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8の扉 デヴァイ 再々
その 違い
しおりを挟む白く すっきりとして
だが 私には見えぬ部分も多い
かなりクセのある 複雑な粒子
金色の 強い輝き
ただただ 純粋に そこにあり私を包む
得も言われぬ 美しい 粒子 。
「 くっ。」
それは。
本来なら 「比べることなどできない」もので ある。
「しかし。何故 出てきた。 しかも 今。」
自分で自分の中身に文句を言いつつも、たしかにその違いについては気になる 部分。
「 ふぅむ?」
日々 変化している 自分
成されている 浄め
無意識下での みんなの仕事
起きている時の 私の行動
両側からの 創造
そこから見えてきた 新しい景色
粒子と ひかり
わたしたちの 本質
本来 そうである こと 。
起きて、朝を迎える度に 更新されている自分の「なかみ」
夕方から夜にかけて 重くなる「世界の粒子」を
流して 浄め 設置し直し
夢の中でそれを また並べ直して。
みんなとの 共同作業で進められている それは
私を日々グンと成長させている
それは間違い ない。
以前も、あの色と 他との決定的な違いは
認識した筈だ。
しかし 「今」
改めて提示された そのカケラの粒子 質を眺め
「何が違うのか」 それを詳細に確かめてゆく。
「いつも そこにあるもの」
「自分と 同等のもの」
「背中にあるもの」「反対側」
「私の 裏側であるもの」
「背中を 預けられるもの」
「それ以外の色」
「楽しい」「面白い」「興味深い」
知らない色を
「試して みて」。
「反応」し 「変化」を起こさせ
「観察」して 「自分に色を与えるもの」
「自分が拡がり 増えるもの」
「拡大要素」「カケラ」「違う色」
「わかること」「理解すること」
「受け入れること」「含むこと」
「何色をも 持ちたい 私の性質 性格」。
「 ふぅむ。」
それが。
「自分の色じゃない」と わかって。
しかし 拒まず 且つ 効果的に受け入れ
自分の色として 取り込むこと
「反応」させて その「変化」を楽しむこと
「浄め」「私の色を掛け」「自分のものにして」。
「 また、拡大してゆく。 そういうこと か??」
「違う色だけれど
魅力的な 色」
「知らない 色」「自分では選択しないもの」。
きっとこれも「高い私」からのヒントだ。
そう 多分 「世界にあることを辞めた」、私からすれば。
それは 「自分にプラス」な事であり
これまでは「拒んでいた」世界のカケラ
それすらも「自分の一部に できる」。
そんな素敵な 提案なのではないか これは。
「ふむ。 なんか、漠然と思っていた「浄めて使う」、「すべては想像の素」 それだけれど。」
きっと 私的に分解 解説 すると 。
そういうことになる って こと
だよ ね??
「なにをも 受け入れる」
「すべては 自分」
「まるっとぜんぶが 自分の中」。
それは 確かにそうであり
でもそれが「実際 どうなっているのか」。
わかっては いなかった
解せてなかった
それが 今、わかったって 。 こと ??
なのかな ???
しかし、粒子の秘密はまだありそうだ。
「 フフフ」
奥の深い、その微細な光に 様々な角度から 光を当てて。
ぐるり その 「かたち」を 詳細に確認してゆく。
「ウイントフーク」 「金色」
違い 世界 せかい
枠の中 外
これまでの道のりをなぞりながら
そのまま想像を 発展させてゆく。
「思ってたのと 違う」
ん? これ かな?
「想定外」「想像の 外」
「しかし 悪いものではないこと」
「自分で選ばない」 色。
「導き」
「ヒント」
「必要 だから出て来る」
「より 高い光からの カケラ」
「拒否」「拒む」事で
閉じていた 「その他の道」。
「 えっ」
でも。
金色の事に関しては、それで良かった筈だ。
確かに 「世界基準」で言えばあの人も 悪くはないし、私の相手として楽しく過ごす事も可能であろう。
しかし。
「「可能かどうか」、そこじゃないんだよ 多分。」
私がよくやる、想像を展開させ 発展していく様子を
ウイントフークバージョンで 展開すると。
「 いやいやいや。」
これ 「お父さんと 娘」になる じゃん。
なんか。
若しくは 「研究者と実験体」?
でもこの 組み合わせだと。
なんか 関係性が 全然違くなる な ??
複雑に、「世界」と「せかい」の入り混じった私の「なかみ」のせかいでは
あの人と上手くやる事はできるが
「それをやるかどうか」は また違った問題で ある。
「 う~ん?なんか 目的?違い??それに より「合う相手」が いるから。なんか変な感じがするのかな ??」
それはあるだろう。
もし。
もしも
もしかして この せかいに。
あの色が 存在 しなかったならば。
「 ふぅむ。」
でも。
そう、「その もしかして」は 意味の無いものだ。
だって 私は。
もう 「あの色が私の反対側である」道を
選んでいるのだから。
「 ふむ。? して??」
なんだか、頭の中がこんがらがってきた。
「 ふぅ。」
大きく 長く 息を吐いて。
「想像 とは」そんな事を思いながらも
青く蒼い鳥たちを眺め
自分の中の 栄養に換算する。
「 そうか。 でも。 「ひと」「相方」でなくて、「物事」とか「もの」で? その場合で、受け入れれば いいって事だ?」
「想定外をも 受け入れる」
「だからこそ 広がる」「拡がれる」
「含んでゆける」
それが 言いたかったのかも ?
そうかも、知れない。
少しずつ 自分にその新しい色を 沁み込ませて。
そうなんだろう か
そうなのだろう な
そう、なかみが落ち着いてくると共に
落ちてくるカケラ
「可能性の いろ」
「未知」
「最初は驚くけれど わかれば最高の いろ」
その「新しいカケラ」の意図が わかってくる。
私の「自分のいろ」が 決まってきたからこそ
降りてきた これ
「決め過ぎている」と
「閉じてしまうと」。
途端に狭まり 見えなくなる「ぜんぶ」、
「すべて」との繋がり
「固くなる」自分の かたち。
「なるほど 成る程ね、そうかも。」
そう なんでもいいのだ。
「私が わたしで 在れば」
すべては 成る のだから。
「 ふぅむ。 深い、深いよ わたし。」
天井の 白を見ながら渡りゆく鳥達の
色とりどりを 眺めて。
やっぱり
ぜんぶの いろが。
確かに 美しい もんな ?
そう 思って。
一羽の極彩色の鳥に視点を借りて、ベンチにボーッと座っている
自分の姿を 見る。
ああ
そう 言えば ?
最近 極彩色 あのいろを
みていない な ?
しかし、「それ」が出て来た という事は
近いうちにあの色も参戦するという事ではないのか
その疑惑が頭を掠め
「なんとなくの嫌な予感」を風に飛ばし 「なんでもありの私」に 取り替えておく。
「 うん。 とりあえず、練習 だわね。」
そうして
再び 大きく息を吐いて。
スルリ いや、ダラリとベンチに
寝そべったので ある。
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