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1.苦しむ護衛騎士キース

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 いつもならまだ眠っているはずの時間に、なにやら異様な気配を感じて私は目を覚ました。

 そこは神殿の中にある部屋のベッドで、カーテンの隙間からは明るい日差しがチラチラと差し込んでいる。
 私の大切な日課であるお昼寝を終えるには、まだ少しだけ早そうだ。
 そのうち意識だけがゆっくりと浮上してきて、私の耳は周りの音を拾い始めた。

「フッ、んッ……フウリ様……ッ!」

 すぐ近くで誰かが声を殺しながら、私の名前を呼んでいる。
 同時にクチュクチュと微かな水音と、何かを擦るような音も。

(ん……? これ……なんの音……?)

 私がまだ半分眠ったままの頭でうっすらと目を開けると、聖女である私の専属護衛であるはずの聖騎士キースが身体の上に覆い被さるようにしながら苦しそうに息を吐いている。
 キースがこんな風に顔を歪めているのを見るのは、本当に久しぶりで驚いてしまう。
 一人前の聖騎士になってからは、いつも真面目な顔をして滅多に感情を表に出さなくなっていたのに。

(キース……!?)

「んッ……フウリ様……はぁッ!」

(キース! どうしたの? 大丈夫?)

 キースが苦しそうに呻めきながら、私の名前を呼んでいる。

 キースのことが心配で声をかけてあげたかったけれど、私の身体はまだ眠りが足りないせいか手足が重く、まったく動かせそうにない。
 キースは寝台に横たわる私に覆い被さりながら、おっぱいの辺りに顔を近づけていた。
 顎の下まで伸ばしたサラサラの濃紺の髪が落ちて今にもおっぱいに触れそうだ。
 それにしても熱い息づかいがやけにはっきりと伝わってくる。
 私が重い身体をわずかに動かして視線を下げると、前合わせの服がはだけておっぱいがむき出しになっていた。

(えぇ! なんでぇ!?)

 なんとかブラジャーは着けたままだったので乳首まで丸出しではなかったけれど、大きめのおっぱいは上乳が丸出しでしっかりとその白い肌をキースに晒している。

(やだ! 一体どうしてこんなことに!?)

 そう思った瞬間、キースが手を伸ばして私のおっぱいにいつも挟まれている『太くて硬い』モノを上下に動かした。
 その動きに合わせて私のおっぱいが揺れる。
 キースはその『太くて硬い』モノと私のおっぱいをを食い入るように見つめながら、もう片方の手をお腹の下の方で激しく動かしていた。

(キース……?)

 キースの身体の揺れがひときわ大きくなったと思ったら、微妙に身体の位置をずらして私のおっぱいの上にキースの腰のあたりが重なる。

「うッ……フウリ様ッ……!!」

 どうやらキースの片手は、股間のあたりで何かを握っているらしい。
 大きな手の中で赤黒いモノがヌチャヌチャと音を立てているが、部屋が薄暗くてよく見えない。
 目を凝らして見ようとした瞬間、赤黒いモノがなにかを吐き出した。
 私のむき出しのおっぱいの上に、ボタボタと大量の熱いものがかかる。

「ハッ、ハッ……はぁッ……」

 キースはほんのしばらく動きを止めてから、もぞもぞと身体を動かして赤黒いモノをしまいゆっくりと身体を起こした。
 それから私の身体を丁寧に拭きおっぱいにかかった熱いものを拭いとる。
 そして前合わせの服を着せ直すと、上掛けをかけて何事もなかったかのように戻していった。

(今の……なに……?)

 私はたった今目の前で起こったことに混乱しながら、再びゆるゆると眠りに落ちていった。
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