使命を全うするために俺は死にます。

プロローグ｢聞こえる鳴き声｣

New．1 ｢戻った、時間｣

　なんだ、あの青い色は
　黒では無いのか？

　ここはどこだ？
　｢私の部屋だ｣
　これはなんだ？
　｢私のベットだ｣
　どうして寝ている？
　｢朝だからだ｣

　何だこの声は
　｢私の声だ。あなたの前の私の声だ｣
　だがここはどこだ？
　｢ここは、ニューラント･クワトエールの家だ。君の父の名だ。｣
　クワトエール、、、。なぜ父の家？
　｢違う。あなたは戻ってきたのだ。過去に｣
　そうか。だからこんなにも軽い。、、ん？軽い、、、？
　｢あなたは何時間も寝ていたのだ｣

　よく考えると思い出してきた。あの時のことを。
　だが、思い出したくないと拒否する記憶

　｢私のことは記憶とでも呼んでくれ｣
　｢ひとつ言いたいことがあるんだ。君に｣

　記憶の声は2人に分裂した。

　｢君はここで私の使命を｣
　｢全うしなければならない｣
　｢だけど君にとっても良い条件だ｣
　｢そうそう。のんぢゃえ、のんぢゃえ！｣

　ふたりが、4人、よにんが6人と声の数は増える

　｢それから私の前では喋るなよ。混乱するから｣

　なんだ、それ。

　｢そんなこと言ってるうちに君の親が来た。彼らが親だ｣
　親？俺には、居ないはずだが、？
｢ああ、君にはいない。これはマリアおれたちの親だ｣
おれ、たち？
｢そうさ。ただ、彼らの前では私と言うんだ。そして、彼らを救うのだ。そして、幸せルートへと導くのだ。彼らの過去は後で見せよう｣
｢だから、彼らを救ってくれ｣
｢たのんだぞ｣
｢我らの新しい犠牲者まりあ｣