだったがまだ11時だった。今日の昼ご飯を何にしようか迷って、久しぶりに地球の食べ物が食べたくなって色々探してみる。
目につくのは、ファーストフード・ジャンクフード・弁当ばかりだ。まぁ完成している食事って言うとファーストフード・ジャンクフード・弁当以外ほとんどないんだけどね。
お湯が準備できるならカップラーメンでもよかったんだけどね。やっぱりここは、モ○のリッチモ○バーガーは外せないな。それとマッ○のポテトにチキンナゲットとコ○・コーラで決まりだ!
地球でもそんなに食べているわけではないので、かなり久しぶりに食べた気がする。やはり、ハンバーガーはモ○に限るな! サイドメニューはマッ○が好きなんだよな。
地球にいたら贅沢でできない組み合わせだけど。DPに余裕のある今なら負けはない!
久しぶりに食べた地球の食べ物はやはり美味かった。異世界のここでここまでの味をだすことはできないだろう。DPで調味料を呼び出さない限りは、あの味を再現できないのだ。
だって調味料に塩と胡椒と砂糖と酢しかないのだ! 香辛料も多くなく地球がいかに食に対して貪欲だったかを思い知ることになった。
DPで種を召喚して、ダンジョン農園でも作って魔物に育てさせることでもできないか検討の余地があると考えていた。
1
お気に入りに追加
449
あなたにおすすめの小説
救国の大聖女は生まれ変わって【薬剤師】になりました ~聖女の力には限界があるけど、万能薬ならもっとたくさんの人を救えますよね?~
日之影ソラ
恋愛
千年前、大聖女として多くの人々を救った一人の女性がいた。国を蝕む病と一人で戦った彼女は、僅かニ十歳でその生涯を終えてしまう。その原因は、聖女の力を使い過ぎたこと。聖女の力には、使うことで自身の命を削るというリスクがあった。それを知ってからも、彼女は聖女としての使命を果たすべく、人々のために祈り続けた。そして、命が終わる瞬間、彼女は後悔した。もっと多くの人を救えたはずなのに……と。
そんな彼女は、ユリアとして千年後の世界で新たな生を受ける。今度こそ、より多くの人を救いたい。その一心で、彼女は薬剤師になった。万能薬を作ることで、かつて救えなかった人たちの笑顔を守ろうとした。
優しい王子に、元気で真面目な後輩。宮廷での環境にも恵まれ、一歩ずつ万能薬という目標に進んでいく。
しかし、新たな聖女が誕生してしまったことで、彼女の人生は大きく変化する。
鮮明な月
碧
BL
鮮明な月のようなあの人のことを、幼い頃からひたすらに思い続けていた。叶わないと知りながら、それでもただひたすらに密やかに思い続ける源川仁聖。叶わないのは当然だ、鮮明な月のようなあの人は、自分と同じ男性なのだから。
彼を思いながら、他の人間で代用し続ける矛盾に耐えきれなくなっていく。そんな時ふと鮮明な月のような彼に、手が届きそうな気がした。
第九章以降は鮮明な月の後日談
月のような彼に源川仁聖の手が届いてからの物語。
基本的にはエッチ多目だと思われます。
読む際にはご注意下さい。第九章以降は主人公達以外の他キャラ主体が元気なため誰が主人公やねんなところもあります。すみません。
転移魔法に失敗したら大変な事に巻き込まれたようです。
ミカヅキグマ
ファンタジー
魔導師のヴァージニアは転移魔法に失敗して見知らぬ島に来てしまった。
地図にも載っていないその島には何やら怪しげな遺跡がポツンと建っていた。ヴァージニアはただでさえ転移魔法の失敗で落ち込んでいるのに、うっかりその遺跡に閉じ込められてしまう。彼女が出口を探すために仕方なく遺跡の奥に進んで行くと、なんとそこには一人の幼い少年がいた。何故こんな所に少年が? 彼は一体何者なのだろうか?
ヴァージニアは少年の正体が世界を揺るがす出来事に発展するとは露程も思っていなかったのだった……。
※台詞が多めです。現在(2021年11月)投稿している辺りだと地の文が増えてきています。
※最終話の後に登場人物紹介がありますので、少しのネタバレならOKという方はどうぞご覧下さい。
ネタバレ
※ヴァージニア(主人公)が抱く疑問は地竜とキャサリンが登場すると解けていきます。(伏線回収)
さらにネタバレ
※何度もループしている世界の話ですが、主人公達は前の世界の記憶を持っていません。しかし違和感などは覚えています。(あんまりループ要素はないです)
さらにさらにネタバレ?
※少年の正体は早い段階で出てるじゃないかと思っている方……、それじゃないんです。別にあるんです。
没落した元名門貴族の令嬢は、馬鹿にしてきた人たちを見返すため王子の騎士を目指します!
日之影ソラ
ファンタジー
かつては騎士の名門と呼ばれたブレイブ公爵家は、代々王族の専属護衛を任されていた。
しかし数世代前から優秀な騎士が生まれず、ついに専属護衛の任を解かれてしまう。それ以降も目立った活躍はなく、貴族としての地位や立場は薄れて行く。
ブレイブ家の長女として生まれたミスティアは、才能がないながらも剣士として研鑽をつみ、騎士となった父の背中を見て育った。彼女は父を尊敬していたが、周囲の目は冷ややかであり、落ちぶれた騎士の一族と馬鹿にされてしまう。
そんなある日、父が戦場で命を落としてしまった。残されたのは母も病に倒れ、ついにはミスティア一人になってしまう。土地、お金、人、多くを失ってしまったミスティアは、亡き両親の想いを受け継ぎ、再びブレイブ家を最高の騎士の名家にするため、第一王子の護衛騎士になることを決意する。
こちらの作品の連載版です。
https://ncode.syosetu.com/n8177jc/
悪魔だと呼ばれる強面騎士団長様に勢いで結婚を申し込んでしまった私の結婚生活
束原ミヤコ
恋愛
ラーチェル・クリスタニアは、男運がない。
初恋の幼馴染みは、もう一人の幼馴染みと結婚をしてしまい、傷心のまま婚約をした相手は、結婚間近に浮気が発覚して破談になってしまった。
ある日の舞踏会で、ラーチェルは幼馴染みのナターシャに小馬鹿にされて、酒を飲み、ふらついてぶつかった相手に、勢いで結婚を申し込んだ。
それは悪魔の騎士団長と呼ばれる、オルフェレウス・レノクスだった。
優秀な姉の添え物でしかない私を必要としてくれたのは、優しい勇者様でした ~病弱だった少女は異世界で恩返しの旅に出る~
日之影ソラ
ファンタジー
前世では病弱で、生涯のほとんどを病室で過ごした少女がいた。彼女は死を迎える直前、神様に願った。
もしも来世があるのなら、今度は私が誰かを支えられるような人間になりたい。見知らぬ誰かの優しさが、病に苦しむ自分を支えてくれたように。
そして彼女は貴族の令嬢ミモザとして生まれ変わった。非凡な姉と比べられ、常に見下されながらも、自分にやれることを精一杯取り組み、他人を支えることに人生をかけた。
誰かのために生きたい。その想いに嘘はない。けれど……本当にこれでいいのか?
そんな疑問に答えをくれたのは、平和な時代に生まれた勇者様だった。
欲情しないと仰いましたので白い結婚でお願いします
ユユ
恋愛
他国の王太子の第三妃として望まれたはずが、
王太子からは拒絶されてしまった。
欲情しない?
ならば白い結婚で。
同伴公務も拒否します。
だけど王太子が何故か付き纏い出す。
* 作り話です
* 暇つぶしにどうぞ
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる