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8の扉 デヴァイ

知る

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知らないことを知るのは面白いし

その

得たもので 誰かの助けになれたなら

もっといいと 思う


 でも。

誰かを助けたいなんて

 やはり 奢りなのかもしれない

私にできること

それは 小さな光を灯すことでしかなくて


 自分が。

小さく光ることでしか なくて


人は何故

知りたいと 思うのだろうか

知って どうするというのだろう


 救いたい

 役立てたい

 自慢したい

 必要と されたい


沢山の きっと 思いがあるのだろうけど



 ただ  「知りたい」と  思うこと



それは 純粋な 思いでも ある


私たち 人間は。

きっと  好奇心の生き物だからだ



 救われる人

 自慢される人

 請う 人


その 知恵を生かすために作られる人

          必要とされてしまう

          救われなくてはいけない 誰か



それは 望んでいない




ただ。
       光が あれば。





それならやはり


 私は 全てを知り そして

   その上で 空でただ

  ずっと

         光り続けよう





誰かが 気付いて


 そう したいと思った時に。



 
望むなら。


     道標と  なれる  ように。




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