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長期休み・図書館の秘密編
可愛すぎじゃない?
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今は馬車の中。
なんかいろいろ疲れるようなことが起こってるよ。
「アメリア様、なぜか見えない壁のようなものに押されてアメリア様のもとへ行けないのですが。」
「フシギダネー。アハハ。」
フレアが言っている見えない壁っていうのは、ディーネとリムが魔法で作った透明な壁のこと。
一度フレアが私に「アメリア様ー!!」って抱きついてから、なぜかディーネとリムが睨んでたんだよ。
それで、ディーネとリムがこの透明な壁を魔法で作って、離されて、今の状態。
お兄ちゃん?寝てるよ?
疲れてたのかな?
そう思いながらお兄ちゃんの頭を撫でた。
『『!!!』』
ディーネとリムが目を輝かせて私を見ている。
「グハッ。」
フレアは鼻血を出して倒れた。
え、待って、なんで?
?で頭がいっぱいになった。
『マスター、ほら、撫でて良いのよ?』
ディーネが頬を赤く染めて頭を私の空いている方の手にグリグリと押し付けている。
『マスター!マスター!!』
リムも同じようにグリグリと押し付けている。
「え、えっと・・・じゃあ。」
まずディーネを撫でた。
ディーネは恥ずかしそうにしているが、とても嬉しそうだ。
その次にリムを撫でた。
リムは目を輝かせ、笑顔でマスターを連呼している。
か、可愛すぎるー!!!
え、なにこれ、ディーネはデレが出てきてるね!?可愛いよ!!!リムも可愛すぎ!!なんなの!?私を殺す気なの!?
「んぅ・・・?あれ、リア?」
「あっ、お兄ちゃん!よく眠れた?」
私は目をこすっているお兄ちゃんに笑顔で言った。
「うん、よく眠れたよ。」
お兄ちゃんはへにゃっと可愛らしく笑った。
お兄ちゃんって、女の子とかじゃないよね?
可愛すぎじゃない?
ていうか私の周りって可愛い奴多すぎじゃない?
「えっと・・・リア?」
「ん?どうしたの、お兄ちゃん。」
眉尻を下げて恥ずかしそうにお兄ちゃんは言った。
そこで私は気づいた。
お兄ちゃんを無意識に撫でていたのだ。
「あ、えっと、嫌だった?」
私の言葉に、お兄ちゃんは勢いよく首を振った。
「嫌じゃないよ、嬉しいよ。だけど・・・。」
嬉しいよ、だって。
なに。なんなの!?可愛すぎじゃない!?
お兄ちゃんは私の頭に手を伸ばし、優しく頭を撫でた。
「撫でるのはお兄ちゃんの特権だから。撫でられるより撫でる方が好きかな。」
そう言って柔らかく笑った。
なんかいろいろ疲れるようなことが起こってるよ。
「アメリア様、なぜか見えない壁のようなものに押されてアメリア様のもとへ行けないのですが。」
「フシギダネー。アハハ。」
フレアが言っている見えない壁っていうのは、ディーネとリムが魔法で作った透明な壁のこと。
一度フレアが私に「アメリア様ー!!」って抱きついてから、なぜかディーネとリムが睨んでたんだよ。
それで、ディーネとリムがこの透明な壁を魔法で作って、離されて、今の状態。
お兄ちゃん?寝てるよ?
疲れてたのかな?
そう思いながらお兄ちゃんの頭を撫でた。
『『!!!』』
ディーネとリムが目を輝かせて私を見ている。
「グハッ。」
フレアは鼻血を出して倒れた。
え、待って、なんで?
?で頭がいっぱいになった。
『マスター、ほら、撫でて良いのよ?』
ディーネが頬を赤く染めて頭を私の空いている方の手にグリグリと押し付けている。
『マスター!マスター!!』
リムも同じようにグリグリと押し付けている。
「え、えっと・・・じゃあ。」
まずディーネを撫でた。
ディーネは恥ずかしそうにしているが、とても嬉しそうだ。
その次にリムを撫でた。
リムは目を輝かせ、笑顔でマスターを連呼している。
か、可愛すぎるー!!!
え、なにこれ、ディーネはデレが出てきてるね!?可愛いよ!!!リムも可愛すぎ!!なんなの!?私を殺す気なの!?
「んぅ・・・?あれ、リア?」
「あっ、お兄ちゃん!よく眠れた?」
私は目をこすっているお兄ちゃんに笑顔で言った。
「うん、よく眠れたよ。」
お兄ちゃんはへにゃっと可愛らしく笑った。
お兄ちゃんって、女の子とかじゃないよね?
可愛すぎじゃない?
ていうか私の周りって可愛い奴多すぎじゃない?
「えっと・・・リア?」
「ん?どうしたの、お兄ちゃん。」
眉尻を下げて恥ずかしそうにお兄ちゃんは言った。
そこで私は気づいた。
お兄ちゃんを無意識に撫でていたのだ。
「あ、えっと、嫌だった?」
私の言葉に、お兄ちゃんは勢いよく首を振った。
「嫌じゃないよ、嬉しいよ。だけど・・・。」
嬉しいよ、だって。
なに。なんなの!?可愛すぎじゃない!?
お兄ちゃんは私の頭に手を伸ばし、優しく頭を撫でた。
「撫でるのはお兄ちゃんの特権だから。撫でられるより撫でる方が好きかな。」
そう言って柔らかく笑った。
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