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二章 ハーレムルート
遊び過ぎ注意
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「あははっうわぁっ負けませんよ。」
フランクリン様と打ち解け、今はあのハンカチの奪い合いをしていた。
魔法でハンカチを飛ばされ僕がゲット出来るのか、以前エドとした遊びだ。
「にゃっにゃっ…んにゃあー」
動くものに反応してしまうのは猫の本能であり、媚を売っているわけではない。
あのハンカチ、掴めそうで掴めにゃい。
もうちょっとにゃのよ。
ふよふよと海月のように上下左右にゃにゃめにひょいってするの。
猫の本能を上手に刺激される。
次こそは次こそは…。
イメージトレーニングは完璧、後は最初のジャンプに全力を込めるのみ。
「んにゃっ………にゃ゛っ?」
「あ゛ぁっフィンコック様っ…あっ…」
ハンカチは捉えることに成功した…。
したんだけど…ハンカチ越しに誰かの存在を…。
「シャルマン…フランクリン…」
「にゃっ…にゃぁ…」
ヤバい…。
「はぃ…」
フランクリン様の声も震えていた。
僕と言えば、ガシッと掴まれ逃げられなかった…本能が「逃げろ」と叫んでいるのに…。
いやっ…確かに先に相手の顔にガバッと抱きついてしまったのは僕です…。
ハンカチをね…追っていたらね…向こう側がね…見えなくてね…次こそは行けるってね…ジャンプしたらね…ハンカチは取れたんだけどね…ハンカチの奥にね…人がぁいたね…。
「にゃぁん」
ごめんなさいと猫の可愛さで許してとごちゃ混ぜの思いの「にゃぁん」だった。
「それで許したりしないよ。」
リックの笑顔が怖い。
「にゃっにゃぁぅんっ」
ぱぁんぱぁん。
お尻を叩かれ叱られたぁあん。
お尻叩かれて気持ちいいなんて…僕やっぱり変態さんなのかな?
お尻もっと叩いて。
「お尻あげちゃって、叩かれるの好きなの?」
にゃぁ、バレた。
恥ずかしくて頭を前足で覆った。
「お仕置きにならないね…二人共反省してる?」
「…にゃん」
「…はぃ」
なんだか、フランクリン様とは同じ匂いというか通じるものがあると思う。
これからもよろしくです。
「全く」
ぱぁんぱぁん。
ぁん気持ちいい、もっともっとぉ。
お尻あげて目でリックに強請り、リックの胸に前足を着いてお尻をフリフリした。
「お仕置きなんだよ?」
「にゃぁん」
もっとして良いよ、お仕置きっ。
食事で呼ばれるまで猫の姿でリックの膝の上でゴロゴロしていたが、猫の姿で食べるわけにもいかず僕が脱ぎ散らかした服を持ったリックの隣を歩いて部屋に向かっている。
人間に戻ったら裸なので談話室ではなくリックの部屋に戻ってから着替えるみたい。
部屋に着いて出るときと同じようにベッドの奥へ行き身体を隠しながら服を着た。
「ねぇリック?」
「ん?」
「僕、リックの家族に認めてもらえたかな?」
「ふふ。うん、認められてるよ。」
「へへ、良かったぁ。」
「心配だったの?」
「心配だよ、僕達結婚するんだよ?認められない結婚より認められた結婚のがいい。」
「ぅん、そうだね。」
暫く抱き合ってから食堂に向かった。
猫で距離を縮めた甲斐もあり、リックの家族とは緊張せずにいられる。
その後の会話も楽しくてあっという間でお開きになっても子供のようにもっと皆と一緒にいたかった。
僕の部屋は用意されていたらしいが、リックの部屋に泊まることに。
んふふ。側にいたかったからだけど、リックの両親が「また猫になったら大変だから一緒の部屋の方がいいよね?」って心配してくれていたのを悪い僕は真実を告げることなく「はい、ありがとうございます。」とお礼を言った。
リックの部屋でイチャイチャした後お風呂に向かえば、僕の大好きなお風呂セットを用意してくれていた。
嬉しくて、泡風呂を作って再びイチャイチャタイムに突入し、逆上せるからと出た後もソファに座るリックの膝の上で休んだ。
バスローブの紐を解かれ次に起きる事に期待に胸を膨らませながら、咄嗟に胸を隠して恥じらいを見せた。
実際恥ずかしいんだけど、同じ男だ恥ずかしがる必要はないのに僕は恥じらった。
僕の見えている肌にリックが唇を落としていく。
胸を隠していた手はリックの胸元に移動し、優しく撫でるようにバスローブがズラされていく。
「胸見られるの恥ずかしい?」
「んっ」
「だけど僕は見たいな、シャルマンの胸。」
「………」
「だめ?」
そんな風に聞かれたら断れないっ。
皆にみられているし、もちろんリックにも…だけど恥ずかしいものは恥ずかしい。
「ぃぃょ」
腕に引っ掛かっていたバスローブがパサッと落ちた。
素肌を抱き締められ再び身体中にキスの嵐が始まり、唇は胸にも辿り着きパクっと食べられる。
僕の胸はアドルフより皆に吸われ過ぎて大きくなってしまった気がする。
リックも抱き締めるというより抱き寄せる手は、もっと食べたくて僕が逃げないように押さえているって感じがする。
やっぱりリックも胸…好きなのかな?
僕の胸が平らに戻っても好きでいてくれる?
ちょっと心配になる。
ソファに倒されリックを見上げると、優しいのにちゃんと男の顔だった。
見つめ会うと微笑みゆっくりと支配されていく。
皆みたいに激しいことはないが、リックは優しさで僕を逆らえなくさせる。
この後も優しさに抱かれながら全てをリックの好みにさせられた。
一度終わり引き抜かれ、もっと欲しいのに「身体は大丈夫?」と聞かれ心配してくれているのに残酷さも感じながらベッドへ移動された。
降ろされると不安になり僕からリックのバスローブを引っ張り唇を奪った。
リックの首に腕を回して引き込むように倒れ「しようよ」って態度で示し、リックは僕の罠にはまったのかそれから何回も応えてくれた…けど、本当に罠にはまったのはリックなのかな?
ソファで終わりは終わりじゃなくてベッドでもしてくれる予定だったら、僕の勘違いで勝手にリックの罠にハマったのかも。
リックってエドやライと一緒だと強引になるけど、一人だとずっと優しいんだよね。
だから不安になっちゃう。
もっと僕にリックを頂戴。
フランクリン様と打ち解け、今はあのハンカチの奪い合いをしていた。
魔法でハンカチを飛ばされ僕がゲット出来るのか、以前エドとした遊びだ。
「にゃっにゃっ…んにゃあー」
動くものに反応してしまうのは猫の本能であり、媚を売っているわけではない。
あのハンカチ、掴めそうで掴めにゃい。
もうちょっとにゃのよ。
ふよふよと海月のように上下左右にゃにゃめにひょいってするの。
猫の本能を上手に刺激される。
次こそは次こそは…。
イメージトレーニングは完璧、後は最初のジャンプに全力を込めるのみ。
「んにゃっ………にゃ゛っ?」
「あ゛ぁっフィンコック様っ…あっ…」
ハンカチは捉えることに成功した…。
したんだけど…ハンカチ越しに誰かの存在を…。
「シャルマン…フランクリン…」
「にゃっ…にゃぁ…」
ヤバい…。
「はぃ…」
フランクリン様の声も震えていた。
僕と言えば、ガシッと掴まれ逃げられなかった…本能が「逃げろ」と叫んでいるのに…。
いやっ…確かに先に相手の顔にガバッと抱きついてしまったのは僕です…。
ハンカチをね…追っていたらね…向こう側がね…見えなくてね…次こそは行けるってね…ジャンプしたらね…ハンカチは取れたんだけどね…ハンカチの奥にね…人がぁいたね…。
「にゃぁん」
ごめんなさいと猫の可愛さで許してとごちゃ混ぜの思いの「にゃぁん」だった。
「それで許したりしないよ。」
リックの笑顔が怖い。
「にゃっにゃぁぅんっ」
ぱぁんぱぁん。
お尻を叩かれ叱られたぁあん。
お尻叩かれて気持ちいいなんて…僕やっぱり変態さんなのかな?
お尻もっと叩いて。
「お尻あげちゃって、叩かれるの好きなの?」
にゃぁ、バレた。
恥ずかしくて頭を前足で覆った。
「お仕置きにならないね…二人共反省してる?」
「…にゃん」
「…はぃ」
なんだか、フランクリン様とは同じ匂いというか通じるものがあると思う。
これからもよろしくです。
「全く」
ぱぁんぱぁん。
ぁん気持ちいい、もっともっとぉ。
お尻あげて目でリックに強請り、リックの胸に前足を着いてお尻をフリフリした。
「お仕置きなんだよ?」
「にゃぁん」
もっとして良いよ、お仕置きっ。
食事で呼ばれるまで猫の姿でリックの膝の上でゴロゴロしていたが、猫の姿で食べるわけにもいかず僕が脱ぎ散らかした服を持ったリックの隣を歩いて部屋に向かっている。
人間に戻ったら裸なので談話室ではなくリックの部屋に戻ってから着替えるみたい。
部屋に着いて出るときと同じようにベッドの奥へ行き身体を隠しながら服を着た。
「ねぇリック?」
「ん?」
「僕、リックの家族に認めてもらえたかな?」
「ふふ。うん、認められてるよ。」
「へへ、良かったぁ。」
「心配だったの?」
「心配だよ、僕達結婚するんだよ?認められない結婚より認められた結婚のがいい。」
「ぅん、そうだね。」
暫く抱き合ってから食堂に向かった。
猫で距離を縮めた甲斐もあり、リックの家族とは緊張せずにいられる。
その後の会話も楽しくてあっという間でお開きになっても子供のようにもっと皆と一緒にいたかった。
僕の部屋は用意されていたらしいが、リックの部屋に泊まることに。
んふふ。側にいたかったからだけど、リックの両親が「また猫になったら大変だから一緒の部屋の方がいいよね?」って心配してくれていたのを悪い僕は真実を告げることなく「はい、ありがとうございます。」とお礼を言った。
リックの部屋でイチャイチャした後お風呂に向かえば、僕の大好きなお風呂セットを用意してくれていた。
嬉しくて、泡風呂を作って再びイチャイチャタイムに突入し、逆上せるからと出た後もソファに座るリックの膝の上で休んだ。
バスローブの紐を解かれ次に起きる事に期待に胸を膨らませながら、咄嗟に胸を隠して恥じらいを見せた。
実際恥ずかしいんだけど、同じ男だ恥ずかしがる必要はないのに僕は恥じらった。
僕の見えている肌にリックが唇を落としていく。
胸を隠していた手はリックの胸元に移動し、優しく撫でるようにバスローブがズラされていく。
「胸見られるの恥ずかしい?」
「んっ」
「だけど僕は見たいな、シャルマンの胸。」
「………」
「だめ?」
そんな風に聞かれたら断れないっ。
皆にみられているし、もちろんリックにも…だけど恥ずかしいものは恥ずかしい。
「ぃぃょ」
腕に引っ掛かっていたバスローブがパサッと落ちた。
素肌を抱き締められ再び身体中にキスの嵐が始まり、唇は胸にも辿り着きパクっと食べられる。
僕の胸はアドルフより皆に吸われ過ぎて大きくなってしまった気がする。
リックも抱き締めるというより抱き寄せる手は、もっと食べたくて僕が逃げないように押さえているって感じがする。
やっぱりリックも胸…好きなのかな?
僕の胸が平らに戻っても好きでいてくれる?
ちょっと心配になる。
ソファに倒されリックを見上げると、優しいのにちゃんと男の顔だった。
見つめ会うと微笑みゆっくりと支配されていく。
皆みたいに激しいことはないが、リックは優しさで僕を逆らえなくさせる。
この後も優しさに抱かれながら全てをリックの好みにさせられた。
一度終わり引き抜かれ、もっと欲しいのに「身体は大丈夫?」と聞かれ心配してくれているのに残酷さも感じながらベッドへ移動された。
降ろされると不安になり僕からリックのバスローブを引っ張り唇を奪った。
リックの首に腕を回して引き込むように倒れ「しようよ」って態度で示し、リックは僕の罠にはまったのかそれから何回も応えてくれた…けど、本当に罠にはまったのはリックなのかな?
ソファで終わりは終わりじゃなくてベッドでもしてくれる予定だったら、僕の勘違いで勝手にリックの罠にハマったのかも。
リックってエドやライと一緒だと強引になるけど、一人だとずっと優しいんだよね。
だから不安になっちゃう。
もっと僕にリックを頂戴。
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