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その先 ☆13
しおりを挟む「五感」とか
「快楽」の 追求
「オーガズム」って。
「その先」へ導くための 「案内」
「まだ見ぬ なにか」への 入り口
「本当に わかる もの」は これだけじゃ ないよって。
教えてくれる為に ある ものじゃないかと
思ったんだ。
なんでも その「物事」の奥にある「本質」
私達が「男と女」に別れている様に
それに「快楽」が ついてくること
それがあることにより 「選択」する 幅が
拡がること
「快楽のみを追求」
「その 本質の探求」
「何が一番 気持ちいいのか」
「どこが」「どう 」「誰と」「何処で」
その「選択肢」には 限りは無く
「快楽のみ」の 枝葉を辿ってしまったならば。
決して 行き着く事のない その「本質」
「その 奥にある 真実」への 道。
「今の私」が 思うのは。
私の 深く重く こびり着いていた澱は
「それ」を 知らせる為の ものじゃなかったかと。
思うんだ。
なんて事ない 夜
ベッドの中 眠るでもなく微睡む至福の時
なんにも 考えずに 堕ちそうなその時。
私の身体を優しく撫でる 他意のない手
あまりにも自然なそれは まるで 風が私を撫でる様に
優しく心地良い感触で 「撫でられている」と
気付くのが遅れるほどである。
しかし 一度「意識」して しまうと。
「カチリ」と入る 私の いろ
それが解るのだろう
彼の指が「色」を 帯び始めるんだ。
あの いけない色を。
そうして 「わかる」
「交わり」が齎す なにか
「ひかり」 「恩恵」 「チカラ」
それは 特定の「ことば」で
言い表せるものでは ないのだろうけど。
あの 時
彼の唇 ペニス 両方から 繋がるわたし
二つの方向から練られる 粒子に
私の いろと 彼の いろが 混じり合い始める
ゆっくり ゆっくり
「なにか」を 確かめ
丁寧に 創り上げる よう に。
そうして程良く 粒子も混ざり
山も 最高潮へ 達しようかと いう時 。
私の 唇から 彼の中へ
彼の中を通り ペニスから 私の膣へ
私の膣から 上がる チカラが また彼の唇へ
練り上げられた「なにか」が
「循環」するのが わかるのだ。
「 ああ これが 「輪」」
「うねり」 「練り上げられる」
「波」
「粒子の 流れ」
「揺らぎ」
「創造 の 素 と なるもの」。
もう 殆ど「ひかり」となった 私達の「なか」は
さながら 宇宙空間のように なにかを生み出しそうな
「場」で。
"やっぱり そう なんだな"
それがわかるんだ。
からだ ぜんぶで。
生み出される もの
それはきっと 「もの」では ないのだろうけど
その 「混ざり」から生まれる
名前のわからない 「なにか」。
それが生む「副産物」を 既に私は手にして いる。
それは きっと
「波長」「自分の いろ」「粒子」の
「調整」や 「浄化」「鎮静」「認識能力」
極の反対側が混じり入ることによって 起こる
「変容」からの 「進化」
「波立つ湖面から 静かな湖面へ」
「より 澄んで 高い景色が見える 目」
そんな様な ことでもあって。
自分の いろ が よく わかる
どんな 状態か 今 何色なのか
心地良い いろ 波 方向 流れ
どちらへゆけば 最善なのか。
「わたし」と いうもの が。
よく、解るんだ
「もう半分」を 補う ことで。
そう
私に齎される「恩恵」は ただならぬ もので ある。
私は 「自分にとって」。
最大の澱でもあった 「交わり」が 齎す恩恵の大きさに
驚いてもいて しかし だから 今
ここへ もう一度戻り
「からだ」の「実感」を もって。
それを 「感じる必要」があった のだな、と
思ったのだ。
「外」を見て知る わかる 「違い」
「自分とは」 なんなのか
どう であるのか
なに であるのか
「普通」「常識」「日常」「枠」その 全てを取り払って。
全てのヴェールを上げ 改めて
「これまでの 日常」を 見ること。
そうして「わかる」新しい私
所謂これまで「問題」だと 思っていたものが
そうではなかった こと
起きていることの殆どが 「本質的には」問題ないこと
「調和の世界」「歪な 世界」
それぞれを見て 解ること。
実際、問題の殆どは「人間関係」「お金」「健康」「生きるということ」それに集約されると 思う。
きっと私の抱えていた「最大の問題」
「女性性の澱」
それを巡っても沢山のドラマが繰り広げられ、今も世界はそれを 楽しんで いる。
でも。
私は。
この人以外 無理 だし
そもそも「人間」が ? いや
ちぐはぐなのが? 嫌 なのかな??
しかし 「色々試したい」「好奇心」それも
人間の性だということも わかる。
それで 男女間に問題が起きたり
時代によっては 国によっては 一夫多妻もある
それは文化 時代 様々な状況による「枠組み」「仕組み」の問題
しかし 人はただ「交わり」が 齎すもの を
求めているのかも 知れなくて
それが本質であるからこそ 「求める」事を
「利用」されてきた歴史
いつの間にか すり替えられてきた 過去
それは難しいけれど「本質」で あるからこそ、なんだ きっと。
でも 結局
やっぱり 「魂」「いろ」「波長」が 「合って」ないと。
「それは、成らない 。ふむ?」
でも。 「試したい」? のかな
いやしかし
ただ 寂しい?
本質がずれてきてる 「今」、それを求めて
「交わる」人が どのくらいいるのかは、分からないけど。
「もの」 「人」
「からだ」 「快感」
「快楽」 「自由」
「オーガズム」
「生成」 「エネルギー」
「質」
「沢山の いろ」
「違い」 「生み出されるもの」
「それぞれの 光」
なんとなく だけど。
「色んないろ」を 「試したい」のは、わかる。
そういう人を見た記憶、そんな生も あったし
そうして「試して」いた、「鮮やかな色」が 楽しかった私も いたんだ。
でも。 今は。
もう 無理だけど。
「ふむ?」
それは 「知ってしまった」 から ?
まあ そうなんだろう。
でも この人は どうなんだろう か。
彼の事をじっと見つめていると
私の「思うこと」が 解ったのだろう。
物凄く美しい瞳で私をじっと 見つめた後
徐ろに口を開いた彼は こう言った。
「違うものと、交わるという事だろう?」
「物質的に。どう、なるのかは解らぬが予測はつくし吾輩お前以外は要らぬ。そもそも、「欲しい」と思うのは「知らないから」であろう。知っていれば、そもそもそうは思わぬし、取り入れようとも思うまいよ。」
ふむ?
成る程 確かに。
私達 「いろ」を 混ぜあった
混じり合った 二人
それが 「違う色」を 混ぜる。
無いな。 確かに ない。
成る程確かに「知らねば」、「どうだろうか」とは
思うのかも知れない。
だけど。
もう 知ってしまった今 では。
凡そ でき得る こと ではない のだ。
「想像」すら できない
自分に「異色」が侵る 感覚
まだそこまで達していない「色」にすら
ブルリと震えてしまう 敏感さ。
その僅かな「抵抗」すら 歪なものに感じられる
その 私を解り
すぐさま注ぎ込み流してくれる、この存在を心底愛しいと 思う。
「ありがとう。」
「いや。」
当然の様に私を抱き締め、再び腕の中にしまう彼の動き
その温もりと 匂い 肌の感触。
「なんか、うん。なんか 」
「いい、もう休め。」
うん なんか
そう ね。
もっと本当は「ことば」にできたらと 思うのだけど。
それもまた きっと解っているのだろう。
なにしろ 私は
この新しい「進化」「変容」「拡大した わたし」を
再び馴染ませる べく。
ゆっくりと休む必要があるのだろう。
この腕の温もりが そう言っている。
うん? でも
ここでは 「口に出さなきゃ」
みたいなこと 言ってなかった っけ な
「それならそれで、歓迎するが?」
「うっ おやすみっ。」
なんで??
口に出して ない よ???
しかし、ある意味私は「わかりやすい」。
口に出さなくとも伝わる事は、多いのかも知れない。
うん とりあえず。
休もう。
うん。
そうして 森の中の「宇宙」、私の神域とはまた別の感覚を齎してくれる この寝室は。
私達を優しく包み 今日も安心の夢の中へ
導くので あった。
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