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28. 暗黒面に堕ちる勿れ
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彼女は躊躇なくパーカーを脱いだ。すると、今日はパーカーの下にインナーを着ていることが分かり、少しだけホッとした。レナも女の子だ。あまり無闇に見せたくはないはずだからな。ストレッチ素材でできた白いインナーの中で、大きな胸が窮屈そうにしている。僕はついその光景に見入ってしまう。そして、彼女は次にショートパンツに手をかけてから、恥ずかしげもなくそれを一気に下ろした。彼女の白いスポーツショーツが露わになる。上下とも体のラインがハッキリと分かるぴっちりとした姿になった。彼女が体を捻るとお尻の割れ目がクッキリと浮かび上がっているのが見えた。僕が内心動揺していると、彼女が話しかけてきた。
「キョウタ……、私って子どもっぽいのかな?……ナナミみたいな恰好のほうがいいの?」
「えっ!? 何の話だ?」
「……えっと……」
「ん……?」
「……今朝……、ナナミと一緒にシャワー浴びてたでしょ……? ……ナナミの変な声……、聞こえてたよ……」
「…………」
僕は焦った。まさか聞かれていたとは思わなかったのだ。
「あ、あれは……、出社まで時間がなかったから七海が勝手に入って来たんだ……。それから七海が変な声を出したのはちょっとした事故だったんだ。七海が急に滑って転んじゃったんだよ……」
「ふぅん……、そうなんだ……」
レナの表情はどこか冷たい感じがする。
「ああ、そうだよ……」
「……嘘だよね」
「…………」
「……でも……、なんか悔しくて……、キョウタ……、私には興味がないのかなって思って……」
「そ、そんなことないぞ!レナにはレナの可愛らしい魅力がたくさんあるじゃないか!」
「ほんとに?」
「ああ……、本当だよ」
「じゃあ……、証明してみせてよ……。私のどこが好きなのか言ってみて」
「……そ、それは……」
僕は言葉に詰まる。
「ほら……、言えないじゃん……。やっぱりキョウタは大人の魅力のあるナナミのことが好きで、私は子どもにしか見えないんでしょ?」
「いや、待ってくれ……。レナにもちゃんと可愛いところがあるし、好きだよ。でも、今は……」
「もういいよ……」
彼女は俯いて悲しそうな顔をする。僕は彼女になんて言えばいいのだろう。わからない。どうすれば正解なのだ。僕には何も思いつかない。
……なんでこっちがこんなに動揺させられてるんだ?そもそも七海が悪いんじゃないか。あいつが一緒にシャワーを浴びようと言ってきたんだ。あれさえなければレナがこんなに気にすることはなかったんだ。それにしても、なぜ僕が追い詰められているんだろう。頭を抱えたくなった。僕は悪くないはずなのに、なぜかとても悪いことをしてしまったような気分だ。
彼女は静かにこちらを見つめていた。僕は彼女の視線に耐えられなくなり顔を背けた。
それから、彼女に背中を向けてから服を脱ぐことにした。……服を脱いでいくと背後からも布擦れの音が聞こえてくる。レナも下着を脱いでいるのだろう。スルリ……と彼女が下着を脱いでいる音が聞こえる。僕は彼女のほうを見ないように注意しながら下着も全て脱ぎ終える。互いの布擦れの音が止み、静寂が訪れた。
「キョウタ……、私って子どもっぽいのかな?……ナナミみたいな恰好のほうがいいの?」
「えっ!? 何の話だ?」
「……えっと……」
「ん……?」
「……今朝……、ナナミと一緒にシャワー浴びてたでしょ……? ……ナナミの変な声……、聞こえてたよ……」
「…………」
僕は焦った。まさか聞かれていたとは思わなかったのだ。
「あ、あれは……、出社まで時間がなかったから七海が勝手に入って来たんだ……。それから七海が変な声を出したのはちょっとした事故だったんだ。七海が急に滑って転んじゃったんだよ……」
「ふぅん……、そうなんだ……」
レナの表情はどこか冷たい感じがする。
「ああ、そうだよ……」
「……嘘だよね」
「…………」
「……でも……、なんか悔しくて……、キョウタ……、私には興味がないのかなって思って……」
「そ、そんなことないぞ!レナにはレナの可愛らしい魅力がたくさんあるじゃないか!」
「ほんとに?」
「ああ……、本当だよ」
「じゃあ……、証明してみせてよ……。私のどこが好きなのか言ってみて」
「……そ、それは……」
僕は言葉に詰まる。
「ほら……、言えないじゃん……。やっぱりキョウタは大人の魅力のあるナナミのことが好きで、私は子どもにしか見えないんでしょ?」
「いや、待ってくれ……。レナにもちゃんと可愛いところがあるし、好きだよ。でも、今は……」
「もういいよ……」
彼女は俯いて悲しそうな顔をする。僕は彼女になんて言えばいいのだろう。わからない。どうすれば正解なのだ。僕には何も思いつかない。
……なんでこっちがこんなに動揺させられてるんだ?そもそも七海が悪いんじゃないか。あいつが一緒にシャワーを浴びようと言ってきたんだ。あれさえなければレナがこんなに気にすることはなかったんだ。それにしても、なぜ僕が追い詰められているんだろう。頭を抱えたくなった。僕は悪くないはずなのに、なぜかとても悪いことをしてしまったような気分だ。
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それから、彼女に背中を向けてから服を脱ぐことにした。……服を脱いでいくと背後からも布擦れの音が聞こえてくる。レナも下着を脱いでいるのだろう。スルリ……と彼女が下着を脱いでいる音が聞こえる。僕は彼女のほうを見ないように注意しながら下着も全て脱ぎ終える。互いの布擦れの音が止み、静寂が訪れた。
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