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3章 うれしはずかし新生活
32 捕らわれた二人2*
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※少々暴力的な表現があります。ご注意ください。
----------------------
◇
「あらぁ、お目覚めのようね。……この泥棒猫が」
目の前に現れたのは、相変わらず品のない露出度の高い服を着た女こと、ジュリアとその後ろにあたしやミムルちゃんを連れ去った男性数名だ。
外が暗いという事は、連れ去られてから結構時間が経っているんだろう。
(カインズさんはもう家について、あたしやミムルちゃんがいない事に気付いて探してくれているだろうか……)
探すとしたらシュリーさんにも伝えて一緒に探してくれているはず、ミムルちゃんはそのうち保護してもらえると信じよう。
あたしは、入り口から逃げる……事は難しそうだから、とにかく話をして時間稼ぎをしながら助けを待つのが一番得策なんだろう。
……できるかどうか、正直あまり自信はない。
「あら?縄で拘束してたはずだけど抜け出せたのね。それに生意気な小娘もいない……少しはデキるって事かしら?」
相変わらずムカつく物言いだ。
とりあえず話を長引かせつつ、目的とか聞けるだけの事をいろいろ聞いてしまおう。
「……そんな事より、あなた誰?どうしてあたしをこんな場所へ?」
「アタシとの話を長引かせるつもりなのかもしれないけど、そんな手には乗るほど馬鹿じゃないわよ」
(うぐっ、こっちの魂胆は見え見えって事か……どうしよう)
「そうねぇ、可哀そうだからコレだけ教えてあげるわ。あんたをここへ連れてきた理由は……カインズへの報復よ」
「カインズさんへの、報復…?」
「アタシという女がありながら、こんなガキっぽい女と結婚して一緒に暮らしてるだなんて、裏切りも良いトコロだわ。アタシを弄んだ報復よ!」
「??!!」
この女がカインズさんの彼女??いやいやいや、そんなわけない。
彼女がいるなんて聞いたことないし、そんなそぶりも一切なかった。
それに、ミムルちゃんを邪魔者扱いする女を彼女になんてするわけない!
それなのに裏切りとか報復とか、この女ホントに自分勝手過ぎじゃない??!!
「ふざけないで!!カインズさんはミムルちゃんをとても大切にしてる人です!
ミムルちゃんにあんな酷い事いうあなたが彼女だなんてありえません!!!」
「ふんっ!あんたがカインズの何を知ってるって言うの?
アイツは昔から女を特定の女を作らずに自由に生きる男なの。
あんな喋れない小娘、邪魔に決まってるじゃない。だからあたしが代わりに言ってやっただけよ」
いやいや、特定女を作らないなら自分が彼女じゃないって言ってるようなモノじゃないかっ!!
……ってものすごくツッコみたいけど、絶対この人聞く耳持たないに決まってる。
感情的になっちゃいけないのはわかるけど、どうしても言い返したくて我慢できずに反論してしまった。
「昔の事は知りませんが、今のカインズさんはミムルちゃんにもあたしにも誠実に向き合っている素敵な人です。
自分が相手にされない腹いせに勝手に被害者ぶってこんな人攫いみたいな事をするあなたなんか、カインズさんは絶対好きになんてならな……―――――」
(パシッ)
「……っ」
「ふんっ!ホントに生意気でムカつく女。…ま、そんな事言えるのも今の内ね。
あんたの強がりもここまで。そろそろ自分の立場ってヤツを理解した方が良いわよ♪」
「……」
「ふふっ、町中で噂になってるあの男が選んだ女がアンタみたいなアバズレだとわかったら、きっと楽しい噂が流れるでしょうねぇ~」
「は?!なにそれ……アバズレはあんたじゃない!!」
煽るつもりはないのについ本音がボロっと出てしまい、今度は思いっきり髪を引っぱられた。
「痛っ」
「いい?あんたは欲にまみれた尻軽な女なの。
……ここでこれから男達との情事を愉しむような、ね♪」
「????!!!!」
女の言葉を合図に、そばにいた男に後ろから羽交い絞めにされ身動きが取れなくなる。
考えたくなかった最悪の状況に近づき、だんだん焦りと恐怖が心を支配し始めてきた。
「やっ、やだっ!!離してっ!!!!」
「ふふっ、安心なさい。命までは奪ったりはしないわぁ。
ただ、ここで一晩中こいつらに可愛がられていれば良いだけ。
……万が一カインズが途中で助けに来たとしても、そんな状態のアンタを見てどう思うかしらねぇ♪」
「!!!!」
女は「じゃ、アタシは怪しまれる前にお店にもどるわね♪せいぜい愉しんで」と言って早々に去って行った。
そして、女がいなくなった瞬間、男達はニヤニヤと下卑た笑みを浮かべながらあたしに手を伸ばしてきた……――――――――
(ブチブチッ、ビリビリビリッ)
「…ぃや……っふぐっ、――――――――――っ!!!」
「お、こいつけっこうイイ身体してんじゃねか?」
「くくっ、こりゃ愉しめそうだなぁ」
前開きのシャツがボタンごと引き裂かれ、下着が露わになる。
大声を出したくても布で口を塞がれていて出せない。
触れられた場所が気持ち悪くて手足をばたつかせても、簡単に押さえつけられ身動きが取れない。
(あたしってLuck∞なんじゃないの?!なのに、なんでこんな目に……リオンの嘘付き!!)
思わず心の中でリオンに悪態をついたけど、そもそもあたしはカインズさんに拾われる前は狼みたいな獣に襲われ死にそうな目に遭った時に思った事を思い出す。
“運が良い=危険な目に遭わない”という訳じゃない……と。
そして、さっきの女は「殺すようなことはしない」って言ってた……
頭がこの後に起こりうる最悪の自体を理解すると、ドクン、ドクンっと一気に恐怖と焦りがあたしを襲う。
(いやっ、嫌だ!こんな奴らに…こんな奴らなんかに処女を奪われるなんて絶対に嫌だっ!!!)
「~~~~~~っ」
「っく、こいつまだ抵抗しやがる!」
「けっ、ちょっと黙らせてやった方が良いんじゃねぇか?」
(バシンッ)
「……っ」
「おい、やり過ぎて気失わせるなよ?一気につまらなくなっちまうからなぁ」
「おいおい、啼かせるつもりだったのに、なに先に泣かせてんだよ~」
「はははっ、それでうまい事言ったつもりかぁ?全然面白くねぇよ?」
思いっきりビンタされた事で頭がクラクラし、身体が暴力による恐怖を覚え、ガタガタと震えと涙が止まらなくなる。
(……ぃや、いやだ。気持ち悪い……怖いよ……助けて、カインズさん……)
カインズさんに触れられた時は、ドキドキしてすごく恥ずかしかったけどイヤではなかった。
だけど、今は恐怖と嫌悪感で吐きそうなくらい気持ち悪い。
あたしの処女は、カインズさんにあげるって決めたのに……
約束はしてないけど、「もう少しだけ待って」って言った時のカインズさんはすごく嬉しそうに微笑んでいたから、きっとあたしの気持ちをわかってくれたはずだ。
それなのに……
(こんな事になるなら、カインズさんにさっさと処女あげてれば良かった……
こんな奴らに初めてを奪われるなんていや……)
男がナイフでスカートを切り裂き、そのまま下半身に手を伸ばしてくる。
その瞬間、ただでさえ恐怖と嫌悪でいっぱいいっぱいだったあたしの精神は、限界を迎えた事で恐怖と嫌悪感を通り越してだんだん怒りが込み上げてきた。
ゃだっ……やだ……助けて、カインズさんっ!!!!
――――……ってか、何で未だに助けに来ないのよっ!!!
このままじゃカインズさんにあげる予定だった処女をこんな奴らに奪われちゃうってのにっ!!!!!
もし間に合わなかったら一生口きいてあげないし、ご飯だってお菓子だって作ってあげないっ!!
ミムルちゃんだって……ミムルちゃんだって……
頭の中で3人の楽しい生活が思い出されてまた涙が溢れる。
暴れたり泣きすぎたせいで口元の布がずれ、完全のぷっつんしたあたしは思った事を思いっきり大声で叫んでいた。
「処女でも何でもえっちな事いっぱいして良いから、早く助けに来なさいよっ!!!
カインズさんのバカぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!」
無我夢中で叫んだ直後、ものすごい音と衝撃で勢いよく入り口のドアが開かれ、一番逢いたかった人がようやく目の前に現れたのだった。
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「あらぁ、お目覚めのようね。……この泥棒猫が」
目の前に現れたのは、相変わらず品のない露出度の高い服を着た女こと、ジュリアとその後ろにあたしやミムルちゃんを連れ去った男性数名だ。
外が暗いという事は、連れ去られてから結構時間が経っているんだろう。
(カインズさんはもう家について、あたしやミムルちゃんがいない事に気付いて探してくれているだろうか……)
探すとしたらシュリーさんにも伝えて一緒に探してくれているはず、ミムルちゃんはそのうち保護してもらえると信じよう。
あたしは、入り口から逃げる……事は難しそうだから、とにかく話をして時間稼ぎをしながら助けを待つのが一番得策なんだろう。
……できるかどうか、正直あまり自信はない。
「あら?縄で拘束してたはずだけど抜け出せたのね。それに生意気な小娘もいない……少しはデキるって事かしら?」
相変わらずムカつく物言いだ。
とりあえず話を長引かせつつ、目的とか聞けるだけの事をいろいろ聞いてしまおう。
「……そんな事より、あなた誰?どうしてあたしをこんな場所へ?」
「アタシとの話を長引かせるつもりなのかもしれないけど、そんな手には乗るほど馬鹿じゃないわよ」
(うぐっ、こっちの魂胆は見え見えって事か……どうしよう)
「そうねぇ、可哀そうだからコレだけ教えてあげるわ。あんたをここへ連れてきた理由は……カインズへの報復よ」
「カインズさんへの、報復…?」
「アタシという女がありながら、こんなガキっぽい女と結婚して一緒に暮らしてるだなんて、裏切りも良いトコロだわ。アタシを弄んだ報復よ!」
「??!!」
この女がカインズさんの彼女??いやいやいや、そんなわけない。
彼女がいるなんて聞いたことないし、そんなそぶりも一切なかった。
それに、ミムルちゃんを邪魔者扱いする女を彼女になんてするわけない!
それなのに裏切りとか報復とか、この女ホントに自分勝手過ぎじゃない??!!
「ふざけないで!!カインズさんはミムルちゃんをとても大切にしてる人です!
ミムルちゃんにあんな酷い事いうあなたが彼女だなんてありえません!!!」
「ふんっ!あんたがカインズの何を知ってるって言うの?
アイツは昔から女を特定の女を作らずに自由に生きる男なの。
あんな喋れない小娘、邪魔に決まってるじゃない。だからあたしが代わりに言ってやっただけよ」
いやいや、特定女を作らないなら自分が彼女じゃないって言ってるようなモノじゃないかっ!!
……ってものすごくツッコみたいけど、絶対この人聞く耳持たないに決まってる。
感情的になっちゃいけないのはわかるけど、どうしても言い返したくて我慢できずに反論してしまった。
「昔の事は知りませんが、今のカインズさんはミムルちゃんにもあたしにも誠実に向き合っている素敵な人です。
自分が相手にされない腹いせに勝手に被害者ぶってこんな人攫いみたいな事をするあなたなんか、カインズさんは絶対好きになんてならな……―――――」
(パシッ)
「……っ」
「ふんっ!ホントに生意気でムカつく女。…ま、そんな事言えるのも今の内ね。
あんたの強がりもここまで。そろそろ自分の立場ってヤツを理解した方が良いわよ♪」
「……」
「ふふっ、町中で噂になってるあの男が選んだ女がアンタみたいなアバズレだとわかったら、きっと楽しい噂が流れるでしょうねぇ~」
「は?!なにそれ……アバズレはあんたじゃない!!」
煽るつもりはないのについ本音がボロっと出てしまい、今度は思いっきり髪を引っぱられた。
「痛っ」
「いい?あんたは欲にまみれた尻軽な女なの。
……ここでこれから男達との情事を愉しむような、ね♪」
「????!!!!」
女の言葉を合図に、そばにいた男に後ろから羽交い絞めにされ身動きが取れなくなる。
考えたくなかった最悪の状況に近づき、だんだん焦りと恐怖が心を支配し始めてきた。
「やっ、やだっ!!離してっ!!!!」
「ふふっ、安心なさい。命までは奪ったりはしないわぁ。
ただ、ここで一晩中こいつらに可愛がられていれば良いだけ。
……万が一カインズが途中で助けに来たとしても、そんな状態のアンタを見てどう思うかしらねぇ♪」
「!!!!」
女は「じゃ、アタシは怪しまれる前にお店にもどるわね♪せいぜい愉しんで」と言って早々に去って行った。
そして、女がいなくなった瞬間、男達はニヤニヤと下卑た笑みを浮かべながらあたしに手を伸ばしてきた……――――――――
(ブチブチッ、ビリビリビリッ)
「…ぃや……っふぐっ、――――――――――っ!!!」
「お、こいつけっこうイイ身体してんじゃねか?」
「くくっ、こりゃ愉しめそうだなぁ」
前開きのシャツがボタンごと引き裂かれ、下着が露わになる。
大声を出したくても布で口を塞がれていて出せない。
触れられた場所が気持ち悪くて手足をばたつかせても、簡単に押さえつけられ身動きが取れない。
(あたしってLuck∞なんじゃないの?!なのに、なんでこんな目に……リオンの嘘付き!!)
思わず心の中でリオンに悪態をついたけど、そもそもあたしはカインズさんに拾われる前は狼みたいな獣に襲われ死にそうな目に遭った時に思った事を思い出す。
“運が良い=危険な目に遭わない”という訳じゃない……と。
そして、さっきの女は「殺すようなことはしない」って言ってた……
頭がこの後に起こりうる最悪の自体を理解すると、ドクン、ドクンっと一気に恐怖と焦りがあたしを襲う。
(いやっ、嫌だ!こんな奴らに…こんな奴らなんかに処女を奪われるなんて絶対に嫌だっ!!!)
「~~~~~~っ」
「っく、こいつまだ抵抗しやがる!」
「けっ、ちょっと黙らせてやった方が良いんじゃねぇか?」
(バシンッ)
「……っ」
「おい、やり過ぎて気失わせるなよ?一気につまらなくなっちまうからなぁ」
「おいおい、啼かせるつもりだったのに、なに先に泣かせてんだよ~」
「はははっ、それでうまい事言ったつもりかぁ?全然面白くねぇよ?」
思いっきりビンタされた事で頭がクラクラし、身体が暴力による恐怖を覚え、ガタガタと震えと涙が止まらなくなる。
(……ぃや、いやだ。気持ち悪い……怖いよ……助けて、カインズさん……)
カインズさんに触れられた時は、ドキドキしてすごく恥ずかしかったけどイヤではなかった。
だけど、今は恐怖と嫌悪感で吐きそうなくらい気持ち悪い。
あたしの処女は、カインズさんにあげるって決めたのに……
約束はしてないけど、「もう少しだけ待って」って言った時のカインズさんはすごく嬉しそうに微笑んでいたから、きっとあたしの気持ちをわかってくれたはずだ。
それなのに……
(こんな事になるなら、カインズさんにさっさと処女あげてれば良かった……
こんな奴らに初めてを奪われるなんていや……)
男がナイフでスカートを切り裂き、そのまま下半身に手を伸ばしてくる。
その瞬間、ただでさえ恐怖と嫌悪でいっぱいいっぱいだったあたしの精神は、限界を迎えた事で恐怖と嫌悪感を通り越してだんだん怒りが込み上げてきた。
ゃだっ……やだ……助けて、カインズさんっ!!!!
――――……ってか、何で未だに助けに来ないのよっ!!!
このままじゃカインズさんにあげる予定だった処女をこんな奴らに奪われちゃうってのにっ!!!!!
もし間に合わなかったら一生口きいてあげないし、ご飯だってお菓子だって作ってあげないっ!!
ミムルちゃんだって……ミムルちゃんだって……
頭の中で3人の楽しい生活が思い出されてまた涙が溢れる。
暴れたり泣きすぎたせいで口元の布がずれ、完全のぷっつんしたあたしは思った事を思いっきり大声で叫んでいた。
「処女でも何でもえっちな事いっぱいして良いから、早く助けに来なさいよっ!!!
カインズさんのバカぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!」
無我夢中で叫んだ直後、ものすごい音と衝撃で勢いよく入り口のドアが開かれ、一番逢いたかった人がようやく目の前に現れたのだった。
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