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1408.交差点
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女神教女幹部はまた布教に失敗した。
そして布教が上手く行かないのは少人数を相手にしていたからだと考えた。
だから今度は大衆を前に布教だ。
どこぞのスクランブル交差点の真ん中に立ってマントを翻し、叫ぶ。
「皆さん! 皆さんも女神教に入信して己の全てを解放してみませんか!?」
俄に交差点がどよめいた。
女幹部に注目が集まる。
女幹部は注目が集まったことで布教の成功を確信した。
しかしそれは一瞬のこと。
パシャパシャと言う音がそこかしこから立ち上る。
女幹部が訝しく周りを見回すと、四方からスマートフォンを向けられているのが見える。
周囲の興味を惹いたのは彼女の身形にであった。
そりゃそうだ。
だが身の危険は感じられない。
衆目の中で襲って来るような男はそうそう居ないらしい。
ともあれ興味を惹けたことに違いなく、女幹部は更なる布教を試みる。
「み……」
「ちょっと、君」
だが、「皆さん」の単語を言う前に呼び止められた。
振り返れば厳めしい制服を着た男達。
「そんな恰好でこんな場所を彷徨かれては困るよ。ちょっと交番まで来て貰おうか」
女幹部は捕まった。
そして布教が上手く行かないのは少人数を相手にしていたからだと考えた。
だから今度は大衆を前に布教だ。
どこぞのスクランブル交差点の真ん中に立ってマントを翻し、叫ぶ。
「皆さん! 皆さんも女神教に入信して己の全てを解放してみませんか!?」
俄に交差点がどよめいた。
女幹部に注目が集まる。
女幹部は注目が集まったことで布教の成功を確信した。
しかしそれは一瞬のこと。
パシャパシャと言う音がそこかしこから立ち上る。
女幹部が訝しく周りを見回すと、四方からスマートフォンを向けられているのが見える。
周囲の興味を惹いたのは彼女の身形にであった。
そりゃそうだ。
だが身の危険は感じられない。
衆目の中で襲って来るような男はそうそう居ないらしい。
ともあれ興味を惹けたことに違いなく、女幹部は更なる布教を試みる。
「み……」
「ちょっと、君」
だが、「皆さん」の単語を言う前に呼び止められた。
振り返れば厳めしい制服を着た男達。
「そんな恰好でこんな場所を彷徨かれては困るよ。ちょっと交番まで来て貰おうか」
女幹部は捕まった。
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