魔☆かるちゃ～魔王はこたつで茶をすする～

１２３９．二度見

「今日もよろしくお願いします」

　女将は股間こそ手を組むのに合わせて隠したが、胸は今更隠すのが変に感じて曝け出したまま朝礼を行った。
　朝礼中、皆いつもの様子だったので疑問を抱きつつも安堵する。
　ただ最後の挨拶でお辞儀をした後、たわわな胸がぷるんと震えた時に皆が一瞬ピクッとなったのが気になった。
　おかしな感じがあったのはその時だけで直ぐに皆いつもの様子で仕事に入ったのでそのままやり過ごす。
　一方、従業員達は女将がお辞儀した時に一瞬乳首が見えて二度見したが、見直せば普通に着物姿に見えたので何も言わなかった。
　そうとは気付かない女将は誰にも咎め立てされないのであればと、全裸のまま仕事に取り掛かった。