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10 思い出したのに、婚約!(4)
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孤児院に行った後、領地のメインストリートともいえる一番の繁華街に繰り出した。
こっそり出店巡りをするつもりが、ピッタリとクリストファー殿下にエスコートされていて逃げ出せない。お兄様と回ればいいのに! とは言っても、お兄様は聖石の発明を領民の皆様にお祝いされ、少し歩くごとに囲まれてしまう。
したがって仕方なく私とクリスとファー殿下が二人で街を歩くことになってしまった。護衛はいるが、表立って側に来てはくれないので、二人で会話するしかない。
「メイトランド公爵領はいつ来ても元気がいいね」
「ええ。みんな活き活きと暮らしていますわ」
お父様が率先して若い男衆に剣術の稽古をつけたりするせいか、少し暖かい気候のせいか、露出過多なマッチョお兄さんが多い。女性も元気で大らかな方が多い印象だ。
私たち兄妹が幼い頃から当たり前のように鍛錬をしていたのも、思えばお父様の方針だったのかもしれない。
「ディーンは相変わらず人気者だね」
「積極的な女性が多くて、女性不信気味ですけれどね」
「ははっ。でも、ディーンがいれば公爵家の未来も安泰だ。お嫁さんもすぐに見つかりそうだね。リディア嬢の嫁ぎ先は──」
「あ! あのお店のスコーンがとっても美味しいんですのよ! 行きましょう!」
危なかった。『嫁ぎ先』というワードが聞こえてきて咄嗟に遮ってしまった。なんとしてもクリストファー殿下の婚約者になるのは阻止せねば。そして死ぬ運命を変えるんだ! ドキドキするな! 私の心臓!
心の中で慌てながら、クリストファー殿下を案内しようとしていた、その時だ───。
「わぁぁぁぁ!!!!!!」
「いやぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「?!」
突然聞こえてきた悲鳴に身構える。無意識に殿下を背後にして庇い、周囲を伺った。すると、路地の向こうから人々の叫び声がし、多くの人がこちらへ逃げてくる。まさか。
お母様が襲われた事件以来、魔物が王都付近で出没することはなかった。もちろんこの公爵領においてもだ。だが、この騒動はお母様が襲われたあの時の光景と、よく似ている。
護衛のハロルドから、預けていた剣を受け取る。殿下の護衛に「殿下をお連れして逃げなさい!」と叫んだ。
同じく異変を察知し帯剣していたお兄様が走り寄って合流する。
「魔物か?」
「おそらく」
人の波に逆らい、悲鳴が最初に聞こえた方へ二人で走り出した。ハロルドには「殿下をお守りして!」と言い残す。
「お、おい! リディア嬢?!」
殿下の戸惑う声が聞こえてきたが、今は猫をかぶっている暇はない。だって、あの先にはさっきの孤児院が!
ドーーン!!
「!?」
「まずいな……」
衝撃音のした方へ駆け付けると、大きなイノシシのような魔物がいた。そして、孤児院の入り口に衝突を繰り返している。大きな音はこの音だったようだ。初めて見るが、これは恐らくワイルドボアだ。
ドドドドドドドドドド!!!!!
地響きのような音も別の方向から聞こえてくる。
「何だこの音」
「仲間がいる……とか?」
音がする方向を見る。すると、さっきのワイルドボアがぶつかって出来たと思われる大穴が、街の外壁に空いている。その大穴から見える街道には、大量のワイルドボア達がこちらへ走ってくるのが見えた。その足音がこの地響きの正体だった。
「お兄様! あっちにも沢山いるわ!」
「……このままあの大群が来たら、孤児院だけじゃ済まないぞ」
しかし、遠目で見える大群よりも、ここで衝突し続けているワイルドボアの方が随分大きな個体に見えた。孤児院が壊れて崩れるのも時間の問題かもしれない。中から悲鳴も聞こえてくる。子ども達はあの中に逃げ込んだのかもしれない。
「聖石の使い方をマスターしてる騎士はあまりいない。俺たちだけでやるぞ」
「……分かったわ」
魔物と対峙するのはこれが二回目。
自然と手が震える。
ドォォォォォォン!!
「!」
ワイルドボアがまた孤児院に衝突した。小さな悲鳴が聞こえる。
(今は震えてる場合じゃないわ!)
「わたくしがあの一番大きいやつを倒すから、お兄様はあの大群なんとかして!」
「……逆が良かった……。まぁ、任せとけ。怪我すんなよ」
「すぐお父様達が来るわ! 行くわよ!」
「あぁ」
そうして私たちは別々の方向へ駆け出した。私は孤児院の方へ。お兄様は大群が押し寄せる街道の方へ。
孤児院の門は粉々に打ち破られ、バザーの為に並んでいた品物は地面に散らばっている。この大きなワイルドボアが踏みつけたのか、逃げ惑う人々によるものかはわからない。だが、ほとんど砂まみれになり、もう売り物にならないだろう。
つい数時間前の子ども達の笑顔を思い出すと、込み上げるものがある。私は恐怖を打ち捨てて、剣を握り直した。
子ども達はやはり孤児院の中に潜んでいるようだ。ワイルドボアが扉に衝突するたび、複数の小さな悲鳴が聞こえる。
魔物はその鉄の玄関扉に、何度も衝突している。その力は強く、突破されるのも時間の問題だ。
「ファイヤーボール!!!」
聖魔法を込めた最大火力の火魔法を魔物にぶつける。命中し、炎の勢いでワイルドボアを吹き飛ばすことが出来た。だが、聖魔法一発では効かないのか、大きなワイルドボアはのっそりと起き上がった。
「一発じゃ効かないなんて……!」
魔力量をアップする訓練を続けていたお陰で、まだ余力はある。とにかくアイツを孤児院や街から離さないと!
「フレイム!」
炎を打ちながら、魔物の注意を自分に向ける。すると、ワイルドボアは禍々しい雄叫びをあげ、瘴気を放ってきた! 咄嗟に避けたが、さっきまで私がいた場所にあった木が黒く焦げ落ちていた。
「も、燃えカスになるところだった……」
無事ターゲットは私になったようで、魔物はこちらを向いて鼻息を荒くし、右足を地面に擦り付けている。こちらにダッシュしてくるつもりのようだ。
(近づいてきたところで、もう一度聖魔法を放つ!)
「かかってきなさい!」
『ブギャー!!!!』
その時だ。小さな影が魔物の前に躍り出た。子どもだ!
「リディアおねえちゃん!!」
「危ないわ! まだ出てきちゃだめ!」
「だっておねえちゃんが!」
私を心配して飛び出してきたのだろう。さっきクッキーをくれたサニーだった。だが、魔物を目の前にして恐怖で座り込んでしまった。腰を抜かしたらしい。
まずい! サニーに駆け寄るより前に、あの魔物が走り出したら!!
『ブキャー!!!!』
ワイルドボアは、今まで以上の雄叫びをあげた。仲間を呼んでいるのだろう。お兄様は上手くやっただろうか。
今にも走り出しそうな魔物を目の前に、必死に頭を巡らした。睨み合っている私が、サニーに駆け寄れば、ワイルドボアを走り出してしまう気がする。だがそうすると間に合わない。
なんとしてもここは守らなければ。この子を無事に返さなくちゃ。どうしたら……!?
「リディア嬢!」
「クリストファー殿下?!」
殿下と護衛騎士が数人孤児院の敷地にやってきた。魔物がこちらを向いているというのに殿下が近寄ってくる。
「領民達は安全な方へ逃げるよう誘導してきた! さぁ君も逃げるんだ!」
「この子をお願いいたしますわ!」
「ええ!?」
護衛のハロルドが察知し、サニーを抱き上げ魔物から離れる。私は剣を構え魔物の方へ走る。
「リディア嬢!?」
「エクスプロージョン!!!」
聖魔法の塊を今度こそ魔物にぶつけ、その衝撃で光が爆発したかのようにあたりが閃光に包まれた。
こっそり出店巡りをするつもりが、ピッタリとクリストファー殿下にエスコートされていて逃げ出せない。お兄様と回ればいいのに! とは言っても、お兄様は聖石の発明を領民の皆様にお祝いされ、少し歩くごとに囲まれてしまう。
したがって仕方なく私とクリスとファー殿下が二人で街を歩くことになってしまった。護衛はいるが、表立って側に来てはくれないので、二人で会話するしかない。
「メイトランド公爵領はいつ来ても元気がいいね」
「ええ。みんな活き活きと暮らしていますわ」
お父様が率先して若い男衆に剣術の稽古をつけたりするせいか、少し暖かい気候のせいか、露出過多なマッチョお兄さんが多い。女性も元気で大らかな方が多い印象だ。
私たち兄妹が幼い頃から当たり前のように鍛錬をしていたのも、思えばお父様の方針だったのかもしれない。
「ディーンは相変わらず人気者だね」
「積極的な女性が多くて、女性不信気味ですけれどね」
「ははっ。でも、ディーンがいれば公爵家の未来も安泰だ。お嫁さんもすぐに見つかりそうだね。リディア嬢の嫁ぎ先は──」
「あ! あのお店のスコーンがとっても美味しいんですのよ! 行きましょう!」
危なかった。『嫁ぎ先』というワードが聞こえてきて咄嗟に遮ってしまった。なんとしてもクリストファー殿下の婚約者になるのは阻止せねば。そして死ぬ運命を変えるんだ! ドキドキするな! 私の心臓!
心の中で慌てながら、クリストファー殿下を案内しようとしていた、その時だ───。
「わぁぁぁぁ!!!!!!」
「いやぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「?!」
突然聞こえてきた悲鳴に身構える。無意識に殿下を背後にして庇い、周囲を伺った。すると、路地の向こうから人々の叫び声がし、多くの人がこちらへ逃げてくる。まさか。
お母様が襲われた事件以来、魔物が王都付近で出没することはなかった。もちろんこの公爵領においてもだ。だが、この騒動はお母様が襲われたあの時の光景と、よく似ている。
護衛のハロルドから、預けていた剣を受け取る。殿下の護衛に「殿下をお連れして逃げなさい!」と叫んだ。
同じく異変を察知し帯剣していたお兄様が走り寄って合流する。
「魔物か?」
「おそらく」
人の波に逆らい、悲鳴が最初に聞こえた方へ二人で走り出した。ハロルドには「殿下をお守りして!」と言い残す。
「お、おい! リディア嬢?!」
殿下の戸惑う声が聞こえてきたが、今は猫をかぶっている暇はない。だって、あの先にはさっきの孤児院が!
ドーーン!!
「!?」
「まずいな……」
衝撃音のした方へ駆け付けると、大きなイノシシのような魔物がいた。そして、孤児院の入り口に衝突を繰り返している。大きな音はこの音だったようだ。初めて見るが、これは恐らくワイルドボアだ。
ドドドドドドドドドド!!!!!
地響きのような音も別の方向から聞こえてくる。
「何だこの音」
「仲間がいる……とか?」
音がする方向を見る。すると、さっきのワイルドボアがぶつかって出来たと思われる大穴が、街の外壁に空いている。その大穴から見える街道には、大量のワイルドボア達がこちらへ走ってくるのが見えた。その足音がこの地響きの正体だった。
「お兄様! あっちにも沢山いるわ!」
「……このままあの大群が来たら、孤児院だけじゃ済まないぞ」
しかし、遠目で見える大群よりも、ここで衝突し続けているワイルドボアの方が随分大きな個体に見えた。孤児院が壊れて崩れるのも時間の問題かもしれない。中から悲鳴も聞こえてくる。子ども達はあの中に逃げ込んだのかもしれない。
「聖石の使い方をマスターしてる騎士はあまりいない。俺たちだけでやるぞ」
「……分かったわ」
魔物と対峙するのはこれが二回目。
自然と手が震える。
ドォォォォォォン!!
「!」
ワイルドボアがまた孤児院に衝突した。小さな悲鳴が聞こえる。
(今は震えてる場合じゃないわ!)
「わたくしがあの一番大きいやつを倒すから、お兄様はあの大群なんとかして!」
「……逆が良かった……。まぁ、任せとけ。怪我すんなよ」
「すぐお父様達が来るわ! 行くわよ!」
「あぁ」
そうして私たちは別々の方向へ駆け出した。私は孤児院の方へ。お兄様は大群が押し寄せる街道の方へ。
孤児院の門は粉々に打ち破られ、バザーの為に並んでいた品物は地面に散らばっている。この大きなワイルドボアが踏みつけたのか、逃げ惑う人々によるものかはわからない。だが、ほとんど砂まみれになり、もう売り物にならないだろう。
つい数時間前の子ども達の笑顔を思い出すと、込み上げるものがある。私は恐怖を打ち捨てて、剣を握り直した。
子ども達はやはり孤児院の中に潜んでいるようだ。ワイルドボアが扉に衝突するたび、複数の小さな悲鳴が聞こえる。
魔物はその鉄の玄関扉に、何度も衝突している。その力は強く、突破されるのも時間の問題だ。
「ファイヤーボール!!!」
聖魔法を込めた最大火力の火魔法を魔物にぶつける。命中し、炎の勢いでワイルドボアを吹き飛ばすことが出来た。だが、聖魔法一発では効かないのか、大きなワイルドボアはのっそりと起き上がった。
「一発じゃ効かないなんて……!」
魔力量をアップする訓練を続けていたお陰で、まだ余力はある。とにかくアイツを孤児院や街から離さないと!
「フレイム!」
炎を打ちながら、魔物の注意を自分に向ける。すると、ワイルドボアは禍々しい雄叫びをあげ、瘴気を放ってきた! 咄嗟に避けたが、さっきまで私がいた場所にあった木が黒く焦げ落ちていた。
「も、燃えカスになるところだった……」
無事ターゲットは私になったようで、魔物はこちらを向いて鼻息を荒くし、右足を地面に擦り付けている。こちらにダッシュしてくるつもりのようだ。
(近づいてきたところで、もう一度聖魔法を放つ!)
「かかってきなさい!」
『ブギャー!!!!』
その時だ。小さな影が魔物の前に躍り出た。子どもだ!
「リディアおねえちゃん!!」
「危ないわ! まだ出てきちゃだめ!」
「だっておねえちゃんが!」
私を心配して飛び出してきたのだろう。さっきクッキーをくれたサニーだった。だが、魔物を目の前にして恐怖で座り込んでしまった。腰を抜かしたらしい。
まずい! サニーに駆け寄るより前に、あの魔物が走り出したら!!
『ブキャー!!!!』
ワイルドボアは、今まで以上の雄叫びをあげた。仲間を呼んでいるのだろう。お兄様は上手くやっただろうか。
今にも走り出しそうな魔物を目の前に、必死に頭を巡らした。睨み合っている私が、サニーに駆け寄れば、ワイルドボアを走り出してしまう気がする。だがそうすると間に合わない。
なんとしてもここは守らなければ。この子を無事に返さなくちゃ。どうしたら……!?
「リディア嬢!」
「クリストファー殿下?!」
殿下と護衛騎士が数人孤児院の敷地にやってきた。魔物がこちらを向いているというのに殿下が近寄ってくる。
「領民達は安全な方へ逃げるよう誘導してきた! さぁ君も逃げるんだ!」
「この子をお願いいたしますわ!」
「ええ!?」
護衛のハロルドが察知し、サニーを抱き上げ魔物から離れる。私は剣を構え魔物の方へ走る。
「リディア嬢!?」
「エクスプロージョン!!!」
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