62 / 65
三章
8:悪魔系・超級ダンジョン1
しおりを挟む
WEO東京第三支部の大部屋。
大きなモノリスがある空間に、歩いている<EAS>のメンバーがいた。
今や世間の注目を集める存在になっている彼らに対し、周囲の者たちが遠巻きに噂話をしたり、自然と好奇の視線を浴びせたりしている。
そういったのにも最近は慣れたもので、特に気にした様子もない朔斗、恵梨香、サリアの三人はモノリスの前まで足を進めると、迷うことなくダンジョンの選択作業に取りかかる。
とはいえ、それを行うのはリーダーである朔斗だけであり、他の二人は彼を見守るに留まっていた。
朔斗の眼前に浮かび上がったホログラム。
《最下級》
《下級》
《中級》
《上級》
《特級》
《超級》
《神級》
少し緊張した面持ちの彼は、この中から《超級》を選ぶ。
そして現れた次なる選択肢。
《獣系》
《亜人系》
《巨人系》
《植物系》
《不死系》
《悪魔系》
《水棲系》
《ドラゴン系》
《ランダム》
「さてと……《悪魔系》だ」
思わず漏れたひとり言。
特級ダンジョンに初挑戦した際と同様のものを選んだのは何も偶然ではない。
人それぞれというか、パーティー毎に得意とするダンジョンの系統は異なっているのは普通の話。
例えば、《獣系》で出現するモンスターは獣らしく動きが俊敏な魔物が多いし、《巨人系》であれば力強く生命力に秀でたモンスターが出てくるのが特徴として挙げられる。
火魔法が得意なメンバーがいるパーティーに人気なのは、《植物系》のダンジョン。
そうはいっても、《植物系》が他の簡単と系統と比べて簡単なわけではないので注意が必要だ。
このダンジョンに多く見られるのが擬態している敵。
たくさんのモンスターの生態を知っていなければ発見が遅れて、下手をしたら意識の外からの攻撃により、一発であの世行き。
さらに、魔力は無限ではなく、魔力ポーションも決して安い物ではないため、ただ単にファイア系の魔法を考えなしに使っていて攻略できるほど《植物系》ダンジョンは甘くない。
高ランクの聖職者系統をジョブとして持つ者がいると、攻略難度が一気に下がるのは《不死系》だ。
しかし、ここでも魔力の問題が出てくるので、魔法にだけ頼ってダンジョンに潜るべきじゃないのは周知の事実であろう。
それにここではモンスターから得られる素材が安くなってしまうという欠点もあり、多くの探索者には歓迎されていないのが現実だ。
次に、《水棲系》を選択した場合だが、このときはフィールドの問題が出てきてしまうため、一部の探索者以外には敬遠されている。
なぜなら、《水棲系》のダンジョンは川、沼、湖など、水場が溢れる環境となっているからだ。
人間とは本来陸地で活動をする生態。
そのため、どうしても《水棲系》のダンジョンを得意としたり、苦手としなかったりする探索者は少ない。
そして、リストの中でも一見問題ないように見える《亜人系》も要注意。
というのも、ここにはリザートマン種やサハギン種などが出てくる可能性があり、そういったダンジョンが選ばれてしまうと、自然と《水棲系》のダンジョンまでいかなくても、水場が多くなってしまい、事前準備をしていたり、水場が得意なメンバーを揃えていなかったりしたら苦戦は免れない。
こうした中、ある意味においてバランスが取れているのが《悪魔系》と言えるだろう。
そこでは特に戦闘しにくい環境であったり、敵があまりに俊敏すぎたりといったこともあまりない。
素早さについては、当然ながら《獣系》のダンジョンに比してであって、《悪魔系》ダンジョンに出現するモンスターの動きが鈍いわけじゃないのだが。
しかし、《悪魔系》で襲いかかってくるモンスターは、他の系統よりも強力な特殊能力を持つ個体が多いため、それらに対処できたり、魔物の特殊能力が発動する前に討伐可能だったりといった確かな実力を兼ね備えたパーティーでなければ、一度のミスから全滅することすらあり得るだろう。
最後が《ドラゴン系》ダンジョン。
多くの物語やゲームで語られることが多いモンスターの代名詞といえるドラゴンの戦闘力――それは強力無比のひと言。
これはもはや説明不要だろう。
超級ダンジョンから出現する《ドラゴン系》では、他の系統とは一線を画す難易度を誇る。
先述した七つの系統と同じ難度だと考えて挑むと馬鹿を見てしまう。
さておき、《悪魔系》を選択した朔斗だったが、すぐに希望する環境を引き当てられず、何度かのチェンジを繰り返した後、戦いやすい草原のフィールドに至った。
ダンジョン入口に設置されているモノリスを利用し、すぐさまマップメイカーの準備を整える朔斗。
そうした中、朔斗はふと思う。
(探索者のトップを目指すのなら、本当はいろいろな系統のダンジョンを攻略していくべきなんだろうけど、今はまだその余裕がないんだよな)
当たり前の話だが、さまざまな種類のモンスターや環境に左右されることなくダンジョンを攻略できるパーティーほど、人々からの支持を得やすいし、人気にもなっていく。
それは探索者ランクに一切の影響を及ぼさないが、トップの探索者は体裁というものを殊の外気にするのも事実。
要は何かのみに特化して上位にいったパーティーは、それなりに尊敬はされるが、どこか色眼鏡で見られてしまう。
――前のシングルナンバーはもっと凄かった。
――ダンジョンを選びさえしていたのなら、あの人たちであればもっと上位にいけたはず。
――こんな選り好みする奴らにあのパーティーが蹴落とされるのは納得いかない。
などなどの溢れる失望や妬みの声。
シングルナンバーにまで至らない上位探索者でも、何度も一生を送れるくらいの収入を得ることができるが、それでもシングルナンバーを目指す者は、それに付随する名誉欲を満たしたり、自己を研鑽したりしたいのだ。
男性が少なくなっている現代において、女性の活躍は目覚ましいのは言わずもがなのひと言。
絶対数が違う男性と女性であれば、より多くの人数が存在する女性のほうがメディアを賑わし、たくさんの人々から尊敬を集める探索者が多数なのは必然。
決して女性を軽視するわけではないが、男として生まれ持った闘争本能か何かが心を刺激してより高みを目指さんとするのが朔斗なのだ。
「ふぅ」
一度深く呼吸をした朔斗は微かに震えている。
それは武者震い。
軽く目をつぶり、内心これからのことを考える朔斗。
(今まで以上に危険なダンジョンに挑むのは楽しみと怖さの両方がある。怖さに関しては――敵に恐怖しているというのではなく、下手したら恵梨香やサリアを失ってしまうかもしれない未来を恐れてだ。今回のダンジョンをクリアすれば、俺はBランクへと至るだろう)
今まで何事にも怯まなかった義兄が黙している様子に不安を感じた恵梨香が、彼に話しかける。
「大丈夫? 少し震えてるみたいだけど」
「うちらに超級はまだ早かったんとちゃうか? 言うて、うちらは全員がまだ探索者ランクがCや。それなのに……この超級ダンジョンを主戦場とする探索者のランクは、SSやSSSといったトップ中のトップのまさに人外」
恵梨香の言葉に続けて声を出したのはサリア。
パーティー内で一番役立っていないとの自覚がある彼女は、心許ない気持ちが自然と舌を滑らせてしまった。
振り返って二人のほうを見た朔斗が柔らかな笑みを浮かべる。
「ごめんごめん。不安にさせてしまったな。これからとうとう超級に挑戦するんだって実感が湧いてきて――どうしようもなく胸が高鳴るんだ。別に戦闘狂ってわけじゃないんだけど、ははは」
「俗に言う武者震いってやつなの?」
自分で経験したことがない現象のため、確認を行った恵梨香に対し、小さく頷いて肯定の意を示す朔斗。
彼は視線をサリアに移し、彼女に力強く宣言する。
「俺がサリアを守るから、もう少し身体の力を抜いてくれ」
「な、なんや……急に……やめてや……」
途端に顔を赤らめ、自身の体温が上昇していくのを感じてしまうサリア。
そっぽを向いた彼女に対し、朔斗が言葉を続ける。
「まあ、スマートに二人のことを守れない俺が言うなって話かもだが」
「そ、そんなことないで! さくとんは他のどんな探索者よりも素早く敵を倒すことで、結果的にうちらを守ってくれてるやん!」
わたわたしたサリアが朔斗の弁護を行い、それに対してにこやかな彼が、さらに笑みを深めながら言う。
「はは、そう捉えてくれていてありがたい限りだ」
「ちょっとちょっとおおおお! 私の存在も忘れてもらっちゃ困るんだけど?」
若干苛立った声を出したのは義兄への想いを隠そうとしない恵梨香。
――なぜに想いを告げている私が蚊帳の外に置かれているのか。
そんな風に彼女が憤ってしまうのは仕方ないと言えよう。
「恵梨香が小さな頃から俺はお前を守ってきたつもりだ。それは今後もずっと変わらない。だから大丈夫だ、安心してくれ」
ストレートに飾らない言葉をぶつけられた恵梨香は、あまりの羞恥で下を向いてしまう。
(今のは少しクサかったか。ちょっと恥ずかしくなってきたな)
そんなことを思った朔斗は、わざとらしく咳ばらいをした後、大きな声を出す。
「そろそろ行くぞ!」
「うん」
「いくで!」
かくして<EAS>のメンバーは、とうとう初となる超級ダンジョンへと挑んでいくのだった。
大きなモノリスがある空間に、歩いている<EAS>のメンバーがいた。
今や世間の注目を集める存在になっている彼らに対し、周囲の者たちが遠巻きに噂話をしたり、自然と好奇の視線を浴びせたりしている。
そういったのにも最近は慣れたもので、特に気にした様子もない朔斗、恵梨香、サリアの三人はモノリスの前まで足を進めると、迷うことなくダンジョンの選択作業に取りかかる。
とはいえ、それを行うのはリーダーである朔斗だけであり、他の二人は彼を見守るに留まっていた。
朔斗の眼前に浮かび上がったホログラム。
《最下級》
《下級》
《中級》
《上級》
《特級》
《超級》
《神級》
少し緊張した面持ちの彼は、この中から《超級》を選ぶ。
そして現れた次なる選択肢。
《獣系》
《亜人系》
《巨人系》
《植物系》
《不死系》
《悪魔系》
《水棲系》
《ドラゴン系》
《ランダム》
「さてと……《悪魔系》だ」
思わず漏れたひとり言。
特級ダンジョンに初挑戦した際と同様のものを選んだのは何も偶然ではない。
人それぞれというか、パーティー毎に得意とするダンジョンの系統は異なっているのは普通の話。
例えば、《獣系》で出現するモンスターは獣らしく動きが俊敏な魔物が多いし、《巨人系》であれば力強く生命力に秀でたモンスターが出てくるのが特徴として挙げられる。
火魔法が得意なメンバーがいるパーティーに人気なのは、《植物系》のダンジョン。
そうはいっても、《植物系》が他の簡単と系統と比べて簡単なわけではないので注意が必要だ。
このダンジョンに多く見られるのが擬態している敵。
たくさんのモンスターの生態を知っていなければ発見が遅れて、下手をしたら意識の外からの攻撃により、一発であの世行き。
さらに、魔力は無限ではなく、魔力ポーションも決して安い物ではないため、ただ単にファイア系の魔法を考えなしに使っていて攻略できるほど《植物系》ダンジョンは甘くない。
高ランクの聖職者系統をジョブとして持つ者がいると、攻略難度が一気に下がるのは《不死系》だ。
しかし、ここでも魔力の問題が出てくるので、魔法にだけ頼ってダンジョンに潜るべきじゃないのは周知の事実であろう。
それにここではモンスターから得られる素材が安くなってしまうという欠点もあり、多くの探索者には歓迎されていないのが現実だ。
次に、《水棲系》を選択した場合だが、このときはフィールドの問題が出てきてしまうため、一部の探索者以外には敬遠されている。
なぜなら、《水棲系》のダンジョンは川、沼、湖など、水場が溢れる環境となっているからだ。
人間とは本来陸地で活動をする生態。
そのため、どうしても《水棲系》のダンジョンを得意としたり、苦手としなかったりする探索者は少ない。
そして、リストの中でも一見問題ないように見える《亜人系》も要注意。
というのも、ここにはリザートマン種やサハギン種などが出てくる可能性があり、そういったダンジョンが選ばれてしまうと、自然と《水棲系》のダンジョンまでいかなくても、水場が多くなってしまい、事前準備をしていたり、水場が得意なメンバーを揃えていなかったりしたら苦戦は免れない。
こうした中、ある意味においてバランスが取れているのが《悪魔系》と言えるだろう。
そこでは特に戦闘しにくい環境であったり、敵があまりに俊敏すぎたりといったこともあまりない。
素早さについては、当然ながら《獣系》のダンジョンに比してであって、《悪魔系》ダンジョンに出現するモンスターの動きが鈍いわけじゃないのだが。
しかし、《悪魔系》で襲いかかってくるモンスターは、他の系統よりも強力な特殊能力を持つ個体が多いため、それらに対処できたり、魔物の特殊能力が発動する前に討伐可能だったりといった確かな実力を兼ね備えたパーティーでなければ、一度のミスから全滅することすらあり得るだろう。
最後が《ドラゴン系》ダンジョン。
多くの物語やゲームで語られることが多いモンスターの代名詞といえるドラゴンの戦闘力――それは強力無比のひと言。
これはもはや説明不要だろう。
超級ダンジョンから出現する《ドラゴン系》では、他の系統とは一線を画す難易度を誇る。
先述した七つの系統と同じ難度だと考えて挑むと馬鹿を見てしまう。
さておき、《悪魔系》を選択した朔斗だったが、すぐに希望する環境を引き当てられず、何度かのチェンジを繰り返した後、戦いやすい草原のフィールドに至った。
ダンジョン入口に設置されているモノリスを利用し、すぐさまマップメイカーの準備を整える朔斗。
そうした中、朔斗はふと思う。
(探索者のトップを目指すのなら、本当はいろいろな系統のダンジョンを攻略していくべきなんだろうけど、今はまだその余裕がないんだよな)
当たり前の話だが、さまざまな種類のモンスターや環境に左右されることなくダンジョンを攻略できるパーティーほど、人々からの支持を得やすいし、人気にもなっていく。
それは探索者ランクに一切の影響を及ぼさないが、トップの探索者は体裁というものを殊の外気にするのも事実。
要は何かのみに特化して上位にいったパーティーは、それなりに尊敬はされるが、どこか色眼鏡で見られてしまう。
――前のシングルナンバーはもっと凄かった。
――ダンジョンを選びさえしていたのなら、あの人たちであればもっと上位にいけたはず。
――こんな選り好みする奴らにあのパーティーが蹴落とされるのは納得いかない。
などなどの溢れる失望や妬みの声。
シングルナンバーにまで至らない上位探索者でも、何度も一生を送れるくらいの収入を得ることができるが、それでもシングルナンバーを目指す者は、それに付随する名誉欲を満たしたり、自己を研鑽したりしたいのだ。
男性が少なくなっている現代において、女性の活躍は目覚ましいのは言わずもがなのひと言。
絶対数が違う男性と女性であれば、より多くの人数が存在する女性のほうがメディアを賑わし、たくさんの人々から尊敬を集める探索者が多数なのは必然。
決して女性を軽視するわけではないが、男として生まれ持った闘争本能か何かが心を刺激してより高みを目指さんとするのが朔斗なのだ。
「ふぅ」
一度深く呼吸をした朔斗は微かに震えている。
それは武者震い。
軽く目をつぶり、内心これからのことを考える朔斗。
(今まで以上に危険なダンジョンに挑むのは楽しみと怖さの両方がある。怖さに関しては――敵に恐怖しているというのではなく、下手したら恵梨香やサリアを失ってしまうかもしれない未来を恐れてだ。今回のダンジョンをクリアすれば、俺はBランクへと至るだろう)
今まで何事にも怯まなかった義兄が黙している様子に不安を感じた恵梨香が、彼に話しかける。
「大丈夫? 少し震えてるみたいだけど」
「うちらに超級はまだ早かったんとちゃうか? 言うて、うちらは全員がまだ探索者ランクがCや。それなのに……この超級ダンジョンを主戦場とする探索者のランクは、SSやSSSといったトップ中のトップのまさに人外」
恵梨香の言葉に続けて声を出したのはサリア。
パーティー内で一番役立っていないとの自覚がある彼女は、心許ない気持ちが自然と舌を滑らせてしまった。
振り返って二人のほうを見た朔斗が柔らかな笑みを浮かべる。
「ごめんごめん。不安にさせてしまったな。これからとうとう超級に挑戦するんだって実感が湧いてきて――どうしようもなく胸が高鳴るんだ。別に戦闘狂ってわけじゃないんだけど、ははは」
「俗に言う武者震いってやつなの?」
自分で経験したことがない現象のため、確認を行った恵梨香に対し、小さく頷いて肯定の意を示す朔斗。
彼は視線をサリアに移し、彼女に力強く宣言する。
「俺がサリアを守るから、もう少し身体の力を抜いてくれ」
「な、なんや……急に……やめてや……」
途端に顔を赤らめ、自身の体温が上昇していくのを感じてしまうサリア。
そっぽを向いた彼女に対し、朔斗が言葉を続ける。
「まあ、スマートに二人のことを守れない俺が言うなって話かもだが」
「そ、そんなことないで! さくとんは他のどんな探索者よりも素早く敵を倒すことで、結果的にうちらを守ってくれてるやん!」
わたわたしたサリアが朔斗の弁護を行い、それに対してにこやかな彼が、さらに笑みを深めながら言う。
「はは、そう捉えてくれていてありがたい限りだ」
「ちょっとちょっとおおおお! 私の存在も忘れてもらっちゃ困るんだけど?」
若干苛立った声を出したのは義兄への想いを隠そうとしない恵梨香。
――なぜに想いを告げている私が蚊帳の外に置かれているのか。
そんな風に彼女が憤ってしまうのは仕方ないと言えよう。
「恵梨香が小さな頃から俺はお前を守ってきたつもりだ。それは今後もずっと変わらない。だから大丈夫だ、安心してくれ」
ストレートに飾らない言葉をぶつけられた恵梨香は、あまりの羞恥で下を向いてしまう。
(今のは少しクサかったか。ちょっと恥ずかしくなってきたな)
そんなことを思った朔斗は、わざとらしく咳ばらいをした後、大きな声を出す。
「そろそろ行くぞ!」
「うん」
「いくで!」
かくして<EAS>のメンバーは、とうとう初となる超級ダンジョンへと挑んでいくのだった。
0
お気に入りに追加
192
あなたにおすすめの小説
神様に転生させてもらった元社畜はチート能力で異世界に革命をおこす。賢者の石の無限魔力と召喚術の組み合わせって最強では!?
不死じゃない不死鳥(ただのニワトリ)
ファンタジー
●あらすじ
ブラック企業に勤め過労死してしまった、斉藤タクマ。36歳。彼は神様によってチート能力をもらい異世界に転生をさせてもらう。
賢者の石による魔力無限と、万能な召喚獣を呼べる召喚術。この二つのチートを使いつつ、危機に瀕した猫人族達の村を発展させていく物語。だんだんと村は発展していき他の町とも交易をはじめゆくゆくは大きな大国に!?
フェンリルにスライム、猫耳少女、エルフにグータラ娘などいろいろ登場人物に振り回されながらも異世界を楽しんでいきたいと思います。
タイトル変えました。
旧題、賢者の石による無限魔力+最強召喚術による、異世界のんびりスローライフ。~猫人族の村はいずれ大国へと成り上がる~
※R15は保険です。異世界転生、内政モノです。
あまりシリアスにするつもりもありません。
またタンタンと進みますのでよろしくお願いします。
感想、お気に入りをいただけると執筆の励みになります。
よろしくお願いします。
想像以上に多くの方に読んでいただけており、戸惑っております。本当にありがとうございます。
※カクヨムさんでも連載はじめました。
噂好きのローレッタ
水谷繭
恋愛
公爵令嬢リディアの婚約者は、レフィオル王国の第一王子アデルバート殿下だ。しかし、彼はリディアに冷たく、最近は小動物のように愛らしい男爵令嬢フィオナのほうばかり気にかけている。
ついには殿下とフィオナがつき合っているのではないかという噂まで耳にしたリディアは、婚約解消を申し出ることに。しかし、アデルバートは全く納得していないようで……。
※二部以降雰囲気が変わるので、ご注意ください。少し後味悪いかもしれません(主人公はハピエンです)
※小説家になろうにも掲載しています
◆表紙画像はGirly Dropさんからお借りしました
(旧題:婚約者は愛らしい男爵令嬢さんのほうがお好きなようなので、婚約解消を申し出てみました)
前世で処刑された聖女、今は黒薬師と呼ばれています
矢野りと
恋愛
旧題:前世で処刑された聖女はひっそりと生きていくと決めました〜今世では黒き薬師と呼ばれています〜
――『偽聖女を処刑しろっ!』
民衆がそう叫ぶなか、私の目の前で大切な人達の命が奪われていく。必死で神に祈ったけれど奇跡は起きなかった。……聖女ではない私は無力だった。
何がいけなかったのだろうか。ただ困っている人達を救いたい一心だっただけなのに……。
人々の歓声に包まれながら私は処刑された。
そして、私は前世の記憶を持ったまま、親の顔も知らない孤児として生まれ変わった。周囲から見れば恵まれているとは言い難いその境遇に私はほっとした。大切なものを持つことがなによりも怖かったから。
――持たなければ、失うこともない。
だから森の奥深くでひっそりと暮らしていたのに、ある日二人の騎士が訪ねてきて……。
『黒き薬師と呼ばれている薬師はあなたでしょうか?』
基本はほのぼのですが、シリアスと切なさありのお話です。
※この作品の設定は架空のものです。
※一話目だけ残酷な描写がありますので苦手な方はご自衛くださいませ。
※感想欄のネタバレ配慮はありません(._.)
義兄に告白されて、承諾したらトロ甘な生活が待ってました。
アタナシア
恋愛
母の再婚をきっかけにできたイケメンで完璧な義兄、海斗。ひょんなことから、そんな海斗に告白をされる真名。
捨てられた子犬みたいな目で告白されたら断れないじゃん・・・!!
承諾してしまった真名に
「ーいいの・・・?ー ほんとに?ありがとう真名。大事にするね、ずっと・・・♡」熱い眼差を向けられて、そのままーーーー・・・♡。
【R18】溺愛される公爵令嬢は鈍すぎて王子の腹黒に気づかない
かぐや
恋愛
公爵令嬢シャルロットは、まだデビューしていないにも関わらず社交界で噂になる程美しいと評判の娘であった。それは子供の頃からで、本人にはその自覚は全く無いうえ、純真過ぎて幾度も簡単に拐われかけていた。幼少期からの婚約者である幼なじみのマリウス王子を始め、周りの者が
シャルロットを護る為いろいろと奮闘する。そんなお話になる予定です。溺愛系えろラブコメです。
女性が少なく子を増やす為、性に寛容で一妻多夫など婚姻の形は多様。女性大事の世界で、体も中身もかなり早熟の為13歳でも16.7歳くらいの感じで、主人公以外の女子がイケイケです。全くもってえっちでけしからん世界です。
設定ゆるいです。
出来るだけ深く考えず気軽〜に読んで頂けたら助かります。コメディなんです。
ちょいR18には※を付けます。
本番R18には☆つけます。
※直接的な表現や、ちょこっとお下品な時もあります。あとガッツリ近親相姦や、複数プレイがあります。この世界では家族でも親以外は結婚も何でもありなのです。ツッコミ禁止でお願いします。
苦手な方はお戻りください。
基本、溺愛えろコメディなので主人公が辛い事はしません。
白銀の転生魔剣士
ベルファール
ファンタジー
剣帝と称された英雄シリブル・バリオン。彼は強くなりすぎてしまい、飽き飽きしてしまった果てに何者かの手によって死に至った。
その際、死の間際に転生魔法を使用して、1000年後の世界に転生した。
しかし、その世界は技術革新による文明の発達によって魔法、剣術という戦闘技術が衰退の一途を辿っていた。
伝説とされる英雄は1000年後の世界で気ままに人生を過ごし無双していく規格外なファンタジー。
ドン引きするくらいエッチなわたしに年下の彼ができました
中七七三
恋愛
わたしっておかしいの?
小さいころからエッチなことが大好きだった。
そして、小学校のときに起こしてしまった事件。
「アナタ! 女の子なのになにしてるの!」
その母親の言葉が大人になっても頭から離れない。
エッチじゃいけないの?
でも、エッチは大好きなのに。
それでも……
わたしは、男の人と付き合えない――
だって、男の人がドン引きするぐらい
エッチだったから。
嫌われるのが怖いから。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる