1,275 / 1,636
10の扉 わたしの せかい
始まりの ベル
しおりを挟むシャン
シャン
シャン
シャン
シャシャン
シャン シャン
シャン シャ シャン
「 ふぅむ。」
この頃 私の周りに 「鳴って ある」のは。
きっと この間 鳴っていた
「終焉の鐘」ではなくて
「始まりの ベル」
いや
「ベル」というか 「鈴」なのか。
「あの、沢山 鈴の付いた。 シャンシャン、振るやつ そんで 舞うやつ、あれに似てる。」
それが リズム よく
小気味 よく。
「そろそろ ですよ」
「用意してくださいね」
「近づいて きます」
「浄め」
「涼やかに」
「落とし 降ろして」
「準備は できましたか ?」
そんな 風に。
鳴って あるのだ
私の周りの 空間に
頭上に
なにかして いる その まわりに 。
「 まあ。「お知らせ」が、来るだけ 有り難いのかも 知れない。」
うむ。
そう 呟きながらも 少し首を捻り
考え ある 「上げる 方法」
それはまだ 今の私に降りてきては いない。
でも 焦っても ないし
待っても なくて
ある意味やはり 「力んでいた」事を反省した私は
この頃 殊更「自分リラックス」の為に 奔走していた。
いや
奔走では なくて あちこち出向いていた、それにしよう うん。
「 のんびりするのって。 難しい よね。」
「そんなのあんただけよ。」
「 まあ。 そうかも?いや、そんな事ないでしょ。」
そんな 軽口をききながら
私が相変わらずダレているのは
いつもの 魔女部屋 バーガンディーの 上
しかし、この頃 思うに「なんもしない」ことの。
「成果」は 出てきたと 思うんだ
「なんとなく、だけど。 痩せた?いや、太ってはないんだ 元々。でも、「体が軽い」って 言うか 「無駄がない」? 「浄まった感」が ある。」
「…………ふぅん。」
あっ
興味なさそう 。
そんな 青い瞳を尻目に 思う
「この頃の自分」
ぐるぐる回すのを 意図して やめていること
「心配する」のを やめること
「無駄な考え」を 回さないこと
それだけで、結構体が軽いので ある。
「せかいの 声を聴くこと」
「今の からだの声を 訊く」
「「今」以外のカケラを 回さない」
「楽しくある こと」
「単純に 笑うこと」
ある意味 やっているのは それだけだ。
しかし。
「如何に、今まで。 無駄に ぐるぐるしてたのか いや 役に立つ事もあったんだけど。まあ、「それも 両方ある」と いうことか。」
そう 私は「自分のぐるぐるを嫌いじゃない」けれど やはり。
「その 質」は上げる必要があって、それをしている今は身体の調子が変わってきたのがわかるのだ。
「目 には 見えない けれど
体感 できてきた 私のなかみ」
ん? それって。
て こと は ?
それを 改めて「自分の中で 並べて」「わかり」「実感した」今、ひょいと出てきたカケラ達が ある。
「今 ある 状態」
「かたちになる もの」
「考え」
「エネルギー」
「その時 多い ものが
主に現れ 形に なる」
その 自然の摂理
せかいの 真理
「それ 即ち。 それを、私の「実現したい未来」に 適用するって ことじゃ ?」
ない ? ? ?
「 ほう。」
しかし それは。
これまで 散々 思って いた
知って あった こと
「描いた未来が 実現する」「できる」。
しかし私は やはり。
「わかっていなかった」のだ。
その
「思考が具現化する」、その 仕組み
その 実感
実際 どうなるのかを。
今 わかった そうなんだ きっと。
「質の高いカケラ達」が 目の前をくるくると回り
「いつもの雑談カケラ達」が その脇で控えて いて。
"かたち創られる 様"
それを見せてくれていて、美しく仕上がる その 光が「今の私がかたち創れるもの」を 示して ある。
「 ふむ。 なる ほど。」
でも。
「なんで」、「今」わかった んだろう か。
「 あー、でも そうか。」
なるほど ?
そう それは「おんなじ」なんだ。
自分の 身体を 動かしてみて わかる それ
そう「実感した」のだ。
「自分の からだ」で。
「落ちた」
「わかった」
「感じた」
やはり それは。
「やらねば 感じねば。 深くわからぬ、落ちぬ。 でも そうなんだろう な。」
確かに「思ったこともある」し「知識」では 知っていた のだ。
「思考が 形になる」
だがしかし 私はその「具体的な方法」が わからなかった。
「やっては いた」けど
「まだまだ 足りなかった」のだろう。
澱を 降ろして
自分なりに 浄め
きちんと 「コンパスを設定」しながらも
「回していた 無駄」
だがそれが かなり改善されて。
「今 なり始めている」
それが かたちとして 降りてきたんだ。
「 ふぅむ。」
「なによ。ふむふむ、五月蝿いわね。」
「いや、だって これ。なんか 凄いんだよ。」
「あ、そう。で、なにが?」
「 いやさ、 」
「………ふぅん?」
訊いておいて、興味のない返事をしながら欠伸をする 朝
しかしその様子も可愛らしくて、ニヤニヤしながら自分の「収穫」を 披露していた。
だが やはり 途中から
独り言になっていた 自分
規則正しく上下する 灰色の背中。
しかし 私も結局脱線していたから。
「いつもの事だ」と自分で自分の脳内を回収し そのままくるりと視点を部屋の中へと 遊ばせる。
この 部屋の中にある お気に入り達
私の一部 「高い質で 出来ている もの達」
それは今日も 優しい光の中ご機嫌に 鎮座していて。
ふむ だから して 君たち は
いつでも高く保ち 美しい のかね。
長机に ある 石達を見て 思う
「大地から創られた 質の高い光の集まり」
「高い光を 放ち あること」
「微細な粒子を保ち あること」。
だがしかし 私達の「揺らぎ 昇る」性質を。
私は 嫌いじゃ ない。
それはやはり「生きもの」が 持つ
「成長 拡大」の 性質だから して
いつもごちゃごちゃしがちな 私だけれど
石は石で きっと 。
私達とは「違うスパン」で 成長はして いる筈なんだ。
でも ここに 持ってきてしまったから。
この子達は もう 「拡大しない」の かも
知れないけれど。
「 それも ね。 また きっと 」
うん。
「なんらかの オールマイティー」でも 使えば。
「可能」ではあると 思うんだ うん
「そう、それを やるのよ。 そう 」
でも きっと 「ポイント」は
「純粋で あること」
「単純で いいこと」
「複雑でなく」
「誰にも わかる」
「それで いいこと」。
クリアに光る この子達を見て そう思うし
それは 真っ直ぐに伝わってくるけれど
私達に 「複雑さ」は 必要ない。
「ああだ」「こうだ」という
机上の空論 は 必要なくて
「難しい 数式」も 「ルール」も
「前例」も「前提」も
なにしろ 「言葉」すらも
もしかしたら 「必要」では なくて。
それに そう「世界基準」は 存在できないのだ。
「新しい せかい」 「これから創る もの」
そこに「古いもの」は 必要なくて
寧ろ「あると駄目」で
「破壊」からの「再生」で あるからして
必然的に。
それは 必要ないのだ。
それに
多分 私が 「ここまで来れた」のも。
きっと 「単純 だったから」
「アホ だから」
「真ん中から 外れれなくて」
「頭の中が ワンダーランド」である から。
そう
基本、「私の成分」は 「ワンダーランド」で
「能天気」
「ファンタジー」で
「夢」「ドリーマー」
「御伽話」
「伝説」「伝承」
「魔法が好き」な
普通の。 女の子 それなので ある。
「 それよ。 多分。」
なにより きっと。
「ベース」が そうで あること
それは持って生まれた 性質なのかも知れないけれど。
「 ? でもな、 ?」
そう 私は小さな頃、「内気で大人しかった」。
でも 「これじゃ駄目だ」そう思って。
「変えた」のだ
友達を 見て 自分で「自分の性格」を
「明るい子に真似して 変えた」それなので ある。
「 ? でも。 「ただ 単純なだけ」では 上手くいかない時も あー、成る程。」
世界を見ていた時 思っていた それ
その「原因」は やはり「本質」にある。
その 「意図」ホントの本当に 「奥にある その矛先」、それが「ズレている」のだ。
確かに「それ」は 実現しない。
なんなら 「こんな筈じゃなかった」、そんな「現実」を 創造して
「また 沼にハマる」そのループに落ちて行って しまうのだ。
「 ははあ。 なるほど ねぇ。」
やはり どこまで行っても「意図」「本質」
その「コンパスの先」は 「せかい」に対して偽れない、それなんだ。
「まあ 確かに。 上から見れば、バレる もんな。」
それに 気付くか 気付かないか
自分を振り返るか 振り返らないか
そんな話なのだ。
どこまで 行っても。
「 ふーむ。」
「…………もう!で、何に気付いたってワケ?」
「あ ごめんごめん 」
「全然悪いと思ってないなら、言わなくていいのよ。それ。」
「確かに? それも「ズレ」か?」
「あー、また始まった………。」
そうして 今日も 「お昼寝攻防戦」は
続くので あった。
頑張って 静かにくるくるする からね
うん。
0
お気に入りに追加
26
あなたにおすすめの小説
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と叫んだら長年の婚約者だった新妻に「気持ち悪い」と言われた上に父にも予想外の事を言われた男とその浮気女の話
ラララキヲ
恋愛
長年の婚約者を欺いて平民女と浮気していた侯爵家長男。3年後の白い結婚での離婚を浮気女に約束して、新妻の寝室へと向かう。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と愛する夫から宣言された無様な女を嘲笑う為だけに。
しかし寝室に居た妻は……
希望通りの白い結婚と愛人との未来輝く生活の筈が……全てを周りに知られていた上に自分の父親である侯爵家当主から言われた言葉は──
一人の女性を蹴落として掴んだ彼らの未来は……──
<【ざまぁ編】【イリーナ編】【コザック第二の人生編(ザマァ有)】となりました>
◇テンプレ浮気クソ男女。
◇軽い触れ合い表現があるのでR15に
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾は察して下さい…
◇なろうにも上げてます。
※HOTランキング入り(1位)!?[恋愛::3位]ありがとうございます!恐縮です!期待に添えればよいのですがッ!!(;><)
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
【完結】お父様に愛されなかった私を叔父様が連れ出してくれました。~お母様からお父様への最後のラブレター~
山葵
恋愛
「エリミヤ。私の所に来るかい?」
母の弟であるバンス子爵の言葉に私は泣きながら頷いた。
愛人宅に住み屋敷に帰らない父。
生前母は、そんな父と結婚出来て幸せだったと言った。
私には母の言葉が理解出来なかった。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
最愛の側妃だけを愛する旦那様、あなたの愛は要りません
abang
恋愛
私の旦那様は七人の側妃を持つ、巷でも噂の好色王。
後宮はいつでも女の戦いが絶えない。
安心して眠ることもできない後宮に、他の妃の所にばかり通う皇帝である夫。
「どうして、この人を愛していたのかしら?」
ずっと静観していた皇后の心は冷めてしまいう。
それなのに皇帝は急に皇后に興味を向けて……!?
「あの人に興味はありません。勝手になさい!」
記憶がないので離縁します。今更謝られても困りますからね。
せいめ
恋愛
メイドにいじめられ、頭をぶつけた私は、前世の記憶を思い出す。前世では兄2人と取っ組み合いの喧嘩をするくらい気の強かった私が、メイドにいじめられているなんて…。どれ、やり返してやるか!まずは邸の使用人を教育しよう。その後は、顔も知らない旦那様と離婚して、平民として自由に生きていこう。
頭をぶつけて現世記憶を失ったけど、前世の記憶で逞しく生きて行く、侯爵夫人のお話。
ご都合主義です。誤字脱字お許しください。
『別れても好きな人』
設樂理沙
ライト文芸
大好きな夫から好きな女性ができたから別れて欲しいと言われ、離婚した。
夫の想い人はとても美しく、自分など到底敵わないと思ったから。
ほんとうは別れたくなどなかった。
この先もずっと夫と一緒にいたかった……だけど世の中には
どうしようもないことがあるのだ。
自分で選択できないことがある。
悲しいけれど……。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
登場人物紹介
戸田貴理子 40才
戸田正義 44才
青木誠二 28才
嘉島優子 33才
小田聖也 35才
2024.4.11 ―― プロット作成日
💛イラストはAI生成自作画像
愚かな父にサヨナラと《完結》
アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」
父の言葉は最後の一線を越えてしまった。
その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・
悲劇の本当の始まりはもっと昔から。
言えることはただひとつ
私の幸せに貴方はいりません
✈他社にも同時公開
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる