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3章 うれしはずかし新生活

38 あたしの処女、貰って下さい2*

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夜も更けてきて、窓からかすかに差し込む月明かりが照明代わりになっているこの部屋には、あたしとカインズさんの吐息といやらしい水音だけが部屋に響いていた。

「ぁ、んっ、音、やぁっ……ひゃぅっ」
「ふふっ、こんなに濡らして美味しそうに俺の指を咥えてるのはミカヅキのココだよ。乳首こっちもぷっくりとして美味しそ…ぁむ」
「やっ、両方一緒はダメ……~~~~~~~~っ」

カインズさんは手慣れた感じで左手であたし胸を揉みながら、もう片方の敏感な胸の先端を咥えたまま舌でコロコロと舐めまわし、右手であたしのナカをぐちゅぐちゅと掻き回す。

(えっちなカインズさんも好きだって言ったけどっ、確かに言ったけど……
 今日のカインズさん、今までの比じゃないくらいえっちなんですけど~~~~~~~~~っ)

キスもあたしに触れる指も、時々見える野性的な瞳も何もかもが、今までにないくらいいやらしい。
すごく恥ずかしいけどものすごく気持ち良くて、あたしの身体はすごく熱く、”もっとちょうだい”と強請るようにカインズさんの行為を受け入れる。

心と身体がちぐはぐなまま、敏感な場所を同時に攻められたあたしは、ピクンッ、ピクンッ、と身体を軽く痙攣させ、力が抜けてしまった。
幸いここはベッドの上で、あたしは寝そべった状態だから今までのように立っていられなくなるとかそう言う事はない。

(これって、ほぼえっちしてるのと同じコトじゃないの?
 こんなコトまでされてるあたしは、今でも本当に処女なんだろうか??)

今までカインズさんにされてきたコトも考えると、余計に“処女”の定義というモノが良くわからなくて、実は自分はもう“処女”じゃないんじゃないかとすら思えてくる。


脱力感を感じながらぼ―――っとしている間に、気が付けば胸元にあったカインズさんの頭がどんどん下へ下がっており、ぐいっと脚を広げられた瞬間、あたしはやっと我に返った。

「……え、カインズさ……ひゃっ、やっ、何これ…きゃうっ」
「ん、ミカヅキの蜜、甘くて美味し……じゅるっ」
「やだっ、そんなトコ舐めちゃ……んぁっ、やぁ、ダメ…んんっ」

何てことだ!カインズさんが、あ、アソコを舐めてる???!!!
やだやだっ、ソコは舐めるような場所じゃないのにっ!!!!

カインズさんの舌がナカにまで侵入してうねうねと暴れ回る。
今まで感じた事がない快感に、どんどん溢れてくるあたしの愛液をカインズさんは美味しそうに舐めたり吸ったりしていた。

指とは違った気持ち良さで、文句を言うために口を開いても喘ぎ声しか出てこない。


(なんなの?!えっちってこんなコトまでするモノなの??!!
 こんな恥ずかしいコトされるの初めてなんですけどっ???!!!)


イケナイ事なのに……そんな綺麗な場所じゃないのに……!!
こんな恥ずかしいトコロまで見られて、しかも舐められるなんて……

天国のお母さん。
あたしはもう本当にカインズさん以外のお嫁さんになれそうにありません。
これはもう責任を取ってもらうしかないですよね?


カインズさんの舌が奥へと挿入され、入り口付近の突起をクリっと刺激された瞬間、さっきよりもビクンっと痙攣してしまい、頭がぼーっとしてまた脱力感に襲われる。

「……ハァッ、カインズさんの、バカぁ……えっち、ハァッ、ハァ……」
「ふふっ、ミカヅキは限定だよ。ホントに可愛いんだから♡
 口でしてもらうのは初めてだった?」
「なっ?!……あ、当たり前じゃないですかっ!!あんなっ、あんなトコロっ…」
「気持ち良かったでしょ?」
「!!!!!!」

恥ずかしすぎたけど、言われた通りすごく気持ち良かったので、口をパクパクするだけで反論もできない。

(もうあたし、カインズさんに恥ずかしいトコロ全部見られちゃった……もうっ、もうもうっ!!)

「ん、ハァッ……責任、取って……」
「ん?責任??」
「こんな、恥ずかしいコトして……責任取って、あたしを、お嫁さんにしてください……ハァッ」
「!!!!」

若干頭がぼーっとして考えがまとまらないながらも、言うべき事は全部言った……言い切った。

“責任取れ”なんて言われたら少しくらいカインズさんも困るだろうと思って、少しばかり“ざまぁみろ”という気持ちでいたのに、想定外の反応が返ってきて戸惑った。

「取る取るっ!!めっちゃ責任取るっ!!!処女も貰ってミカヅキもお嫁さんに貰う!!!!」
「……へ?」
「あーもうダメ。ミカヅキにそんな可愛い事言われて、俺もう我慢できない。
 ……ミカヅキ、挿入れるよ」
「え……ひゃっ」

指でかき混ぜられたり、先程までカインズさんの舌が挿入っていたあたしのナカに、今度はとても熱くて大きなモノ……カインズさんJrが少しずつ挿入はいってくる。

充分に濡れているけど、カインズさんJrは思っていた以上の大きさで、メリメリッとあたしの膣内を広げるように侵入してくる。
痛い……とまではいかないけど、圧迫感があって若干苦しい。

「んっ、や……こんなおっきいの、無理、壊れちゃう……」
「!!!」
「や、なんで?!さっきよりおっき……んんっ」

少しずつ挿入されるカインズさんJrがいきなりさらに大きくなっていっぱいいっぱいな所で、カインズさんにキスをされ、そのまま舌を絡められる。

「んっ、ぁふ……んん~~~~~~っ」
「ハァッ、ミカヅキ……お願いだからこれ以上煽らないで」
「んぁっ、あたし、そんなつもりじゃ……ぁぁっ、痛っ」
「ごめん、どうしても処女膜を突き破る時だけは痛いと思う……だから、俺との口付けに集中して。痛かったら背中に爪立てても良いから……」
「ぁ、うん…わかった」

いよいよあたしは”処女”ではなくなる……
カインズさんがあたしの”処女”を貰ってくれるんだ……

身体が少し強張るのを感じたが、カインズさんに食べられちゃいそうな激しくて気持ち良いキスをされるとそっちに夢中になってしまい、力が抜けてしまう。
その隙を逃さなかったカインズさんは、ぐぐぐっとカインズさんJrを侵攻させさらにあたしのナカに入ってくる。

そして、一瞬の強い痛みと共にブチブチっと何かが破れるような感覚があった。

「ハァッ、今のって……」
「ん、そうだよ。これでミカヅキは本当に処女じゃなくなったんだ。結局痛くしちゃってごめんな」

確かに下半身にズクン、ズクンと鈍い痛みがあるけど、思っていたほど痛くないし、痛みよりも遥かに嬉しい気持ちの方がまさっていた。

「ううん、カインズさんに処女をあげる事が出来て嬉しい」
「うん、俺もミカヅキの処女が貰えて嬉しいよ」

あたしはようやく念願の処女をカインズさんにあげる事が出来た。
今はそれだけで満足だ。


「……――――さて、じゃあそろそろ動くよ」
「え?……ぁんっ、ぅあっ。え、何で??」
「何でって……えっちはこれからが本番だよ?」
「へ?」
「痛みなんて忘れるくらい気持ち良くしてあげるから安心してね、ミカヅキ♡」
「や、嘘っ……あぁぁっ、待って、そんな奥まで?!……やぁんっ」
「ふふっ、いちばん奥を突いたらきゅっで締め付けちゃって……奥が良いんだな、ミカヅキ」
「やっ、違っ…きゃぅっ、ぁ、や、んんっ、激し……ぅんっ」

最初はゆっくりだった抽挿がどんどん激しくなり、ぱちゅん、ぱちゅんっと肌がぶつかる音と水音が混ざる。
痛みがだんだん和らぐ代わりに、さっきよりも比べ物にならない快感が全身を駆け巡った。

「あぁっぁぁっ、やっ、こんな、無理っ……壊れちゃ、きゃぁんっ」
「あ、ごめんねミカヅキ。つい嬉しくて……今はこっちの方が良いかな?」

激しい抽挿をやめてくれたカインズさんは、ゆっくりと角度を変えながらかき混ぜるように奥まで挿入れてくる。
激しさはない分、ぐちゅっ、じゅぶっ、といやらしい水音がイヤでも耳に入り、カインズさんにされているコトを理解できて羞恥と快感でおかしくなりそうだった。

「ミカヅキのナカ……すごく気持ち良い…」
「んっ、そ、ゆこと……言わない、で、んぁっ」
「やだね。ずっとこうしたかったのが、念願叶ったんだから……ミカヅキ、怖くない?大丈夫?」
「……」

こんな時まで気を遣ってくれるカインズさん……
さっきまで多少強引でかなりえっちだったけど、今みたいに手を繋いで”怖くないよ、ちゃんとここにいるよ”って、さりげなく安心させてくれているカインズさんを怖いと思う気持ちはなかった。

「…大丈夫……カインズさんだから、怖くない」
「ミカヅキ……」
「あたしも、カインズさん限定、なの……」
「!!!……嬉しい。大好きだよ、ミカヅキ」

どちらともなく触れるような優しいキスをした後、互いの舌を絡める激しいキスへと変化し、それと比例するように抽挿も激しさを増してきた。

上も下も蕩けそうな程熱くて、恐怖までいかないまでもあまりの気持ち良さにどうにかなってしまいそうな、何かが弾けてしまいそうな感覚に襲われて少し怖くなる。

「んぁっ、カインズさ、なんか、きちゃ……ぁんっ、怖い…」
「大丈夫だよ、ミカヅキ。俺も一緒にイクから怖くない」
「ん、ハァッ……イ、ク……?」
「そう。気持ち良くなって何かが弾けるような感覚を“イク”って言うんだ。ミカヅキ、もうイキそう?」
「ぁ、やぁっ、そこダメ……やだっ、イっちゃ…」
「ココが良いんだね。……じゃ、俺もそろそろイクよ」
「やぁっ、ダメって…ぁんっ、カインズさんの、バカっ、あぁぁっ、も、無理っ…~~~~~~~~っ」

ビクンッ、ビクンッと身体が大きく痙攣し、ナカに熱が放たれる。

「ん、熱、い……」
「ハァッ、ミカヅキ……好きだよ。ありがとう、俺を受け入れてくれて」
「あたしも…、カインズさん、好き…………ひゃっ?!、え、嘘…コレって……」
「ふふっ、嬉しい事言うから、すぐ復活しちゃったみたい。……ミカヅキ、責任取ってね♪」
「????!!!!」



結局その後、終わってはすぐに復活するカインズさんJrは萎えるという事を知らず、意識を飛ばすまであたしは何度も何度も体勢を変えながらカインズさんに抱かれ続けた。



翌朝、あまりにも腰が痛くて起きれなかったのは言うまでもない……―――――――
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