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旅と出会いと冒険と
7 不思議な泉の花一輪 前編
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緑深く、人々の足跡もまばらな森の中に、それはそれは美しい泉がありました。
その泉のほとりには、まるで妖精のように愛らしい少女が一人、ひっそりと暮らしています。
深い緑に囲まれた静寂の中で、いつも寂しさを抱えていました。
誰も訪れることのない泉のほとりで
寂しくて・寂しくて、少女はポロポロと涙をこぼし、寂しい心を声に乗せて歌います。
そうすると、不思議な事に、泉の水面に一輪、美しい花がフワリと浮かび上がりました。
少女が笑うと泉にまた一輪の花が浮かぶ……
それからというもの、少女が歌えば泉に花が浮かび、笑えばまた花が浮かぶようになりました。泉は、いつしか少女の感情を映し出す、美しい花の絨毯で埋め尽くされるようになりました。
しかし、どれほど美しい花が咲き誇っても、少女の寂しさは消えることはありませんでした。少女は、いつか誰かがこの森に訪れ、自分の歌を聴き、共に笑い合える日が来ることを、ただひたすらに待ち続けていたのです。
今日は快晴。空気は澄み切り、遠くの景色もくっきりと見える。
こんな日は、何か良いことがあるような気がする。
私は帽子になったウハハをかぶり、今日も御者席でターちゃんとおしゃべりしながら王都に向かって馬車を走らせている。キャビンではトーさんがお兄ちゃんに探知魔法の指導をしていた。毎日修行大変だ。
ふとトーさんとお兄ちゃんが顔を上げ御者席の方に向き直った。すると、
『カナカナ人間が居るわ。血の匂いもする』
少し馬車を走らせると、そこには老婆が途方に暮れているのが見えた
「おばあちゃん大丈夫?」
馬車を止め、私とお兄ちゃんが急いで駆け寄ると、老婆は人が通りかかった事に安堵したように笑った。
「こげな辺鄙な所に人が通るなんてなぁーありがたいでよ。婆は、あの丘の向こうの村に住んでいるんだがね、ドジってしまって動けなくって困ってたんよぉ~良かったら村まで乗っけてくれんかの?」
おばあちゃんは、膝から血を流しながらも、にこにこと私たちにお願いしてきた。トーさんがポーションがあるから使うか?と言ったが、おばあちゃんは焦ってフルフルと首を振った。
「ポーションなんて高級品使ったと知れたら家族に怒られるでな、このままでええんじゃよ」
おばあちゃん・・・今何て言った?おばあちゃんの言葉に引っかかったのは私だけではなく、お兄ちゃんも、トーさんも顔をしかめていた。そのやり取りの間も膝からは血が落ちている・・・
「おばあちゃん!私、冒険者で採取した薬草あるからそれを貼っておこう。それなら怒られないでしょ。」
おばあちゃんは「ありがとの~」っと嬉しそうに頷いてくれた。傷口にウハハが洗浄魔法をかけ、私が薬草を揉みこんで傷口に当ててそのまま包帯をして応急処置とした。
「おばあちゃん傷口におまじないして良い?」
「おまじない?」
「痛いのが早く治るようにお母さんが良くしてくれていたおまじない」
おばあちゃんは私の言葉を聞いて嬉しそうに
「頼んでよいかのぉ」
と言ってくれたので、私は包帯を巻いた傷口の上に優しく手を置いて、傷がなくなるイメージをして
「痛いの~痛いの~飛んでいけ!!意地悪な人に飛んでいけ!!」
と唱えてみた。おばあちゃんは痛みが引いたとびっくりしていたけど。皆は大笑い。
おばあちゃんを馬車に乗せて、今度はトーさんが御者席に着く
私とお兄ちゃんはおばあちゃんと一緒にキャビンでのんびり。キャビンの中は椅子のスペースは無く座布団を敷いてくつろぐスタイルで、おばあちゃんは座布団の座り心地に目を見張っていた。
「ふかふかよいのぉ。
お礼に良いことを教えてあげよう。さっきお婆が居た街道から少し行ったところの森の中にきれいな泉があるんじゃよ。その泉の水がとても美味しくて、身体の不調を整えてくれるんじゃ。」
「泉?」
「その泉は不思議な泉でな、時折誰も居ないのにかわいい歌声が聞こえてくるんじゃ。」
「歌声?」
「ほんにかわいい歌声じゃった。ただのぉ…その歌声が聞こえるのはお婆だけなんじゃよ。泉の効果で行きたい村人は多いんじゃが、魔物も出るので難しくてな。泉までたどり着いた村人も居ったがの、歌声なんか聞いたこともないそうじゃ……」
おばあちゃんの話に聞き入っていると、御者席からトーさんが笑いながら話に入ってきた。
「そりゃあんた珍しいな。精霊の歌声が聞こえるなんて耳が良い」
『そうねぇ~最近の人間だと、聞こえても幼子くらいって言われてるわぁ~それに、そのおばあちゃま精霊の加護受けているわよぉ~』
ターちゃんが話してしまった事にびっくりしたけど、おばあちゃんは魔力は高くないみたいで気にしていないみたい。良かった。
「あの声は精霊様だったんかい!!それはそれは嬉しいのぉ」
お婆ちゃんは少女のように頬を染め喜んだ。そしてはっとしたようにトーさんを見た
「それを知っているってことは、あんたさんも精霊様に縁があるお人なのかい?」
「縁はあると言えばあるな」
トーさんは苦笑しながら答えている。その話し聞きたいな、今度聞いたら教えてくれるかな?
「そうかい、そうかい。それじゃ泉に行ってあげてくれないかい?」
「泉に?」
「お婆がまだほんの子供だった頃……
迷子になって、あの泉にたどり着いてた。怖くて泣いていると歌声が響いて不安が消えて涙が止まったのじゃ。歌が終わった後、聞こえてきたんじゃ、「一人は寂しい」と。きっと精霊様はあの泉で一人なんじゃないのかのぉ…会いに行ってあげたいが、お婆は戦えんでな…角ウサギが出ただけでこのざまなんじゃ…」
私もお兄ちゃんも目を合わせトーさんを見た。トーさんはハイハイと言わんばかりに頷いてくれた。
『ひひん』
私たちが話していると立派な門のある入口にたどり着いた。村は岩と木の柵で囲まれた場所にあり門には、鎧を着た男性が2人。年配のおじさんと、まだ10代と言う感じのお兄さん立っていた。
「旅の人かい?」
「あぁ、王都に行く途中なんだが、怪我をした、この村の人を連れてきた」
トーさんは御者席から降りると、後方の布を開けて、手を取りお婆ちゃんを下ろしてあげた。
「あ!!キンカンの婆ちゃんじゃないか。どうしたんだ!!」
「ちょっとウサギに驚いてこけちまってねぇ~親切な人たちに助けてもらったんだよぉ~」
「おい、キンカンの家走って誰か呼んで来い」
若い兄ちゃんの門番さんが走って呼びに行ってくれた。年配の門番さんがトーさんに聞いてくる。
「村によって行くかい?まぁこの村、村長の考えで入門料とるからおすすめはしないがね」
「ハハハ、素直な門番は珍しい。まだ昼前だから、村には寄らず、このまま街道に戻るよ」
私たちが馬車に乗り込み直そうとするのを門番に止められた。
「ちょっと待ってろ。さすがに助けてもらって家族からの言葉もなしとは礼儀に反するからな」
まじめな年配門番さんは頭を搔いて笑った
「気にしなくて良いんだがな。まあそこまで言うなら、家族にお渡ししてから出発でいいか」
キャビンの後方に座っていた私たちも頷いて、おばあちゃんの家族を待った。
しばらくすると門の方に50代の男女2人が足を引きづりながらやってきた
「この度は家の者が世話になった。」
男の方は仏頂面でうわべだけの礼を言い軽く頭を下げた。しかし一緒に来た女は
「どうせなら家まで連れてきてくれるとありがたいんですけどね。こっちも忙しいんだい」
トーさんは肩をすくめて微笑んだ
「入村金を決めた村長に言った方が良いな。」
女は顔をゆがめてこちらをにらみつけた。トーさんは大きなため息吐いて、男の人を見て口角を上げて言った。
「その女……いいや、あんたもかな。精霊からの呪いを受けているようだ。早めに払った方が良いぞ。」
門番の2人はトーさんの言葉に唖然とし、男と女は何を言ってるんだ?と言わんばかりにトーさんを睨みつけた。
「さっきから突然膝痛くなったんじゃない?。走り方がおかしかったよな。」
お婆ちゃんの家族二人は固まってしまった。
「特にその女の方。婆ちゃんに意地悪してると、婆ちゃんに加護を与えてる精霊からの報復が来るから。下手すると足無くなるかもな。気をつけな。」
家族二人は血の気が引いたように顔を青くした。
男の方が婆ちゃんの手を取って帰ろう。っと誘導して門の中に消えていった。
門前で門番二人と、私たちは苦笑してそして出発した。
もちろん泉に向かったのである。
その泉のほとりには、まるで妖精のように愛らしい少女が一人、ひっそりと暮らしています。
深い緑に囲まれた静寂の中で、いつも寂しさを抱えていました。
誰も訪れることのない泉のほとりで
寂しくて・寂しくて、少女はポロポロと涙をこぼし、寂しい心を声に乗せて歌います。
そうすると、不思議な事に、泉の水面に一輪、美しい花がフワリと浮かび上がりました。
少女が笑うと泉にまた一輪の花が浮かぶ……
それからというもの、少女が歌えば泉に花が浮かび、笑えばまた花が浮かぶようになりました。泉は、いつしか少女の感情を映し出す、美しい花の絨毯で埋め尽くされるようになりました。
しかし、どれほど美しい花が咲き誇っても、少女の寂しさは消えることはありませんでした。少女は、いつか誰かがこの森に訪れ、自分の歌を聴き、共に笑い合える日が来ることを、ただひたすらに待ち続けていたのです。
今日は快晴。空気は澄み切り、遠くの景色もくっきりと見える。
こんな日は、何か良いことがあるような気がする。
私は帽子になったウハハをかぶり、今日も御者席でターちゃんとおしゃべりしながら王都に向かって馬車を走らせている。キャビンではトーさんがお兄ちゃんに探知魔法の指導をしていた。毎日修行大変だ。
ふとトーさんとお兄ちゃんが顔を上げ御者席の方に向き直った。すると、
『カナカナ人間が居るわ。血の匂いもする』
少し馬車を走らせると、そこには老婆が途方に暮れているのが見えた
「おばあちゃん大丈夫?」
馬車を止め、私とお兄ちゃんが急いで駆け寄ると、老婆は人が通りかかった事に安堵したように笑った。
「こげな辺鄙な所に人が通るなんてなぁーありがたいでよ。婆は、あの丘の向こうの村に住んでいるんだがね、ドジってしまって動けなくって困ってたんよぉ~良かったら村まで乗っけてくれんかの?」
おばあちゃんは、膝から血を流しながらも、にこにこと私たちにお願いしてきた。トーさんがポーションがあるから使うか?と言ったが、おばあちゃんは焦ってフルフルと首を振った。
「ポーションなんて高級品使ったと知れたら家族に怒られるでな、このままでええんじゃよ」
おばあちゃん・・・今何て言った?おばあちゃんの言葉に引っかかったのは私だけではなく、お兄ちゃんも、トーさんも顔をしかめていた。そのやり取りの間も膝からは血が落ちている・・・
「おばあちゃん!私、冒険者で採取した薬草あるからそれを貼っておこう。それなら怒られないでしょ。」
おばあちゃんは「ありがとの~」っと嬉しそうに頷いてくれた。傷口にウハハが洗浄魔法をかけ、私が薬草を揉みこんで傷口に当ててそのまま包帯をして応急処置とした。
「おばあちゃん傷口におまじないして良い?」
「おまじない?」
「痛いのが早く治るようにお母さんが良くしてくれていたおまじない」
おばあちゃんは私の言葉を聞いて嬉しそうに
「頼んでよいかのぉ」
と言ってくれたので、私は包帯を巻いた傷口の上に優しく手を置いて、傷がなくなるイメージをして
「痛いの~痛いの~飛んでいけ!!意地悪な人に飛んでいけ!!」
と唱えてみた。おばあちゃんは痛みが引いたとびっくりしていたけど。皆は大笑い。
おばあちゃんを馬車に乗せて、今度はトーさんが御者席に着く
私とお兄ちゃんはおばあちゃんと一緒にキャビンでのんびり。キャビンの中は椅子のスペースは無く座布団を敷いてくつろぐスタイルで、おばあちゃんは座布団の座り心地に目を見張っていた。
「ふかふかよいのぉ。
お礼に良いことを教えてあげよう。さっきお婆が居た街道から少し行ったところの森の中にきれいな泉があるんじゃよ。その泉の水がとても美味しくて、身体の不調を整えてくれるんじゃ。」
「泉?」
「その泉は不思議な泉でな、時折誰も居ないのにかわいい歌声が聞こえてくるんじゃ。」
「歌声?」
「ほんにかわいい歌声じゃった。ただのぉ…その歌声が聞こえるのはお婆だけなんじゃよ。泉の効果で行きたい村人は多いんじゃが、魔物も出るので難しくてな。泉までたどり着いた村人も居ったがの、歌声なんか聞いたこともないそうじゃ……」
おばあちゃんの話に聞き入っていると、御者席からトーさんが笑いながら話に入ってきた。
「そりゃあんた珍しいな。精霊の歌声が聞こえるなんて耳が良い」
『そうねぇ~最近の人間だと、聞こえても幼子くらいって言われてるわぁ~それに、そのおばあちゃま精霊の加護受けているわよぉ~』
ターちゃんが話してしまった事にびっくりしたけど、おばあちゃんは魔力は高くないみたいで気にしていないみたい。良かった。
「あの声は精霊様だったんかい!!それはそれは嬉しいのぉ」
お婆ちゃんは少女のように頬を染め喜んだ。そしてはっとしたようにトーさんを見た
「それを知っているってことは、あんたさんも精霊様に縁があるお人なのかい?」
「縁はあると言えばあるな」
トーさんは苦笑しながら答えている。その話し聞きたいな、今度聞いたら教えてくれるかな?
「そうかい、そうかい。それじゃ泉に行ってあげてくれないかい?」
「泉に?」
「お婆がまだほんの子供だった頃……
迷子になって、あの泉にたどり着いてた。怖くて泣いていると歌声が響いて不安が消えて涙が止まったのじゃ。歌が終わった後、聞こえてきたんじゃ、「一人は寂しい」と。きっと精霊様はあの泉で一人なんじゃないのかのぉ…会いに行ってあげたいが、お婆は戦えんでな…角ウサギが出ただけでこのざまなんじゃ…」
私もお兄ちゃんも目を合わせトーさんを見た。トーさんはハイハイと言わんばかりに頷いてくれた。
『ひひん』
私たちが話していると立派な門のある入口にたどり着いた。村は岩と木の柵で囲まれた場所にあり門には、鎧を着た男性が2人。年配のおじさんと、まだ10代と言う感じのお兄さん立っていた。
「旅の人かい?」
「あぁ、王都に行く途中なんだが、怪我をした、この村の人を連れてきた」
トーさんは御者席から降りると、後方の布を開けて、手を取りお婆ちゃんを下ろしてあげた。
「あ!!キンカンの婆ちゃんじゃないか。どうしたんだ!!」
「ちょっとウサギに驚いてこけちまってねぇ~親切な人たちに助けてもらったんだよぉ~」
「おい、キンカンの家走って誰か呼んで来い」
若い兄ちゃんの門番さんが走って呼びに行ってくれた。年配の門番さんがトーさんに聞いてくる。
「村によって行くかい?まぁこの村、村長の考えで入門料とるからおすすめはしないがね」
「ハハハ、素直な門番は珍しい。まだ昼前だから、村には寄らず、このまま街道に戻るよ」
私たちが馬車に乗り込み直そうとするのを門番に止められた。
「ちょっと待ってろ。さすがに助けてもらって家族からの言葉もなしとは礼儀に反するからな」
まじめな年配門番さんは頭を搔いて笑った
「気にしなくて良いんだがな。まあそこまで言うなら、家族にお渡ししてから出発でいいか」
キャビンの後方に座っていた私たちも頷いて、おばあちゃんの家族を待った。
しばらくすると門の方に50代の男女2人が足を引きづりながらやってきた
「この度は家の者が世話になった。」
男の方は仏頂面でうわべだけの礼を言い軽く頭を下げた。しかし一緒に来た女は
「どうせなら家まで連れてきてくれるとありがたいんですけどね。こっちも忙しいんだい」
トーさんは肩をすくめて微笑んだ
「入村金を決めた村長に言った方が良いな。」
女は顔をゆがめてこちらをにらみつけた。トーさんは大きなため息吐いて、男の人を見て口角を上げて言った。
「その女……いいや、あんたもかな。精霊からの呪いを受けているようだ。早めに払った方が良いぞ。」
門番の2人はトーさんの言葉に唖然とし、男と女は何を言ってるんだ?と言わんばかりにトーさんを睨みつけた。
「さっきから突然膝痛くなったんじゃない?。走り方がおかしかったよな。」
お婆ちゃんの家族二人は固まってしまった。
「特にその女の方。婆ちゃんに意地悪してると、婆ちゃんに加護を与えてる精霊からの報復が来るから。下手すると足無くなるかもな。気をつけな。」
家族二人は血の気が引いたように顔を青くした。
男の方が婆ちゃんの手を取って帰ろう。っと誘導して門の中に消えていった。
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