41 / 71
逢瀬
しおりを挟む
「ひろこは先にタクシーで中目に帰ってて。俺、車置いてから行くから」
俺は財布から1万円札を出してひろこに渡した。
「後から、来るの?」
ひろこは瞬きをした。
「あ、週刊誌対策?」
俺は頷いてすぐ来たタクシーにひろこを乗せて見送った。
俺は俺で自分の車を走らせた。
昨日もひろこと会い今日もひろこと会い。
なんだか夢のようだった。
あんなに会えずに辛かった大阪との遠距離恋愛が嘘のようだった。
駐車場に着いて車を置くと走ってエレベーターに乗った。一度部屋に戻ってパスポートを明日アッキーに渡すのを覚えていたからだ。
あとはタクシーでひろこのマンションに行くと思うと足取りは軽やかだった。
「あ、」
エレベーターに乗るとひとつ下の階で止まって田中剛が乗って来た。お風呂上がりなのか、まだ濡れた髪にスウェットにTシャツ、足元はビーチサンダルだった。
お互い軽く会釈をした。
「・・僕、ファンなんですよ。応援してます。」
田中剛は感じよく俺に笑顔で言った。
「ありがとうございます」
また会釈をすると10階で降りた。
菊田恵が10階に住んでるんだ、と思った。
「本当に来た」
マンションのドアを開けるとひろこが目を丸くして俺の事を見つめていた。すぐにその目は細くなってイタズラそうに笑った。
車に置きっぱなしだった水風船とリンゴ飴をすぐ渡すと水風船の中の水の音がパシャンと弾いた。
「りんご飴食べようかな」
ソファーに座ってひろこがりんご飴をかじりだしながらテレビのリモコンを変えた。
改変前だからか音楽番組の特集でちょうど俺たちの映像だった。
「珍しいねー!この曲、テレビで見たの初めて!アルバムの曲だよね?」
りんご飴に吸い付く唇が艶を帯びて光る。ひろこの唇はなんでこんなに色気があるんだろう。でも今日聖司に微笑んでいた笑い顔は唇が妙に可愛くて。可愛いすぎて。
今日、聖司と恋人同士みたいで嫉妬した。なんて言わないけどまたあの光景を思い出した。
「歯、折れない?」
「うん。折れそうだから舐める」
りんご飴をキスするかのように舐める仕草が可愛くて見つめていた。
ずっと2人でいたい。
俺が何も話さなすぎたのか、顔が無表情だったのかひろこは俺の顔を覗き込んだ。
「どうしたの?」
このまま、時間が止まればいいのにって思った。
ひろこが片手にリンゴ飴を持ったままキスをした。ベタベタの唇にキスをしたら止まらなくなった。
ゴトンと音がしてリンゴ飴が床に落ちた。
「今日も、するの?」
長いキスに少し息を切らしてひろこは俺を見つめた。
「ダメ?」
返事も聞かずに首と胸元にキスをした。
「あっ」
感じる声で俺も惑わされる。
「・・ダメじゃないよ」
ひろこの言葉に俺はTシャツを脱ぎ捨ててワンピースのファスナーを下げた。
「ひろこは、セックス好きなの?」
唇にキスする直前に聞いた。
また、伏し目がちな色っぽい顔をした。
「春と、するのは好きだよ」
「俺だけ?」
「うん」
まるで俺の不安を埋めるかのような言葉に安堵して俺はひろこを抱いた。
「そういえば収録楽しかったってひろこが言ってたよ」
楽屋でリハーサルを終え収録の準備をしている時聖司に言った。
「あの、祭りの後2人でなにしてたの?」
「うちから車取りに行ってドライブ!」
「ドライブ!?」
ケンと聖司は食いつくように話を聞いた。
「お台場まで行ってさ。うちに連れて帰れないからどうしようか考えて、ひろこを途中でタクシーで家に帰して、俺は車で家まで戻ってその後またタクシーでひろこんち行ったの。完璧でしょ?」
聖司もケンも口を開けて聞いていた。
最近はレコーディングも入ってきてるけど、12時を過ぎなければひろこのマンションに通っている。
田中剛が菊田恵の部屋に行ってるのを見て正直羨ましいな、と思っていたけどこうなったらひろこのマンションに毎日通いたい。
いっそのこと俺がひろこのマンションに1室借りようかと今朝はスマホでひろこのマンションの空き部屋を調べながら来た。1室も空室なんてなくて、掲載されてた不動産会社に空きがでたらすぐ契約させてください、とまでメールで送っていた。
「春、ひろこちゃんご懐妊ってウソだよな」
突如アッキーに言われ俺は吹き出した。
「おつかれー!」
「おー大ちゃん!」
メッシュだからけのチャラい髪型にこれから本当に歌番組に出るの?ってかんじのラフな衣装を着て支倉大介が俺達の楽屋に入ってきた。
「楽屋向かい側だったから遊びきたら聞き耳たてちった。春!ご懐妊?!俺もこないだデビューしたばかりの子腹ませちゃってお金払って終わりにしたから反省中。これでも」
「大ちゃんまじかよー」
大ちゃんの遊び人伝説は理解してる俺たちはおいおいと思いながらもいつもの遊び方にビックリはしなかった。
「で、春はご懐妊!?安藤ひろこちゃんとできちゃったの?!さっき見かけたけどまだ腹はでてなかったな」
「ああ、今局内にいるんだよな。今日愛車紹介の収録初日でしょ?」
大ちゃんはお腹を膨らます仕草でしつこく俺に問い詰める。
「確認だが、できるような事はしてんだよな?」
「してるよ。男と女だもん」
「でも避妊してねーだろ!」
「・・・」
笑いながら黙る俺に大ちゃんは抱きしめてきた。
「いーなー春は安藤ひろこちゃんと×××」
抱きついたままぐにゃぐにゃ言っている。
「大ちゃん、早い者勝ちだから」
大ちゃんはため息をつきながらソファーになだれ込み近くにある優希のド派手なピンクのベースを持ち出した。
「大ちゃん女に疲れたか?音楽に疲れたか?」
聖司が向かいに座ると「音楽は疲れない。触っていい?」と優希に確認してベースをいじりだした。
「俺も安藤ひろこを自分のPVに出て欲しいんだよなぁ。でも今だしたら俊のパクリっぽいしな」
「大ちゃんもひろこ使いたいの?それは困ったな」
「こないだ俊と話したけど安藤ひろこが春と付き合ってるなら別れてほしいって言いに行くとか言ってたぞ。あいつ本気だぞ。春、彼女に首輪つけとけよ」
「首輪つけなくても俊にはあげないから大丈夫」
「でも彼女手錠はしてるよな?あれ、春とお揃いでしょ?」
「え?手錠?」
「高そうなROLEX!」
「え、そうなの?」
またみんながビックリする。
「さっきひろこちゃんすげー短いスカート履いてたな。あの番組、プロデューサーエロくて有名じゃん。ひろこちゃんなんか食われそうじゃない?」
「ひろこはいつもスカート短いよ」
「違うよ!もっとこう!パンツ見えそうなくらい!」
大ちゃんが自分の脚でスカート丈を表現するがそれがなんとも可笑しくてみんなで大笑いした。
「あれはねーすれ違い様に誰にでもパンツの中手入れられるぞ!」
「・・・」
俺はその時すごい胸騒ぎがした。
衣装なんだから仕方ない。プロデューサーの意向か?プロデューサーはひろこに前からオファーを出していた奴だ。
気持ち悪くなった。
「楽屋、下の階だよな?」
「ひろこんとこ行くのかよ?」
俺は何も言わず楽屋を出た。
俺は財布から1万円札を出してひろこに渡した。
「後から、来るの?」
ひろこは瞬きをした。
「あ、週刊誌対策?」
俺は頷いてすぐ来たタクシーにひろこを乗せて見送った。
俺は俺で自分の車を走らせた。
昨日もひろこと会い今日もひろこと会い。
なんだか夢のようだった。
あんなに会えずに辛かった大阪との遠距離恋愛が嘘のようだった。
駐車場に着いて車を置くと走ってエレベーターに乗った。一度部屋に戻ってパスポートを明日アッキーに渡すのを覚えていたからだ。
あとはタクシーでひろこのマンションに行くと思うと足取りは軽やかだった。
「あ、」
エレベーターに乗るとひとつ下の階で止まって田中剛が乗って来た。お風呂上がりなのか、まだ濡れた髪にスウェットにTシャツ、足元はビーチサンダルだった。
お互い軽く会釈をした。
「・・僕、ファンなんですよ。応援してます。」
田中剛は感じよく俺に笑顔で言った。
「ありがとうございます」
また会釈をすると10階で降りた。
菊田恵が10階に住んでるんだ、と思った。
「本当に来た」
マンションのドアを開けるとひろこが目を丸くして俺の事を見つめていた。すぐにその目は細くなってイタズラそうに笑った。
車に置きっぱなしだった水風船とリンゴ飴をすぐ渡すと水風船の中の水の音がパシャンと弾いた。
「りんご飴食べようかな」
ソファーに座ってひろこがりんご飴をかじりだしながらテレビのリモコンを変えた。
改変前だからか音楽番組の特集でちょうど俺たちの映像だった。
「珍しいねー!この曲、テレビで見たの初めて!アルバムの曲だよね?」
りんご飴に吸い付く唇が艶を帯びて光る。ひろこの唇はなんでこんなに色気があるんだろう。でも今日聖司に微笑んでいた笑い顔は唇が妙に可愛くて。可愛いすぎて。
今日、聖司と恋人同士みたいで嫉妬した。なんて言わないけどまたあの光景を思い出した。
「歯、折れない?」
「うん。折れそうだから舐める」
りんご飴をキスするかのように舐める仕草が可愛くて見つめていた。
ずっと2人でいたい。
俺が何も話さなすぎたのか、顔が無表情だったのかひろこは俺の顔を覗き込んだ。
「どうしたの?」
このまま、時間が止まればいいのにって思った。
ひろこが片手にリンゴ飴を持ったままキスをした。ベタベタの唇にキスをしたら止まらなくなった。
ゴトンと音がしてリンゴ飴が床に落ちた。
「今日も、するの?」
長いキスに少し息を切らしてひろこは俺を見つめた。
「ダメ?」
返事も聞かずに首と胸元にキスをした。
「あっ」
感じる声で俺も惑わされる。
「・・ダメじゃないよ」
ひろこの言葉に俺はTシャツを脱ぎ捨ててワンピースのファスナーを下げた。
「ひろこは、セックス好きなの?」
唇にキスする直前に聞いた。
また、伏し目がちな色っぽい顔をした。
「春と、するのは好きだよ」
「俺だけ?」
「うん」
まるで俺の不安を埋めるかのような言葉に安堵して俺はひろこを抱いた。
「そういえば収録楽しかったってひろこが言ってたよ」
楽屋でリハーサルを終え収録の準備をしている時聖司に言った。
「あの、祭りの後2人でなにしてたの?」
「うちから車取りに行ってドライブ!」
「ドライブ!?」
ケンと聖司は食いつくように話を聞いた。
「お台場まで行ってさ。うちに連れて帰れないからどうしようか考えて、ひろこを途中でタクシーで家に帰して、俺は車で家まで戻ってその後またタクシーでひろこんち行ったの。完璧でしょ?」
聖司もケンも口を開けて聞いていた。
最近はレコーディングも入ってきてるけど、12時を過ぎなければひろこのマンションに通っている。
田中剛が菊田恵の部屋に行ってるのを見て正直羨ましいな、と思っていたけどこうなったらひろこのマンションに毎日通いたい。
いっそのこと俺がひろこのマンションに1室借りようかと今朝はスマホでひろこのマンションの空き部屋を調べながら来た。1室も空室なんてなくて、掲載されてた不動産会社に空きがでたらすぐ契約させてください、とまでメールで送っていた。
「春、ひろこちゃんご懐妊ってウソだよな」
突如アッキーに言われ俺は吹き出した。
「おつかれー!」
「おー大ちゃん!」
メッシュだからけのチャラい髪型にこれから本当に歌番組に出るの?ってかんじのラフな衣装を着て支倉大介が俺達の楽屋に入ってきた。
「楽屋向かい側だったから遊びきたら聞き耳たてちった。春!ご懐妊?!俺もこないだデビューしたばかりの子腹ませちゃってお金払って終わりにしたから反省中。これでも」
「大ちゃんまじかよー」
大ちゃんの遊び人伝説は理解してる俺たちはおいおいと思いながらもいつもの遊び方にビックリはしなかった。
「で、春はご懐妊!?安藤ひろこちゃんとできちゃったの?!さっき見かけたけどまだ腹はでてなかったな」
「ああ、今局内にいるんだよな。今日愛車紹介の収録初日でしょ?」
大ちゃんはお腹を膨らます仕草でしつこく俺に問い詰める。
「確認だが、できるような事はしてんだよな?」
「してるよ。男と女だもん」
「でも避妊してねーだろ!」
「・・・」
笑いながら黙る俺に大ちゃんは抱きしめてきた。
「いーなー春は安藤ひろこちゃんと×××」
抱きついたままぐにゃぐにゃ言っている。
「大ちゃん、早い者勝ちだから」
大ちゃんはため息をつきながらソファーになだれ込み近くにある優希のド派手なピンクのベースを持ち出した。
「大ちゃん女に疲れたか?音楽に疲れたか?」
聖司が向かいに座ると「音楽は疲れない。触っていい?」と優希に確認してベースをいじりだした。
「俺も安藤ひろこを自分のPVに出て欲しいんだよなぁ。でも今だしたら俊のパクリっぽいしな」
「大ちゃんもひろこ使いたいの?それは困ったな」
「こないだ俊と話したけど安藤ひろこが春と付き合ってるなら別れてほしいって言いに行くとか言ってたぞ。あいつ本気だぞ。春、彼女に首輪つけとけよ」
「首輪つけなくても俊にはあげないから大丈夫」
「でも彼女手錠はしてるよな?あれ、春とお揃いでしょ?」
「え?手錠?」
「高そうなROLEX!」
「え、そうなの?」
またみんながビックリする。
「さっきひろこちゃんすげー短いスカート履いてたな。あの番組、プロデューサーエロくて有名じゃん。ひろこちゃんなんか食われそうじゃない?」
「ひろこはいつもスカート短いよ」
「違うよ!もっとこう!パンツ見えそうなくらい!」
大ちゃんが自分の脚でスカート丈を表現するがそれがなんとも可笑しくてみんなで大笑いした。
「あれはねーすれ違い様に誰にでもパンツの中手入れられるぞ!」
「・・・」
俺はその時すごい胸騒ぎがした。
衣装なんだから仕方ない。プロデューサーの意向か?プロデューサーはひろこに前からオファーを出していた奴だ。
気持ち悪くなった。
「楽屋、下の階だよな?」
「ひろこんとこ行くのかよ?」
俺は何も言わず楽屋を出た。
0
お気に入りに追加
17
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
如月さんは なびかない。~片想い中のクラスで一番の美少女から、急に何故か告白された件~
八木崎(やぎさき)
恋愛
「ねぇ……私と、付き合って」
ある日、クラスで一番可愛い女子生徒である如月心奏に唐突に告白をされ、彼女と付き合う事になった同じクラスの平凡な高校生男子、立花蓮。
蓮は初めて出来た彼女の存在に浮かれる―――なんて事は無く、心奏から思いも寄らない頼み事をされて、それを受ける事になるのであった。
これは不器用で未熟な2人が成長をしていく物語である。彼ら彼女らの歩む物語を是非ともご覧ください。
一緒にいたい、でも近づきたくない―――臆病で内向的な少年と、偏屈で変わり者な少女との恋愛模様を描く、そんな青春物語です。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる