23 / 51
第二十三話 ロックダウン
しおりを挟む
「で?ブロリーさん、これから俺はどうなるんですか?」
「詳しくは想定できませんが、相当の間この大使館に住むでしょう」
「そうか~」
ジャックが背伸びをして、カーテンのかかっている窓の方を見た。
「なんだかうるさくないか?」
「いつものことですよ。ヘレニム過激派が騒いでますから~」
「いや、なんだか・・・異常な煩さだ・・・嫌な予感がする」
「確かにそうですね。見てきます」
ブロリーがゆっくりを立ち上がり、外に出た。
ジャックはカーテンの隙間から一部始終を見た。
ブロリーがヘレニム語でわきめく民衆に話しかけた。
「皆さん落ち着いてください!私たちにいくら訴えても、戦争は終わりません!」
「うるせえよ!おめえらのせいだろ!あの兵士を解放しろ!」
「そうだそうだ!」
ブロリーが頭を乱暴に掻いて、大使館内部に戻ろうとして振り向いた時だった。
バン!
一発の銃弾が、ブロリーの背中に当たった。
民衆が後ろを見る。
頭に顔隠しを着け、AKライフルを持った2人のテロリストがいた。彼らはハンドガンを民衆に渡した。
「あの兵士を救い出すぞ!」
そう言い、一人のテロリストが、大使館のゲートの鎖を鉄切りペンチで壊した。
その間に、ブロリーはもう大使館内部に戻った。
玄関で、無線を取り出した。
『全員に伝達!第一級戦闘準備!テロリストだ!』
大使館の人数を全員合わせて32人(ジャックを含む)、そのうちの20人が戦闘警備員だ。
全ての警備員がロッカーから銃をと戦闘服を身につけ、一階の玄関前についた。
大使館内部で放送が流れた。
『敵はテロリストであり、許可なく我々の敷地内に侵入!国際法に基づき、見つけ次第射殺せよ!民間人でも躊躇せず殺せ!繰り返す・・・』
戦闘員じゃない職員は全員2階に避難した。
ブロリーは横たわった。防弾チョッキを着ていたため、アザだけで済んだ。
「おい!ブロリー俺に銃を渡せ!」
「あーあー、だめだ・・・お前には渡せない・・・これは法律・・・」
「俺は兵士だ!こう思え!ヘレニム国内に一人の兵士が潜入し、任務を展開しただけだ!」
「ダメだ・・・」
~一方の1階正面玄関~
警備員は1チームと2チームの分かれていて、1チームは玄関口のすぐ手前、2チームはその後ろの2階の手すりに一列で並んでいる。
1-1「反応がないぞ?物音すらない・・・」
1-2「どういうことだ?」
5
・
・
・
4
・
・
・
微かだが、カウントダウンの声が聞こえた。
3
・
・
2
・
・
1-1「全員さがれ!!!!」
・
・
・
1!
玄関の大門が爆弾で吹き飛ばされた
to be continued...
「詳しくは想定できませんが、相当の間この大使館に住むでしょう」
「そうか~」
ジャックが背伸びをして、カーテンのかかっている窓の方を見た。
「なんだかうるさくないか?」
「いつものことですよ。ヘレニム過激派が騒いでますから~」
「いや、なんだか・・・異常な煩さだ・・・嫌な予感がする」
「確かにそうですね。見てきます」
ブロリーがゆっくりを立ち上がり、外に出た。
ジャックはカーテンの隙間から一部始終を見た。
ブロリーがヘレニム語でわきめく民衆に話しかけた。
「皆さん落ち着いてください!私たちにいくら訴えても、戦争は終わりません!」
「うるせえよ!おめえらのせいだろ!あの兵士を解放しろ!」
「そうだそうだ!」
ブロリーが頭を乱暴に掻いて、大使館内部に戻ろうとして振り向いた時だった。
バン!
一発の銃弾が、ブロリーの背中に当たった。
民衆が後ろを見る。
頭に顔隠しを着け、AKライフルを持った2人のテロリストがいた。彼らはハンドガンを民衆に渡した。
「あの兵士を救い出すぞ!」
そう言い、一人のテロリストが、大使館のゲートの鎖を鉄切りペンチで壊した。
その間に、ブロリーはもう大使館内部に戻った。
玄関で、無線を取り出した。
『全員に伝達!第一級戦闘準備!テロリストだ!』
大使館の人数を全員合わせて32人(ジャックを含む)、そのうちの20人が戦闘警備員だ。
全ての警備員がロッカーから銃をと戦闘服を身につけ、一階の玄関前についた。
大使館内部で放送が流れた。
『敵はテロリストであり、許可なく我々の敷地内に侵入!国際法に基づき、見つけ次第射殺せよ!民間人でも躊躇せず殺せ!繰り返す・・・』
戦闘員じゃない職員は全員2階に避難した。
ブロリーは横たわった。防弾チョッキを着ていたため、アザだけで済んだ。
「おい!ブロリー俺に銃を渡せ!」
「あーあー、だめだ・・・お前には渡せない・・・これは法律・・・」
「俺は兵士だ!こう思え!ヘレニム国内に一人の兵士が潜入し、任務を展開しただけだ!」
「ダメだ・・・」
~一方の1階正面玄関~
警備員は1チームと2チームの分かれていて、1チームは玄関口のすぐ手前、2チームはその後ろの2階の手すりに一列で並んでいる。
1-1「反応がないぞ?物音すらない・・・」
1-2「どういうことだ?」
5
・
・
・
4
・
・
・
微かだが、カウントダウンの声が聞こえた。
3
・
・
2
・
・
1-1「全員さがれ!!!!」
・
・
・
1!
玄関の大門が爆弾で吹き飛ばされた
to be continued...
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました
ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら……
という、とんでもないお話を書きました。
ぜひ読んでください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる