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第一章 夏
第三話 早の再会
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ドグの鍛冶場の次は材木屋。
背負子の材料を買いに行く。
森の中で倒木や落ちた枝を拾い集めても作れるが、大抵は歪んだものしか手に入らないので不格好で使い難いものになる。
日頃使うものだけにそこそこ使えるものにしたい。
尤も、自作だからそこそこにしかならず、職人が作る売り物からは程遠い出来映えになる。
それでも使い勝手だけを考えれば値段差ほどには売り物との差は出ないものなのだ。
殆どは見た目の差である。
折角だから前より使い易くしようとあれこれ思案しながら歩いていたのが悪いのか、気付いた時には相手に気付かれていた。
胸甲に押さえ付けられてシャツの隙間に急峻な渓谷を形作るけしからんものをまろび出そうなほどに震わせながら薄青髪の女がずんずんと迫って来る。
俺は迷わず踵を返した。
「おい! 貴様!」
直ぐ後ろで声がしたが、俺のことではない筈だと足を速める。
「待て、貴様!」
速めた筈がまた直ぐ傍で声がした。
ならば全力疾走だ。
「待てと言うのが判らんのか、貴様は!」
直ぐ横で声がした。
恐る恐る横を見ると、ぬっと女が顔を突き出した。
「わっ!」
「きゃっ!」
驚きのあまりに横っ飛びに跳ねた俺は、転びそうになって踏鞴を踏んだ。
ところで今の可愛らしい悲鳴は何だったのか。
立ち止まったついででそんなことを考えてしまい、ついつい振り向いた。
「何故逃げる!?」
女の顔が間近に有った。
背が殆ど変わらないので本当に近い。
小顔で切れ長の大きな目、筋が通った鼻、ふっくらとした唇。
肌は艶やかだ。
絶対的なまでに魅力的な美少女だが、魅惑を醸し出すのはやはりその下。
息をする度、身動ぎする度にたゆたゆと微かに揺れる。
胸甲も重そうなら、それに包まれたけしからんものは更に重そうだ。
こんなに重そうなものを付けていながら何て足が速いのか。
むしろ俺が遅いのかと口惜しく思いつつ、視線はもう渓谷を捉えて放さない。
「俺を呼び止めてるとは思わなかった」
空々しく渓谷に向けて答えた。
「空々しい!」
俺に役者の素質は無いようだ。
「大体、さっきからどこを見ているのか、貴様は!」
言い終わった時には渓谷は女の左手で隠されており、俺は左頬に強烈な衝撃を受けて錐揉みした。
何て乱暴な女だ。
口の中に血の味が滲んで頬が熱い。
軽く触れるとピリッとした痛みが奔り、手に伝わる感触はいつもより膨らんだ輪郭を示している。
こんなことになるだろうと思ったから逃げたのに、結局はこうだ。
渓谷を凝視したのは迂闊だったが、今はたまたまそれが原因になっただけで、成り行き次第では何でもが原因に成り得た筈だ。
どうせなら顔を埋めるくらいすれば良かった。
今更そんなことはしないし、今はここから離れたい。
ここは多くはなくとも通行人の居る道の上なのだ。
「随分綺麗に回ったな」「おう、飛んだ飛んだ」と野次馬の話す声が聞こえてきて居たたまれない。
横目で野次馬の様子を窺えば、その中の一人が「美少女にしつこく言い寄った挙げ句に叩かれたのだろう」とでも言いたげな視線をにやけた顔から発している。
どうせ最後の部分だけを見ておかしな想像でもしているのだろう。
想像するのは勝手だが、奴の思い通りにもなりはしまい。
見るからに美少女に声を掛けるチャンスを見計らっている。
あわよくばとでも思っているのだろうが、できるものなら今直ぐそうして貰いたい。
それにしても美少女とは狡く得な生き物だ。
こんな時には無条件で正義のヒロイン扱いされる。
被害者はこっちだと言うのに何と理不尽なことか。
だからここはもう女の方は見ずに立ち去るべくこそこそと動く。
だが、左肩を掴まれた。
思いっきり引っ張られて無理矢理身体の向きを変えられる。
顔の向きだけ置き去りだ。
何て力の強い女なのか。
さっきの張り手と言い、ここまでの女は賞金稼ぎにだってそうそう居ない。
「待てと言うのが判らんのか!」
俺は答える代わりに右手で左頬を包み込むようにして思いっきり痛そうに顔を顰めた。
「わっ! わわっ!」
やっと自分のしでかしたことを思い出したように女が狼狽えだした。
「申し訳ない!」
女が深く頭を下げる。
少しは常識が有るようだ。
だが、女の手が肩から外れたこの契機。
俺はジリジリと後退って間合いを取る。
脱兎の如く逃走した。
野次馬の「逃げた!」と言う叫びを後ろに聞きながら脇道へと入る。
そして物陰に隠れ、周囲を確認してから送還の呪文を唱えた。
◆
散々だった。
材木を買う前だったのが不幸中の幸いだ。
下手に材木を抱えていては逃げられなかったかも知れない。
迂闊だったのは認める。
町の近くの泉で遭遇したのだから、この町にあの女が現れても不思議ではない。
むしろ現れるものと考えるべきだった。
あるいは元々この町に滞在しているのか。
いや、それはどうでも良い。
どちらにしても迂闊に外に出られないのは同じだ。
勿論、こちらが被害者であることだけを鑑みるなら逃げ隠れする謂われは無い。
だが、死ぬところを見られたから話が別だ。
魔法の影響を知られるのはまずい。
例えば今、俺の左頬の腫れは消えている。
送還時に殆ど無意識で召喚時、即ちドグの鍛冶場に行く前の状態に巻き戻したのだ。
これは怪我をしても無かったことにできることを意味する。
それどころか死んだことさえもだ。
そしてその分だけ若返る。
つまりは使い方次第で不老不死になる。
これを知った人々は何を考えるだろうか。
それを考えるとまったく空恐ろしい。
ドグから助言を受けた時にはよく判らなかったこの事にも、今では想像が及んでいる。
その一方、一見では無敵なようでも召喚していない状態で死んだらお終いなのだから召喚場所は安全でなければならない。
召喚場所で殺されて召喚し直す前に再度殺されればそれまでだ。
そして巻き戻し自体も良いことばかりではない。
身体を鍛えても送還時に巻き戻せば元の木阿弥になってしまう。
身体の成長も同様だ。
最初の二年間の影響で俺の身体は実年齢より二歳分若いままなのである。
迂闊に外に出られないとなると問題になるのは食糧だ。
買い置きが殆ど無い。
火魔法も水魔法も使えないために自炊より食堂で食べた方が安上がりで、いつもそうしている。
有るのは僅かな保存食料だけなのである。
この深刻な問題をどうしたものか。
考えつつ炊事場へと向かう途中、ノッカーの音が響いた。
ココココン、ココココン。
ココココン、ココココン。
はいはい今出ますよ、と内心でぼやきながら戸口へと向かう。
自宅は二階に居間と寝室が有り、一階の奥に炊事場などの水回り、手前に雑貨屋だった頃の店舗スペースが有る。
戸口は店舗スペースの先だ。
店舗スペースには棚と商品だった日用品が僅かに残るばかり。
商品の殆どは両親が亡くなった際、ドグに手助けを頼んで他の雑貨店へと売り払った。
残したものも、消耗品はこの三年で使ってしまって今は無い。
寂寥感すら漂う棚の間を通って戸口に行き、戸を開ける。
「はい、どな……」
言い終わる前に視界に飛び込んできたのは背負子だ。
見覚えがある。
「俺の背負子?」
口から漏れてしまった通り、間違いなく泉の傍に取り残されることになった背負子だ。
どうしてここに?
頭に疑問を浮かべたまま徐々に下がる背負子を目で追った。
途中で視界に入るけしからん何か。
これも見覚えがある。
それもほんのさっきにだ。
これはやばい、とやや視線を仰向ければ、薄青セミショート髪の美少女が眦を吊り上げていた。
「やはり貴様ではないか!」
叫ぶや否や、背負子を俺に押し付けるようにしながら詰め寄ってくる。
それを押し返さんとするも虚しく、そのまま押し入られてしまった。
パタンと女の後ろで戸が閉まる。
冷や汗が出た。
女が背負子を床に置く。
屈んだ拍子にけしからん渓谷の険しさが増す。
ゴクン。
思わず生唾を飲み込むと、女の肩がピクンと跳ねた。
更に屈んだそのままの姿勢で背負子を放した手が震えている。
俺は無意識に一歩退いた。
背負子の材料を買いに行く。
森の中で倒木や落ちた枝を拾い集めても作れるが、大抵は歪んだものしか手に入らないので不格好で使い難いものになる。
日頃使うものだけにそこそこ使えるものにしたい。
尤も、自作だからそこそこにしかならず、職人が作る売り物からは程遠い出来映えになる。
それでも使い勝手だけを考えれば値段差ほどには売り物との差は出ないものなのだ。
殆どは見た目の差である。
折角だから前より使い易くしようとあれこれ思案しながら歩いていたのが悪いのか、気付いた時には相手に気付かれていた。
胸甲に押さえ付けられてシャツの隙間に急峻な渓谷を形作るけしからんものをまろび出そうなほどに震わせながら薄青髪の女がずんずんと迫って来る。
俺は迷わず踵を返した。
「おい! 貴様!」
直ぐ後ろで声がしたが、俺のことではない筈だと足を速める。
「待て、貴様!」
速めた筈がまた直ぐ傍で声がした。
ならば全力疾走だ。
「待てと言うのが判らんのか、貴様は!」
直ぐ横で声がした。
恐る恐る横を見ると、ぬっと女が顔を突き出した。
「わっ!」
「きゃっ!」
驚きのあまりに横っ飛びに跳ねた俺は、転びそうになって踏鞴を踏んだ。
ところで今の可愛らしい悲鳴は何だったのか。
立ち止まったついででそんなことを考えてしまい、ついつい振り向いた。
「何故逃げる!?」
女の顔が間近に有った。
背が殆ど変わらないので本当に近い。
小顔で切れ長の大きな目、筋が通った鼻、ふっくらとした唇。
肌は艶やかだ。
絶対的なまでに魅力的な美少女だが、魅惑を醸し出すのはやはりその下。
息をする度、身動ぎする度にたゆたゆと微かに揺れる。
胸甲も重そうなら、それに包まれたけしからんものは更に重そうだ。
こんなに重そうなものを付けていながら何て足が速いのか。
むしろ俺が遅いのかと口惜しく思いつつ、視線はもう渓谷を捉えて放さない。
「俺を呼び止めてるとは思わなかった」
空々しく渓谷に向けて答えた。
「空々しい!」
俺に役者の素質は無いようだ。
「大体、さっきからどこを見ているのか、貴様は!」
言い終わった時には渓谷は女の左手で隠されており、俺は左頬に強烈な衝撃を受けて錐揉みした。
何て乱暴な女だ。
口の中に血の味が滲んで頬が熱い。
軽く触れるとピリッとした痛みが奔り、手に伝わる感触はいつもより膨らんだ輪郭を示している。
こんなことになるだろうと思ったから逃げたのに、結局はこうだ。
渓谷を凝視したのは迂闊だったが、今はたまたまそれが原因になっただけで、成り行き次第では何でもが原因に成り得た筈だ。
どうせなら顔を埋めるくらいすれば良かった。
今更そんなことはしないし、今はここから離れたい。
ここは多くはなくとも通行人の居る道の上なのだ。
「随分綺麗に回ったな」「おう、飛んだ飛んだ」と野次馬の話す声が聞こえてきて居たたまれない。
横目で野次馬の様子を窺えば、その中の一人が「美少女にしつこく言い寄った挙げ句に叩かれたのだろう」とでも言いたげな視線をにやけた顔から発している。
どうせ最後の部分だけを見ておかしな想像でもしているのだろう。
想像するのは勝手だが、奴の思い通りにもなりはしまい。
見るからに美少女に声を掛けるチャンスを見計らっている。
あわよくばとでも思っているのだろうが、できるものなら今直ぐそうして貰いたい。
それにしても美少女とは狡く得な生き物だ。
こんな時には無条件で正義のヒロイン扱いされる。
被害者はこっちだと言うのに何と理不尽なことか。
だからここはもう女の方は見ずに立ち去るべくこそこそと動く。
だが、左肩を掴まれた。
思いっきり引っ張られて無理矢理身体の向きを変えられる。
顔の向きだけ置き去りだ。
何て力の強い女なのか。
さっきの張り手と言い、ここまでの女は賞金稼ぎにだってそうそう居ない。
「待てと言うのが判らんのか!」
俺は答える代わりに右手で左頬を包み込むようにして思いっきり痛そうに顔を顰めた。
「わっ! わわっ!」
やっと自分のしでかしたことを思い出したように女が狼狽えだした。
「申し訳ない!」
女が深く頭を下げる。
少しは常識が有るようだ。
だが、女の手が肩から外れたこの契機。
俺はジリジリと後退って間合いを取る。
脱兎の如く逃走した。
野次馬の「逃げた!」と言う叫びを後ろに聞きながら脇道へと入る。
そして物陰に隠れ、周囲を確認してから送還の呪文を唱えた。
◆
散々だった。
材木を買う前だったのが不幸中の幸いだ。
下手に材木を抱えていては逃げられなかったかも知れない。
迂闊だったのは認める。
町の近くの泉で遭遇したのだから、この町にあの女が現れても不思議ではない。
むしろ現れるものと考えるべきだった。
あるいは元々この町に滞在しているのか。
いや、それはどうでも良い。
どちらにしても迂闊に外に出られないのは同じだ。
勿論、こちらが被害者であることだけを鑑みるなら逃げ隠れする謂われは無い。
だが、死ぬところを見られたから話が別だ。
魔法の影響を知られるのはまずい。
例えば今、俺の左頬の腫れは消えている。
送還時に殆ど無意識で召喚時、即ちドグの鍛冶場に行く前の状態に巻き戻したのだ。
これは怪我をしても無かったことにできることを意味する。
それどころか死んだことさえもだ。
そしてその分だけ若返る。
つまりは使い方次第で不老不死になる。
これを知った人々は何を考えるだろうか。
それを考えるとまったく空恐ろしい。
ドグから助言を受けた時にはよく判らなかったこの事にも、今では想像が及んでいる。
その一方、一見では無敵なようでも召喚していない状態で死んだらお終いなのだから召喚場所は安全でなければならない。
召喚場所で殺されて召喚し直す前に再度殺されればそれまでだ。
そして巻き戻し自体も良いことばかりではない。
身体を鍛えても送還時に巻き戻せば元の木阿弥になってしまう。
身体の成長も同様だ。
最初の二年間の影響で俺の身体は実年齢より二歳分若いままなのである。
迂闊に外に出られないとなると問題になるのは食糧だ。
買い置きが殆ど無い。
火魔法も水魔法も使えないために自炊より食堂で食べた方が安上がりで、いつもそうしている。
有るのは僅かな保存食料だけなのである。
この深刻な問題をどうしたものか。
考えつつ炊事場へと向かう途中、ノッカーの音が響いた。
ココココン、ココココン。
ココココン、ココココン。
はいはい今出ますよ、と内心でぼやきながら戸口へと向かう。
自宅は二階に居間と寝室が有り、一階の奥に炊事場などの水回り、手前に雑貨屋だった頃の店舗スペースが有る。
戸口は店舗スペースの先だ。
店舗スペースには棚と商品だった日用品が僅かに残るばかり。
商品の殆どは両親が亡くなった際、ドグに手助けを頼んで他の雑貨店へと売り払った。
残したものも、消耗品はこの三年で使ってしまって今は無い。
寂寥感すら漂う棚の間を通って戸口に行き、戸を開ける。
「はい、どな……」
言い終わる前に視界に飛び込んできたのは背負子だ。
見覚えがある。
「俺の背負子?」
口から漏れてしまった通り、間違いなく泉の傍に取り残されることになった背負子だ。
どうしてここに?
頭に疑問を浮かべたまま徐々に下がる背負子を目で追った。
途中で視界に入るけしからん何か。
これも見覚えがある。
それもほんのさっきにだ。
これはやばい、とやや視線を仰向ければ、薄青セミショート髪の美少女が眦を吊り上げていた。
「やはり貴様ではないか!」
叫ぶや否や、背負子を俺に押し付けるようにしながら詰め寄ってくる。
それを押し返さんとするも虚しく、そのまま押し入られてしまった。
パタンと女の後ろで戸が閉まる。
冷や汗が出た。
女が背負子を床に置く。
屈んだ拍子にけしからん渓谷の険しさが増す。
ゴクン。
思わず生唾を飲み込むと、女の肩がピクンと跳ねた。
更に屈んだそのままの姿勢で背負子を放した手が震えている。
俺は無意識に一歩退いた。
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