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8の扉 デヴァイ 再々

最終浄化

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 なにか 。

 「剥き出しの わたし」で あるために

    "最終的な 浄め"

 それが行われているのが わかる。


ここのところ 繰り返している
「同じサイクルの詳細」、よりはっきりと見えてくる
「自分を創る粒子」「自分が創っている粒子」。


 より 「かたち」を はっきりとさせて。


始まる「新しいわたし」
 何かもわからない 「無意識のそれ」
 「せかいのわたし」
 「潜在意識下の ひかり」。


夢が より仕事をする様になり、私自身もそれ仕事を わかり、共にやること
やっていること
進んでいること
進んで行く こと。

 散りばめられた 映像 画像
 
    カケラ  いろ  ヒントが。

  「かたち」を 成してきて

   次の光の色が ぼんやりと しかし
 これまでよりは はっきりと 見えてきたこと。


「   そろそろ、なのか。」


   「その時」は 突然やって来る

経験上それは間違いないし、焦っても
待っても 
忘れていても
それはどうなるものでも、ない。


「 ただ そうあるだけ、か。」

 ポツリと呟く 光の虚空

 そっと引き寄せた羽衣からする、彼の匂い。


「    」

 ふぅむ。

なんだか。

 確かに 「深く」「感じれる」様になったのは
 間違いないとは 思う。


「いかん。じゃ、なくて。」

ポッポと照ってくる頬をピタピタと冷ましながらも
「そうではないが」「そうでもある」ことを、  私は。


「 てか。やっぱり。そういう、こと ?」


  次に来る色

   その 忍び寄る 予感


  満ち引きする 波

     繰り返す フレーズ


    「リズム」  「パターン」

 自分の勘と 光達がしきりに知らせてくる
 「夢のはなし」
 「反対側潜在意識
 「狭間にある いること」
 「感じること」
 「感覚器」だということ
 「光と物質が 生まれる ところ」。


 今のところ
 全然 わかんないんだけど。


が。   わかるように、なる?  え~。」

なんか。

「嫌な 予感 ?」

 まあ 今更 嫌も何も ないのだけれど
 
 もし 私が死んで。

 腐り、ボロボロになって 虫に喰まれ
 分解され ミミズの腹に 入っても 
 多分 「気持ちいい」んだろう けど。


「まあ。 こればっかりは、どうにも ならんのだよ。うん。」

しかし、「夢と現実の境目」それが殆どなくなっているのはなんだか面白い。

「気分は出演者よ。」

勿論、覚えていない日もあるが 
基本的に夢の中では 好きに行動できるこの頃
 きちんと「自分の意思を持って」動いている事もあれば
 「ただ 俯瞰している視点」の時も ある。

その 違いの理由は わからないけど。


「ふむ。」


なにしろ私の「最終浄化」が始まっていて
古いもの、所謂「世界基準」が瓦解しようとしていのは 間違いないだろう。

 これまでも 充分「自由である」と
 思っていた 自分だけれど。

「「剥き出し」、でしょう? なんか「ありのまま」よりも な、これは。」

 なんなのだろう か。
 この
 「剥き出し」に 対する 本能的な恐怖は。


しかし進んできた浄めにより、その恐怖もだいぶ薄れて「なんか嫌な感じ」くらいの澱では ある。

「だって、「ぜんぶが自分」だから。 まあ、そうなるって ことだもんね ?」


   自分で 自分を怖がる

 まあ これまでは そうだったんだろうけど
 今は もう 知っているから。

「くっ、それすらも乗り越えて。 ゆくのだよ、「せかい」くん。」

強がりにも見えそうなセリフを言ってしかし、自分の胸に手を当てて訊く。

 そう
 私は私の一番高い光を。

 「迎えに行く」とも 思ったんだ 
 だから。

「フフフ 待ってるだけの私じゃ ないのよ。」

そう 言葉を切り思わずツッコミ役がいないかと、光の虚空を見渡してみるが 流石に朝はここにはいない。

「なら、起きましょうかね。 」

そうして よっこらしょと
変わらぬ自分の体を起こして、確かめながら。

 うん?

  そういや 「変わった」っぽいこと。

 言ってなかった、 あの人。


そうしてぐるりと。

とりあえず羽衣を巻き付けて、鏡の前へ 向かう事にしたんだ。





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