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旅と出会いと冒険と
27話 ウサギとカメを狩るもの達
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街から見える雪山の方から白い煙がモクモクと…。火事?
街に一泊して、出発するため宿屋を出ると街中の人たちが山から上がる白い煙を見ていた。
「あぁ…またなのね。」
「今年も来たか…」
「また暴走か、巻き込まれないように気を付けなければ」
「街まで来なければいいけれど」
「街外にはしばらく出れないわね」
ざわざわと人々がうわさする。暴走って何だろう?熊でも出るのかな?
街の人たちが騒がしい。トーさんは周りの声を集中して拾ってるみたい……
空を見上げると、ふわっと綿毛のような雪が顔に落ちる。冷たい…
しんしんと降る雪……
ざわめく街。
日本で住んでいた場所が四国だったから、こんなに雪が積もる事が無くテンション上げっていた私は、雪に対するイメージが乏しい。
雪の中フワフワウサギが愛らしく収められたカレンダーの写真で見ていたり
雪が高く降り積もった昔の家屋や木の写真を見ていた位で、冬のスポーツもしないから雪になじみが無いのよね~
生で、雪の中のほわほわな、お毛々が可愛い兎は見てみたいけど。
それをトーさんに言うと、凄い顔をされた。なんでだろう?
「こっちは同じくらい亀も多いぞ。」
「カメ?冬眠しないの?亀なのに?」
「雪亀は冬眠とかしないぞするのは熊ぐらいか」
熊は冬眠するんかい!!異世界意味がわからない
冬は雪亀の上にウサギが乗ってモウスピードで下山競争をしてるという。
異世界のウサギとかめが謎すぎる。で、雪がある程度積もると開始されると下山レース…
夏場にバイクで走り回るヤンキーか!!
「トーさんこの街から狼さんのおうち迄あとどのくらい?」
「そうだな…街2つ向こうって距離だから馬車だと後1日半くらいかな。」
「狼さん街に住んでるの?」
「いや…崖の上に住んでる」
「寒くない?」
「常に王都位の気温に保たれているから問題ないなぁ」
?最近私の頭にはよく「?」が飛ぶ。うん異世界。私の常識は通用せん。
「さて山に行って、騎乗用魔物捕まえるか」
トーさん言ってることがだいぶ普通とは違うような?…
「ウハハ」と私の頭の上から声掛けしてくれるウハハ。どうしたの?っと思っていると
ドガーーーーン!!
街の門の所からすごい音が。私はトーさんの袖を握り見上げると、ひょいっと肩車してくれた。
「ちょっと急ぐから頭にしがみ付いておくんだよ」
私はコクコク頭を縦に振る。
「街を襲ってきたの?魔物?やっつけれる?」
「余裕!トーさんのかっこいいところカナメに見てもらえるかなハハ」
トーさんは笑いながらヒョイヒョイ人の間をすり抜ける。逆に門から離れようと人の波が出来ている。普通に私下に居たら、トーさんと離されていたかも、危ない!危ない!
門の近くには鎧を着た人の中に冒険者装備の人がちらほら。絶えず門や外壁にドーン!ドーン!と響く音。
「何が来てるの?」っと呟く私にトーさんはにやりと笑いながら
「うさぎさん」
と軽く言う。ギルドの腕章をつけた人が緊急クエストの参加の声掛けをしている。クエストを受けてるため集まった冒険者たちは書類に受諾確認のサインをしている。
「トーさんも受けるの?」
「こういう時はAランク冒険者は強制参加だからね」
ギルド職員の人の所に行くと、すぐトーさんはギルドカードを見せた。
そうしたら奇麗な光る板を渡されそれを胸元に入れた。
「それなあに?」
「これを持ってる冒険者が何を何匹倒したか記録される魔道具。」
へーーー便利だねっと感心してると、後ろから声がかかる。
山賊みたいな見た目の斧を持った大きなおじさん。強そう。
「おいおい!!ガキと一緒とかあんたふざけてんのか?獰猛なウサギ相手だぞ!」
獰猛?ウサギが?イヤ本当に異世界のウサギが気になりすぎる。イヤイヤそうじゃない。トーさんの放つ空気が変わって来てる
「ガキが可愛いならキチンと安全な場所に預けろ!!」
あ!いい人だ。私を心配してくれてるんだね。トーさんの空気も元に戻った。
「心配ありがとう。この子は常に結界張っているんだ。」
「結界?」
「はい!ドラゴンの攻撃も弾きます」
私がトーさんの受け売りのように結界の事を話すとすごく感心されてしまった。
「肩車で結界内に居るんだな。なるほど。安全ならいいんだ。」
と去っていった。子供にやさしい叔父ちゃんだ。見た目山賊だけど。さて緊張感が周りから出てきたけど…
「トーさん私たちこの場に浮いてない?」
「気にするな」
浮いてることに気づいてはいるのね…まあいっか
ずっとドーン! ドーン!と何かが当たる音は続いている。
トーさんはひょいひょいと外壁の階段を上って上から門外を見下ろす…
そこには…ゴリラ?と見間違うくらい立派な体躯の白いモフモフ毛の長い耳…
ウサギ!!
あれウサギ!!ゴリラだよ!!どう見ても立派な胸元!!
「ウサギさん見たかったんだろ」
私は思いっきり首を横にフルフル。あれは違うあれはウサギちゃう。
「ウサギの皮を被ったゴリラです」
トーさんは「は?」っと一声かけて固まった。
「カナメの世界はゴリラがあんな身体つきなのか?」
「この世界は違うの?」
トーさんは神妙に頷いた。今度詳しく聞こう。今度にしよう。いっぱい衝撃受けそうだし。うん。
ドーン!ドーン!と何かに乗って滑って来て飛び降りるゴリラウサギ略してゴリウサ達。でその乗り物が壁に激突。積み重なっていく。いくつかはだらっと何かが出て…カメだよ!あれカメの首だよ!あれカメ!!皆のびてるじゃん!!
ゴリウサ……なんてことを…
「トーさん……カナメのお願い聞いてくれる」
「珍しいな~」
トーさんは嬉しそうに私を肩の上から降ろすと膝を付き目線を合わせてくれた、
「何なりとお申し出ください、愛しの娘の為ならば どんな事でも叶えて見せましょう」
フフフトーさんたら騎士のような口調でノリノリなんだから(笑)じゃあ私も
「私の勇敢なトー様ならあの、哀れな亀たちの仇を討ってくださるでしょう?あの横暴なゴリウサ達を懲らしめてやってください」
トーさんはにやりと笑う。おぉ!今の顔悪役ぽくってかっこいい♡トーさんは壁上の端にこちら向きに立ち
「では、愛しの娘はここで俺の勇姿を観覧していてくれ」
そう言って門の上から下に手をフリフリ飛び降りた。それを見ていた門兵さんやギルドの人冒険者はびっくりして駆けよって下を見た。
門の下にはトーさんにひれ伏すゴリウサが20体。その中にしっかり立つ一瞬で制圧した。落ちている間に闇がすべてのゴリウサを圧し潰し、頭を上げる事も許さない、圧倒的な力。
「お前らおいたが過ぎるようだな。弱いものと遊ぶより強者に挑め。俺が相手してやるぞ!!」
トーさんの言葉と同時にブワット空気が震えた、見ていた周りの人たちがどんどん膝をついていく………?なんで?何が起きたの?
あ!トーさんと目が合った。こちらに手を振るトーさん。かわいい♡私も元気に手を振り返す。
周りの人たちがこちらを見ている視線に気づき周りを見ると、さっきの山賊みたいなおじさんが冷や汗をかきながら言ってきた
「嬢ちゃんは、あの覇気が平気なのか!?」
「ハキ?」
「ウハハ?」
私の返事に皆さん絶句してた。どうしたのかな?トーさんが強すぎて怖かったのかな?普通の人に牙は向きませんよ~大丈夫ですよ~。
街に一泊して、出発するため宿屋を出ると街中の人たちが山から上がる白い煙を見ていた。
「あぁ…またなのね。」
「今年も来たか…」
「また暴走か、巻き込まれないように気を付けなければ」
「街まで来なければいいけれど」
「街外にはしばらく出れないわね」
ざわざわと人々がうわさする。暴走って何だろう?熊でも出るのかな?
街の人たちが騒がしい。トーさんは周りの声を集中して拾ってるみたい……
空を見上げると、ふわっと綿毛のような雪が顔に落ちる。冷たい…
しんしんと降る雪……
ざわめく街。
日本で住んでいた場所が四国だったから、こんなに雪が積もる事が無くテンション上げっていた私は、雪に対するイメージが乏しい。
雪の中フワフワウサギが愛らしく収められたカレンダーの写真で見ていたり
雪が高く降り積もった昔の家屋や木の写真を見ていた位で、冬のスポーツもしないから雪になじみが無いのよね~
生で、雪の中のほわほわな、お毛々が可愛い兎は見てみたいけど。
それをトーさんに言うと、凄い顔をされた。なんでだろう?
「こっちは同じくらい亀も多いぞ。」
「カメ?冬眠しないの?亀なのに?」
「雪亀は冬眠とかしないぞするのは熊ぐらいか」
熊は冬眠するんかい!!異世界意味がわからない
冬は雪亀の上にウサギが乗ってモウスピードで下山競争をしてるという。
異世界のウサギとかめが謎すぎる。で、雪がある程度積もると開始されると下山レース…
夏場にバイクで走り回るヤンキーか!!
「トーさんこの街から狼さんのおうち迄あとどのくらい?」
「そうだな…街2つ向こうって距離だから馬車だと後1日半くらいかな。」
「狼さん街に住んでるの?」
「いや…崖の上に住んでる」
「寒くない?」
「常に王都位の気温に保たれているから問題ないなぁ」
?最近私の頭にはよく「?」が飛ぶ。うん異世界。私の常識は通用せん。
「さて山に行って、騎乗用魔物捕まえるか」
トーさん言ってることがだいぶ普通とは違うような?…
「ウハハ」と私の頭の上から声掛けしてくれるウハハ。どうしたの?っと思っていると
ドガーーーーン!!
街の門の所からすごい音が。私はトーさんの袖を握り見上げると、ひょいっと肩車してくれた。
「ちょっと急ぐから頭にしがみ付いておくんだよ」
私はコクコク頭を縦に振る。
「街を襲ってきたの?魔物?やっつけれる?」
「余裕!トーさんのかっこいいところカナメに見てもらえるかなハハ」
トーさんは笑いながらヒョイヒョイ人の間をすり抜ける。逆に門から離れようと人の波が出来ている。普通に私下に居たら、トーさんと離されていたかも、危ない!危ない!
門の近くには鎧を着た人の中に冒険者装備の人がちらほら。絶えず門や外壁にドーン!ドーン!と響く音。
「何が来てるの?」っと呟く私にトーさんはにやりと笑いながら
「うさぎさん」
と軽く言う。ギルドの腕章をつけた人が緊急クエストの参加の声掛けをしている。クエストを受けてるため集まった冒険者たちは書類に受諾確認のサインをしている。
「トーさんも受けるの?」
「こういう時はAランク冒険者は強制参加だからね」
ギルド職員の人の所に行くと、すぐトーさんはギルドカードを見せた。
そうしたら奇麗な光る板を渡されそれを胸元に入れた。
「それなあに?」
「これを持ってる冒険者が何を何匹倒したか記録される魔道具。」
へーーー便利だねっと感心してると、後ろから声がかかる。
山賊みたいな見た目の斧を持った大きなおじさん。強そう。
「おいおい!!ガキと一緒とかあんたふざけてんのか?獰猛なウサギ相手だぞ!」
獰猛?ウサギが?イヤ本当に異世界のウサギが気になりすぎる。イヤイヤそうじゃない。トーさんの放つ空気が変わって来てる
「ガキが可愛いならキチンと安全な場所に預けろ!!」
あ!いい人だ。私を心配してくれてるんだね。トーさんの空気も元に戻った。
「心配ありがとう。この子は常に結界張っているんだ。」
「結界?」
「はい!ドラゴンの攻撃も弾きます」
私がトーさんの受け売りのように結界の事を話すとすごく感心されてしまった。
「肩車で結界内に居るんだな。なるほど。安全ならいいんだ。」
と去っていった。子供にやさしい叔父ちゃんだ。見た目山賊だけど。さて緊張感が周りから出てきたけど…
「トーさん私たちこの場に浮いてない?」
「気にするな」
浮いてることに気づいてはいるのね…まあいっか
ずっとドーン! ドーン!と何かが当たる音は続いている。
トーさんはひょいひょいと外壁の階段を上って上から門外を見下ろす…
そこには…ゴリラ?と見間違うくらい立派な体躯の白いモフモフ毛の長い耳…
ウサギ!!
あれウサギ!!ゴリラだよ!!どう見ても立派な胸元!!
「ウサギさん見たかったんだろ」
私は思いっきり首を横にフルフル。あれは違うあれはウサギちゃう。
「ウサギの皮を被ったゴリラです」
トーさんは「は?」っと一声かけて固まった。
「カナメの世界はゴリラがあんな身体つきなのか?」
「この世界は違うの?」
トーさんは神妙に頷いた。今度詳しく聞こう。今度にしよう。いっぱい衝撃受けそうだし。うん。
ドーン!ドーン!と何かに乗って滑って来て飛び降りるゴリラウサギ略してゴリウサ達。でその乗り物が壁に激突。積み重なっていく。いくつかはだらっと何かが出て…カメだよ!あれカメの首だよ!あれカメ!!皆のびてるじゃん!!
ゴリウサ……なんてことを…
「トーさん……カナメのお願い聞いてくれる」
「珍しいな~」
トーさんは嬉しそうに私を肩の上から降ろすと膝を付き目線を合わせてくれた、
「何なりとお申し出ください、愛しの娘の為ならば どんな事でも叶えて見せましょう」
フフフトーさんたら騎士のような口調でノリノリなんだから(笑)じゃあ私も
「私の勇敢なトー様ならあの、哀れな亀たちの仇を討ってくださるでしょう?あの横暴なゴリウサ達を懲らしめてやってください」
トーさんはにやりと笑う。おぉ!今の顔悪役ぽくってかっこいい♡トーさんは壁上の端にこちら向きに立ち
「では、愛しの娘はここで俺の勇姿を観覧していてくれ」
そう言って門の上から下に手をフリフリ飛び降りた。それを見ていた門兵さんやギルドの人冒険者はびっくりして駆けよって下を見た。
門の下にはトーさんにひれ伏すゴリウサが20体。その中にしっかり立つ一瞬で制圧した。落ちている間に闇がすべてのゴリウサを圧し潰し、頭を上げる事も許さない、圧倒的な力。
「お前らおいたが過ぎるようだな。弱いものと遊ぶより強者に挑め。俺が相手してやるぞ!!」
トーさんの言葉と同時にブワット空気が震えた、見ていた周りの人たちがどんどん膝をついていく………?なんで?何が起きたの?
あ!トーさんと目が合った。こちらに手を振るトーさん。かわいい♡私も元気に手を振り返す。
周りの人たちがこちらを見ている視線に気づき周りを見ると、さっきの山賊みたいなおじさんが冷や汗をかきながら言ってきた
「嬢ちゃんは、あの覇気が平気なのか!?」
「ハキ?」
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