1,172 / 1,636
8の扉 デヴァイ 再々
最終浄化
しおりを挟むなにか 。
「剥き出しの わたし」で あるために
"最終的な 浄め"
それが行われているのが わかる。
ここのところ 繰り返している
「同じサイクルの詳細」、よりはっきりと見えてくる
「自分を創る粒子」「自分が創っている粒子」。
より 「かたち」を はっきりとさせて。
始まる「新しいわたし」
何かもわからない 「無意識のそれ」
「せかいのわたし」
「潜在意識下の ひかり」。
夢が より仕事をする様になり、私自身もそれを わかり、共にやること
やっていること
進んでいること
進んで行く こと。
散りばめられた 映像 画像
カケラ いろ ヒントが。
「かたち」を 成してきて
次の光の色が ぼんやりと しかし
これまでよりは はっきりと 見えてきたこと。
「 そろそろ、なのか。」
「その時」は 突然やって来る
経験上それは間違いないし、焦っても
待っても
忘れていても
それはどうなるものでも、ない。
「 ただ そうあるだけ、か。」
ポツリと呟く 光の虚空
そっと引き寄せた羽衣からする、彼の匂い。
「 」
ふぅむ。
なんだか。
確かに 「深く」「感じれる」様になったのは
間違いないとは 思う。
「いかん。そうじゃ、なくて。」
ポッポと照ってくる頬をピタピタと冷ましながらも
「そうではないが」「そうでもある」ことを、知っている 私は。
「 てか。やっぱり。そういう、こと ?」
次に来る色
その 忍び寄る 予感
満ち引きする 波
繰り返す フレーズ
「リズム」 「パターン」
自分の勘と 光達がしきりに知らせてくる
「夢のはなし」
「反対側」
「狭間にある いること」
「感じること」
「感覚器」だということ
「光と物質が 交わり生まれる ところ」。
今のところ
全然 わかんないんだけど。
「それが。 わかるように、なる? え~。」
なんか。
「嫌な 予感 ?」
まあ 今更 嫌も何も ないのだけれど
もし 私が死んで。
腐り、ボロボロになって 虫に喰まれ
分解され ミミズの腹に 入っても
多分 「気持ちいい」んだろう けど。
「まあ。 こればっかりは、どうにも ならんのだよ。うん。」
しかし、「夢と現実の境目」それが殆どなくなっているのはなんだか面白い。
「気分は出演者よ。」
勿論、覚えていない日もあるが
基本的に夢の中では 好きに行動できるこの頃
きちんと「自分の意思を持って」動いている事もあれば
「ただ 俯瞰している視点」の時も ある。
その 違いの理由は わからないけど。
「ふむ。」
なにしろ私の「最終浄化」が始まっていて
古いもの、所謂「世界基準」が瓦解しようとしていのは 間違いないだろう。
これまでも 充分「自由である」と
思っていた 自分だけれど。
「「剥き出し」、でしょう? なんか「ありのまま」よりも くるな、これは。」
なんなのだろう か。
この
「剥き出し」に 対する 本能的な恐怖は。
しかし進んできた浄めにより、その恐怖もだいぶ薄れて「なんか嫌な感じ」くらいの澱では ある。
「だって、「ぜんぶが自分」だから。 まあ、そうなるって ことだもんね ?」
自分で 自分を怖がる
まあ これまでは そうだったんだろうけど
今は もう 知っているから。
「くっ、それすらも華麗に乗り越えて。 ゆくのだよ、「せかい」くん。」
強がりにも見えそうなセリフを言ってしかし、自分の胸に手を当てて訊く。
そう
私は私の一番高い光を。
「迎えに行く」とも 思ったんだ
だから。
「フフフ 待ってるだけの私じゃ ないのよ。」
そう 言葉を切り思わずツッコミ役がいないかと、光の虚空を見渡してみるが 流石に朝はここにはいない。
「なら、起きましょうかね。 」
そうして よっこらしょと
変わらぬ自分の体を起こして、確かめながら。
うん?
そういや 「変わった」っぽいこと。
言ってなかった、 あの人。
そうしてぐるりと。
とりあえず羽衣を巻き付けて、鏡の前へ 向かう事にしたんだ。
0
お気に入りに追加
26
あなたにおすすめの小説
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と叫んだら長年の婚約者だった新妻に「気持ち悪い」と言われた上に父にも予想外の事を言われた男とその浮気女の話
ラララキヲ
恋愛
長年の婚約者を欺いて平民女と浮気していた侯爵家長男。3年後の白い結婚での離婚を浮気女に約束して、新妻の寝室へと向かう。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と愛する夫から宣言された無様な女を嘲笑う為だけに。
しかし寝室に居た妻は……
希望通りの白い結婚と愛人との未来輝く生活の筈が……全てを周りに知られていた上に自分の父親である侯爵家当主から言われた言葉は──
一人の女性を蹴落として掴んだ彼らの未来は……──
<【ざまぁ編】【イリーナ編】【コザック第二の人生編(ザマァ有)】となりました>
◇テンプレ浮気クソ男女。
◇軽い触れ合い表現があるのでR15に
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾は察して下さい…
◇なろうにも上げてます。
※HOTランキング入り(1位)!?[恋愛::3位]ありがとうございます!恐縮です!期待に添えればよいのですがッ!!(;><)
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
【完結】お父様に愛されなかった私を叔父様が連れ出してくれました。~お母様からお父様への最後のラブレター~
山葵
恋愛
「エリミヤ。私の所に来るかい?」
母の弟であるバンス子爵の言葉に私は泣きながら頷いた。
愛人宅に住み屋敷に帰らない父。
生前母は、そんな父と結婚出来て幸せだったと言った。
私には母の言葉が理解出来なかった。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
『別れても好きな人』
設樂理沙
ライト文芸
大好きな夫から好きな女性ができたから別れて欲しいと言われ、離婚した。
夫の想い人はとても美しく、自分など到底敵わないと思ったから。
ほんとうは別れたくなどなかった。
この先もずっと夫と一緒にいたかった……だけど世の中には
どうしようもないことがあるのだ。
自分で選択できないことがある。
悲しいけれど……。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
登場人物紹介
戸田貴理子 40才
戸田正義 44才
青木誠二 28才
嘉島優子 33才
小田聖也 35才
2024.4.11 ―― プロット作成日
💛イラストはAI生成自作画像
あなたの子ですが、内緒で育てます
椿蛍
恋愛
「本当にあなたの子ですか?」
突然現れた浮気相手、私の夫である国王陛下の子を身籠っているという。
夫、王妃の座、全て奪われ冷遇される日々――王宮から、追われた私のお腹には陛下の子が宿っていた。
私は強くなることを決意する。
「この子は私が育てます!」
お腹にいる子供は王の子。
王の子だけが不思議な力を持つ。
私は育った子供を連れて王宮へ戻る。
――そして、私を追い出したことを後悔してください。
※夫の後悔、浮気相手と虐げられからのざまあ
※他サイト様でも掲載しております。
※hotランキング1位&エールありがとうございます!
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる