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俺はエストレヤを抱えたまま寮に付き、俺の…既に俺達の部屋になりつつある部屋に向かった。
「エストレヤ、ロック解除して。」
「はいっ」
俺に言われた通り、扉のロックを解除した。
ソファに降ろし、そのまま覆い被さりキスを繰り返した。
「あんっんふっんんぁむっんふぅんっんふぁん…だ…めぇんっんっ」
「なんだよ嫌なのか?」
「ちっちがうの…僕…途中…転んじゃって…汚れてるの…お風呂に…」
「…わかった、入るか。」
エストレヤから退き自身で立とうとするので膝裏に手を差し込み、もう一度抱き抱え風呂場に向かった。
俺が乱暴に服を脱がせてもエストレヤは一切抵抗しない。
裸にして抱きしめキスをすれば、必死に俺の舌に舌を絡める。
人間は命の危険が迫ると繁殖行動を起こすことがあるらしい。
本能から自身の遺伝子を残そうとするためだ。
エストレヤがこんな状況でも俺を受け入れるのはそう言うとこからだろう…。
なんでも良い、俺はそれさえ利用する。
唇が離れ潤んだ瞳で見上げられると再び唇を重ねていた。
あんな表情して煽ってないと本気で言うのなら、エストレヤはとんだ魔性だ。
唇が離れると再び重ねたくなるのは俺がまだ神経が高ぶっているからなのか止まらねぇ。
あの場で押し倒したかったが、エストレヤは汚れたことを気にしていたし裸のまま居たら風邪を引いてしまう。
急いで俺も服を脱ぎ捨て裸になった。
俺が裸になると視線を彷徨わせるのを見るとかわいくて堪らない。
未だに俺の裸に慣れない様子だった。
暖かいシャワーに辺りながら後ろから抱きしめた。
転んだと言っていたが、エストレヤの身体には傷一つ見当たらなかった。
シャワーを止め、山盛りに泡立てた泡をエストレヤの身体に撫で付けた。
スポンジなど使わず、俺の手で洗う行為は何度かしているためエストレヤからの抵抗はない。
なにも知らないエストレヤは俺の言葉を全面的に信じ受け入れ、抵抗なんてしたことなど今までに一度も無い。
今だってエロい手つきで触っても身体を洗う行為として受け入れている。
何から何まで俺の好みになっていく。
男だけの世界と聞いて幻滅したが、そう悪いもんじゃなかった。
エストレヤの存在が俺をそう思わせたので、手放すなんて考えられねぇ。
指も一本一本絡め丁寧に泡まみれにしていく。
エストレヤのモノも当然泡まみれにしながら扱いて反応していくのを楽しみながら耳元で「洗ってるだけなのに感じてんのか?」と意地悪く囁く。
それでもエストレヤは顔を真っ赤にして「ゃぁん…ごめんなさい。」って幼い子供のような姿で自分がはしたないんだと思い込んでいた。
俺はショタには興味ないんだけど…エストレヤには興味がある。
太もも脛と泡をつけマッサージしていき、足の指も丁寧に洗ってやる。
もう片方の足も足の指から脛、太ももと上がっていき付け根をイヤらしく触れる。
更に尻を揉んでも、俺を責める事なく耐え続けていた。
「ゃぁんっ」
「悪ぃすべった。」
「…んっ」
ぷちゅっと指を尻に侵入させても、事故といえば素直に信じた。
その後も尻の穴の周りをしつこいくらい刺激しても、抗うことなく受け入れ喘がないように口を必死に噤んでいた。
充分遊びエストレヤのモノが反応しているのを知りながら上半身に上がったいった。
手の泡を流し、新たな泡でエストレヤの頭を洗っていく。
泡が入らないよう目を瞑っているとキスを強請られているようでしたくなる。
我慢できずに唇を重ねると、一度驚いたように目を開くも再び閉じていく。
唇が離し、シャワーで泡を洗い流せば全ての泡が消え俺の知っているエストレヤの肌が露になる。
「ケガしてないか確認していいか?」
「…はぃ」
俺はエストレヤの右手の指から調べながらキスを贈っていく。
右側から胸に脇腹、腰、足の付け根、反応しているエストレヤのモノにもキスを贈った。
だが過度な刺激はせずに触れるだけの優しいものして、そして太ももにキスした後俺の膝にエストレヤの足を乗せ、脛、足の甲、足の指にキスをし続けた。
右側の足を下ろし左側の足を俺の膝の上に乗せ再び足の指から手の指までキスを贈っていく。
「んっ…ねっケガ…してないでしょっ。」
「んーまだ、後ろ見てないだろ?」
「ぇっ」
「後ろ向いて。」
「…はぃ」
先程と同じように背中、腰、尻、太もも、ふくらはぎを右側左側とキスをした。
全身にキスして、後ろから抱きしめ耳元で「ケガがなくてよかった。」と囁いた。
抱きしめる俺の腕に手を添え顔を伏せながら俺の身体に近付く、完全に反応している俺のモノが腰に当たるとビクンとエストレヤの背筋が伸びた。
「エストレヤが気持ち良さそうで俺のも反応しちゃった…入って良いか?」
「…んっ」
小さく頷かれ、漸く許可が降りた。
「ここのキスの痕って誰が付けた?」
「え?グラキアス様です。」
分かっていて聞いてみた。
「本当に俺?」
「本当です…僕はグラキアス様としかしてません。」
俺が浮気を疑ってると思ってか、必死に弁解する姿が嬉しかったりもした。
「んっ分かってる…ただ、ここに痕を残した俺に嫉妬しそう。」
「え?」
「エストレヤの身体に痕を残して良いのは今の俺で、過去の俺に嫉妬してる。」
「それはっんぁっ」
どうにも出来ないことを言っているのは分かってるけど、エストレヤの肌は常にまっ新であって欲しい。
この噛み痕もエストレヤは俺のもんだって証で付けてるけど、俺が付けるまでは綺麗な肌であって欲しい。
矛盾だらけでエストレヤを困らせているのは分かっているが、どうしようも出来ない感情が日々俺の中に生まれる。
落ち着かせるように、エストレヤのお尻を解し始める。
まだ慣れないのか、エストレヤは自身を守るように胸の前で手を絡めていた。
俺の手は尻を解すのに使っているが、後ろから抱きしめたくなる。
手が足りねぇ。
片手で抱き込むも、もっと強く抱きしめたい。
「エストレヤ。」
「…はぃ。」
「キスしたい。」
願望を口にすれば頭を傾け俺の唇を確認し、迫ってくる。
エストレヤはそんな気がなくても俺を誘惑し引きずり込んでいく…。
麻薬みたいな奴…エストレヤが居なくなったら俺は…。
キスを激しくしながら解す指も増やしていく。
早くエストレヤの中に入りたい俺は焦りが押さえられないでいた。
充分解れたとは言えないが、指を引き抜き俺のを押し当てていく。
エストレヤは「ん゛ん゛ん゛っ」と呻くも唇を離すことを許さず、全て俺が食べ尽くした。
逃がさないように解していた方の腕もエストレヤを強く抱き込んでいた。
俺達の間に隙間は許さなかった。
「はぁっっはぁっはぁぁっはぁぁっ」
俺が入ってきた辛さと、キスの間の酸素不足でいつも以上に酷く呼吸を荒くしていた。
「悪ぃ、苦しかったか。」
「…へっきっ」
何でも許すこいつはきっとダメンズを作るタイプの人間だな…。
「エストレヤ…動いていいか?」
「んっ」
エストレヤを抱えている俺の腕に掴まり耐えようとしている。
壁に手を付かせ、これから始まるエッチに構えさせたのを見届け動き出した。
壁に吸い寄せられようとしていたので、腰を抱え引き戻し一気に奥まで貫いた瞬間「きゃん」という始めて聞く甲高い声を耳にし白濁したものをエストレヤは放っていた。
「なんだよ今の、怖かったか?それとも気持ちよかった?」
「…ぉっく…」
「気持ちよかった?」
耳元で囁くと、小さく頷いていた。
嬉しくてエストレヤの背中にキスをし、舐めて新しく痕を残した。
「エストレヤ湯に浸かろうぜ。」
「…ぅん。」
「離れるなよ?」
「うん?」
俺達は繋がりを解く事なく湯に沈んだ。
エストレヤは俺の上で身体を預けてくる。
浮力で重みはほぼ感じなかった。
「…グラキアス様?」
「んー」
「……ぃままですよ…」
「んー」
「グラキアス様の…ぉおきいままです。」
「そっ、エストレヤの中にまだ居たいんだよ。」
「…はぃ」
「…くっ…中に居てぇって言ってんのに締め付けるって、」
エストレヤは中をきゅっと締め付けてくる。
「あっ違うのっ…身体が勝手に…。」
勝手にって良いよな。
無意識に俺を欲しているって事だろ?
「身体が勝手に俺を誘惑するって?」
中もうねうねとしているようで搾り取られる。
「ち…がうの…そんなつもりは…」
「エ゛ストレヤッ…動くぞ。」
エストレヤを膝立ちにさせ後ろから付くとお湯が揺れ、肌がぶつかり合う音にお湯が跳ねる音が響き渡る。
「あっあっあっあっあっあっあっ」
俺に合わせて喘ぎながらエストレヤ自身も反応し湯の中に放った後一際強く締め付けられエストレヤの中に俺も出していた。
俺が出すまで我慢していたのかエストレヤの中に放つと前に倒れ込み湯に沈みかけていた。
身体を支え繋がりを解き、俺の方に引き戻し凭れさせた。
ぐったりとするエストレヤを両手で抱き込んだ。
「ぁんっんっぁっやぁんっ」
「中の掻き出すだけ。」
「んっふぅんっんっんぁっん」
前からエストレヤの尻に指を入れると、太ももで俺の腕を挟み込んでくる。
「気持ちいいか?」
「んっ」
「エストレヤの反応すげぇ好き。」
恥ずかしくて顔を背けるエストレヤの首筋がエロくて、噛みついていた。
「ぁっんっんっ」
「エストレヤの声、エロすぎて止められねぇ。」
「…だっめぇ…かも…」
「んー」
「逆上せっちゃいそっ」
確かにエストレヤの顔は紅潮していた。
「それはまずいなっ上がるぞ。」
エストレヤの身体を一緒に持ち上げ湯から上がった。
「んっごめんなさい。」
「エストレヤは悪くねぇだろ…ベッドで続きしてくれんだろ?」
「…んっ」
シャワーで身体を洗い流してから二人で浴室を後にし、タオルで全身を拭き腰に巻いた状態で出た。
エストレヤはその格好に躊躇いがあるのか、俺の後ろで身体を小さくしていた。
俺がベッドに腰かけ、目の前にエストレヤを立たせた。
腰に巻かれたエストレヤのタオルに手をかけストンと落とし俺の目の前で裸になった途端、内股で隠し胸の前で手を重ねている。
風呂場で見まくったのに、まだ恥じらいを忘れないエストレヤが可愛すぎる。
「エストレヤ…手…退けて。」
焦らしながら手を退けるのは天然なんだろうな。
「エストレヤの裸…ずっと見ていられる。」
風呂上がりからなのか、エストレヤの全身が赤みを帯びていた。
手を広げると俺の中に収まっていく。
エストレヤの鼓動は心地良い。
肌に触れると離れることが出来なくなり何度口で愛撫しても飽きることが無い胸に吸い付いた。
エストレヤが躊躇いがちに俺の頭を抱えるのも好きだ。
尻に触れると耳元で喘ぎ出し俺の頭を抱えていた腕に力が込められ御礼にエストレヤの胸に痕を残す。
痕を残す場所なんて有りはしないのに、同じ箇所を何度も何度も色濃く痕を付けた。
細い腰に腕を回し俺の膝の上に座らせる。
「エストレヤはこの部屋では裸で居ようぜ?」
「えっ…恥ずかしいよ。」
「なら、俺が抱きしめて隠してやるから…だめ?」
「…ぁっ…んーっ…」
「エストレヤ…ちゃんと拒絶しないと俺にもっとエロい事されるぞっ。」
「えっうん。」
「安心しろ服は着てて良い、俺が脱がしてやるから。」
「えっぅんっ…」
解決にはなっていない答えに無理矢理納得させ、唇を重ねエストレヤをベッドに寝かせた。
足を開かせ、俺のタオルを外すと視線を逸らす。
充分解してあるそこに当てれば、ぱくぱくと俺のを欲しそうにする。
「入れるぞ?」
「んっ」
確認なんてする必要なんて無いと分かってる…けどエストレヤに言わせたい。
欲を言うなら「もっと」「欲しい」「入れて」と強請ってくれたら良いのに。
入れる時のエストレヤの表情ってエロいよな。
吐息の為に口を僅かに開き、眉を寄せている。
身体全体を串刺しにされ快感の波がエストレヤに走っているのだろう。
入った瞬間は全身を強ばらせるも、全て飲み込むと視線が合い表情も身体も柔らかくなる。
「入った。」
「…ぅん」
入った事をエストレヤに認識させたかった。
「エストレヤの中、最高。」
「…本当?」
「出たくねぇ…ずっといていい?」
おでこをコツンと当てて甘えた言葉を紡ぐ。
「………んっ」
「良いのか?拒絶しねぇとエストレヤの身体もたねぇぞ。」
本当に拒絶出来ねぇんだな。
俺が加減してやんねぇとって思っても、結局煽られ暴走して泣かれて懇願される。
その手前で止めたい気持ちはあるんだけどうまくいかねぇ。
「んぁっんっんんっんふぅっんあんっ」
俺は何回エストレヤの中に出せば満足するんだ?
やり過ぎてエストレヤを壊したくないのに我慢が長続きしない。
「あっんん゛ん゛あ゛っん゛ぁっん゛ん゛はっやぁっ」
エストレヤがイク度に中が締まり、俺のが締め付けられ中に注ぎまくった。
「もっ…くるしっ…」
風呂から出てかなりの回数をやり続け、結果エストレヤは泣き疲れて眠ってしまった。
今日は魔物騒動で大変だったのに、更に追い込んでしまった。
気絶に近いように眠るエストレヤを見て冷静になった。
俺は腰にタオルを巻いた状態でエストレヤの尻を綺麗にさせた。
その最中も俺はエストレヤの尻を掻き出すが目覚めることはなく、全身を綺麗にさせた。
俺もベッドに入りエストレヤを抱きしめて眠ることに。
「エストレヤ…無事でよかった。」
「エストレヤ、ロック解除して。」
「はいっ」
俺に言われた通り、扉のロックを解除した。
ソファに降ろし、そのまま覆い被さりキスを繰り返した。
「あんっんふっんんぁむっんふぅんっんふぁん…だ…めぇんっんっ」
「なんだよ嫌なのか?」
「ちっちがうの…僕…途中…転んじゃって…汚れてるの…お風呂に…」
「…わかった、入るか。」
エストレヤから退き自身で立とうとするので膝裏に手を差し込み、もう一度抱き抱え風呂場に向かった。
俺が乱暴に服を脱がせてもエストレヤは一切抵抗しない。
裸にして抱きしめキスをすれば、必死に俺の舌に舌を絡める。
人間は命の危険が迫ると繁殖行動を起こすことがあるらしい。
本能から自身の遺伝子を残そうとするためだ。
エストレヤがこんな状況でも俺を受け入れるのはそう言うとこからだろう…。
なんでも良い、俺はそれさえ利用する。
唇が離れ潤んだ瞳で見上げられると再び唇を重ねていた。
あんな表情して煽ってないと本気で言うのなら、エストレヤはとんだ魔性だ。
唇が離れると再び重ねたくなるのは俺がまだ神経が高ぶっているからなのか止まらねぇ。
あの場で押し倒したかったが、エストレヤは汚れたことを気にしていたし裸のまま居たら風邪を引いてしまう。
急いで俺も服を脱ぎ捨て裸になった。
俺が裸になると視線を彷徨わせるのを見るとかわいくて堪らない。
未だに俺の裸に慣れない様子だった。
暖かいシャワーに辺りながら後ろから抱きしめた。
転んだと言っていたが、エストレヤの身体には傷一つ見当たらなかった。
シャワーを止め、山盛りに泡立てた泡をエストレヤの身体に撫で付けた。
スポンジなど使わず、俺の手で洗う行為は何度かしているためエストレヤからの抵抗はない。
なにも知らないエストレヤは俺の言葉を全面的に信じ受け入れ、抵抗なんてしたことなど今までに一度も無い。
今だってエロい手つきで触っても身体を洗う行為として受け入れている。
何から何まで俺の好みになっていく。
男だけの世界と聞いて幻滅したが、そう悪いもんじゃなかった。
エストレヤの存在が俺をそう思わせたので、手放すなんて考えられねぇ。
指も一本一本絡め丁寧に泡まみれにしていく。
エストレヤのモノも当然泡まみれにしながら扱いて反応していくのを楽しみながら耳元で「洗ってるだけなのに感じてんのか?」と意地悪く囁く。
それでもエストレヤは顔を真っ赤にして「ゃぁん…ごめんなさい。」って幼い子供のような姿で自分がはしたないんだと思い込んでいた。
俺はショタには興味ないんだけど…エストレヤには興味がある。
太もも脛と泡をつけマッサージしていき、足の指も丁寧に洗ってやる。
もう片方の足も足の指から脛、太ももと上がっていき付け根をイヤらしく触れる。
更に尻を揉んでも、俺を責める事なく耐え続けていた。
「ゃぁんっ」
「悪ぃすべった。」
「…んっ」
ぷちゅっと指を尻に侵入させても、事故といえば素直に信じた。
その後も尻の穴の周りをしつこいくらい刺激しても、抗うことなく受け入れ喘がないように口を必死に噤んでいた。
充分遊びエストレヤのモノが反応しているのを知りながら上半身に上がったいった。
手の泡を流し、新たな泡でエストレヤの頭を洗っていく。
泡が入らないよう目を瞑っているとキスを強請られているようでしたくなる。
我慢できずに唇を重ねると、一度驚いたように目を開くも再び閉じていく。
唇が離し、シャワーで泡を洗い流せば全ての泡が消え俺の知っているエストレヤの肌が露になる。
「ケガしてないか確認していいか?」
「…はぃ」
俺はエストレヤの右手の指から調べながらキスを贈っていく。
右側から胸に脇腹、腰、足の付け根、反応しているエストレヤのモノにもキスを贈った。
だが過度な刺激はせずに触れるだけの優しいものして、そして太ももにキスした後俺の膝にエストレヤの足を乗せ、脛、足の甲、足の指にキスをし続けた。
右側の足を下ろし左側の足を俺の膝の上に乗せ再び足の指から手の指までキスを贈っていく。
「んっ…ねっケガ…してないでしょっ。」
「んーまだ、後ろ見てないだろ?」
「ぇっ」
「後ろ向いて。」
「…はぃ」
先程と同じように背中、腰、尻、太もも、ふくらはぎを右側左側とキスをした。
全身にキスして、後ろから抱きしめ耳元で「ケガがなくてよかった。」と囁いた。
抱きしめる俺の腕に手を添え顔を伏せながら俺の身体に近付く、完全に反応している俺のモノが腰に当たるとビクンとエストレヤの背筋が伸びた。
「エストレヤが気持ち良さそうで俺のも反応しちゃった…入って良いか?」
「…んっ」
小さく頷かれ、漸く許可が降りた。
「ここのキスの痕って誰が付けた?」
「え?グラキアス様です。」
分かっていて聞いてみた。
「本当に俺?」
「本当です…僕はグラキアス様としかしてません。」
俺が浮気を疑ってると思ってか、必死に弁解する姿が嬉しかったりもした。
「んっ分かってる…ただ、ここに痕を残した俺に嫉妬しそう。」
「え?」
「エストレヤの身体に痕を残して良いのは今の俺で、過去の俺に嫉妬してる。」
「それはっんぁっ」
どうにも出来ないことを言っているのは分かってるけど、エストレヤの肌は常にまっ新であって欲しい。
この噛み痕もエストレヤは俺のもんだって証で付けてるけど、俺が付けるまでは綺麗な肌であって欲しい。
矛盾だらけでエストレヤを困らせているのは分かっているが、どうしようも出来ない感情が日々俺の中に生まれる。
落ち着かせるように、エストレヤのお尻を解し始める。
まだ慣れないのか、エストレヤは自身を守るように胸の前で手を絡めていた。
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手が足りねぇ。
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「エストレヤ。」
「…はぃ。」
「キスしたい。」
願望を口にすれば頭を傾け俺の唇を確認し、迫ってくる。
エストレヤはそんな気がなくても俺を誘惑し引きずり込んでいく…。
麻薬みたいな奴…エストレヤが居なくなったら俺は…。
キスを激しくしながら解す指も増やしていく。
早くエストレヤの中に入りたい俺は焦りが押さえられないでいた。
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エストレヤは「ん゛ん゛ん゛っ」と呻くも唇を離すことを許さず、全て俺が食べ尽くした。
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「はぁっっはぁっはぁぁっはぁぁっ」
俺が入ってきた辛さと、キスの間の酸素不足でいつも以上に酷く呼吸を荒くしていた。
「悪ぃ、苦しかったか。」
「…へっきっ」
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「エストレヤ…動いていいか?」
「んっ」
エストレヤを抱えている俺の腕に掴まり耐えようとしている。
壁に手を付かせ、これから始まるエッチに構えさせたのを見届け動き出した。
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「…ぉっく…」
「気持ちよかった?」
耳元で囁くと、小さく頷いていた。
嬉しくてエストレヤの背中にキスをし、舐めて新しく痕を残した。
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「…ぅん。」
「離れるなよ?」
「うん?」
俺達は繋がりを解く事なく湯に沈んだ。
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「…グラキアス様?」
「んー」
「……ぃままですよ…」
「んー」
「グラキアス様の…ぉおきいままです。」
「そっ、エストレヤの中にまだ居たいんだよ。」
「…はぃ」
「…くっ…中に居てぇって言ってんのに締め付けるって、」
エストレヤは中をきゅっと締め付けてくる。
「あっ違うのっ…身体が勝手に…。」
勝手にって良いよな。
無意識に俺を欲しているって事だろ?
「身体が勝手に俺を誘惑するって?」
中もうねうねとしているようで搾り取られる。
「ち…がうの…そんなつもりは…」
「エ゛ストレヤッ…動くぞ。」
エストレヤを膝立ちにさせ後ろから付くとお湯が揺れ、肌がぶつかり合う音にお湯が跳ねる音が響き渡る。
「あっあっあっあっあっあっあっ」
俺に合わせて喘ぎながらエストレヤ自身も反応し湯の中に放った後一際強く締め付けられエストレヤの中に俺も出していた。
俺が出すまで我慢していたのかエストレヤの中に放つと前に倒れ込み湯に沈みかけていた。
身体を支え繋がりを解き、俺の方に引き戻し凭れさせた。
ぐったりとするエストレヤを両手で抱き込んだ。
「ぁんっんっぁっやぁんっ」
「中の掻き出すだけ。」
「んっふぅんっんっんぁっん」
前からエストレヤの尻に指を入れると、太ももで俺の腕を挟み込んでくる。
「気持ちいいか?」
「んっ」
「エストレヤの反応すげぇ好き。」
恥ずかしくて顔を背けるエストレヤの首筋がエロくて、噛みついていた。
「ぁっんっんっ」
「エストレヤの声、エロすぎて止められねぇ。」
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「んー」
「逆上せっちゃいそっ」
確かにエストレヤの顔は紅潮していた。
「それはまずいなっ上がるぞ。」
エストレヤの身体を一緒に持ち上げ湯から上がった。
「んっごめんなさい。」
「エストレヤは悪くねぇだろ…ベッドで続きしてくれんだろ?」
「…んっ」
シャワーで身体を洗い流してから二人で浴室を後にし、タオルで全身を拭き腰に巻いた状態で出た。
エストレヤはその格好に躊躇いがあるのか、俺の後ろで身体を小さくしていた。
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痕を残す場所なんて有りはしないのに、同じ箇所を何度も何度も色濃く痕を付けた。
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「えっ…恥ずかしいよ。」
「なら、俺が抱きしめて隠してやるから…だめ?」
「…ぁっ…んーっ…」
「エストレヤ…ちゃんと拒絶しないと俺にもっとエロい事されるぞっ。」
「えっうん。」
「安心しろ服は着てて良い、俺が脱がしてやるから。」
「えっぅんっ…」
解決にはなっていない答えに無理矢理納得させ、唇を重ねエストレヤをベッドに寝かせた。
足を開かせ、俺のタオルを外すと視線を逸らす。
充分解してあるそこに当てれば、ぱくぱくと俺のを欲しそうにする。
「入れるぞ?」
「んっ」
確認なんてする必要なんて無いと分かってる…けどエストレヤに言わせたい。
欲を言うなら「もっと」「欲しい」「入れて」と強請ってくれたら良いのに。
入れる時のエストレヤの表情ってエロいよな。
吐息の為に口を僅かに開き、眉を寄せている。
身体全体を串刺しにされ快感の波がエストレヤに走っているのだろう。
入った瞬間は全身を強ばらせるも、全て飲み込むと視線が合い表情も身体も柔らかくなる。
「入った。」
「…ぅん」
入った事をエストレヤに認識させたかった。
「エストレヤの中、最高。」
「…本当?」
「出たくねぇ…ずっといていい?」
おでこをコツンと当てて甘えた言葉を紡ぐ。
「………んっ」
「良いのか?拒絶しねぇとエストレヤの身体もたねぇぞ。」
本当に拒絶出来ねぇんだな。
俺が加減してやんねぇとって思っても、結局煽られ暴走して泣かれて懇願される。
その手前で止めたい気持ちはあるんだけどうまくいかねぇ。
「んぁっんっんんっんふぅっんあんっ」
俺は何回エストレヤの中に出せば満足するんだ?
やり過ぎてエストレヤを壊したくないのに我慢が長続きしない。
「あっんん゛ん゛あ゛っん゛ぁっん゛ん゛はっやぁっ」
エストレヤがイク度に中が締まり、俺のが締め付けられ中に注ぎまくった。
「もっ…くるしっ…」
風呂から出てかなりの回数をやり続け、結果エストレヤは泣き疲れて眠ってしまった。
今日は魔物騒動で大変だったのに、更に追い込んでしまった。
気絶に近いように眠るエストレヤを見て冷静になった。
俺は腰にタオルを巻いた状態でエストレヤの尻を綺麗にさせた。
その最中も俺はエストレヤの尻を掻き出すが目覚めることはなく、全身を綺麗にさせた。
俺もベッドに入りエストレヤを抱きしめて眠ることに。
「エストレヤ…無事でよかった。」
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話しを聞かないベルトラン公爵閣下と天涯孤独のフランによる回避不可のプロポーズを生暖かく距離を取って見守る職場の人達を巻き込みながら
「公爵なら公爵らしく妻を娶って子作りに励みなさい!」
「そんな物他所で産ませて連れてくる!
子作りが義務なら俺は愛しい妻を手に入れるんだ!」
「あんたどれだけ自分勝手なんだ!!!」
恋愛初心者で何とも低次元な主張をする公爵様に振りまわされるフランだが付き合えばそれなりに楽しいしそのうち意識もする……のだろうか?
狂わせたのは君なのに
白兪
BL
ガベラは10歳の時に前世の記憶を思い出した。ここはゲームの世界で自分は悪役令息だということを。ゲームではガベラは主人公ランを悪漢を雇って襲わせ、そして断罪される。しかし、ガベラはそんなこと望んでいないし、罰せられるのも嫌である。なんとかしてこの運命を変えたい。その行動が彼を狂わすことになるとは知らずに。
完結保証
番外編あり
俺は北国の王子の失脚を狙う悪の側近に転生したらしいが、寒いのは苦手なのでトンズラします
椿谷あずる
BL
ここはとある北の国。綺麗な金髪碧眼のイケメン王子様の側近に転生した俺は、どうやら彼を失脚させようと陰謀を張り巡らせていたらしい……。いやいや一切興味がないし!寒いところ嫌いだし!よし、やめよう!
こうして俺は逃亡することに決めた。
生まれ変わったら知ってるモブだった
マロン
BL
僕はとある田舎に小さな領地を持つ貧乏男爵の3男として生まれた。
貧乏だけど一応貴族で本来なら王都の学園へ進学するんだけど、とある理由で進学していない。
毎日領民のお仕事のお手伝いをして平民の困り事を聞いて回るのが僕のしごとだ。
この日も牧場のお手伝いに向かっていたんだ。
その時そばに立っていた大きな樹に雷が落ちた。ビックリして転んで頭を打った。
その瞬間に思い出したんだ。
僕の前世のことを・・・この世界は僕の奥さんが描いてたBL漫画の世界でモーブル・テスカはその中に出てきたモブだったということを。
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