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10の扉 わたしの せかい
生成の ひかり2
しおりを挟む目を 瞑って
眼を 開け
眼も 瞑って
更にその奥深くへ 潜ってゆく。
「 ぅむ。」
じっと 内に入り 「それ」に問い掛けるわたし
ことばにならない「自分との会話」
「視ればわかる」「持っている」「含まれてある」、わたしそのものである いろ。
はっきりとした「いろ」と「かたち」を持たなかったそれは 私が「みつめること」で その姿を現してきて。
ゆっくり ゆっくりと
その「存在」を顕にしつつ ある。
「空」と 「無」の なかで
ゆっくりと 育みある ちから
その「かたち」はやはり 私の深くにある「ところ」で生成されるチカラから生まれるもので
「すべて」の中から 引っ張ってくるなにか 「新しいもの」だ。
だから。
焦らず
急がず
ただ 「成る ように」それに細くしっかりと
チカラを 注いで 待った。
どのくらい 経ったろうか。
わたしの「なかで 紡がれた」それは
なんだか不思議な光景だったけれど。
「見えない 滴」が
虹色の糸車で 紡がれてゆく様な さま
その 不思議な動きを
「当然」の様に見つめてあった自分を「眼」で眺めながら
静かに
出来上がったばかりのそれを 見つめてみる。
今 目の前に 「ある」「成る」
「成った」
「わたしの 中にあった いろ」
「奥にある ひかり」
「上から降ろし かたちにした 光」。
結局 それは 。
ずっとずっと思ってあった「見えないチカラ」で「生命力」とも 言えるかも知れない。
「目には 見えない本質的なもの」
「言葉にできない なにか」
それには違いなくて
「私から 発しているもの」
「滲み出てあるもの」。
みんながいつも。
「ヨルが言うと そうなる気がする」とか
「元気が出る」とか
「できそうな気がする」とか
言ってくれる、「それ」だと 思うんだ。
そして それを今「ことば」にするならば
私の中では 「生成エネルギー」に なる。
くるくると元気よく
だが 穏やかに廻り巡る 虹色のチカラ
「何色にも成り得る 多色の光」。
今「自分の中に 成った」それは
「可能性のカケラ」「創造力」「原始の チカラ」で私が元々持っていたものなのだろうけど。
はっきりと 見えなくて
だから 明確に使えなくて
まだ「かたちを持たなかったチカラ」
私の「能力」とは言えず「気配」でしかなかった チカラだ。
「 確かに。 ものにしないと 使えないからな。 」
そう その「新しいひかり」はきっと
真に「私の欲しかったもの」で
そしてそれは 「これまでの世界」には
殆ど存在しなかったもの
しかし「わたしのせかい」には ふんだんに「廻り あるもの」で
それはきっと
「自分のせかい」を持つ人が持つ「ひかり」なのだと 思うんだ。
「 そう なのよ。 だから して
うむ「場」で 「ところ」で「生み出す」「焔」「チカラ」「生命力」 う~む。」
声に 従い
どっぷりと 「じぶんのなか」へ 浸ることで。
はっきりと視える様になり「かたちになった」
私の「なかに」、育まれある 「チカラ」
それは勿論「私のいろ」でもあり
「エネルギー」「ひかり」で
いろんなことに「使えるもの」
「かたちを変えられるもの」
「その 場 その時の最善に 変化するもの」
そんな様相をした「変幻自在のひかり」だ。
「何役もやれる」
「みんなと 同義」
「かたち以外も できる」
「何にも含まれる」
「真のふるえ」
「わたしの いろ」
それは この「せかい」で。
私が 「私であること」により
「保証されてあるチカラ」で
「せかいであり わたし」
その「本質」であるところの「エネルギー」
それそのものの「質」
ことばに現すと そうなるだろう。
「 ふむ。」
よって。
その 「チカラ」を持つ
私がやること
それはひとつだ。
その「チカラ」が明白になることによって
私の「なかに」、上がった 虹色の旗
"光の基盤と合わせての相乗効果"
そう それは「チカラ」で。
「私が使うことのできる 便利なエネルギー」
まだ ヨチヨチ歩きをしていた 私に。
みんなが 齎してくれた
「導きのひかり」でもあり
「方向性を 示すもの」
「 と いうこと は。」
そう 私の中には既に「光の道」が走って いる。
その 「描いてある 景色」
「私がわたしのせかいをやる」ということの意味は。
「ピシャリ」と 自分のなかに
「知らせる光」が 走る。
「繋がる チカラ」
「通る 道筋」
「かたちを 持つ 私がやるべきこと」。
そう
そうね
わかった 。
「当然の様に降りてきた」、その ひかりに含まれるカケラを受け
私のなかみがもの凄い勢いで 理解する。
そうして
出てきた「翻訳」
それは
その チカラを余すことなくすべての最善に 使い
"せかいを 「保つ」"
その「保つ」は。
「生じ させ」
「育み」
「見守り」
「存在 させる」
「その 基盤」
「チカラ」「エネルギー」
「ふるえ」
「自分」というものを担保に。
「存在している」と いう 「事実」を生じさせるもの
「生み出し」「維持する」もの
「せかいはわたし」で「わたしはせかい」、その「創造の扉」を進むに「相応しい在り方」 それだ。
そう そこが やはりこれまでとの大きな違いで。
見えてきた "新しい 在り方"
自分の新しい「場所」「役割」「範囲」だ。
「 そう 。だから。 私は 「わたしのせかい」を 創り 在り 在れる 。」
そういうことなんだ きっと。
その「知らせ」を受け取ると共に。
もう一度 ぐるり「翻訳」を確かめ
光が体中を巡るのを 味わい
その「刺激」を心地よく真ん中に刻み込んで。
「 うん。」
新しい チカラを馴染ませる様
ゆっくりと 顔を上げ
青く 深い底から
天上を仰いで いたんだ。
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