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とらわれの女騎士
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女騎士であるサラリアはとある町を訪れた。
そこであるパブに入って飲んだ。
「うっ!」
サラリアはテーブルに突っ伏して寝込んでしまった。
酒に睡眠薬が入っていたのだ。
目を覚ました時、サラリアはどこかの城の中にある一室にいた。
甲が脱がされ、長い金髪を備えた頭は露出されていたが、別に拘束されていなかった。
腰に刺していた剣もなくなっていた。
部屋は一階にあって窓も格子はなく、簡単に脱出できそうだった。
(ふっ、剣は取り上げたみたいだけど甘いわね。これで逃げられないとでもおもっているのかしら?)
サラリアは難なく窓から出た。
その城は広大な平野にあった。
サラリアはとかく城から離れていった。
と、そのとき。
グギュルルル。
「ううっ!」
サラリアの腹を激痛が襲った。
「くっ・・・!」
サラリアは腹を押さえ、よろよろと歩んだがやはり我慢できず、周囲にはトイレもないので仕方なく城に逆戻りした。
「トイレ、トイレ・・・」
やがて発見し、飛び込んだ。
用を終えて出てきたとき、目の前に魔法使いとおぼしき者が立っていた。
「ひょひょひょひょひょ、もはやこの城から逃げられまいよ」
魔法使いが言った。
「あ、あんたまさか・・・」
サラリアは震える指で彼を指さした。
「そうよ、お前に下痢になる魔法をかけておいたわけよ」
「だ、だから私を縛らなかったのね!」
その後もサラリアは幾度となくその城からの脱走を試みたがやはり途中で下痢に襲われ、城から離れられなかった。
「な、何のこれしき。負けないわっ!」
だが
「やっぱりだめー!」
こうしてサラリアはトイレから遠ざかれないのだった。
そこであるパブに入って飲んだ。
「うっ!」
サラリアはテーブルに突っ伏して寝込んでしまった。
酒に睡眠薬が入っていたのだ。
目を覚ました時、サラリアはどこかの城の中にある一室にいた。
甲が脱がされ、長い金髪を備えた頭は露出されていたが、別に拘束されていなかった。
腰に刺していた剣もなくなっていた。
部屋は一階にあって窓も格子はなく、簡単に脱出できそうだった。
(ふっ、剣は取り上げたみたいだけど甘いわね。これで逃げられないとでもおもっているのかしら?)
サラリアは難なく窓から出た。
その城は広大な平野にあった。
サラリアはとかく城から離れていった。
と、そのとき。
グギュルルル。
「ううっ!」
サラリアの腹を激痛が襲った。
「くっ・・・!」
サラリアは腹を押さえ、よろよろと歩んだがやはり我慢できず、周囲にはトイレもないので仕方なく城に逆戻りした。
「トイレ、トイレ・・・」
やがて発見し、飛び込んだ。
用を終えて出てきたとき、目の前に魔法使いとおぼしき者が立っていた。
「ひょひょひょひょひょ、もはやこの城から逃げられまいよ」
魔法使いが言った。
「あ、あんたまさか・・・」
サラリアは震える指で彼を指さした。
「そうよ、お前に下痢になる魔法をかけておいたわけよ」
「だ、だから私を縛らなかったのね!」
その後もサラリアは幾度となくその城からの脱走を試みたがやはり途中で下痢に襲われ、城から離れられなかった。
「な、何のこれしき。負けないわっ!」
だが
「やっぱりだめー!」
こうしてサラリアはトイレから遠ざかれないのだった。
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