クラスみんなで異世界転生

サン

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普通の日常は急に変わる1

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  とある町に住む佐藤 真奈(18歳)はいつものように学校へ向かっていた。いつものように親へいってきますの挨拶をし、玄関を出て、いつもすれ違う近所のおばさんにあいさつし、待ち合わせをしていた佐野川 裕太(男)、三ツ石 瀬奈(女)、木原 由美(女)、篠原 理沙(女)と合流し、学校へ向かった。
「また一週間始まるよ。」
理沙の一言に
「そうだねー、月曜って聞いただけで嫌になるよ。」
裕太が続く。
「まあ、水曜になればあと3日かーってなるんだけどね。」
結衣の言ったことに
「「「「確かに。」」」」
4人が同意する。
5人で他愛もない話をしていたらいつのまにか校門の前まで来ていた。
まあーこれもいつも通り。
教室へ入ると
「おっ、仲良し五人組がおいでになった!お前ら絶対付き合ってる奴いるだろ!」
いつものように茶化して来るのは片桐 悟。
「「「「「いや、だれともつきあってないから!!!!!」」」」」
  5人で同時に全否定。これもまたいつも通りだった。
 そのあと10分くらいクラスメイトたちと話したりしていると
「はーい静かに、ホームルーム始めるよ!」
先生の声。
先生の名前は一ノ瀬 美月
22歳で僕たちとはあまり歳が離れてなく、親しみやすい先生だ。
生徒たちが次々と席について行く。
「今日の登板は稲城君ですね。稲城君お願いしますね。」
「きりーつ、気をつけ、礼。」
「「「「「おはよーございます。」」」」
稲城の掛け声に続いてクラス全員でおはようの挨拶。
「ちゃくせーき。」
さらに席に座る。
「放課後皆さんに話があるので掃除が終わったら早めに席についていてくださいね。これでホームルームを終わります。稲城君お願い。」
「きりーつ、気をつけ、礼。」
「「「「「ありがとーございました。」」」」
 朝のホームルームが終わるとクラスが一気にどよめきだす。
「おい、先生何か話があるって言ってたけどよ、なんの話だろうな?」
「さー?まー気にするほどの話でもないんじゃないの?」
「そーだけどよ、みーちゃん先生があんな笑顔見せるなんて普通じゃねーよ。」
みーちゃんとは一ノ瀬先生のあだ名。
本人も嫌がってるそぶりはないからみんなでそう呼んでいる。
「真奈はどう思う?」
裕太が聞いてくる。
「僕は別にどーも思わないけどちょっと気になるかな。」
「へー、真奈君が気にするなんて珍しいね。」
「まあ、多少わね?」
理沙の疑問にあやふやに答えて、一時限目の授業の準備をする。

  あのみーちゃんの笑みの意図することは僕たちには知るすべもなかった。この日、僕たちの運命が大きく変わることを誰も予想していなかった。
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