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11. Gun Control

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「キョウタ、私と一緒に入る……?」
不意に声をかけられて僕はビクッと驚いた。見るとレナが僕を見ていた。薄紫色の瞳が僕を見つめている。

僕は彼女に優しく語りかけた。
「えーと、あれは七海の冗談だから、大丈夫だよ。僕は一人で入れるから……」

「そっか……そうだよね」と彼女は呟いた。

「……」

「……」

気まずい沈黙が流れる。
僕はチラリと彼女の方を伺った。薄紫色の瞳が悲しげに揺れているのが見えた。何か声をかけなければと思うが言葉が出てこない。僕は必死に頭を働かせて、この場にふさわしい話題を考えた。しかし、何も思いつかない。僕は諦めて黙っていることにした。
すると、レナがポツリと呟いた。

「ねぇ、キョウタ、さっきの続き……」

「え?」

「さっきの続き……しよ?」
レナは上目遣いで僕を見た。

「い、今ここでか!?」

「うん……、だめ?」

「でも、ここは七海の家だし、七海が戻ってくるかも……」

「大丈夫……ナナミは長風呂だから……」
レナは真剣な表情をしていた。

「そういえば……そうだったな……」と、僕が言うと、レナは僕の腕を引いた。

「そこのソファーに座って」そう言って彼女は僕をソファーに誘導した。

僕は大人しく彼女に従ってソファーに腰をかけた。
少し見上げると彼女の顔があった。

「じゃあ……続き、しよっか……」
そう言うと彼女は僕の太ももの上に跨って、僕の首に手を回して身体を寄せてきた。

「お、おい……」

「大丈夫……誰も見てないよ……?」
と言って彼女は目を閉じた。

彼女の吐息がかかるほど顔が近い。
僕の太ももの上で彼女が動くたびに柔らかい感触が伝わってくる。
彼女の胸が僕に押し付けられ、その柔らかさと温かさで理性が崩壊しそうになっていた。
お互いの鼓動がドクンドクンと脈打っているのを感じる。
彼女は顔を真っ赤にして震えていた。

僕は唾を飲み込んだ。
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