26 / 55
番外編置き場
乙女ゲームは始まらない
しおりを挟む
悪役令嬢バーベナとヒロインのアナベル その後
ーーーーーーーーーー
うららかな午後。
リシャール公爵家では、小さなお茶会が始まっていた。
「――それで、殿下ったらほんとうに怒ってしまって」
そう話すのは、この邸のご令嬢であるバーベナだ。
ふう、とそれらしくため息をつく。
「それはきっとやきもちね。バーベナがアンヴィル家のご子息と仲良くしてるのが嫌だったんじゃない?」
彼女の悩みに、隣に座る空色の瞳の少女はもっともらしい顔でそう相槌を打った。
「そう、なのかしら? でも、お母さまとリコリス様が仲良しだから、フェルと……フェリックスさまとも必然的にうちのお茶会で顔を合わせることが多いだけなのだけれど……」
「それが嫌なのよ、きっと。フリードさまはバーベナをひとりじめしたいの」
「そういうものなのね」
真面目な顔でそう告げる親友に、バーベナも真剣な顔で頷く。
フェリックスの事を、思わずまた"フェル"と愛称で呼びそうになって慌てて言い直した。
バーベナはその件でフリードと喧嘩したばかりなのだ。
本人としては、なんの気はなしに、月に1度の王城での王子とのお茶会の折に、世間話としてフェリックスの名前を出した。
その際に、彼の名を愛称で呼んだ事がフリードの逆鱗に触れたらしい。見るからに不機嫌になり、ぷりぷりと怒ってしまったのだ。
ーーフェリックス、というのはヴァイオレットの友人であるリコリスとオーブリーの間に生まれた第1子で、例の乙女ゲームでは"騎士"という役どころで登場する攻略対象者でもある。
そして、フリードというのが、そのゲームではメイン対象者であるこの国の第1王子の名だ。
当然のことながら、この事実を知っているのはヴァイオレットとリリーのみで、2人はその内容について他人に話すことはしなかった。
「……フリードさまの気持ちもわからなくはないけど……殿方にはどんとかまえていて欲しいよね。なんだかうちのお父さまみたい」
「あら、アナベルのお父さまも同じなの?」
「ええ。やきもちをやきすぎてお母さまをよく怒らせて……まあでも最後は仲良くしているんだけど。ひとさわがせな夫婦なの」
「うちのお父さまもお母さまが大好きすぎて目のやり場に困ることがあるわ」
お互い大変ね、とため息をついてカップをソーサーに戻す仕草はまさに大人のそれだ。
だが、いまこの場で、紅茶……もとい、ミルクティーを飲むのは齢9歳の少女2人である。
「バーベナもたいへんね、王子さまが婚約者なんて」
赤みがかった金髪を揺らし、アナベルと呼ばれた少女は眉を下げる。本当に心配している顔だ。
基本的には母親似で可憐な印象のある少女だが、特殊な環境で育ったせいか、やけに振る舞いが大人びている。
「でも殿下もずいぶんマシになったのよ。最初の頃はもっとひどかったわ」
祖母譲りの赤い髪と、母譲りの琥珀の瞳を細めながらバーベナと呼ばれた少女はそっと窓の外を見遣る。
やけに実感がこもっており、幼い少女とは思えない苦労が窺い知れる。
ちなみにバーベナが王子と婚約したのは最近のことだ。
それでも、3才の頃からずっと王子を知っており、正式に話が出始めてから婚約が成立するまで3年もの月日が流れた。
当初はやんちゃ盛りで俺様だった王子も、この5年で少しは丸くなった……と思いたい。
最初の頃からすると、随分言葉遣いも丸くなって来たように思うし、多少ギクシャクはするけれど、会話も出来るようになった。
「王子さまって、みんなそうなのかな? お父さまも王子さまだったみたいだけど、絵本の王子さまとはずいぶんちがうもん」
「いちがいにそうとは言えないわ。だってアルベール陛下はとっても優しくて、すばらしいおかただもの。まさに絵本に出てくるようなかたよ!」
バーベナの言葉に、アナベルも「アルベール陛下は完璧ね」としたり顔だ。
「早く学園に入りたいわ。そうしたら、アナベルも一緒なんでしょう?」
「うん。こっちに留学することは決まってるもの! バーベナと同じクラスになれるように、わたしも勉強を頑張っているんだから」
「わたくしもアナベルと同じクラスになりたいわ……。学園でも毒や鍵開けの授業はあるのかしら?」
「残念だけど、それはないみたい。令嬢たちはみんな内緒で特訓するものらしいから。お母さまがそう言ってたわ」
「そうなのね……」
毒や鍵開けの講習はとても楽しく、それが学園に無いと知った時はとても残念に思った。
(お母さまもアンナさまも、とても良い腕前ですとエマ先生はおっしゃっていたわね。わたしも頑張らないと)
バーベナがしょんぼりしながらもミルクティーを口に含むと、同じタイミングでアナベルもそれに倣った。
「お嬢様方、マドレーヌはいかがですか?」
そこに、ワゴンを押しながら侍女がやってくる。
甘くて香ばしい香りが部屋に広がり、2人の少女は目を輝かせる。
「サラ、いただくわ! ほら、アナベルも好きなだけ食べてちょうだい」
「ありがとう。こっちに来てもこのマドレーヌが食べられるなんて嬉しい!」
侍女のサラはにこにこと微笑みながら、2人のお皿にマドレーヌをそっと乗せる。
まるで幼い頃のヴァイオレットたちを見ているようで、とても心が温まる。
幼い頃から頻繁に会っている公爵令嬢のバーベナと、隣国の公爵令嬢のアナベル。
姉妹のようにとても仲が良く、2人でいる時はいつもくすくすと笑い合って、笑顔が絶えることはない。
「あと3年したら、アナベルに毎日会えるわね」
「うん、バーベナと同じ寮に入れるかな」
「同室でもいいわね。楽しそうだわ」
「……それ、すごくいい考え! 帰ったらお父さまたちに言ってみる!」
「わたくしも、すぐに頼んでみるわ」
少女たちは見つめ合うと、手を取り合ってまた笑顔になる。
きゃっきゃと笑いながら、会話の尽きることのない花のような2人の少女。
この2人の成長がとても楽しみになりながら、サラはワゴンを引いて移動した。
3年後、無事に学園での再会を果たした2人は、かつて彼女たちの父親がそうだったように特別な部屋を与えられ、仲良く学園生活を過ごした。
殿下の婚約者の座を巡って、バーベナとアナベルの間に泥沼の争いが起きる――なんていう乙女ゲーム的な展開はなく、どちらかというと、バーベナに構ってもらえない殿下がアナベルやフェリックス、その他諸々に対して嫉妬していたのだった。
ーーーーーーーーーー
うららかな午後。
リシャール公爵家では、小さなお茶会が始まっていた。
「――それで、殿下ったらほんとうに怒ってしまって」
そう話すのは、この邸のご令嬢であるバーベナだ。
ふう、とそれらしくため息をつく。
「それはきっとやきもちね。バーベナがアンヴィル家のご子息と仲良くしてるのが嫌だったんじゃない?」
彼女の悩みに、隣に座る空色の瞳の少女はもっともらしい顔でそう相槌を打った。
「そう、なのかしら? でも、お母さまとリコリス様が仲良しだから、フェルと……フェリックスさまとも必然的にうちのお茶会で顔を合わせることが多いだけなのだけれど……」
「それが嫌なのよ、きっと。フリードさまはバーベナをひとりじめしたいの」
「そういうものなのね」
真面目な顔でそう告げる親友に、バーベナも真剣な顔で頷く。
フェリックスの事を、思わずまた"フェル"と愛称で呼びそうになって慌てて言い直した。
バーベナはその件でフリードと喧嘩したばかりなのだ。
本人としては、なんの気はなしに、月に1度の王城での王子とのお茶会の折に、世間話としてフェリックスの名前を出した。
その際に、彼の名を愛称で呼んだ事がフリードの逆鱗に触れたらしい。見るからに不機嫌になり、ぷりぷりと怒ってしまったのだ。
ーーフェリックス、というのはヴァイオレットの友人であるリコリスとオーブリーの間に生まれた第1子で、例の乙女ゲームでは"騎士"という役どころで登場する攻略対象者でもある。
そして、フリードというのが、そのゲームではメイン対象者であるこの国の第1王子の名だ。
当然のことながら、この事実を知っているのはヴァイオレットとリリーのみで、2人はその内容について他人に話すことはしなかった。
「……フリードさまの気持ちもわからなくはないけど……殿方にはどんとかまえていて欲しいよね。なんだかうちのお父さまみたい」
「あら、アナベルのお父さまも同じなの?」
「ええ。やきもちをやきすぎてお母さまをよく怒らせて……まあでも最後は仲良くしているんだけど。ひとさわがせな夫婦なの」
「うちのお父さまもお母さまが大好きすぎて目のやり場に困ることがあるわ」
お互い大変ね、とため息をついてカップをソーサーに戻す仕草はまさに大人のそれだ。
だが、いまこの場で、紅茶……もとい、ミルクティーを飲むのは齢9歳の少女2人である。
「バーベナもたいへんね、王子さまが婚約者なんて」
赤みがかった金髪を揺らし、アナベルと呼ばれた少女は眉を下げる。本当に心配している顔だ。
基本的には母親似で可憐な印象のある少女だが、特殊な環境で育ったせいか、やけに振る舞いが大人びている。
「でも殿下もずいぶんマシになったのよ。最初の頃はもっとひどかったわ」
祖母譲りの赤い髪と、母譲りの琥珀の瞳を細めながらバーベナと呼ばれた少女はそっと窓の外を見遣る。
やけに実感がこもっており、幼い少女とは思えない苦労が窺い知れる。
ちなみにバーベナが王子と婚約したのは最近のことだ。
それでも、3才の頃からずっと王子を知っており、正式に話が出始めてから婚約が成立するまで3年もの月日が流れた。
当初はやんちゃ盛りで俺様だった王子も、この5年で少しは丸くなった……と思いたい。
最初の頃からすると、随分言葉遣いも丸くなって来たように思うし、多少ギクシャクはするけれど、会話も出来るようになった。
「王子さまって、みんなそうなのかな? お父さまも王子さまだったみたいだけど、絵本の王子さまとはずいぶんちがうもん」
「いちがいにそうとは言えないわ。だってアルベール陛下はとっても優しくて、すばらしいおかただもの。まさに絵本に出てくるようなかたよ!」
バーベナの言葉に、アナベルも「アルベール陛下は完璧ね」としたり顔だ。
「早く学園に入りたいわ。そうしたら、アナベルも一緒なんでしょう?」
「うん。こっちに留学することは決まってるもの! バーベナと同じクラスになれるように、わたしも勉強を頑張っているんだから」
「わたくしもアナベルと同じクラスになりたいわ……。学園でも毒や鍵開けの授業はあるのかしら?」
「残念だけど、それはないみたい。令嬢たちはみんな内緒で特訓するものらしいから。お母さまがそう言ってたわ」
「そうなのね……」
毒や鍵開けの講習はとても楽しく、それが学園に無いと知った時はとても残念に思った。
(お母さまもアンナさまも、とても良い腕前ですとエマ先生はおっしゃっていたわね。わたしも頑張らないと)
バーベナがしょんぼりしながらもミルクティーを口に含むと、同じタイミングでアナベルもそれに倣った。
「お嬢様方、マドレーヌはいかがですか?」
そこに、ワゴンを押しながら侍女がやってくる。
甘くて香ばしい香りが部屋に広がり、2人の少女は目を輝かせる。
「サラ、いただくわ! ほら、アナベルも好きなだけ食べてちょうだい」
「ありがとう。こっちに来てもこのマドレーヌが食べられるなんて嬉しい!」
侍女のサラはにこにこと微笑みながら、2人のお皿にマドレーヌをそっと乗せる。
まるで幼い頃のヴァイオレットたちを見ているようで、とても心が温まる。
幼い頃から頻繁に会っている公爵令嬢のバーベナと、隣国の公爵令嬢のアナベル。
姉妹のようにとても仲が良く、2人でいる時はいつもくすくすと笑い合って、笑顔が絶えることはない。
「あと3年したら、アナベルに毎日会えるわね」
「うん、バーベナと同じ寮に入れるかな」
「同室でもいいわね。楽しそうだわ」
「……それ、すごくいい考え! 帰ったらお父さまたちに言ってみる!」
「わたくしも、すぐに頼んでみるわ」
少女たちは見つめ合うと、手を取り合ってまた笑顔になる。
きゃっきゃと笑いながら、会話の尽きることのない花のような2人の少女。
この2人の成長がとても楽しみになりながら、サラはワゴンを引いて移動した。
3年後、無事に学園での再会を果たした2人は、かつて彼女たちの父親がそうだったように特別な部屋を与えられ、仲良く学園生活を過ごした。
殿下の婚約者の座を巡って、バーベナとアナベルの間に泥沼の争いが起きる――なんていう乙女ゲーム的な展開はなく、どちらかというと、バーベナに構ってもらえない殿下がアナベルやフェリックス、その他諸々に対して嫉妬していたのだった。
114
お気に入りに追加
10,747
あなたにおすすめの小説
私が死んで満足ですか?
マチバリ
恋愛
王太子に婚約破棄を告げられた伯爵令嬢ロロナが死んだ。
ある者は面倒な婚約破棄の手続きをせずに済んだと安堵し、ある者はずっと欲しかった物が手に入ると喜んだ。
全てが上手くおさまると思っていた彼らだったが、ロロナの死が与えた影響はあまりに大きかった。
書籍化にともない本編を引き下げいたしました
悪役令嬢なのに下町にいます ~王子が婚約解消してくれません~
ミズメ
恋愛
【2023.5.31書籍発売】
転生先は、乙女ゲームの悪役令嬢でした——。
侯爵令嬢のベラトリクスは、わがまま放題、傍若無人な少女だった。
婚約者である第1王子が他の令嬢と親しげにしていることに激高して暴れた所、割った花瓶で足を滑らせて頭を打ち、意識を失ってしまった。
目を覚ましたベラトリクスの中には前世の記憶が混在していて--。
卒業パーティーでの婚約破棄&王都追放&実家の取り潰しという定番3点セットを回避するため、社交界から逃げた悪役令嬢は、王都の下町で、メンチカツに出会ったのだった。
○『モブなのに巻き込まれています』のスピンオフ作品ですが、単独でも読んでいただけます。
○転生悪役令嬢が婚約解消と断罪回避のために奮闘?しながら、下町食堂の美味しいものに夢中になったり、逆に婚約者に興味を持たれたりしてしまうお話。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
モブなのに巻き込まれています ~王子の胃袋を掴んだらしい~
ミズメ
恋愛
【書籍 全2巻】
【コミックス 全3巻】
転生先は、乙女ゲームのヒロイン……ではなく、その友人のモブでした——。
「ベラトリクス、貴女との婚約を破棄する!」とある学園の卒業パーティ。婚約破棄を告げる王子の声がする。私は今、王子たち集団には関わらずに、パーティー会場の隅でメイドに扮してゲームヒロインの友人を見守っている。ご飯を用意しながら。
◇異世界もの乙女ゲーム小説大好きアラサーが、モブに転生して友人の電波ヒロインを救うべく奔走したりご飯を作ったり巻き込まれたりした結果、溺愛されるおはなし。
◇『悪役令嬢のおかあさま』と同じ世界の、少し後のお話です。ネタバレがあるかもしれませんので、興味がありましたらそちらから覗いて見てください。
◇スピンオフ作品『悪役令嬢なのに下町にいます』
本作の悪役令嬢ベラトリクスからみた世界。
逃げて、追われて、捕まって
あみにあ
恋愛
平民に生まれた私には、なぜか生まれる前の記憶があった。
この世界で王妃として生きてきた記憶。
過去の私は貴族社会の頂点に立ち、さながら悪役令嬢のような存在だった。
人を蹴落とし、気に食わない女を断罪し、今思えばひどい令嬢だったと思うわ。
だから今度は平民としての幸せをつかみたい、そう願っていたはずなのに、一体全体どうしてこんな事になってしまたのかしら……。
2020年1月5日より 番外編:続編随時アップ
2020年1月28日より 続編となります第二章スタートです。
**********お知らせ***********
2020年 1月末 レジーナブックス 様より書籍化します。
それに伴い短編で掲載している以外の話をレンタルと致します。
ご理解ご了承の程、宜しくお願い致します。
【完結】家族にサヨナラ。皆様ゴキゲンヨウ。
くま
恋愛
「すまない、アデライトを愛してしまった」
「ソフィア、私の事許してくれるわよね?」
いきなり婚約破棄をする婚約者と、それが当たり前だと言い張る姉。そしてその事を家族は姉達を責めない。
「病弱なアデライトに譲ってあげなさい」と……
私は昔から家族からは二番目扱いをされていた。いや、二番目どころでもなかった。私だって、兄や姉、妹達のように愛されたかった……だけど、いつも優先されるのは他のキョウダイばかり……我慢ばかりの毎日。
「マカロン家の長男であり次期当主のジェイコブをきちんと、敬い立てなさい」
「はい、お父様、お母様」
「長女のアデライトは体が弱いのですよ。ソフィア、貴女がきちんと長女の代わりに動くのですよ」
「……はい」
「妹のアメリーはまだ幼い。お前は我慢しなさい。下の子を面倒見るのは当然なのだから」
「はい、わかりました」
パーティー、私の誕生日、どれも私だけのなんてなかった。親はいつも私以外のキョウダイばかり、
兄も姉や妹ばかり構ってばかり。姉は病弱だからと言い私に八つ当たりするばかり。妹は我儘放題。
誰も私の言葉を聞いてくれない。
誰も私を見てくれない。
そして婚約者だったオスカー様もその一人だ。病弱な姉を守ってあげたいと婚約破棄してすぐに姉と婚約をした。家族は姉を祝福していた。私に一言も…慰めもせず。
ある日、熱にうなされ誰もお見舞いにきてくれなかった時、前世を思い出す。前世の私は家族と仲良くもしており、色々と明るい性格の持ち主さん。
「……なんか、馬鹿みたいだわ!」
もう、我慢もやめよう!家族の前で良い子になるのはもうやめる!
ふるゆわ設定です。
※家族という呪縛から解き放たれ自分自身を見つめ、好きな事を見つけだすソフィアを応援して下さい!
※ざまあ話とか読むのは好きだけど書くとなると難しいので…読者様が望むような結末に納得いかないかもしれません。🙇♀️でも頑張るます。それでもよければ、どうぞ!
追加文
番外編も現在進行中です。こちらはまた別な主人公です。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
魅了が解けた世界では
暮田呉子
恋愛
【お知らせ】(2024,02,03)
レジーナ文庫様より文庫版も出していただけることになりました。
皆様のおかげです、ありがとうございます。2/9発売予定です。
【お知らせ】
『魅了が解けた世界では』がレジーナブックスより出版されました。
(詳細サイト→https://www.regina-books.com/lineup/detail/1045770/7621)
掲載していた内容を加筆、改稿し、番外編も書き下ろして掲載しています。
書籍化に伴い対象の話は引き下げました。また内容を一部変更しています。
掲載はアルファポリスのみです。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。