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1361.パクリ

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 ヒーラーは架空の事件を解決するヒロインの活躍を描こうとしたが、シナリオ作りが難航した。
 魔王が端的に助言する。

「異世界の漫画をパクればよかろう」
「それっていけないことなのでは……?」
「異世界の著作権などこの世界には及ばぬ。それにお前もとっくにパクっておるであろう? セーラーダンジョンとやらで」
「ち、違います! パクリじゃなくてオマージュです!」

 コンセプトを真似ただけでストーリーまでは真似ていないとの主張。
 ヒーラーとしては譲れない部分らしい。
 だが……。

「リバーシを丸パクリの我には解らぬ考えだ」
「あ……」

 ヒーラーもリバーシを散々遊び倒した後である。
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