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再会

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「よしきっ♡よしきッ♡よしきぃッ♡♡♡」
「あはっ♡ちょっと、たいちはしゃぎすぎ♡俺は逃げないから落ち着いて?♡」
「だってッ♡2ヶ月ぶりのホンモノの由己だもんッ♡むり♡むりぃ♡ん♡んッ♡」
「ン、んッ♡……もぉ♡たいちったら♡」
 
『いつもの場所』──つまりは俺たちがこの会社ではじめてスケベをした、滅多に人の来ないトイレの中で、俺たちは久しぶりの再会を果たしていた。勢いよく俺へ抱きついて、触れるだけのキスを繰り返す大知に、俺は呆れながらも笑みを隠せない。でも、2ヶ月ぶりなのに会うのがトイレって。色気なさすぎてちょっと笑っちゃうよね。
 だけど今日は俺たち揃って午後は半休をとっていて、会社を出たらこの日のために予約していたイイとこのホテルへ行く。そこで……大知プロデュースのスケべを行う、ってわけ。本当はそれまでの楽しみにしようと思ってたけど……でも、せっかく大知と会えたんだし♡ちょっとつまみ食いしても、いいよね♡
 
「ン……ッ♡ね、たいち♡今日、ちゃんと……準備、してきた?♡」
「お゛ッ♡」
 
 まだキスを繰り返す大知に、俺はむっちりしたケツを両手で掴んで、耳元で尋ねてあげる。するとチンポにクる声で返事した大知は静かに俺から離れると、スーツのジャケットを開いて、ネクタイを胸ポケットへ入れた。そしてシャツの真ん中のボタンをおずおずと外すと……その「中身」を、俺へと恥ずかしそうに、見せてきた。
 
「ん……♡して、きたぁ……ッ♡♡♡」
「っ──♡♡♡」
 
 そこから見えたのは……網タイツ。大知が開いたシャツの内側ぜんぶが、網で支配されている。いや、身体に着てるから、網タイツじゃないのかもしれない。でも細かい網目は大知の肌をうっすらと透かせていて、サラリーマンのスーツとシャツの奥からそんなモノが覗いてるのが、とんでもなくドスケベだ。
 
「っ……えっろ……♡」
「えへへ……っ♡よしきにいっぱい、ちんぽおっきくして、ほしくて……ッ♡♡♡」
 
 その光景へ倒錯の極みみたいな光景へごくりと唾を飲む俺に、大知は、メスの臭いを隠さずに笑う。その表情を見て、今まで大知の興奮でどこか冷静になっていた俺も、自分の性欲が一気に、膨れ上がってくるのを感じた。
 
「ッ……、たいちッ!♡」
「ぁ、ンぅ゛ッ!♡♡♡」
 
 目の前にあった唇を今度は自分からふさいで、勢いよく吸い上げる。改めて貪る大知の唇は甘くて柔らかくて、唾液で濡れてトロトロで。こんなの、つまみ食いなんかじゃすまないよって思う。グリグリと硬くなった股間を押しつければ、大知も俺の首に両手を回して、お互い、夢中で腰をヘコつかせて……ッ♡
 
「ん♡ン♡よしき♡早く♡はやくぅ♡ホテル♡ホテル、いこ♡」
「んッ♡たいちッ♡行こ♡見せてッ♡スケベなたいちのかっこ♡ぜんぶ、見せて……ッ♡♡♡」
「見せる♡見て♡よしき♡ぜんぶ、見てぇ……ッ♡♡♡」
 
 ちゅ♡ちゅ♡と何度も、何度でも口づけて。
 俺たちは見つめ合ったまま、これから訪れるドスケベ確実の期待に、そして2ヶ月ぶりのドスケベの期待に、揃ってぞくぞくと身体を震わせた。
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