39 / 45
※番外編やその後のお話※(不定期更新)
【季節ネタSS】バレンタイン、手作りチョコにはご用心《前編》
しおりを挟む
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
バレンタイン。
それは、愛する人に心を込めてチョコレートやお菓子を渡すのが一般的。
そんなとき、相手の“心の声”が聞こえるお菓子手に入れたとしたら
あなたはどうしますか・・・――――――?
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
◇
「ねぇ、リア。今日の“ばれんたいん”って、リアの前いた世界では男性が女性にプレゼントするのもありなんだよね?」
「うん。そうだよ」
「ふふっ、じゃあ今日は、ボクからもリアに“ばれんたいん”あげるね☆」
「え、セイから?なになに?」
セイと結婚し、師匠にこき使われ・・・いや、師匠の元で働いてから大分生活も安定し幸せな毎日を過ごしている今日この頃。
この世界には季節ごとの行事やイベントが少ないため、前にいた世界のバレンタインやクリスマスなどわかりやすいものだけセイと二人で楽しむようにしているんだけど、今日はそのバレンタインデーだった。
あたしは毎年、セイの好きなプレーンのスコーンに複数のジャムを用意して少しデコレーションをしたり、ドライフルーツやナッツを入れたもの、ハーブを練りこんだものなど数種類のお菓子としても食事としても楽しめるスコーンを用意している。
・・・元々はちゃんとしたお菓子を用意してたんだけど、セイはお菓子よりもスコーンの方が嬉しいみたいなので、せめて種類だけでも増やそうとした結果がこうなったのだ。
そんなスコーン祭りのバレンタインで、まさかセイからも何か貰える日が来るとは思いもしなかった。
「へへ☆エリュシオンに教わって作ってみたんだ♪」
「師匠に?へぇ・・・あ、美味しそうなカップケーキ!」
セイがくれたのは、透明な袋に簡易包装された真ん中にジャムの入ったカップケーキだった。
素朴な見た目だけど、セイがあたしのために作ってくれたと思うだけでとても美味しそうに見えてくる。
「ふふっ、嬉しいなぁ♪食べても良い?」
「うん☆もちろん♪」
あたしは、カップケーキを袋から出して早速食べてみる。
ほんのりと甘い生地のカップケーキに、少し酸味のある香りがとてもフルーティなジャムがとても合う美味しいカップケーキで、手のひらサイズと食べやすい大きさだったので思わず一気に食べてしまった。
「ん~、美味しかったぁ♡カップケーキもこのジャム甘さがちょうど良くて、何より香りがすごく良い!あっという間に全部食べちゃった」
「ふふっ、気に入ってもらえたみたいで良かった☆調合のバランスが結構難しかったんだよね♪」
「ん?調合??」
“調理”と言い間違えたのかな?と思いながらも、セイの言動を気にせず聞き流していたら、程なくあたしの身体に異変が現れた。
「〈ふふっ、それにしてもセイからバレンタインをもらえるなんて思わなかったから、すごく嬉しい。・・・さっきの“調合”って言葉はちょっと気になるけど、まぁ気にしなくても良いか〉」
「え、あれ?あたし、今声に出してたっけ??」
「ふふっ、サプライズは成功したみたいで良かった☆調合した薬・・・というか、ジャムの効果もすぐに出たみたいだね♪」
「ジャムの、効果・・・?」
セイはポケットからあたしにくれたのと同じカップケーキを取り出し、自ら食しながらあたしに話しかけてきた。
「このカップケーキは、エリュシオンに作り方を教わって本当にボクが作ったモノだよ☆そして、この中央にあるジャムなんだけど・・・んぐんぐ、うん、確かに甘さも丁度良くて食べやすいね♪」
先ほどのあたしと同様、一気に食べ進めて頬っぺたを膨らませているセイは、飲み込まないとこの続きを話す事はできないだろう。
・・・本来であれば。
「〈こうして、心の中で思った事が聞こえる不思議な果実を使ったジャムなんだ☆ほら、ボクまだほっぺたいっぱいにもぐもぐしてるのに、声が聞こえるでしょ?〉」
「ホントだ、聞こえる」
ふむふむ、なるほど・・・―――――――――って、えぇぇ??!!
「〈じゃあさっき聞こえたあたしの声は、心の声だったって事??!!〉」
「そうだよ☆リアってば、さすがに理解が早いね♪」
セイはなんてことない顔でそう言ってから、おもむろにあたしを抱き上げ寝室の方へを足を運ぶ。
「・・・あの、セイ。つかぬことを聞くけど、どこへ・・・?」
「え?決まってるじゃない☆寝室だよ♪」
「な、なんで・・・?」
「ふふっ☆寝室でヤル事って言ったら、1つしかないでしょ♪」
「!!!」
「〈やっぱり?!やっぱりこれから寝室でえっちスルの??まだ後片付けだって済んでないのに〉」
「大丈夫だよ☆とりあえず食器類は水にうるかしておいたから、後回しにしても問題なし♪」
「〈あ、そっか・・・なら良かった〉」
「いやいやいや、良くないっ!全然良くないから!!」
「え~、リアの心の声は良いって言ってるのにぃ」
セイは少し頬っぺたを膨らませ、拗ねたような顔をする。
あたしはセイのこの顔が可愛くて大好きなので、この顔をされると大体いう事を聞いてしまうことが多い。
「〈くぅ~~~~っ、セイのこの顔やっぱり可愛いっ!大好きっ!!もう寝室でもどこでも行っちゃう!!!〉」
「ホント?じゃあこのまま寝室に行っていちゃいちゃしようね☆」
「いや、あのっ、今のはあたしであってあたしじゃなくて・・・」
「え~、心の声も立派なリアの気持ちじゃない。リアはボクといちゃいちゃしたくないの?」
「や、えっと・・・その・・・」
確かに、セイとえっち込みで肌を重ねて触れ合うのは大好きだ。
だけど、こんな心の声がだだ漏れの状態というのは、思っていることを全部セイに知られるわけで、なんか変なコトとかしょーもないこと考えちゃったら、それすらも知られちゃうわけでしょ?
それがなんとも恥ずかしいというか何と言うか・・・
「〈ボクは今、リアを抱きたくて仕方ないんだけどなぁ。早くリアのナカに挿入って、リアの好きなトコロいっぱい気持ち良くして、ボクしか見えないえっちな顔したリアを・・・――――――〉」
「だぁぁぁぁぁぁぁっ、そーゆ―事は声に出して言うんじゃありませんっ!!」
「今のはボクの心の声であって、口に出してないよ☆」
「そうだけどっ!そうなんだけど・・・!!」
「〈今は心の声がお互いだだ漏れ状態なんだから、声に出してるのと同じじゃないかぁぁぁぁぁぁっ!!!〉」
「あ、確かに。それもそうだよね☆」
最早、直接話してるのか心の声と話してるのか、よくわからなくなってきた。
とりあえずわかるのは、これから寝室に行ってセイとえっちをするという状況は変わらないという事だけだった。
「〈はぁ・・・結局あたしは、セイの押しに弱いんだよねぇ〉」
「そうなの?リアがイヤなら、寝室行くのやめる?」
「!!!」
予想外にもあたしの意見を聞いてくれようとするセイ。
でも、先ほどからのやりとりでなかば諦めてるというか、もうそうなんだと思い込んでいたあたしは・・・――――
「〈・・・なんだかんだ、あたしももうえっちする気分になっちゃったんだよな・・・恥ずかしくて言えないけど〉」
「!!!!」
「ふふっ☆やだなぁ、リア♪恥ずかしがらないで、ボクに何でも言ってくれて良いんだよ?」
「〈ボクにとっては、どんなリアも“大好きなリア”である事に変わりないのにね☆〉」
「~~~~~~~~~っ」
セイの言葉と心の声に、顔がかぁぁぁっと熱くなり、思わず手で覆い隠してしまった。
嬉しいんだけど、ものすごく恥ずかしい。
「ふふっ、照れちゃって可愛いなぁ☆・・・寝室行くけど、良いよね?」
「(コクリ)」
もはやあたしは、声を出さずに頷く事しかできませんでした。
バレンタイン。
それは、愛する人に心を込めてチョコレートやお菓子を渡すのが一般的。
そんなとき、相手の“心の声”が聞こえるお菓子手に入れたとしたら
あなたはどうしますか・・・――――――?
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
◇
「ねぇ、リア。今日の“ばれんたいん”って、リアの前いた世界では男性が女性にプレゼントするのもありなんだよね?」
「うん。そうだよ」
「ふふっ、じゃあ今日は、ボクからもリアに“ばれんたいん”あげるね☆」
「え、セイから?なになに?」
セイと結婚し、師匠にこき使われ・・・いや、師匠の元で働いてから大分生活も安定し幸せな毎日を過ごしている今日この頃。
この世界には季節ごとの行事やイベントが少ないため、前にいた世界のバレンタインやクリスマスなどわかりやすいものだけセイと二人で楽しむようにしているんだけど、今日はそのバレンタインデーだった。
あたしは毎年、セイの好きなプレーンのスコーンに複数のジャムを用意して少しデコレーションをしたり、ドライフルーツやナッツを入れたもの、ハーブを練りこんだものなど数種類のお菓子としても食事としても楽しめるスコーンを用意している。
・・・元々はちゃんとしたお菓子を用意してたんだけど、セイはお菓子よりもスコーンの方が嬉しいみたいなので、せめて種類だけでも増やそうとした結果がこうなったのだ。
そんなスコーン祭りのバレンタインで、まさかセイからも何か貰える日が来るとは思いもしなかった。
「へへ☆エリュシオンに教わって作ってみたんだ♪」
「師匠に?へぇ・・・あ、美味しそうなカップケーキ!」
セイがくれたのは、透明な袋に簡易包装された真ん中にジャムの入ったカップケーキだった。
素朴な見た目だけど、セイがあたしのために作ってくれたと思うだけでとても美味しそうに見えてくる。
「ふふっ、嬉しいなぁ♪食べても良い?」
「うん☆もちろん♪」
あたしは、カップケーキを袋から出して早速食べてみる。
ほんのりと甘い生地のカップケーキに、少し酸味のある香りがとてもフルーティなジャムがとても合う美味しいカップケーキで、手のひらサイズと食べやすい大きさだったので思わず一気に食べてしまった。
「ん~、美味しかったぁ♡カップケーキもこのジャム甘さがちょうど良くて、何より香りがすごく良い!あっという間に全部食べちゃった」
「ふふっ、気に入ってもらえたみたいで良かった☆調合のバランスが結構難しかったんだよね♪」
「ん?調合??」
“調理”と言い間違えたのかな?と思いながらも、セイの言動を気にせず聞き流していたら、程なくあたしの身体に異変が現れた。
「〈ふふっ、それにしてもセイからバレンタインをもらえるなんて思わなかったから、すごく嬉しい。・・・さっきの“調合”って言葉はちょっと気になるけど、まぁ気にしなくても良いか〉」
「え、あれ?あたし、今声に出してたっけ??」
「ふふっ、サプライズは成功したみたいで良かった☆調合した薬・・・というか、ジャムの効果もすぐに出たみたいだね♪」
「ジャムの、効果・・・?」
セイはポケットからあたしにくれたのと同じカップケーキを取り出し、自ら食しながらあたしに話しかけてきた。
「このカップケーキは、エリュシオンに作り方を教わって本当にボクが作ったモノだよ☆そして、この中央にあるジャムなんだけど・・・んぐんぐ、うん、確かに甘さも丁度良くて食べやすいね♪」
先ほどのあたしと同様、一気に食べ進めて頬っぺたを膨らませているセイは、飲み込まないとこの続きを話す事はできないだろう。
・・・本来であれば。
「〈こうして、心の中で思った事が聞こえる不思議な果実を使ったジャムなんだ☆ほら、ボクまだほっぺたいっぱいにもぐもぐしてるのに、声が聞こえるでしょ?〉」
「ホントだ、聞こえる」
ふむふむ、なるほど・・・―――――――――って、えぇぇ??!!
「〈じゃあさっき聞こえたあたしの声は、心の声だったって事??!!〉」
「そうだよ☆リアってば、さすがに理解が早いね♪」
セイはなんてことない顔でそう言ってから、おもむろにあたしを抱き上げ寝室の方へを足を運ぶ。
「・・・あの、セイ。つかぬことを聞くけど、どこへ・・・?」
「え?決まってるじゃない☆寝室だよ♪」
「な、なんで・・・?」
「ふふっ☆寝室でヤル事って言ったら、1つしかないでしょ♪」
「!!!」
「〈やっぱり?!やっぱりこれから寝室でえっちスルの??まだ後片付けだって済んでないのに〉」
「大丈夫だよ☆とりあえず食器類は水にうるかしておいたから、後回しにしても問題なし♪」
「〈あ、そっか・・・なら良かった〉」
「いやいやいや、良くないっ!全然良くないから!!」
「え~、リアの心の声は良いって言ってるのにぃ」
セイは少し頬っぺたを膨らませ、拗ねたような顔をする。
あたしはセイのこの顔が可愛くて大好きなので、この顔をされると大体いう事を聞いてしまうことが多い。
「〈くぅ~~~~っ、セイのこの顔やっぱり可愛いっ!大好きっ!!もう寝室でもどこでも行っちゃう!!!〉」
「ホント?じゃあこのまま寝室に行っていちゃいちゃしようね☆」
「いや、あのっ、今のはあたしであってあたしじゃなくて・・・」
「え~、心の声も立派なリアの気持ちじゃない。リアはボクといちゃいちゃしたくないの?」
「や、えっと・・・その・・・」
確かに、セイとえっち込みで肌を重ねて触れ合うのは大好きだ。
だけど、こんな心の声がだだ漏れの状態というのは、思っていることを全部セイに知られるわけで、なんか変なコトとかしょーもないこと考えちゃったら、それすらも知られちゃうわけでしょ?
それがなんとも恥ずかしいというか何と言うか・・・
「〈ボクは今、リアを抱きたくて仕方ないんだけどなぁ。早くリアのナカに挿入って、リアの好きなトコロいっぱい気持ち良くして、ボクしか見えないえっちな顔したリアを・・・――――――〉」
「だぁぁぁぁぁぁぁっ、そーゆ―事は声に出して言うんじゃありませんっ!!」
「今のはボクの心の声であって、口に出してないよ☆」
「そうだけどっ!そうなんだけど・・・!!」
「〈今は心の声がお互いだだ漏れ状態なんだから、声に出してるのと同じじゃないかぁぁぁぁぁぁっ!!!〉」
「あ、確かに。それもそうだよね☆」
最早、直接話してるのか心の声と話してるのか、よくわからなくなってきた。
とりあえずわかるのは、これから寝室に行ってセイとえっちをするという状況は変わらないという事だけだった。
「〈はぁ・・・結局あたしは、セイの押しに弱いんだよねぇ〉」
「そうなの?リアがイヤなら、寝室行くのやめる?」
「!!!」
予想外にもあたしの意見を聞いてくれようとするセイ。
でも、先ほどからのやりとりでなかば諦めてるというか、もうそうなんだと思い込んでいたあたしは・・・――――
「〈・・・なんだかんだ、あたしももうえっちする気分になっちゃったんだよな・・・恥ずかしくて言えないけど〉」
「!!!!」
「ふふっ☆やだなぁ、リア♪恥ずかしがらないで、ボクに何でも言ってくれて良いんだよ?」
「〈ボクにとっては、どんなリアも“大好きなリア”である事に変わりないのにね☆〉」
「~~~~~~~~~っ」
セイの言葉と心の声に、顔がかぁぁぁっと熱くなり、思わず手で覆い隠してしまった。
嬉しいんだけど、ものすごく恥ずかしい。
「ふふっ、照れちゃって可愛いなぁ☆・・・寝室行くけど、良いよね?」
「(コクリ)」
もはやあたしは、声を出さずに頷く事しかできませんでした。
1
お気に入りに追加
728
あなたにおすすめの小説
腹黒王子は、食べ頃を待っている
月密
恋愛
侯爵令嬢のアリシア・ヴェルネがまだ五歳の時、自国の王太子であるリーンハルトと出会った。そしてその僅か一秒後ーー彼から跪かれ結婚を申し込まれる。幼いアリシアは思わず頷いてしまい、それから十三年間彼からの溺愛ならぬ執愛が止まらない。「ハンカチを拾って頂いただけなんです!」それなのに浮気だと言われてしまいーー「悪い子にはお仕置きをしないとね」また今日も彼から淫らなお仕置きをされてーー……。
【完結】冷酷眼鏡とウワサされる副騎士団長様が、一直線に溺愛してきますっ!
楠結衣
恋愛
触ると人の心の声が聞こえてしまう聖女リリアンは、冷酷と噂の副騎士団長のアルバート様に触ってしまう。
(リリアン嬢、かわいい……。耳も小さくて、かわいい。リリアン嬢の耳、舐めたら甘そうだな……いや寧ろ齧りたい……)
遠くで見かけるだけだったアルバート様の思わぬ声にリリアンは激しく動揺してしまう。きっと聞き間違えだったと結論付けた筈が、聖女の試験で必須な魔物についてアルバート様から勉強を教わることに──!
(かわいい、好きです、愛してます)
(誰にも見せたくない。執務室から出さなくてもいいですよね?)
二人きりの勉強会。アルバート様に触らないように気をつけているのに、リリアンのうっかりで毎回触れられてしまう。甘すぎる声にリリアンのドキドキが止まらない!
ところが、ある日、リリアンはアルバート様の声にうっかり反応してしまう。
(まさか。もしかして、心の声が聞こえている?)
リリアンの秘密を知ったアルバート様はどうなる?
二人の恋の結末はどうなっちゃうの?!
心の声が聞こえる聖女リリアンと変態あまあまな声がダダ漏れなアルバート様の、甘すぎるハッピーエンドラブストーリー。
✳︎表紙イラストは、さらさらしるな。様の作品です。
✳︎小説家になろうにも投稿しています♪
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
軽い気持ちで超絶美少年(ヤンデレ)に告白したら
夕立悠理
恋愛
容姿平凡、頭脳平凡、なリノアにはひとつだけ、普通とちがうところがある。
それは極度の面食いということ。
そんなリノアは冷徹と名高い公爵子息(イケメン)に嫁ぐことに。
「初夜放置? ぜーんぜん、問題ないわ!
だって旦那さまってば顔がいいもの!!!」
朝食をたまに一緒にとるだけで、満足だ。寝室別でも、他の女の香水の香りがしてもぜーんぜん平気。……なーんて、思っていたら、旦那さまの様子がおかしい?
「他の誰でもない君が! 僕がいいっていったんだ。……そうでしょ?」
あれ、旦那さまってば、どうして手錠をお持ちなのでしょうか?
それをわたしにつける??
じょ、冗談ですよね──!?!?
【完結】傷物令嬢は近衛騎士団長に同情されて……溺愛されすぎです。
早稲 アカ
恋愛
王太子殿下との婚約から洩れてしまった伯爵令嬢のセーリーヌ。
宮廷の大広間で突然現れた賊に襲われた彼女は、殿下をかばって大けがを負ってしまう。
彼女に同情した近衛騎士団長のアドニス侯爵は熱心にお見舞いをしてくれるのだが、その熱意がセーリーヌの折れそうな心まで癒していく。
加えて、セーリーヌを振ったはずの王太子殿下が、親密な二人に絡んできて、ややこしい展開になり……。
果たして、セーリーヌとアドニス侯爵の関係はどうなるのでしょう?
悪役令嬢は王太子の妻~毎日溺愛と狂愛の狭間で~
一ノ瀬 彩音
恋愛
悪役令嬢は王太子の妻になると毎日溺愛と狂愛を捧げられ、
快楽漬けの日々を過ごすことになる!
そしてその快感が忘れられなくなった彼女は自ら夫を求めるようになり……!?
※この物語はフィクションです。
R18作品ですので性描写など苦手なお方や未成年のお方はご遠慮下さい。
義兄様に弄ばれる私は溺愛され、その愛に堕ちる
一ノ瀬 彩音
恋愛
国王である義兄様に弄ばれる悪役令嬢の私は彼に溺れていく。
そして彼から与えられる快楽と愛情で心も身体も満たされていく……。
※この物語はフィクションです。
R18作品ですので性描写など苦手なお方や未成年のお方はご遠慮下さい。
【R18】殿下!そこは舐めてイイところじゃありません! 〜悪役令嬢に転生したけど元潔癖症の王子に溺愛されてます〜
茅野ガク
恋愛
予想外に起きたイベントでなんとか王太子を救おうとしたら、彼に執着されることになった悪役令嬢の話。
☆他サイトにも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる