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2章 学園生活は波乱万丈?!
食事の後は適度(?)な運動をしましょう
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◇
「あ!レオン、サクラ、早速来てくれたんだ」
「「リン姉!」」
「ふふっ、二人共制服似合ってるね♪改めて入学おめでとう」
入学式が終了すると、今日はそのまま解散ということであたしとレオたんは学食へとやって来た。
学食にはパパの部下であるリン姉がいて、アル兄もカウンターの隅っこで気配を殺しながらご飯を食べているようだ。頬っぺたをパンパンにしながら手を振ってくれている。
「入学式はどうだった?」
「うん……まぁ、滞りなく終わったには終わったんだけど、それよりも……」
「リン姉!リン姉は知ってたのよね?」
「ん?」
リン姉にさっき入学式でパパとママがいた事をぶちまけると、盛大に吹き出した。
「ぷはっ、絶対隠す気ないとは思ってたけど、もうバレたの?おっかし~~、あはははは♪」
「もうもうっ、笑い事じゃないのよ」
「見た目をいくらごまかしても魔力がそのままならさすがにね。父さんはあえて気づかせたのかもしれないけど、母さんはバレてることに気付いてないと思う」
「だね!サーヤは絶対に気付かな……あ、いらっしゃいませ~」
少し話してるうちに他の生徒達もご飯を食べにやってきて、学食が一気に賑わい始めた。
「またいつでも遊びにおいで☆食事も何かしらサービスするよ~」と言いながら、学食に来た学生を迎え入れては席に案内するリン姉。気さくな性格で誰とでも仲良くなれちゃうリン姉は、家が王都で食堂を営んでるだけあって初日とは思えないくらいテキパキと仕事をしている。
カウンターにいたはずのアル兄の方を見るといつの間にかいなくなっていて、あたしの食事が乗ったトレイに「頑張れ」と書いた紙がそっと置かれていた。
「……アル兄、いつの間に」
「ん?さっき普通に出て行ったよ?」
どうやらレオたんは去っていくのに気付いていたらしい。
あたしが言ってるのはそういう事じゃないんだけどね。
本当は“黒髪の聖女”についていろいろ聞きたかったけど、仕事の邪魔をするのは申し訳ないので、それはまた今度聴いてみよう。
「……あんた達、まだおかわりする気なのかい?」
いつものようにおかわりをしようと、レオたんと一緒におばちゃんの所へ追加注文しに行くと、めちゃくちゃ怪訝そうな顔でこう言われた。
”おかわり自由”って書いてあるからしてるだけなのに、なんかおかしいことでもあったんだろうか?
あ、もしかしてクリームが口についてるとか??
あたしは慌てて口の周りをハンカチで拭い取り、おかわりをお願いするレオたんに続いた。
「学食のご飯って初めて食べたけど美味しくて。おばちゃん、このミートパイをホールで貰っても良い?」
「おばちゃん、あたしはデザートのパンケーキを後10枚はいけるの!トベーレと蜂蜜た~っぷりでお願いなのよ☆」
周囲にいた生徒が一気にざわつき、ホールにいたリン姉に至ってはおぼんで顔を隠しながら肩を震わせて笑っている。
そして目の前にいるご飯を作ってくれるおばちゃんは、盛大に吹き出した。
「ぷっ、あははっ!リンダから”見た目にそぐわずよく食べる奴らがいる”と聞いてたが、まさかこんな可愛い双子の兄妹だったとは驚きだよ!いったいどこにそんな量が入るんだか……あははっ♪」
豪快に笑った後丁寧にあいさつをしてくれたジェシカおばさんは、「たくさん食べてくれるのは嬉しいが、初日からここまでとは予想外だわ。他の生徒達の分もあるあら、今日はこれで勘弁しておくれ」と、おかわりした分の8割ほどを用意してくれた。
そんな一連の流れやレオたんと食事を楽しんでいる間も、相変わらず周囲の学生達は声をかけるどころかあたしとレオたんを見ながらヒソヒソ話をし続けているが、声をかけてくる様子はない。
話したいことがあるなら堂々と話しかけてきたら良いのに……学園ってもっと楽しいトコロだと期待してたのに、なんだかがっかりである。
「レオたん、ご飯食べたらちょっと身体動かしたいのよ」
「うん、俺もだよ。裏庭は人があまり来ない場所だってアレクおじさんに聞いたから、そこに行こうか」
「うん!」
あたしとレオたんは手早く食事を終え、食後の運動とモヤモヤ解消のため、早々に裏庭へと移動することにした。
◇
「たぁぁぁぁぁっ」
「よっ……と。サクラ、まだ無駄な動きが多い。ってか、動きが鈍い。さっき食べ過ぎたんじゃない?」
「そっ、そんなことないのよっ!てやぁっ」
「ふふっ、ダメダメ、そんなの当たらないよ」
「ムキ~~~~~~~~~~~~っ」
中庭に移動したあたしとレオたんは、周囲に人がいないことを確認して一応遮音の結界を張ってから軽く手合わせをすることにした。
中庭には東屋とランダムに植えられた木、少し先にはちょっとした平原と農園らしきものも見える。
周囲への影響を考えて“魔法は禁止”と約束したものの、魔法攻撃が主体のあたしと体術や剣術、隠密術が主体のレオたんとでは、実力に明確な差が出始めているのかレオたんに攻撃を当てるのが難しい気がする。
しかも、最近はあたしよりも身長がぐんぐん伸びて、今では身長差が10cm以上もあるのだ。
生まれた頃から一緒なのに、なんだかものすごく悔しい。
「もうっ、もうもうっ、レオたんの意地悪~~~~~~~っ」
「あ、ちょっ、サクラ!そっちには木が……」
(ドゴォォッ、メキメキッ、ミシッ)
レオたんに向けた拳は近くにあった木に直撃。
割と大き目な木だけど、嫌な音と目の前で広がる亀裂を見てレオたんは慌てて倒れないように木を支え、焦ったあたしはとっさに木全体に回復魔法をかけた。
すると、広がりつつあった亀裂は綺麗になくなり、先ほどよりもどことなく木が元気になったように見える。
「……回復魔法って植物にも効くの……?」
「わかんないのよ。でも、とりあえず回復したみたいなの……」
あたしとレオたんが、事なきを得てホッとしたのも束の間。
今度は木の上からボトっと茂みの方に何かが落ちてきた。
「レオたん、今なんか……」
「うん、木の上から落ちてきたよね……」
恐る恐る茂みの方に近寄り、様子を伺いながらレオたんと一緒に落ちてきたナニカを確認した。
「「――――――――――????!!!!」」
木の上から落ちてきたのは、ボロボロの服を着て血だらけになった青い髪の男の子だった……――――――
「あ!レオン、サクラ、早速来てくれたんだ」
「「リン姉!」」
「ふふっ、二人共制服似合ってるね♪改めて入学おめでとう」
入学式が終了すると、今日はそのまま解散ということであたしとレオたんは学食へとやって来た。
学食にはパパの部下であるリン姉がいて、アル兄もカウンターの隅っこで気配を殺しながらご飯を食べているようだ。頬っぺたをパンパンにしながら手を振ってくれている。
「入学式はどうだった?」
「うん……まぁ、滞りなく終わったには終わったんだけど、それよりも……」
「リン姉!リン姉は知ってたのよね?」
「ん?」
リン姉にさっき入学式でパパとママがいた事をぶちまけると、盛大に吹き出した。
「ぷはっ、絶対隠す気ないとは思ってたけど、もうバレたの?おっかし~~、あはははは♪」
「もうもうっ、笑い事じゃないのよ」
「見た目をいくらごまかしても魔力がそのままならさすがにね。父さんはあえて気づかせたのかもしれないけど、母さんはバレてることに気付いてないと思う」
「だね!サーヤは絶対に気付かな……あ、いらっしゃいませ~」
少し話してるうちに他の生徒達もご飯を食べにやってきて、学食が一気に賑わい始めた。
「またいつでも遊びにおいで☆食事も何かしらサービスするよ~」と言いながら、学食に来た学生を迎え入れては席に案内するリン姉。気さくな性格で誰とでも仲良くなれちゃうリン姉は、家が王都で食堂を営んでるだけあって初日とは思えないくらいテキパキと仕事をしている。
カウンターにいたはずのアル兄の方を見るといつの間にかいなくなっていて、あたしの食事が乗ったトレイに「頑張れ」と書いた紙がそっと置かれていた。
「……アル兄、いつの間に」
「ん?さっき普通に出て行ったよ?」
どうやらレオたんは去っていくのに気付いていたらしい。
あたしが言ってるのはそういう事じゃないんだけどね。
本当は“黒髪の聖女”についていろいろ聞きたかったけど、仕事の邪魔をするのは申し訳ないので、それはまた今度聴いてみよう。
「……あんた達、まだおかわりする気なのかい?」
いつものようにおかわりをしようと、レオたんと一緒におばちゃんの所へ追加注文しに行くと、めちゃくちゃ怪訝そうな顔でこう言われた。
”おかわり自由”って書いてあるからしてるだけなのに、なんかおかしいことでもあったんだろうか?
あ、もしかしてクリームが口についてるとか??
あたしは慌てて口の周りをハンカチで拭い取り、おかわりをお願いするレオたんに続いた。
「学食のご飯って初めて食べたけど美味しくて。おばちゃん、このミートパイをホールで貰っても良い?」
「おばちゃん、あたしはデザートのパンケーキを後10枚はいけるの!トベーレと蜂蜜た~っぷりでお願いなのよ☆」
周囲にいた生徒が一気にざわつき、ホールにいたリン姉に至ってはおぼんで顔を隠しながら肩を震わせて笑っている。
そして目の前にいるご飯を作ってくれるおばちゃんは、盛大に吹き出した。
「ぷっ、あははっ!リンダから”見た目にそぐわずよく食べる奴らがいる”と聞いてたが、まさかこんな可愛い双子の兄妹だったとは驚きだよ!いったいどこにそんな量が入るんだか……あははっ♪」
豪快に笑った後丁寧にあいさつをしてくれたジェシカおばさんは、「たくさん食べてくれるのは嬉しいが、初日からここまでとは予想外だわ。他の生徒達の分もあるあら、今日はこれで勘弁しておくれ」と、おかわりした分の8割ほどを用意してくれた。
そんな一連の流れやレオたんと食事を楽しんでいる間も、相変わらず周囲の学生達は声をかけるどころかあたしとレオたんを見ながらヒソヒソ話をし続けているが、声をかけてくる様子はない。
話したいことがあるなら堂々と話しかけてきたら良いのに……学園ってもっと楽しいトコロだと期待してたのに、なんだかがっかりである。
「レオたん、ご飯食べたらちょっと身体動かしたいのよ」
「うん、俺もだよ。裏庭は人があまり来ない場所だってアレクおじさんに聞いたから、そこに行こうか」
「うん!」
あたしとレオたんは手早く食事を終え、食後の運動とモヤモヤ解消のため、早々に裏庭へと移動することにした。
◇
「たぁぁぁぁぁっ」
「よっ……と。サクラ、まだ無駄な動きが多い。ってか、動きが鈍い。さっき食べ過ぎたんじゃない?」
「そっ、そんなことないのよっ!てやぁっ」
「ふふっ、ダメダメ、そんなの当たらないよ」
「ムキ~~~~~~~~~~~~っ」
中庭に移動したあたしとレオたんは、周囲に人がいないことを確認して一応遮音の結界を張ってから軽く手合わせをすることにした。
中庭には東屋とランダムに植えられた木、少し先にはちょっとした平原と農園らしきものも見える。
周囲への影響を考えて“魔法は禁止”と約束したものの、魔法攻撃が主体のあたしと体術や剣術、隠密術が主体のレオたんとでは、実力に明確な差が出始めているのかレオたんに攻撃を当てるのが難しい気がする。
しかも、最近はあたしよりも身長がぐんぐん伸びて、今では身長差が10cm以上もあるのだ。
生まれた頃から一緒なのに、なんだかものすごく悔しい。
「もうっ、もうもうっ、レオたんの意地悪~~~~~~~っ」
「あ、ちょっ、サクラ!そっちには木が……」
(ドゴォォッ、メキメキッ、ミシッ)
レオたんに向けた拳は近くにあった木に直撃。
割と大き目な木だけど、嫌な音と目の前で広がる亀裂を見てレオたんは慌てて倒れないように木を支え、焦ったあたしはとっさに木全体に回復魔法をかけた。
すると、広がりつつあった亀裂は綺麗になくなり、先ほどよりもどことなく木が元気になったように見える。
「……回復魔法って植物にも効くの……?」
「わかんないのよ。でも、とりあえず回復したみたいなの……」
あたしとレオたんが、事なきを得てホッとしたのも束の間。
今度は木の上からボトっと茂みの方に何かが落ちてきた。
「レオたん、今なんか……」
「うん、木の上から落ちてきたよね……」
恐る恐る茂みの方に近寄り、様子を伺いながらレオたんと一緒に落ちてきたナニカを確認した。
「「――――――――――????!!!!」」
木の上から落ちてきたのは、ボロボロの服を着て血だらけになった青い髪の男の子だった……――――――
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