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16.地味子ちゃんと結婚式の打合せ!
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【9月3日(土)】昨晩、帰宅してから少し余韻に浸ってはいたが、あと転勤まで1か月しかないので、スケジュールを考えてみた。赴任前に結婚式を挙げて入籍、会社への手続き、引越しなどを考えるとスケジュールがタイトだ。
9月1日(木)内々示
9月2日(金)プロポーズ
9月3日(土)結婚式の打合せ
・・・・
9月20日(火)異動内示
9月30日(金)赴任日、送別会?
10月1日(土)引越搬出(移動)
10月2日(日)引越搬入
10月3日(月)着任
11時に美沙ちゃんがお弁当を持って家に来た。ドアを開けるとニコニコしたプライベートモードの美沙ちゃんがいる。今日もとっても可愛い。部屋に入れるとすぐに後ろから抱きしめて、それからキスをする。美沙ちゃんが抱きついて来る。
昨日の帰りは手を繋いで歩いただけだったから、なおさら抱き合いたい。どれくらい抱き合っていただろう。ようやく気持ちが治まってきた。
美沙ちゃんがコーヒーを入れてくれる。飲みながらこれからの予定を相談する。
「これが、決まっているスケジュール。その間の予定を決めたいけど」
「相当に忙しいですね」
「今日の予定だけど、これからネットですぐにでも結婚式を上げられる式場を探す。それから、午後は婚約指輪と結婚指輪を買いに行く」
「はい」
「明日の日曜日に結婚式場へ行って申込みと打合せをする。それから、美沙ちゃんのお母さん夫婦に挨拶に行くのはどうかな。だからお母さんに明日の予定を聞いてみてくれる?」
「母には昨晩帰ってから、潤さんにプロポーズされてお受けしたことを報告しておきました。とても喜んでくれました。今、電話してみます」
美沙ちゃんはベランダに出て電話をしている。すぐに戻って来た。
「明日の6時に二人で待っているとのことです。夕食を準備してくれるそうです」
それからネットで簡単に結婚式を上げられる式場を探した。2,3か所見つかったので電話で確認する。9月18日(日)午後4時に空きがあった。とりあえず押さえさせてもらって明日10時に打合せの予約を入れた。ここまでは順調。スケジューリングは仕事でいつもタイトな中で調整しているから慣れている。
「結婚式にはお母さんご夫妻、それと僕は竹本室長に出席をお願いしようと思う。式の後、5人で食事すればいいんじゃないかな。それと婚姻届の証人の署名はお母さんと竹本室長にお願いしよう」
「それは良い考えです」
「結婚式の日の晩は都内のホテルに泊まろう。次の日、区役所に婚姻届を出しに行こう」
「素敵です」
「それから次の週には内示が出ているから、休日に2人で転勤先の住まいの下見に行こう」
「はい」
「それから引越しの予約をしておかないといけないね。自分の荷物の整理をしておいて」
「確かに随分忙しいですね。スケジュールどおりになるように頑張ります」
「美沙ちゃんが辞めることは、室長に結婚式の出席をお願いするときに話しておくけど、美沙ちゃんはしばらく口外しない方が良いと思う。もちろん、結婚の話もしない方がいい。送別会があるからそこで発表しよう。それまでは内緒にしておこう」
「分かりました。言うとおりにします。さすがにすごい気配りですね」
「美沙ちゃんに不愉快な思いをさせたくないから、それまで自然に振舞っていて」
「ありがとうございます。ブレスレットは着けていてもいいですか」
「もちろん、そうしてほしい」
美沙ちゃんが作って来てくれたお弁当を食べてから、銀座へ婚約指輪と結婚指輪を買いに出かけた。婚約指輪は給料の3ケ月というが、美沙ちゃんは気にいったものを買ってほしいと言って、かなり安いものを選んだけど、デザインがほぼ同じで値段が高めのものを僕は買うことにした。
小さなダイヤモンドが指輪を取り巻いて、キラキラ輝いている。美沙ちゃんの指にぴったりのサイズがあったので、それをそのまま指にはめて帰ることにした。
結婚指輪も美沙ちゃんが選んだデザインにした。サイズ合せと文字をいれるので1週間後に出来上がるとのこと。美沙ちゃんはまだ嬉しそうに婚約指輪をかざしてみている。これで一つ片付いた。それから、腕を組んでウインドウショッピングしながらぶらぶら歩く。
「今日は僕のところに泊っていかないか? 婚約したんだから、二人でゆっくり過ごしたい」
「はい、でも着替えなどを取りに一旦家へ帰ります。それから夕食のために何か買ってきます。簡単ですが夕食をつくります」
「ありがとう」
帰って、スケジュールを整理する。
9月1日(木)内々示
9月2日(金)プロポーズ
9月3日(土)スケジュール打合せ、婚約指輪・結婚指輪購入
9月4日(日)結婚式場打合せ、お母さん夫婦への挨拶
9月5日(月)室長への婚約の報告と式への出席、婚姻届の署名を依頼
9月18日(日)4時結婚式、食事会
9月19日(月)婚姻届提出
9月20日(火)異動内示、会社への扶養申請、住居紹介依頼
9月25日(日)転居先下見
9月26日(月)茨木研究所打合せ?
9月30日(金)赴任日、社内挨拶回り、送別会
10月1日(土)引越荷物搬出、赴任地へ移動、駅前のホテル宿泊
10月2日(日)引越荷物搬入
10月3日(月)着任
これなら何とかいける。よかった。
美沙ちゃんが戻ってきた。服を着替えて来ている。手にバッグとスーパーのレジ袋を持っている。部屋に入るとすぐに抱きしめてキス。美沙ちゃんがしがみ付く。気が済むまで抱き合ってキスを続ける。二人の気持ちが落ちついたころ、美沙ちゃんが夕食の準備を始めた。
「まだ、暑いのでソーメンにします。それに鶏肉の照り焼きと和風サラダ」
「おいしそう」
「この前に泊まったときに冷蔵庫と冷凍庫の中を調べておいたので、あり合わせで作りますが、すぐに出来ます」
料理の手際が良い。すぐに座卓に料理が並ぶ。缶ビールで乾杯。
「この指輪すごく素敵で気に入っています。ありがとう」
「デザインが良いね」
「私、指輪をすることがなかったので、落としてしまわないか心配で、あれからずっと右手で触ってはまっているのを確認しています」
「落ちないと思うけど、そんなに喜んでもらって大切にしてくれて、嬉しいよ」
「こうして触っていると嬉しくて、嬉しくて、ありがとう」
食事が済んで、美沙ちゃんが後片付けをしている間に、僕はベッドメイキング。「先にシャワーを使わせて下さい」と言って、美沙ちゃんが浴室へ入った。すぐに続いて浴室に入る。
「一緒にシャワーを浴びたい。洗ってあげるから」
「いや、恥ずかしい」
美沙ちゃんがしゃがみ込んだ。こちらもしゃがみ込んで抱きしめてキスをする。美沙ちゃんはもうあきらめたみたい。「じゃあ洗って下さい」と立ち上がった。
浴室に一緒に入るのは初めてで、裸の美沙ちゃんを明るい所で見るのも初めて。いつも明かりを落として抱き合い愛し合っていたので、色白の身体がまぶしい。
スポンジに石鹸をつけて、背中を洗い、前を向かせて胸から洗ってやる。もう観念したようになすがままになってくれている。石鹸を洗い流すと今度は僕を洗ってくれる。背中から前、下半身も洗ってくれた。それから、2人また抱き合ってキス。
それから、バスタオルでお互いの身体を拭き合って、僕はバスタオルにくるまった美沙ちゃんを抱きあげて、ベッドへ運んだ。嬉しそうに僕の顔を見ている。それから二人だけの長い夜を過ごした。
美沙ちゃんの肌は指が吸い付くように柔らかい。触れているととても心地よく、それだけで癒される。女性経験はプロの女性を含めると少なくはなかったが、こんな肌の娘は初めてだった。
人肌が恋しくなると言うが、美沙ちゃんに触れているとその意味が良く分かる。こうして肌をふれあって寝ていると安らかな気持ちになる。背中を向けて丸まって、後ろから抱かれている美沙ちゃんはジッとして動かない。
「疲れたの?」
「いいえ、こうして肌が触れ合っていると、心地よくて、安心して、ずっとこのままでいたくて」
「同じことを考えていた」
「本当?」
「ああ」
「ずっとこのままでいよう」
二人はいつの間にか眠りに落ちたみたい。
9月1日(木)内々示
9月2日(金)プロポーズ
9月3日(土)結婚式の打合せ
・・・・
9月20日(火)異動内示
9月30日(金)赴任日、送別会?
10月1日(土)引越搬出(移動)
10月2日(日)引越搬入
10月3日(月)着任
11時に美沙ちゃんがお弁当を持って家に来た。ドアを開けるとニコニコしたプライベートモードの美沙ちゃんがいる。今日もとっても可愛い。部屋に入れるとすぐに後ろから抱きしめて、それからキスをする。美沙ちゃんが抱きついて来る。
昨日の帰りは手を繋いで歩いただけだったから、なおさら抱き合いたい。どれくらい抱き合っていただろう。ようやく気持ちが治まってきた。
美沙ちゃんがコーヒーを入れてくれる。飲みながらこれからの予定を相談する。
「これが、決まっているスケジュール。その間の予定を決めたいけど」
「相当に忙しいですね」
「今日の予定だけど、これからネットですぐにでも結婚式を上げられる式場を探す。それから、午後は婚約指輪と結婚指輪を買いに行く」
「はい」
「明日の日曜日に結婚式場へ行って申込みと打合せをする。それから、美沙ちゃんのお母さん夫婦に挨拶に行くのはどうかな。だからお母さんに明日の予定を聞いてみてくれる?」
「母には昨晩帰ってから、潤さんにプロポーズされてお受けしたことを報告しておきました。とても喜んでくれました。今、電話してみます」
美沙ちゃんはベランダに出て電話をしている。すぐに戻って来た。
「明日の6時に二人で待っているとのことです。夕食を準備してくれるそうです」
それからネットで簡単に結婚式を上げられる式場を探した。2,3か所見つかったので電話で確認する。9月18日(日)午後4時に空きがあった。とりあえず押さえさせてもらって明日10時に打合せの予約を入れた。ここまでは順調。スケジューリングは仕事でいつもタイトな中で調整しているから慣れている。
「結婚式にはお母さんご夫妻、それと僕は竹本室長に出席をお願いしようと思う。式の後、5人で食事すればいいんじゃないかな。それと婚姻届の証人の署名はお母さんと竹本室長にお願いしよう」
「それは良い考えです」
「結婚式の日の晩は都内のホテルに泊まろう。次の日、区役所に婚姻届を出しに行こう」
「素敵です」
「それから次の週には内示が出ているから、休日に2人で転勤先の住まいの下見に行こう」
「はい」
「それから引越しの予約をしておかないといけないね。自分の荷物の整理をしておいて」
「確かに随分忙しいですね。スケジュールどおりになるように頑張ります」
「美沙ちゃんが辞めることは、室長に結婚式の出席をお願いするときに話しておくけど、美沙ちゃんはしばらく口外しない方が良いと思う。もちろん、結婚の話もしない方がいい。送別会があるからそこで発表しよう。それまでは内緒にしておこう」
「分かりました。言うとおりにします。さすがにすごい気配りですね」
「美沙ちゃんに不愉快な思いをさせたくないから、それまで自然に振舞っていて」
「ありがとうございます。ブレスレットは着けていてもいいですか」
「もちろん、そうしてほしい」
美沙ちゃんが作って来てくれたお弁当を食べてから、銀座へ婚約指輪と結婚指輪を買いに出かけた。婚約指輪は給料の3ケ月というが、美沙ちゃんは気にいったものを買ってほしいと言って、かなり安いものを選んだけど、デザインがほぼ同じで値段が高めのものを僕は買うことにした。
小さなダイヤモンドが指輪を取り巻いて、キラキラ輝いている。美沙ちゃんの指にぴったりのサイズがあったので、それをそのまま指にはめて帰ることにした。
結婚指輪も美沙ちゃんが選んだデザインにした。サイズ合せと文字をいれるので1週間後に出来上がるとのこと。美沙ちゃんはまだ嬉しそうに婚約指輪をかざしてみている。これで一つ片付いた。それから、腕を組んでウインドウショッピングしながらぶらぶら歩く。
「今日は僕のところに泊っていかないか? 婚約したんだから、二人でゆっくり過ごしたい」
「はい、でも着替えなどを取りに一旦家へ帰ります。それから夕食のために何か買ってきます。簡単ですが夕食をつくります」
「ありがとう」
帰って、スケジュールを整理する。
9月1日(木)内々示
9月2日(金)プロポーズ
9月3日(土)スケジュール打合せ、婚約指輪・結婚指輪購入
9月4日(日)結婚式場打合せ、お母さん夫婦への挨拶
9月5日(月)室長への婚約の報告と式への出席、婚姻届の署名を依頼
9月18日(日)4時結婚式、食事会
9月19日(月)婚姻届提出
9月20日(火)異動内示、会社への扶養申請、住居紹介依頼
9月25日(日)転居先下見
9月26日(月)茨木研究所打合せ?
9月30日(金)赴任日、社内挨拶回り、送別会
10月1日(土)引越荷物搬出、赴任地へ移動、駅前のホテル宿泊
10月2日(日)引越荷物搬入
10月3日(月)着任
これなら何とかいける。よかった。
美沙ちゃんが戻ってきた。服を着替えて来ている。手にバッグとスーパーのレジ袋を持っている。部屋に入るとすぐに抱きしめてキス。美沙ちゃんがしがみ付く。気が済むまで抱き合ってキスを続ける。二人の気持ちが落ちついたころ、美沙ちゃんが夕食の準備を始めた。
「まだ、暑いのでソーメンにします。それに鶏肉の照り焼きと和風サラダ」
「おいしそう」
「この前に泊まったときに冷蔵庫と冷凍庫の中を調べておいたので、あり合わせで作りますが、すぐに出来ます」
料理の手際が良い。すぐに座卓に料理が並ぶ。缶ビールで乾杯。
「この指輪すごく素敵で気に入っています。ありがとう」
「デザインが良いね」
「私、指輪をすることがなかったので、落としてしまわないか心配で、あれからずっと右手で触ってはまっているのを確認しています」
「落ちないと思うけど、そんなに喜んでもらって大切にしてくれて、嬉しいよ」
「こうして触っていると嬉しくて、嬉しくて、ありがとう」
食事が済んで、美沙ちゃんが後片付けをしている間に、僕はベッドメイキング。「先にシャワーを使わせて下さい」と言って、美沙ちゃんが浴室へ入った。すぐに続いて浴室に入る。
「一緒にシャワーを浴びたい。洗ってあげるから」
「いや、恥ずかしい」
美沙ちゃんがしゃがみ込んだ。こちらもしゃがみ込んで抱きしめてキスをする。美沙ちゃんはもうあきらめたみたい。「じゃあ洗って下さい」と立ち上がった。
浴室に一緒に入るのは初めてで、裸の美沙ちゃんを明るい所で見るのも初めて。いつも明かりを落として抱き合い愛し合っていたので、色白の身体がまぶしい。
スポンジに石鹸をつけて、背中を洗い、前を向かせて胸から洗ってやる。もう観念したようになすがままになってくれている。石鹸を洗い流すと今度は僕を洗ってくれる。背中から前、下半身も洗ってくれた。それから、2人また抱き合ってキス。
それから、バスタオルでお互いの身体を拭き合って、僕はバスタオルにくるまった美沙ちゃんを抱きあげて、ベッドへ運んだ。嬉しそうに僕の顔を見ている。それから二人だけの長い夜を過ごした。
美沙ちゃんの肌は指が吸い付くように柔らかい。触れているととても心地よく、それだけで癒される。女性経験はプロの女性を含めると少なくはなかったが、こんな肌の娘は初めてだった。
人肌が恋しくなると言うが、美沙ちゃんに触れているとその意味が良く分かる。こうして肌をふれあって寝ていると安らかな気持ちになる。背中を向けて丸まって、後ろから抱かれている美沙ちゃんはジッとして動かない。
「疲れたの?」
「いいえ、こうして肌が触れ合っていると、心地よくて、安心して、ずっとこのままでいたくて」
「同じことを考えていた」
「本当?」
「ああ」
「ずっとこのままでいよう」
二人はいつの間にか眠りに落ちたみたい。
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