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1431.属性
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一方、ダンジョンの第3階層でもちょっとした騒ぎが起きていた。
「女神ってのは見て良し、触って良し、やって良しの女に決まってんだろ!」
「何と言う俗物か! 触れようとしても触れられない存在こそ女神ではないか!」
低次元な争いだ。
「やって良し」と宣う彼らの女神とは魔法使いやモトバのことのようで、オリエを崇拝する者達に噛み付いたらしい。
この様子を魔王に見せられたオリエは困惑に眉を大きく顰めた。
「この人達って何やってんの?」
「言うなれば女神オタ同士の信仰対決だ。推す女神、つまりお前達の属性に拘っておるのだろう」
「属性って……」
「肌に触れさせるかさせぬかの違いだ。裸は彼らにとって女神の必須条件で争点にはならぬのであろうな」
だから全裸でない女は女神として話の中に出て来ない。
「……女神って言われるのやだな」
オリエは何とも言えない気持ち悪さを感じた。
「女神ってのは見て良し、触って良し、やって良しの女に決まってんだろ!」
「何と言う俗物か! 触れようとしても触れられない存在こそ女神ではないか!」
低次元な争いだ。
「やって良し」と宣う彼らの女神とは魔法使いやモトバのことのようで、オリエを崇拝する者達に噛み付いたらしい。
この様子を魔王に見せられたオリエは困惑に眉を大きく顰めた。
「この人達って何やってんの?」
「言うなれば女神オタ同士の信仰対決だ。推す女神、つまりお前達の属性に拘っておるのだろう」
「属性って……」
「肌に触れさせるかさせぬかの違いだ。裸は彼らにとって女神の必須条件で争点にはならぬのであろうな」
だから全裸でない女は女神として話の中に出て来ない。
「……女神って言われるのやだな」
オリエは何とも言えない気持ち悪さを感じた。
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