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第九話 野人戦争

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アサルトライフル以外にもM2機関銃を渡される。
「名前はなんだ?」
「星野」
「俺は田中、よろしく」
さっきまで殺し合っていた二人だが、それ以上に共通の敵が出来たため一時的に仲間になったのだ。
星野かなり重いM2機関銃を背負って家の周りの地面に固定していく
何個もの機関銃が設置された。
少し経つと、森の方から野人の叫び声が聞こえた。
「お前は家を守れ、俺は奴らの集落を潰す!」
田中が少し緊張した声で言った。
そして、田中は地面に暗視ゴーグルがついたヘルメットを残した。
「もうすぐ日が沈む、それを付けとけ!」
「ああ」
田中の姿は森の奥へと消えていった・・・
風が星野の顔に当たる、一瞬鳥肌が立った。今考えてみれば、自分服着てねえな・・・
「ポイントはかなりある、買っちゃえ!」
その時だった、一つの弓矢が飛んできた。心臓に刺さり、星野は倒れた。
2人の野人が森から談笑しながらゆっくり出てきた。
<『完全復活』が発動します>
弓は体からはじきだされ、周りの地面に落ちた。
野人たちはその急に宙を舞った弓矢に気付き警戒している、それと共に口から現代人では到底わからない言葉を発している。
星野は銃を握りしめ、立った。
「ああああああ!」
と叫びながら引き金を強く引き発砲した。
野人二人は反抗する時間もなく死んだ。
「強!?銃ってこんなに強かったんだ~」
リロードを不慣れな様子で行った星野
敵の方向がわかった為、別の方にあるM2機関銃を森の方向へと移動させた。
「よし~来いや!」
うつ伏せの状態になって銃の取手に手を当てた。
森の中から走りでた野人をM2機関銃で滅多撃ちにしている。
今まで自分が恐れていた野人、自分の仲間の命を奪った野人がこんな簡単に死んでいく。
謎に楽しかった、知ってはいけない楽しさなのかもしれない
星野の中で何かが目覚めた。目覚めてはいけないものが・・・
先に森に入った田中は少し心配だった。戦闘初心者の動きをしていた星野が自分の家を守れるのかと・・・
そんな悠長に考える暇もなく、野人は集団で現れた。
動きを察知される前に銃で撃ち殺しいく、かなりの大きな音である銃声が森の中を響く。
自分の家の方からも連射で銃声が聞こえる
「ちゃんとやってるな~」
木と木の隙間から何個かの簡易テントが見えた。
田中イベントリーから手榴弾を何個か取り出した。
安全ピンが抜かれ、地面に落ちる。綺麗な放物線を描いた手榴弾が地面に落ちる。
何も知らない何人かの子供が駆け寄る
口から疑問の言葉を発している。何秒か経つと、手榴弾から音がした。
ボン!
大きな爆発が起きた
野人がどんどん集まってきた、子供の母親たちは泣きながらからの大部分を失っている子供抱きしめている。
「まだ終わりじゃねえ~どんどん集まれ!」
もう一つの手榴弾が人の集まりの中に放り込まれた。すぐに田中は木の後ろに隠れた。
ボン!
to be continued···
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