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またまたチャンス?

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 ガラッ。
 蜘蛛をつぶした男子生徒は後日再度陶芸室を訪れた。
 「あ」
 やはりあの女子生徒が陶芸をしていた。
 「あら」
 向こうもすぐ気がつく。
 「この間はありがと」
 「いやいや、あのくらい何でも」
 「それよりあの後大丈夫だった?ボコボコにされて・・・」
 「いやいや、君の役に立てるならあんなの」
 彼は彼女の背後を通り過ぎる。
 「また虫が現れたらいつでもいってね」
 「ええ、私虫が嫌いだから・・・」
 彼はそのまま壁に歩み寄る。
 「君、陶芸部なの?」
 「ええ、陶芸が好きで・・・」
 彼は壁に刺さったフックに引っ掛けてあるこの間来た時に彼女がつけていたゴムエプロンを手に取る。
 「陶芸が好き?」
 「ええ」
 彼はゴムエプロンを手に彼女の後ろに接近した。
 「君の作品は?」
 「ほら、あれよ」
 彼は後ろから彼女にゴムエプロンをつけさせる。
 「ほー、うまいね」
 「いえいえ、あんなのまだまだよ」
 と、そのとき。
 「ん?」
 彼は彼女のおなかが異様にぷっくり膨らんでいることに気がついた。
 「君、おなかが・・・」
 「ええ、最近便秘で・・・」
 彼女は頬を染めてうつむいていった。
 「おなかがパンパンで・・・うちの学校ジャンパースカートなのにベルトだからきつくって・・・」
 「苦しいかい?」
 「ええ、本当は今こうして座っているのもつらいのよ」
 もうだいぶ腹が膨らんでいる。
 「このくらいためてちゃよっぽど苦しいだろ?」
 「ええ、苦しくてもうたまらないわ。いえ、たまっているんだけど」
 そして
 「誰でもいいわ、この苦しみから解放してくれたら私その人の言うことを何でも聞いちゃうわよ」
 「・・・え?」
 念を押した。
 「ほんとに?」
 「ええ、だって本当に苦しいんですもの」
 そこで
 「よし、じゃあコッチ来て!」
 彼は彼女の手を引いて駆け出す。
 「待って、せめてエプロンはずさせて!」
 「せっかく俺がつけさせたのにか?」
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