厨二病と能力者

メイリス

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間違い

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俊は地図を持ち 風紀委員室に入って行った そして入った時は風紀委員長を含めて5人居た 
手前の左の人は何故か眼を瞑っていて
右の人は探るような視線を感じていた
左の奥の人は手帳を右の奥の人は心ここに在らずという感じだった
そして俊の真正面には風紀委員長の杉原が少し笑いながら俊を見ていた
俊は心なしか緊張と不安感が押し寄せてきていた

杉原 やぁ 確かに来てくれたね 地図を持ってきてくれてて約束を守ってくれるのは嬉しいよ

俊 ソレで近道の件なんですけど

杉原 いきなり本題に入るんだね
ソレで コレが地図なんだね
結構新しくないかい?

俊 …今から言う事は妄想と捉えて結構です
道がよく変わるんです 有るはずの所に道がない ない筈の所に道がある
など色々な違和感を感じている為 1週間に1度地図を買うようにしているんです

この言葉を聞いて風紀委員の手帳を持った先輩が質問をしてきた
伊藤先輩という名前だった

伊藤 何故変わってると思ったんだ?
そもそも そんなもの個人の妄想では無いのか?

俊 個人の妄想?

俊は少しカチンときていた
今までの全てを否定された様に感じられた様に思えていた
そして少し怒りのこもった口調で返した

俊 僕は街の地理には自信があります
何処をどう通れば近道になる事や迷わない様に道を全て徒歩で何十回と街を練り歩きました
勘違いだとかそんなのとても思えません‼︎

伊藤 ならば証拠は?

俊 僕の記憶だけです 
信じてもらえないならどうぞ信じなくて構いませんよ先輩

この2人を止めたのは
眼を瞑っていた人だった
石原さんという名前だった

石原 まぁまぁ落ち着いて
今日は近道の事で呼んだんですから関係のない話は後ででいいじゃないですか

伊藤 …

俊 …そうですね
それじゃあ今使ってる近道を地図にそって書いていきますね

俊の書いていった道は至極普通の道だったり一部裏道を通っていたりと色々書いてあったがなどのモノは無くなっていた コレは凛や宇津木が「この道は絶対ダメ」として絶対に書かない様に俊にキツく言っていた

杉原 成る程ね 
危険と言うだけの道はないみたいだね
比較的
でも 何で近道が多いんだい?

俊 登校時や下校時に寄る所で色々と分けています

杉原 へぇ ココの道使っちゃおっかな

石原 真剣にやってください

杉原 まぁ コレで言える結論は

君に付けてたんだ 僕の式神をさ
けど
ダメだと分かっているなら次からはしない事

俊 式神…
(この街 知らないだけで結構みんな能力とか持ってるのかな)

杉原 本当の事を全て書いてもらうよ
ソレがダメなら 強制執行させてもらうよ
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