ことわざ人生

温故知新

　『温故知新』とは、過去のことをよく研究して、そこからあらためて新しい知識や意義を見つけ出すこと。

　群馬県で『過去のことをよく研究して』というと、思い出すのが遺跡や古墳がものすごく多いこと。群馬県は埴輪研究のメッカらしいです。古墳や再現された埴輪の並ぶ歴史公園もあります。

　うちの近所でも遺跡の発掘のような光景がずっと見られました。
　発掘調査というものを初めて見たので、夫に「何か出るの？」と訊ねると、「ああ、このへんは遺跡が多いから家を建てる前に調査したりするんだよ」とのこと。びっくりしましたわ。アパートから徒歩三分のところにそんなロマンが眠っているだなんて、思いもしませんからね。

　なんでも、家や道路などを建てたいときは計画段階で遺跡がないか教育委員会に確認したりしなきゃならないらしい。で、必要があれば発掘調査をしたりするんですって。すごいな、群馬県。

　数ヶ月後、その発掘調査が終わったところには無事に新築の家が建ちました。遺跡はなかったらしいです。ちょっと残念なような気もしますが、事業主さんはほっとしたことでしょう。

　北海道にも貝塚とかはありましたけど、実際に見ることはなかったので、軽いカルチャーショックを覚えたのでした。